




「ショルダーバッグで、14インチPCが入って、オン・オフ兼用で使えて、銀座の街並みにもピッタリな鞄を作れませんか?」
銀座の鞄専門店である「銀座タニザワ」さんへの取材中、冗談まじりに好き勝手な要望を並べたところからはじまったこの企画。
「ぜひ作りましょう」とすぐに設計図を起こしてくださり、何度も綿密な打ち合わせと試作を重ねること約半年、企画チームはもちろん、職人さんも太鼓判を押すバッグが完成しました!

ビジネスバッグの機能性と、高級感や遊び心を兼ね備えたバッグが欲しい…
そんな人たちの願いを形にしました。
オン・オフを選ばず、"永く"使える。すべての人に届けたい、
銀座の鞄職人が作った"超実用"ショルダーバッグです!


「心に響き、長く愛せるモノだけを厳選した通販メディア」として生まれた小学館の『大人の逸品』。誌面には編集者が企画したこだわりのアイテムが並び、その品質や独創性から、多くのお客様にご愛顧いただいてきました。
その後『小学館百貨店』に改称され、通販はウェブが中心となりましたが、
今なお一企画として残り根強い人気をもつ「大人の逸品」をブランドとして継続し、優れたモノたちを世に送り出したい
そんな想いから今回の取り組みをスタート。第一段として本企画を立ち上げました。


バッグを作るメーカーは、銀座一丁目に店舗をかまえる1874年創業の名店「銀座タニザワ」。

その店頭には、一流の職人たちがひとつひとつ作り上げた鞄が並びます。
今では当たり前のように使われている「鞄」という漢字は、当店の初代である谷澤禎三が考案し、その後、世に広まったといわれています。

"宮内庁に鞄一式を納入したことがある"というエピソードも「銀座タニザワ」のHPに記載されている、由緒ある鞄メーカーです!

その「銀座タニザワ」は2024年・創業150年の節目を機に、銀座の店舗2階に工房を新たに設置し、製造をはじめました。
専属の一流職人たちが日々鞄作りと向き合い、先達の優れた技術やスピリットを守りながら、「GINZA TANIZAWA TOKYO」として、あたらしい取り組みにも次々とチャレンジしています。
今回のプロジェクトも、過去に例のない取り組みのひとつです。


本プロジェクトのバッグはすべて、「銀座タニザワ」専属の一流職人が全工程を一貫して製造します。
有名ブランドからも別注モデル製作の相談を受けるという、まさに"高級鞄職人"です!
※通常は銀座の店舗2階の工房で製作・修理を行なっていますが、本プロジェクトは量産のため、特別に都内の専用工房で製作します。


本体のカラーはブラックにも近い、さりげないダークグリーン。
大人が持ちやすい、落ち着いた色味を選びました。

素材にはバングラデシュ産の牛革(キップレザー)を採用。
キメが細かく強度にも優れ、適度な張りがあって質感も抜群です。
職人さんいわく、「製作工程ではソフトな革の方が作りやすいですが、PCなどを入れることも考慮し、長く使用しても型崩れしにくい、張りのある革を使用しました」とのこと。



肩に掛けたとき、ペットボトルや折りたたみ傘が前面に見えてはカッコわるいもの。
そこで、ボトルホルダー(兼・傘ホルダー)を片側のみに配置。
ナナメ掛けした状態で、ホルダーが背中側に来る(前から見えにくい)よう、ホルダーの配置が異なる左肩掛け用・右肩掛け用の2種類をご用意しました。
※ボトルホルダーの位置以外の仕様は同じです。
※ナナメ掛け(たすき掛け)をせずそのまま肩にかける場合は、ホルダーの位置は逆になりますのでご注意ください。


ショルダーバッグにPCなどの固いものを入れると、どうしても体に接する部分の感触が気になってしまうもの。
それを、バッグ背面側に衝撃を和らげるウレタンパッドを入れることで、歩行時の体への衝撃を小さくしました。


必要にして十分、毎日使うものがすっきり収まるサイズにしました。
メイン収納が大きく開くので、A4より少し大きめの雑誌も入れられます。

ほどよい張りのある革素材なので、急に荷物が増えてしまっても、キレイな型を保ちます!
(とはいえ、入れすぎると革が引っ張られてしまうので、なるべくゆとりをもって使ってくださいね。)

毎日使うものを、いつもの場所に。
必要なものが、必要なタイミングで迷わず取り出せることを第一に考え、収納するアイテムにあわせた専用ポケットを多数配置しました。
メイン収納部

メイン収納部はダブルファスナーで大きく開き、モノの出し入れがしやすいつくり。取り外しが可能な底板が入っています。
14インチPC収納ポケット(底上げ式)

バッグを置いた時のPCへの衝撃をやわらげるため、点線の箇所にウレタンパッドによる底上げ処理をしています。
ポケットの上部は面ファスナー式のストッパーで留められます。
キーポケット

少し大きめのキーケースも入る、ファスナー付きのポケットを備えます。サッと取り出しやすいよう、メイン収納の上部に配置しました。
貴重品室(隠しファスナー)

ファスナーを隠すように設計されたポケットには、貴重品などをどうぞ。
よく使うスマホなどの貴重品は手が届きやすい外側のポケットに入れたくなりますが、体の後ろに回すこともあるショルダーバッグでは、盗難などの不安がつきもの。
そこで、ファスナー式ポケットを隠すように設置することで、使い手の利便性はそのままに、他の人からはアクセスしづらいよう、こだわって設計しました。
スマホポケット×2

貴重品室内には、スマホ用のポケットが2つ。
会社用と私用など2台持ちが必要な方にとって、使うほどに便利さが実感できます!
約10cmとポケット幅にゆとりをもたせ、スマホを取り出しやすく設計しているのもこだわりポイントです。
ステーショナリー用のポケットとしても便利で、ペンさしとして使うこともできます。
※マチのないポケットのため、厚手のケースが付いたものや、大型機種はポケットに収まらないことがあります(参考:写真右側はプラケース付きの「iPhone15 Pro」)。
イヤホンケースポケット・名刺入れポケット
前室には、革製の名刺入れポケット(左)、イヤホンケースポケット(右)がついています。

名刺入れポケットはマチがあるので、ネックストラップつきのIDカードなどを収納することもできます!
室内は横幅が広いので、ポケットティッシュやハンカチなどよく使うものを入れておけます。
ペットボトル/傘ホルダー(兼用)

夏場の必需品、ペットボトルや傘を入れるホルダー。通気性のある良質な素材を使い、外側にマチをとるように設計しているので、メイン収納部を圧迫しません。
バッグ本体が濡れないように、どちらもカバーに入れた状態で使うことをおすすめします!

背面フリーポケット

マグネット開閉式のフリーポケットは、リーフレットや地図など、ちょっとしたものを入れておくのに便利。
「銀座タニザワ」製の証明として、オレンジ色の革にロゴを型押ししたカードポケットが付いています。


底部には5点の底びょうを装備。衝撃を和らげるだけでなく、地面と擦れることによる革のいたみを抑えます。


荷物を出し入れしやすいよう、メイン収納部は少し大きめの引手がついたダブルファスナーで、大きく開けられる仕様にしました。
PCなどもスムーズに取り出せます。


高級鞄によく使われる、手触りのよいナイロン(流綾厚口)のテープを採用。幅38mmで強度があり、さらっとした質感で衣服に引っかかりにくいので、かけ心地も快適です。


"日常づかい"をコンセプトにかかげたこの企画。
「どんなシーンでも気負わずに使ってほしい」という想いから、特別に「銀座タニザワ」の全面的なご協力も得て、限界まで抑えた価格で販売できることになりました。
企画・製造を「銀座タニザワ」で完結し、専用工房で一貫生産することにより特別に実現しました。
「5万円以上の値段で店頭にならんでも、まったくおかしくない品質です!」(「銀座タニザワ」・営業部長)


大切なバッグを長く安心してお使いいただくため、ご使用中に万が一破損してしまった場合には、パーツ1つからでも「銀座タニザワ」の店舗にてお修理のご相談をお受けします。
(※初期不良を除いては、原則有償での対応となります)



※それぞれ左肩掛け用・右肩掛け用からお選びいただけます。


【本体サイズ・重量】
サイズ:横約43cm/37cm(上部/下部)、高さ約26cm、マチ幅約12cm
重量:約950g
※最終サンプルの実測値です。
※ひとつずつ手作りのため、実際のサイズや重量が若干異なることがございます。
【仕様:4室構造】
(メイン収納部)
ダブルファスナー開閉、オープンポケット×2、底上げ式PCポケット(14インチPC対応)、キーケースポケット(幅約17cm×深さ約10cm)、可脱式底板
(貴重品室)
ファスナー開閉、スマホポケット(幅約10cm×深さ約14cm)×2
(前室)
ファスナー開閉、イヤホンケースポケット(幅約6cm×深さ約6cm×マチ幅約3cm)、名刺入れポケット(幅約12.5cm×深さ約8cm×マチ幅約3cm)
(背面側フリーポケット)
マグネット式開閉、カードポケット(幅約11.5cm×深さ8cm・「銀座タニザワ」ロゴ入り)
※各ポケットのサイズは最終サンプルの実測値です。

2025年
4月3日(木) プロジェクト開始
6月22日(日) プロジェクト終了
6月23日(月)~ 順次製作・発送開始
10月31日(金) すべての発送完了予定

(『大人の逸品』企画チーム 商品担当より)
実行者で小学館通販の企画・運営に携わる、担当の一色です。
本企画のファーストサンプルを初めて見たとき、「これは本当に今までになかったバッグが完成する!」と確信するほど、品質の良さを実感できました。
実際にはそこから、(たいへん僭越ながら)使用者の目線でアレコレと注文をつけさせてもらったのですが、こちらの要望にも短期間で、かつ想像以上のクオリティで応えてしまう職人さんの技術に、改めて感服しました。

職人さんからもメッセージを頂きました。
「今回のバッグの一番よい点は、多機能であることです。本来の革製品は必要最低限のシンプルな作りを目指しますが、本商品は使いやすさを一番に考えて製作しました。飽きのこない舟形シルエットのデザインなので、性別やオン・オフを問わず、いま活躍している人達に使って欲しいです。」
担当である私も、より良い製品にしていくため実際にサンプルをしばらく使い続けてきました。
どの機能もよいのですが、特に日常の使用頻度に合わせて配置された専用ポケットが便利です。これまでのショルダーバッグで感じていた「使いたいものがすぐに取り出せない!」というストレスから本当に解放されました。
より多くの方に、毎日のように、長く使ってもらえると嬉しいです。
(五代目 GINZA TANIZAWA TOKYO 店主より)

こんにちは!「GINZA TANIZAWA TOKYO」 五代目・谷澤良郎です。日本最古の鞄専門店が作る、渾身のお鞄です。
「鞄」の漢字発祥のお店をぜひ応援してください!
ぜひ、よろしくお願いします!!
(担当追記)
今回、五代目みずから一部のモデルカットまでご担当いただきました!ありがとうございました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。ぜひ応援のほど、よろしくお願いいたします!
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