「カラーが選べるチタンの生活道具」第１弾！

魚の形の定規＋レターオープナー「fish」

fishは、国産のチタンを材料に、7色のカラーに発色させた定規＋レターオープナーです。

カラーのStory

チタンは、電気を使った表面処理を行うことで、何色にも発色させることができます。塗装とは違い、化学反応で発色させます。

fishは、この発色の技術を使い、７色のカラーに仕上げました。

クールな色、エレガントな色、かわいい色をした、魚の形の定規＋レターオープナーです。

チタンは、軽くて変形しにくい、サステナブルな金属。

チタンのサステナビリティが伝わるよう、カラーの名前は自然の景色から着想しました。

fishを手に取って、仕事や勉強、日常生活に彩りを添えてみませんか。

ぜひお気に入りの色を見つけてみてください。

チタンのStory

fishは、国産のチタンを材料としています。このチタンは、TranTixxii®というハイエンドな素材で、日本製鉄株式会社が新潟県上越市を中心に国内で生産しています。「デザイニングチタン」とも称されており、日本製鉄が上工程の材質から最終の表面加工まで一貫で作り込んだ、世界に類例のない、美しさに特化したチタン素材となります。チタンの持つ固有の“美”を昇華し、日本の美意識・美的感性・技術に磨き抜かれた、日本オリジナルの最先端素材となります。また、TranTixxii®は2021年度のグッドデザイン賞を受賞しています。

わたしたちがTranTixxii®というチタンを素材として選んだのには、いくつか理由があります。

①上質で美しい質感・風合いであること

②チタンは環境に優しく自然と調和する素材であること

③軽くて丈夫で、変形しにくく、貴金属に匹敵する耐久性を持つサステナブルな素材であること

④地元、新潟県上越市が世界に誇る素材であること

金属を素材として考えたときに、TranTixxii®を上回る素材はないと強く感じました。

iroiroは、町工場の新和メッキと、チタンメーカーの日本製鉄が新潟県上越市という場所で出会ったからこそ生まれたブランドです。TranTixxii®はこれまで主に国内外の大型のプロジェクトで採用されてきたチタンですが、地元の企業同士という縁によって今回のコラボレーションが実現しました。TranTixxii®から作られた定規＋レターオープナー「fish」は、iroiroでしか手に入れることのできない、長く使える一生もののプロダクトです。

＊TranTixxii®は日本製鉄株式会社の登録商標です。

プロダクトのStory

fishは、定規でもあり、レターオープナーでもあります。線を書く、サイズを測る、さらには封書を開封したり、シールやテープを剥がす際にもご使用いただけます。丈夫で軽く、薄い形状をしているため、スリムなペンケースにもすっと収まります。

このプロダクトは、名前の通り、魚の形をしています。

魚の形として生まれたのは、「チタンの表面処理」を行う際に、小さな穴が必要だったため。

チタンを発色させるためには、チタンを特殊な薬品に漬けて、電気を流します。この時、「治具」と呼ばれる金具にチタンを固定させて、電気が流れるための接点をとる必要があります。チタンを上手く治具に固定させるためには、穴は必要不可欠。この穴を活かせるデザインはないか、と考えた結果、魚の形となり、穴は魚の目となりました。

私たち作り手の必要から生まれたデザインですが、出来上がってみると、シンプルながらもかわいらしく、カラーが映えるプロダクトになりました。

第１弾は魚の形の定規＋レターオープナーですが、このあと、第２弾、第３弾と、新たなプロダクトの開発も予定しています。

どのようなデザインで、どのようなプロダクトができるのか、随時お知らせしていきたいと思います。

Brand Story

わたしたちiroiroは、新潟県上越市の町工場、新和メッキ工業が提案する「チタン×カラー」の生活道具のブランドです。

私たちの地元、上越には、チタンを生産する日本製鉄株式会社の工場があり、高品質で美しいチタンが生まれています。

しかしながら、上越では、チタンの加工や製品開発を行う企業が非常に少なく、「上越市の産業」として成り立っていません。

今の時代、企業は持続可能な社会の達成を目指し、人と環境を考慮した事業活動を行う責任があります。そのことを考えた時、素材としてチタンほどサステナブルな金属はなく、そのチタンを使った産業を活性化させる必要があると感じました。

チタンを使い、上越で加工して、いい製品を生み出して、お客様のお手元にお届けしたい。そうすることで、町も人も元気にしたい。

そんな思いで、iroiroはスタートしました。

iroiroが目指すのは、

①サステナブルな金属であるチタンを使い、長く使えるプロダクトを作ること

②可能な限り、加工を地元の上越で行うこと

③出張授業やイベントなどで、子供にも大人にもチタンの発色を見てもらうこと

④上越の産業のひとつとして、上越の企業によってチタンを使った事業が発展すること

⑤上越が、「チタンのまち」として認知されること です。

iroiroが踏み出したのは小さな１歩ですが、持続可能な社会の実現のために、歩みを止めず進んでいくブランドでありたいと思います。

利用シーン / 利用方法・操作方法

定規としてはもちろん、レターオープナーとしてもご使用いただけます。ペンケースやペン立てに入れてお気に入りの色を際立たせることができます。

レターオープナーとしてもご使用いただけるよう、カーブ部分は研磨してありますが、刃物ではないため指を切る恐れはありません。

仕様

材質：TranTixxii®

（日本製鉄株式会社製のチタン、2021年度グッドデザイン賞受賞）

サイズ：L 177.3 × W 23.6 × T 0.6(mm)

目盛り：15cmで、1mm刻みの目盛り入り

カラー：

1. Iceberg（ブルー）

2. Lotus（ピンク）

3. iroiro（グラデーション）

4. Sunlight（イエロー）

5. Spring（グリーン）

6. Moon（ゴールド）

7. Frost（シルバー）

その他：レターオープナーとして使用できるよう、カーブ部分は研磨しています。

スケジュール

2021年11月16日 Makuake 開始

2021年12月30日 Makuake 終了

2022年１月～ 順次商品お届け

リターンについて

資金の使い道

iroiroプロジェクトチームは、新しい色の開発と、次のプロダクトの開発を行っております。

そちらの資金にさせていただきます。

実行者紹介

瀧見 直晃

新和メッキ工業（株） 社長

わたしたち、新和メッキ工業（株）は創業60年、スタッフ16名の町工場です。地元を中心に暖房器具やガス器具部品にめっき加工を行っております。

私はコロナ禍の中、自社のこと、SDGsのことを深く考えていく中で、従来の品質・環境・開発という会社の方向だけでは、会社が存続できないのではないかと考えました。

①私たちの地元、新潟県上越市が元気であること

②新和メッキが魅力ある仕事をし、地域の皆様に愛されること

上記２つが満たされなければ、会社は持続していけないと考えました。言い換えれば、私の子供が、”父ちゃんの仕事かっこいい”、”新和メッキで働きたい”（実際に継ぐかは別です）、と思ってもらえるようにしなければならないことに気づきました。

そこで、地元で作られたチタンという素材を、地元の加工業者で加工し、新和メッキで表面処理して販売することにいたしました。

「fish」だけでなく継続的にiroiroのプロダクトを発表し、地元の産業のひとつになれるようにしたいと思います。

新和メッキのスタッフ、スタッフ家族、お客様、近隣の皆様を幸せにするため、ぜひこのirorioプロジェクトを成功させたいと思っています。

iroiroプロジェクトのメンバーを紹介いたします。

【デザイナー】

TWOOL株式会社 和田紘典

ブランドコンセプト・思いを共有し、プロダクトデザインを担当しています。

【素材提供】

日本製鉄（株）東日本製鉄所直江津地区

「fish」は、日本製鉄（株）のデザイニングチタンTranTixxii®を使用しております。技術的課題や素材の特性等のアドバイスをいただいています。TranTixxii®は2021年度グッドデザインを受賞しております。

https://www.g-mark.org/award/describe/52090