フェイスシールドを見直しました。

ペーパークラフトのデザインプロダクトで2008年度「グッドデザイン賞」を受賞した株式会社HANDSON(https://www.g-mark.org/award/describe/33985?token=ecVCwCoW7V)は、だれもが気軽に使えるスマートなフェイスシールドをデザインいたしました。ミニマルな素材とスリムなデザインで快適性を高め、人々に自然な印象を与えると共に輸送や管理の手間も削減いたしました。

さまざまなフェイスシールドがある中で、

なぜ、新たにデザインしたのでしょう?

COVID-19の感染拡大による不安が広まる中、最前線で働く方々を感染から守るPPE(個人防護具)の不足によるトラブルが大きな問題として取り上げられると、その不足を補えるようにと世界中で熱い支援活動の輪が広がりました。

日用品を使った手作りのアイディアや、3Dプリンターを活用したものまで、個人や企業の枠を超え、さまざまなかたちで現場を支援する試みが行われています。

我々も同様に、そのような大きな支援の輪の中でお手伝いができないかと考え、フェイスシールドの役割と仕様についてリサーチしました。

デザインに向けて、実際に現場で使用されている医療従事者の方々のご意見の中から既存のシールドの問題点を整理し、それぞれの課題に対して合理的な解決法を見いだせるようにと考えました。

既存の平面状に曲げたシールドでは、目の粘膜からの感染を予防するためにゴーグルの着用が必須になります。

本製品では、シールドを立体的な可展面（折り紙のような加工）にすることで、目の上からふりかかってくる飛沫もガードできるようにしました。

シールドが立体的になることで、かたちを支える仕組みをシンプルにできました。

そのことで、肌に触れるパーツが3mmのストラップにまで小さくできました。おかげで、つけ心地は軽く快適になり、長時間の着用で汗ばむこともありません。

目線の上や横を遮るパーツがあると、視界が悪くなります。

細いストラップと透明シートのみで出来ているスマートシールドでは、広い視界が保たれます。

強く頭を動かしてもシールドがしっかり安全にフィットするように、ストラップの長さ調整が容易なロック式のアジャスターを使用しました。

かんたんに長さの微調整ができるので、いつも快適なつけ心地にできます。

資材をミニマルな構成にすることで洗浄やリサイクル・廃棄処理をかんたんに、そしてパッケージを薄くすることで輸送と管理のコストも削減できました。

衛生管理が難しく使い捨てになるスポンジや、ゴミ問題を持つ樹脂フレームなどの使用を見直すことで、環境にもやさしいフェイスシールドになりました。

仕様

医療現場のニーズに応えたい!

医療の現場ではまだまだPPE（個人防護具）が不足しています。

なるべく早くたくさんの寄付をいただけるよう、クラウドファンディングにチャレンジいたしました。

皆様からのご支援とサポートをどうぞよろしくお願い申し上げます。

リターン

リターンには、個人的な購入の枠も設けておりますが、より多くの個数を医療現場に届けるべく、支援購入のリターン枠を設けております。

寄付先は、各地域医療センターを始め全国の医療機関へのご支援がスムーズに行えるよう担当機関と準備を進めています。

ご希望される寄付先や、ご指定の地域医療センター、また機関団体等がお有りの支援者の方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ。当社が責任を持ってご寄付先のご要望に沿うよう対応いたします。

なお、本プロジェクトは寄付控除の対象外です。