自然の恵みを受けた絶品の食べものは多数ありますが、その一つ「ホヤ」をみなさんは食べたことがありますか？「馴染みがない」という方もいるかもしれませんが、五つの味覚を刺激するホヤはとてもおいしく、魅力的な食べ物です！

このホヤの魅力を多くの人に知ってもらい、食べてもらいたいという想いで誕生したのが、この「海の五つ星 ホヤ」シリーズです。

まだまだマイナーな食べもののホヤですが、実は人間が舌で感じる「五つの味」＝「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」が揃った稀な食材で、食べた時にこのすべての味を一度に感じることができるそう。

このホヤならではの魅力が、「ホヤ・マジック」とも呼べる水やお酒など飲みものの味を変化させ、おいしさを増してくれます。ぜひ、「そのおいしさと新体験」を広めるべく、新商品を開発しました。

ちなみに今年のホヤ漁は８月で終わっており、今回は限られた個数の販売となります。本Makuakeプロジェクトのみなさまからの反応如何によって、来年の製造量増産につなげたいと考えております。

五つの味覚を刺激し、味に変化をもたらす驚きのホヤ。そんなホヤをより多くの方に知ってもらい、そのおいしさを広く味わっていただけるよう、「日々の食卓でも取り入れやすいこと」「食べやすい味やかたち」「プレゼントにも使える」にこだわって商品を開発しました

そのコンセプトは「オシャレなお酒シーンに合うホヤ」。

パッケージにもこだわり、これまでのホヤに対するネガティブなイメージを変えるべく、オシャレなお酒シーンに合う全３種類の新しい味の商品をつくりました。

写真左より

HOYA & BASIL（ホヤとバジル）

HOYA & GARLIC（ホヤとガーリック）

HOYA & TOMATO（ホヤとトマト）　　の３つの味で展開。

ホヤへの抵抗感の一つ「調理方法や食べ方が分からない」という声に対し、刺身など和食だけでなく、イタリアンやフレンチなど現代の多様な食事やライフスタイルにも合うよう味付けをしました。

まずはバジルからご紹介。鮮度の良いホヤにバジルの風味を加え、オリーブオイルで和えました。ジェノベーゼのようにこのままパスタソースとしても良し、サラダの具材としてホヤとバジルの風味を味わうのも良しです。

こちらはガーリックで味付けし、同じくオリーブオイルで和えています。ガーリックとの相性も良く、パスタやピザをはじめバゲットやクラッカーにのせてもおいしくいただけます。

こちらはホヤとトマトをオリーブオイルで和え、食べやすい味付けに。同じくパスタやピザソースとして重宝します。チーズとの相性も抜群です。

 上の写真（１枚目）左よりバジル、ガーリック、トマト。大きめにカットされたホヤがごろっと瓶詰めされ、一つ一つ食べごたえがあります。

新しい味付けでより食材としての魅力が増した「海の五つ星 ホヤ」シリーズですが、これまでのホヤの定位置・おつまみつとしてお酒との相性はバッチリ！どんなお酒の味もさらにおいしくしてくれる「海の五つ星 ホヤ」シリーズは、ちょっとオシャレなおうち晩酌の時間をもたらしてくれます。

お酒の量もついつい進んでしまい、一度食べたらそのトリコになってしまうホヤ。日本酒との相性はもちろん、ワインやクラフトビールなど女性が好むお酒にも良く合う味付けです。ホヤと一緒に食べると安ワインが高級ワインに変身するかも！？と思うくらい、味に深みを増してくれます。さらにお酒だけじゃなく、無糖の紅茶も加糖かと！？と思うくらい味が変わりました！！

また、お酒のお供としてだけでなく、料理の一品として様々な食材とも相性良く使用することができます。

こちらは「ホヤとバジル」とカマンベールチーズのブルスケッタ。ホヤとは思えないくらいオシャレなパーティー料理の一品として多用できます。

こちらは「ホヤとガーリック」、林檎、くるみのサラダ。サラダの具材として、味や食感などアクセントをつけてくれます。

こちらは「ホヤとトマト」のパスタ。定番のトマトパスタも、この「海の五つ星 ホヤ」でおいしく作れます。一瓶でおよそ一人前分を作ることができます。

このように、和えたり、かけたりと活用方法はいろいろ。こんな風に活用することでおもてなし料理やおうち晩酌、パーティーなどで大活躍です。いずれの味も、ホヤのエグみなどは抜けていますが、ホヤの持つ五つの味覚を刺激する特徴は残っている絶妙な味わい。これなら今までホヤが苦手だった人、ホヤ初心者の人でも食べやすく、ホヤの魅力を味わうことができます。

さらにさらに、ホヤを食べ終わった後のオイルもとってもおいしく、その使い道もいろいろです。

残ったオイルは、パンにつけたり、サラダのドレッシングオイルにしたりと使い道も豊富で、一瓶丸々そのおいしさを味わうことができます。前日お酒のおつまみとして中身を食し、その翌朝は朝食として残ったオイルをトーストとしたパンやサラダと一緒に食べるなど、「一瓶で二度おいしい」食べ方ができます。

「オシャレなお酒シーンに合うホヤ」というコンセプトの通り、今回はパッケージにもこだわりました。情報感度の高い女性たちにヒアリングを行い、手に取りやすく、キッチンで常備しておきたくなるようなデザインに！

ホヤから連想される「The 居酒屋」なイメージを変えるべく、「イタリアン」を意識して、ビジュアルや商品内容もつくりました。食材に合わせた3色のキーカラーはまさにイタリア国旗のようで、女子好みなかわいさです。

※2017年11月19日追記：箱のデザインが変更になり、写真を変更させていただきました。

忙しい方でも簡単に食べやすいよう瓶詰加工にしましたが、オシャレな食材セットとして手みやげやギフトにもぜひ！特に、クリスマスや忘年会などイベントが多いこれからの季節、パーティーを彩る手みやげやお歳暮としてもオススメです。

ちなみに商品シリーズ名「海の五つ星」ですが、レストランの評価を表す「三ツ星」になぞらえ、ホヤが五つの味を備えていること、また「三ツ星」を超えるほどのおいしさということからこの名前をつけました。

このように五つの味覚を刺激し、飲みものの味に深みを増してくれる魅力的な食べもの「ホヤ」ですが、まだまだその知名度は低く、また「クセが強すぎる」「においが気になる」「見た目が苦手」など、ホヤに対するネガティブなイメージをも持つ方も少なくないと思います。そこで、もう少し詳しいホヤ情報をご紹介！

ホヤはその赤い見た目から「海のパイナップル」とも呼ばれ、実は貝でもナマコの一種でも なく脊索動物（尾索動物）です。 

ホヤの主産地は東北地方の沿岸部・三陸沖で、国内生産量の約8割を占めています。宮城県や岩手県ではメジャーな食べものとして知られていますが、ホヤは足がはやいため流通しづらく都内のスーパーなどで目にするのはレアなこと。関東以西においてはなおさらで、それゆえ知名度の低さにつながっているのかもしれません。

ですが、そんな足のはやいホヤだからこそ、とれたての新鮮な身はとてつもなくおいしく一度食べたらやみつきになると言われるほど。好き嫌いが分かれやすい食材ですが、大好きな人にとっては強烈な魅力にトリコになってしまうほどです。

また、新鮮な身だけでなく「ホヤ・マジック」とも言える飲みものの味を変化させ、おいしさを増してくれるのもホヤの魅力の一つ。

ホヤを食べた後に水を飲むと、口の中で甘みを感じその水をとてもおいしく味わうことができます。これは、グリシンやアラニンによる作用によるものとされているとか。

2017年11月19日追記：一部表現にわかりづらい部分がございましたので修正させていただきました。

お酒との相性ももちろん良く、ホヤをおつまみとして一緒に飲むといつも以上にお酒のおいしさを感じ、ついつい進んでしまうそう。安いお酒がまるで高級なものを飲んでいるかのように味を高めてくれる作用がホヤにはあり、ホヤをおつまみに出すとお酒の注文が増えたお店もあるようです。

前述の通り、ホヤは五つの味を持つことから、味覚を育てるのに非常に良い食材とも言われています。東京四ツ谷「オテル・ドゥ・ミクニ」のオーナーシェフで、ワールワイドに活躍する料理家・三國清三さんの子ども時代のホヤと味覚の話は有名なエピソードの１つ。

日本海に面した北海道増毛町で生まれ育った三國さんは、幼少の頃漁師の父親がシケで漁に出られず食べるものに困った時、浜に打ち上げられたホヤをよく食していたそうですが

”ホヤは「海のパイナップル」といわれ、生物体で唯一、甘い、しょっぱい、酸っぱい、苦い、うま味（五味）があり、この時に自然と味覚が鍛えられたと思っています。”　

と語っています。（独立行政法人 農畜産業振興機構HP、広報誌トップインタビューより引用）

このご自身の幼少の頃の体験をもとに、子どもたちに向けて「味覚の授業」も行っている三國さんですが、大人の食べものとしてだけでなく子どもの味覚を育てる「食育」という意味でもホヤは期待されています。

たまごかけご飯に「ホヤとトマト」を合わせることで、子どもでも食べやすい味に。

国内ではあまり食べられていないホヤですが、お隣韓国では大人気。宮城県石巻で獲れる約８割が韓国へ輸出されていました。

しかし、2011年東日本大震災の影響でホヤ漁が壊滅的被害を受け、さらに復興してからも輸出国であった韓国による日本の海産物輸入禁止という大打撃を受けて、大量のホヤは行き場を失くしています。

そんな現状に立ち向かうのは、三陸の漁師集団「FISHERMAN JAPAN」とホヤ漁師さん。

”三陸の若き漁師たちが「真にカッコよくて稼げるフィッシャーマン」になり、未来の世代が憧れる水産業を目指す”「FISHERMAN JAPAN」（上写真１枚目）は、ヤフー石巻ベースも立ち上げた長谷川琢也さんによってその活動がはじまりましたが、ホヤに魅せられて漁師になった渥美貴幸さん（上写真２枚目）は、韓国へ輸出ができない今こそ、日本人にホヤを食べてもらえるチャンスと感じたようです。

そこで渥美さんが所属しているカッコいい漁師集団「FISHERMAN JAPAN」は、国内のホヤ消費アップを目指し流通網を増やすべく立ち上がりました。

その想いに共感し、地元の水産加工会社である「末永海産株式会社」と、東北の復興支援を応援するヤフー株式会社運営の「東北エールマーケット」、企業と人のモッタイナイを解決する企画会社「アイクリエイト」の3社が加わり、この「海の五つ星ホヤ」商品開発プロジェクトが生まれました。

また、「FISHERMAN JAPAN」の活動の１つである漁師直営の居酒屋「宮城漁師酒場 魚谷屋」（東京都中野区）でも刺身やしゃぶしゃぶなどホヤ料理を積極的に提供し、今回の「ホヤとトマト」味のレシピベースにも携わるなど、いろいろな方のチカラでカタチになりました。

ホヤの現状と課題を洗いだし、ホヤの”おじさんイメージ”を覆すべく、ターゲットを女性と定め、企画の女子たちと何度も会議を重ねてきました。

企画会議では「クールなパッケージで、パーティーでも使えるもの」「日本酒だけでなくワインやクラフトビールなど女性が好きなお酒に合うもの」「忙しい女性でも簡単に調理できるもの」など画期的意見が多数。中には、美容や美活といった女性ならではの意見も。

こうして1年がかりで誕生した「海の五つ星 ホヤ」シリーズ。

ぜひ、みなさんにその魅力を味わっていただき、多くの方にホヤとそこに込めた想いが届くことを願っています。

商品名：「海の五つ星 ホヤ」シリーズ　

内　容：ホヤとバジル／ホヤとガーリック／ホヤとトマト　全３種類

・ホヤとバジル：調味バジルソース（バジルソース、食塩、ガーリックペースト、砂糖、こしょう、バジル）、ホヤ、酒精、調味料、加工でんぷん、増粘多糖類、クチナシ色素、香辛料（原材料の一部に乳を含む）

・ホヤとガーリック：オリーブオイル、ホヤ、ガーリック、こしょう、食塩　＊アレルゲンは無し

・ホヤとトマト：トマト、トマトジュース、ホヤ、チーズ、ガーリック、砂糖、食塩、こしょう、オリーブオイル、クエン酸　＊アレルゲンは「乳」

内容量：各90g

保存⽅法：冷凍で保存、開封後は要冷蔵

賞味期限：冷凍で半年

※今年のホヤ漁は８月で終わっており、今回は限られた個数の販売となります。本Makuakeプロジェクトのみなさまからの反応如何によって、来年の製造量増産につなげたいと考えております。

■FISHERMAN JAPAN

「FISHERMAN JAPAN」は、東北・三陸の海から水産業における”カッコいい、稼げる、革新的”と言った「新3K」を実行するトップランナーになるべく、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団です。まずは自分たちが「真にカッコよくて稼げるフィッシャーマン」を目指し、未来の世代が憧れる地域や業種の枠を超えた新しい水産業の形を目指しています。

■末永海産株式会社

世界に類を見ない栄養豊富な漁場である三陸の海で、先祖代々漁師を営む家系の末永海産株式会社。”大切な人にこれが海だと自信を持ってお贈り出来る製品造り”を創業以来の精神に、ホヤをはじめカキ、ホタテ、海藻などの加工食品を製造しています。新鮮な海の幸の旨さにとことんこだわり、”なにも足さず、なにも引かず、三陸をまるごと食卓へ”お届けします。

■ヤフー株式会社　東北エールマーケット

東北エールマーケットはヤフー株式会社が運営する、復興支援と東北の経済活性化を応援するECモールです。東北から生まれた農作物や海産物をはじめ、日本酒、伝統工芸品、オリジナル商品などを多数取り揃えております。東北へエールを。東北からエールを。”買い物はモノだけではない。応援です。”そんなマーケットを目指しています。

■株式会社アイクリエイト

ブランディング、PR、マーケティングの企画・実行支援を行っている株式会社アイクリエイトです。 世の中には、広がる可能性を秘めている価値ある「モッタイナイ」モノがたくさん。そんなあらゆる「モッタイナイ」を解消し、「つなげる仕事」をつくることで世の中に新しいチカラを生み出していきます。

■フードコーディネート協力（五十音順）

　末森陽子　Instagram

　みつはしあやこ　Instagram

■撮影協力

　ひださとこ（みつばフォト）　website

■Special Thanks

この「海の五つ星 ホヤ」シリーズの企画・商品開発に至るまで、「PLANNERS」にて企画会議に参加していただきました皆さま、新しい味付けについてご試食・ご意見をいただきました皆さま、その他これまで多大なるご協力をいただきましたすべての皆さまに心より感謝申し上げます。