まだ誰も飲んだことがない、チリの希少ワインが日本初上陸！

リターン品の配送が完了するまで、GrapeFoxは「フラハーティ カウケネス レッドブレンド 2020」「カーサ・デル・マグノリオ ドスセパス 2020」および「フラハーティ・マグノリア スパークリング エクストラ ブリュット 2018」の日本における独占販売権を有する正規代理店です。詳細に関しては、ページ下部のリスク＆チャレンジをご確認ください。

※本商品の正規ルートでの日本販売は、初となります。

ブドウにとって楽園のような土地チリのワイン造りは、今日かつてないほど刺激的で向上心のあるものになっています。ブドウにとって素晴らしいコンディションを持ちながらも、何世紀も世界のワイン市場から置いてきぼりにされてきたことを逆手に取り、今、表舞台に躍り出るべく、独自の道を歩んでいます。

今回GrapeFoxは、そんなブドウの楽園チリで極めてエレガントなワインを造る小規模なブティックワイナリーから、特別なワイン3商品をご紹介いたします。

＜今回特別にセレクトしたワイン＞

フラハーティ カウケネス レッドブレンド 2020

カーサ・デル・マグノリオ ドスセパス 2020

フラハーティ・マグノリア スパークリング エクストラ ブリュット 2018

チリワインの歴史

ひとりの男の「おねだり」から始まったチリでのワイン作り

口髭を生やし堂々とした体躯の男性、彼はペドロ・デ・バルディビア。スペイン王国の探検家で、チリの征服者です。バルディビアは先住民がチリと呼んでいた金もない険しい土地に、自分の故郷スペインにちなみヌエバ・エクストレマドゥーラという名称を付けました。さらにスペイン王室へ帰属したことを示すために、1541年、スペイン王カルロス1世と神聖ローマ皇帝カルロス5世の名の元に、サンティアゴの町を首都としました。

1545年9月4日、バルディビアは羽ペンをインクに浸し、スペイン王チャールズ1世に宛てに手紙を書きました。その手紙では、5年前にペルー総督府の征服者フランシスコ・ピサロと別れてからの、チリ征服までのバルディビアの苦難の道のりが切々と語られていました。

50ページにも及ぶこの手紙の中で、バルディビアは自分が成した軍事的な功績を得々と述べ、そしてチャールズ1世に対して、より多くの人員や物資、武器を送るよう依頼しています。おもしろいのは、彼があることを国王へ「おねだり」していることです。

バルディビアのチャールズ1世への「おねだり」とは、ブドウ栽培に適したこの南米の地にブドウの苗木を植え、ワインを作りたい、そして大量のワインで異教徒を伝道したい、ということでした。

チャールズ1世はバルディビアの願いを聞き入れ、チリからペルー、コロンビア、そしてメキシコに至るまでブドウの木を植え、スペイン帝国を完成させました。

バルディビアのおねだりによってチリではワインが大量に生産できるようになりましたが、当時のヨーロッパ諸国と比べれば、その醸造過程は初歩的なものでした。その後スペインから独立した後も、チリのワイン造りは常に小規模で、ローカルなものでしかなかったのです。

19世紀になり、チリのワイン事情は一変します。チリの裕福なエリートたちが、新たなブドウの栽培方法や洗練されたワイン造りの技術を知るために旅をし、世界中のブドウ品種がチリに持ち込まれるようになったのです。ブドウの育成に優れたチリの地では、メルロー、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど、フランスからの品種を始めとする優れたブドウ品種が、すくすくと育っていきました。

そうして、ヨーロッパがフィロキセラという防ぎようのない疫病に襲われたときも、チリだけが全世界の中で、この悪夢から逃れたブドウの楽園であり続けたのです。

1970年代に入り、チリで今日のようなワイン産業が本格的に始まりました。何世紀にも渡りワインの世界から忘れ去られていたチリのワインが、ようやく消費者のみなさまのもとへ届くようになったのです。

この数年〜数十年の緻密で戦略的なマーケティングによって、わたしたちはチリワインを手軽に購入し飲むことのできるようになりました。おいしくて、手軽に毎日飲める、チリのワインはそんな印象が強いのではないでしょうか？

しかし、チリにはそのようなデイリーワインだけでなく、希少で、エレガントで、すばらしく繊細な仕上がりのワインがあるのです。

今日、チリのワイン造りは、かつてないほど刺激的で向上心のあるものになっています。ブドウにとって天国のような地チリは、何世紀も世界から置いてきぼりにされてきたことを逆手に取り、今、ワイン世界の表舞台に躍り出るべく、独自の道を歩んでいます。

今回GrapeFoxは、そんなブドウの楽園チリで、極めてエレガントなワインを造り続ける小規模なブティックワイナリーから、特別なワイン3商品をご紹介いたします。

『ブレンドワインのマエストロ』エドワード・フラハーティ

カリフォルニア生まれのエドワード・フラハーティは、ブドウ収穫のボランティアのためにチリを訪れた際チリのブドウとワインに恋に落ち、1993年よりチリに移住しました。ダイナミックなワインメーカーであるエドは、珍しいブドウの組み合わせが見事に機能するブレンドワインを造りだす、ブレンドワインの達人・マエストロです。

エドは長年にわたってチリで業界トップのワイナリーで仕事をしたのちに2004年に独立、フラハーティワインズを始めました。最初は、赤のブレンドワインをわずか1,200本造るのみでしたが、2015年には約40,000本に成長。製造ワインの半分はチリ国内で販売され、残りは海外へ輸出されています。

エドは、少量・高品質のワイン造りを目指しているチリ国内ワインメーカー数十社が集まって結成されている『MOVI（生産者ワイン組合：The Independent Winemakers Movement）』の共同設立者でもあります。

MOVIの活動目的は、大手チリワインメーカーが大量生産しスーパーに陳列される廉価なワインよりも、本物のチリワインはずっと洗練されていて魅力的なのだと世界に示すことです。フラハーティワインズも、もちろんMOVIの一員です。

深刻な水不足が問題になりつつあるチリで、土壌や品種の状態がそろっていないと機能しないドライファーミング法でブドウを栽培したり、革新的な方法で栽培された珍しいブドウを組み合わせたブレンドワインを専門に提供したりするなど、飲む人を驚かすエドのワイン造りの情熱と哲学に目が離せません。

そんなエドのフラハーティワインズは今回ご紹介する3つの商品において、2つのチャレンジを見事に成功させています。

忘れられたブドウ『パイス』の復活

冒頭で、バルディビアがチャールズ1世へブドウの「おねだり」をしたことでワイン造りが始まったとお伝えしました。実は、この時に大量に植えられたブドウこそが、最近までワイン市場に忘れ去られていた『パイス』です。エドが率先して行ったイノベーションのひとつが、このパイスの復活でした。

パイスは、宗教的な目的からコンキスタドール（スペインのアメリカ大陸征服者）や宣教師によってチリやアメリカ大陸に持ち込まれましたが、1800年代になってフランス産のブドウがチリでも栽培されるようになると、パイスは見捨てられ、その後何世紀にも渡り忘れ去られていました。

しかし驚くべきことに、何百年もその後手入れをされていなかったにもかかわらず、パイスの木はすくすくと育っていたのです！

最初はエドも、この古くからあるブドウの木が、気まぐれのように降る雨だけを頼りに、これほど元気な状態を保っていられたことが信じられませんでした。

しかし、このパイスという品種が持つ 「強靭さ」「たくましさ」こそが、エドの新しく美しいブレンドワインのコンセプトを実現するために必要なインスピレーションだったのです。

乾式農法と類稀なブレンドでスペシャルなワイン

エドが挑戦したことのもうひとつに、乾式農法（ドライファーミング法）があります。

乾式農法は、テンプラニーリョなどの他のブドウ品種にも適用されており、水を少ししか使用しないためサステイナブルな農法とされています。水を少ししか与えないことで、ブドウの木が水分を求めて地中に深く根を張るため、香りや風味が実に凝縮され、複雑な味わいになるとも言われています。

『パイス』で得た新しいワイン造りへのインスピレーションを、乾式農法でたくましく育ったブドウで表現する、そんなエドのワイン造りの挑戦が見事に成功したのです。

エドの至高のワインのご紹介

それではフラハーティーワインズ・エドの至高のワイン3商品をご紹介いたします。

フラハーティ カウケネス レッドブレンド 2020

フラハーティ カウケネス レッドブレンド 2020は、乾式農法で育ったテンプラニーリョ、プティ・シラー、パイス（すべて手摘み）という力強い3つのブドウをブレンドした珍しいワインです。生産数はわずか7,494本。

口いっぱいに複雑な味わいが広がり、乾いた大地のフレーバーとアロマ、口当たりの豊かさ、ジューシーで素朴なタンニンが特徴です。ブラックベリー、チェリーのフレーバーが、レザー、ラズベリー、プラムといった味わいと見事に調和しています。

カーサ・デル・マグノリオ ドスセパス 2020

エドは、この洗練された風味を生み出すブレンドの手法を、白ワインにも見事に応用しました。

そしてできあがったのが、ブレンド白ワイン、カサ・デル・マグノリア ドスセパス 2020 です。生産数わずか4,266本。香り高い白ワインの生産には最適な場所、マウレ・ヴァレーの麓にある冷涼な地帯で造られました。

カサ・デル・マグノリア ドスセパス 2020は、ゲヴュルツトラミネールが80%、20％はシャルドネというブレンドです。ライチ、バラ、ピンクグレープフルーツ、青リンゴの香り、ビターやジンのような魅力的なニュアンス、酸味が高く、エレガントなブレンドワインに仕上がりました。

フラハーティ・マグノリア スパークリング エクストラ ブリュット 2018

最後にご紹介するのは、スパークリングワインです。

「チリらしいスパークリングワイン」の製造を目指したエドは、伝統的なスパークリングワインのブレンド、シャルドネとピノ・ノワールに、忘れ去られたブドウ「パイス」を加えることで、フラハティ・マグノリア スパークリング エクストラ ブリュット 2018 を誕生させました。

口に含むと、中程度の酸味とネクタリンやスミレのスイーツのようなフレーバーがあります。最後に微妙な渋みが感じられるのはパイス種の特徴であり、食前酒として理想的なスパークリングワインと言えるでしょう。

このスパークリングをより一層引き立たせているのが、エドがチリの著名なアーティスト、エドウィン・ロハスと共同で立ち上げた「Vinos del Arte」（アートワイン）プロジェクトの美しいラベルです。ラベルには、悪魔でさえひざまずくほど美しい乙女、マグノリアが描かれています。

偶然にも、このラベルはエドのワインをよく表現しています。

最もかけ離れていると思われているもの同士を組み合わせたときに生まれる、最も美しく幸せな結末を描いているのです。

フラハティのロゴをよく見ると、ヘビが自分の尻尾を噛んでいます。これは古代ギリシャとエジプトに由来する錬金術と力のシンボルで「ウロボロス」といいます。永遠に続く季節のサイクルと生と死を象徴すると信じられているウロボロスは、ワイン造りの世界、そして人生を追求し何年にもわたって何度も何度も果物を通して私たちに喜びを届けるエドとフラハーティワインズの精神を表現しています。

エレガントなワインを、特別なシーンで、贈り物として

GrapeFoxでは、ワインを2本ご購入いただいたお客様みなさまへ、ギフトボックスにお入れして商品をお届けしております。リニューアルしたGrapeFoxのギフトボックス『吉(きち)ボックス』 は、ブランドのテーマカラーでもある上品な緑と、穏やかなローズピンクの熨斗紙のエレガントなカラーコンビネーションで、カラーフィールド・ペインティングの先駆者であるマーク・ロスコの作品を思わせる仕上がりとなりました。

特別なワインを組み合わせ、美しくお客様へ届いて欲しい、そんなGrapeFoxのギフトを贈る精神が凝縮されています。大切な方への気持ちが伝わる特別なギフトをお届けいたします。

ご自分への日々のがんばりのご褒美として、

大切な方への贈り物として、

友人やビジネスで集まる場への手土産として、

どうぞご活用ください。

※今回のプロジェクトでは、2本セットをご購入いただいた方にこちらの「吉ボックス」をおつけいたします。

プロジェクト実行者 GrapeFoxについて

GrapeFoxは、生産数10,000本以下のブティックワインに限定して海外ワインの輸入・卸小売販売を行うインポートブランドです。ブランド名の『GrapeFox』(読み：グレープフォックス)は、イソップ物語の「狐と葡萄」から着想を得ています。
GrapeFoxは、世界中の良質なプレミアムワインを単なるアルコール飲料としてだけでなく、“物語”としてお届けします。物語の主人公はキツネの吉（きち）。世界中から特別なワインを探し出し、日本のみなさまへお届けします。

前回GrapeFoxとして初めての挑戦となりました『最古のワイン生産国の一つギリシャの希少ワイン』プロジェクトでは、たくさんの温かい応援をありがとうございました。まだまだ日本では知られていない、生産者の手間と愛情が込められた希少なワインのすばらしさを皆様に少しでもご紹介できたことを大変光栄に思っています。これからも魅力に溢れたワインをお届けすることで、より多くの日本の皆様に楽しんでいただければと考え再びプロジェクトを立ち上げました。

オーナーの手によって一つ一つ造られた至高のブティックワイン

GrapeFoxのワインはすべて、職人の手によって少量生産された非常に希少価値の高いブティックワインです。個性的で革新的なワインを造ることに挑戦し、オーナー自らが情熱的にワイン造りのプロセスに携わっているような、小規模プロデューサーによって生産されているワインのみを輸入しています。

さらに、希少なブドウを提供することを心がけ、新しい品種を試すことも大切にしています。

GrapeFoxは、ワインの世界に伝わる伝統的な品種や手法を尊重しながらも、常に進化する市場にアンテナを張りつづけ、日本のみなさまに驚きと斬新さに溢れた選択肢を提供して参ります。

GrapeFoxのラインナップの選定基準

スケジュール

5月12日（金）プロジェクト開始

5月30日（火）プロジェクト終了

プロジェクト終了後、順次発送開始

※天候や船の都合等で到着が遅くなる可能性があります。

プロジェクトについて

・プロジェクトの属性：輸入商品
・代理店によるサポート：製品保証。また、正規代理店を通じて購入することで、日本国内での流通に必要な各種認証の取得や、関税の適切な処理が担保されます。
・プロジェクト実行者（国） ：日本
・製品者（国） ：チリ
・製造者（国） ：チリ