「あれ？肌着に裏表って必要だっけ？」
そんな1つの疑問から、このプロジェクトは始まりました。
そこで、アンケートをとったところ、なんと洗濯物をたたむときに、約90%の人が裏表を直しているというのです。



毎日脱いだ衣類を、
「洗濯機に入れる時」「洗濯機から取り出して干す時」「たたむ時」そしてまた「着る時」・・・

裏返っていないか（無意識レベルであっても）確認して、裏返っていたら直していますよね。そんなこと、たいしたことじゃない－－－そう考えた人もいるかもしれません。ですが、その少しの判断の時間も積み重なれば大きくなるものです。

特に、たたんでからしまう工程は、時間がかかります。
例えば一般的な家庭で家族の洗濯物を1人でたたんだ時、その人が費やした時間は１年間で121時間、約丸５日間を費やしていることになります。
（自社調べ　3〜6人の家族で１日分の洗濯をたたむ、しまう工程に費やす時間が平均で20分）



また、洗濯物の70%は靴下やパンツ、インナーTシャツといった肌着とタオル。裏返ったTシャツをたたむのには20秒かかるけれど、裏返さなくて良ければ10秒でたたむことができます。それらの裏表を気にせずたためたら、洗濯やたたむ作業にかかる時間も大きくカットできるのではないか、と考えました。

そもそも、肌着に裏と表はいるのでしょうか？
 

シンプルに自分を見極めるミニマル（＝可能な限り少ない）なライフスタイルは、いまやスマートな大人の新定番。かのアップルやフェイスブックの創業者、前アメリカ大統領など、誰もが知る彼らの共通項としても、日常的に同じ服装で過ごすミニマルなファッションが知られています。

成功者と呼ばれる彼らが、制服といわんばかりに同じ服を着るのには意味がありました。

それは、「何を着るか」という選択を1つなくすこと。

日々、インナーはこれ、トップスはこれ、ボトムには何を合わせよう…と脳内で、時にクローゼットを開けて「考える」時間は実はバカになりません。彼らは、そういった選択にかける時間を捨て「服を着る」というライフスタイルを簡素化することで、そこに生まれる時間とストレスを減らし、もっと重要な決断のために精神エネルギーを残すことを選びました。

「HONESTIES」の発想のヒントとなったのも、このミニマルな考え方。
TPOに応じて服装を変えたり、ファッションを楽しむことも必要不可欠という人も多いはず。だったら、まずはこの“裏表のない”肌着で、こだわりながらも選択の時間とストレスを減らすということを考えてみませんか？

「HONESTIES（オネスティーズ）」＝「裏表のないスマート肌着」

裏表のない生地を採用し、特殊な縫製技術を用いることで、“肌着の裏と表の違い”をなくし、どちらからでも同じように着られる、裏表のないスマート肌着を開発しました。

この写真は、「HONESTIES」をそれぞれ“裏返して”着たものです。
どちらから着ても、見た目も、着心地も、違いはありません。

脱いで裏返った肌着を、また表に戻す必要はなく、家族が裏返したまま脱いだ肌着にイライラする必要もありません。

【脱ぐ】
何も気にせずに思い切りシャツを裏返しに脱ぐ！小さいけど確かに自由であると実感できること、実は、これが一番のメリットかもしれません。

【洗う・干す】
洗濯して干すときに、裏返しや生乾きの心配をする必要はありません。パートナーやこどもが裏返しにして脱いだ洗濯物も気にしなくて良いのです。

【たたむ】
たたむときに裏返しを気にしなくていい自由。裏返ったTシャツをたたむのには20秒かかるけれど、裏返さなくて良ければ10秒でたためます。（当社調べ）

【着る】
着るときも、まるで自分の皮膚のように何も考えずに着られます。肌触りの良い厚めのスムース生地だからそのままシャツを羽織って外出も可能です。






「HONESTIES」は裏返してそのまま、また着ることのできる心地良さだけでなく、素材や見た目にもこだわって開発した肌着です。



《生地》
綿100%。上質で厚めのスムースニットは、弾力性のある編み方で表裏で着心地に差がありません。カラーは白と黒をご用意しました。



《縫製》
主にベビー服やウェットスーツなどで用いられる、縫い目で肌を痛めない特殊なミシンを使った４本針縫製「フラットシーマー」。


生地を重ねずとも隙間なく縫うことのできるこの縫製は、難易度の高い技術を必要とした職人技です。


《襟ぐり部分》
男性ものでは珍しい、U字の肌着。ポロシャツの第一ボタンをあけてシャツが見えない仕様にしました。裏返しに脱いでも、もちろん見た目はまったく同じです。

着心地がしっかりしたスムース生地は、肌着にありがちな安っぽさを感じさせず、またパターン（型紙）については多くの肌着を比較、調査した上でミリ単位で調整を行い、シルエットの良さにもこだわりました。一枚上に羽織れば、またそのままでも、「ちょっとそこまで」の外出が可能です。


《抗菌・防臭機能》
抗菌防臭加工で、嫌な生乾きや汗の匂いをカット。洗濯におけるストレスを軽減し、一日中気持ちよく着続けることができます。

これらのこだわりを保つため、生産量の調整を徹底し、原価率を維持しつつ、将来的には一般的な肌着と同程度の価格を目指します。

素材にも技にも妥協なく開発を行なっており、原価率は50%以上であることをお約束いたします。



商品化に向けて、さまざまな年齢、職業の人に「HONESTIES」を着てもらいました。この商品のリリースを通じて、たくさんの人に「無意識レベルのストレスからの解放」を実感していただけると確信しています。

◆ 41歳 男性（職業：研究・開発）
着るときに楽で、脱ぐときも、たたむときも楽、肩の荷が３個以上おりた感じがします。

◆ 27歳 男性（職業：デザイナー）
柔らかくて肌触りが良い上に、考え方がシンプルの極みで、なんか仕事のやる気が出てきました。

◆ 33歳 男性（職業：検査技師）
肌着はわりとこだわってきましたが、サイズや抗菌防臭、綿100％とどんずばでした。さらに裏表が無いなんて夢のよう！

◆ 38歳 女性（職業：料理研究家）
洗濯物が思いの外早くたたみ終わって、ちょっとした空き時間ができて、豊かな時間ができました。

◆ 29歳 女性（職業：主婦）
子育て中の身としては、１日に何回も着替えする子供用が早く欲しいです！私も夫もみんなで着たらめっちゃ時短になりそう！

◆ 45歳 女性（職業：雑貨店店長）
ささいなことの積み重ねですが、夫に怒り続けてきた原因がなくなるなんて画期的！

◆ 30歳 男性（職業：営業）
肌着は惰性で購入していた気がしますが、これは自分への投資として買います！最高。

◆ 39歳 男性（職業：経営）
バックパックを背負った旅行中や冬の出張など肌着を裏側にしてごまかしてきたので、抗菌防臭だしとても便利です。

◆ 49歳 女性（職業：ヨガ講師）
裏表が無いということで、「HONESTIES」=誠実というネーミングが素敵です。ビリー・ジョエル好きです。

◆ 55歳 女性（職業：介護マネージャー）
介護の現場でも、着る人、ケアする人、肌着のメンテナンスをする人、みんなが楽になります！



元々は、ひとつのストレスに気づいたことから始まりました。発端は私、西出がズボラだったこと。 衣類を脱ぎ散らかしてしまい、奥さんから「脱いだ下着、そのままにしないで！」と言われるのも日常茶飯事でした。そんな中、子どもをお風呂に入れるために服を脱がせたある日、裏返った子ども服がいつも残ることに気づいたのです。

「服を脱ぐと裏返る」つまり、「裏返ったものを表にする作業が必要になる」ということ。当たり前のことながら、それまで気づかなかった不便さでした。



言葉にすると単純ですが、これを解消することで得るものは大きいんじゃないか。そこからこのプロジェクトが始まっています。
とはいえ、言うは易し行うは難し。調べるとその技術には1点1点ミシンをかける職人技が必要でした。現実的に考えるとなかなか採算が合わない。でもそこでくじけなかったのは、私の生まれ育った「泉州」という地域 があってのことでした。
大阪の南部に位置する泉州地域は、かつては東洋のマンチェスターと称されたほど繊維産業の盛んな地域。海外での大量生産の波に抗えずいまでは生産量も職人の数も減少しましたが、そこに息づく匠の技や心意気は今なお継承されています。

▲地元泉州のタオル工場

「HONESTIES」を企画した際、譲れなかったのは着心地にもスタイリッシュさにもとことんこだわり、さらに原価率も高く設定すること。そう考えたのは、原価率を上げてでも伝えたいこの地の技術と想いがあるからでした。

ワイヤーロープの製造・加工業で創業した現在のNSWは、4代目の私の代になり、泉州地域の活性化を目指して世界初の水なすピクルスを企画、開発してきました。おかげさまで徐々に水なすピクルスは好評をいただいていますが、その傍らでずっと気になっていたのが繊維産業。そこで次に地域を盛り上げるべく考え続けたのがこのHONESTIESでした。裏表のない肌着が日常使いとしてはもちろん、将来的には介護や子育ての負担を減らすことにもお役に立てるのではと考えています。

ブランド名「HONESTIES」は、誠実さや裏表のなさを意味する英語「HONEST」と、インナーTシャツをはじめ今後展開する予定のタオルや靴下、パンツなどに含まれる「T」とそれらを結ぶ「TIE」をかけ、仲間をイメージするよう複数形の「S」で構成。このプロジェクトが肌着の革命を起こすと同時に、泉州の繊維産業の架け橋となることを願っています。
 

このプロジェクトにおける、リスクとチャレンジについて。

ご注文について

Q：納期予定を教えてください

A：2019年６月末より順次発送いたします。

なお、ご注文数と生産の状況により、お届けが予定より遅れる可能性がございます。大阪内の数少ない職人さんに縫製をお願いしておりますため、何卒ご理解いただきますようお願いします。
 

Q：サイズの選び方を教えてください

A：通常の肌着と比較すると厚手のスムース地のため、普段お選びのサイズですと少しタイトに感じられます。ピタっと着る肌着をご希望の場合は普段のサイズ、締め付けが気になるという方は、１サイズ上をご注文いただくと良いかと思います。（通常Mの場合L）なお生地がニット地のため伸縮性が高く、最初はタイトに感じられても、徐々に馴染んでくるのが特徴です。
寸法等を以下一覧にしておりますので、ぜひお手持ちの服と比較検討してください。

※綿生地の特性により、サイズには多少の誤差が生じます。
※パターンの微調整により、サイズが変更となる可能性がございます。
 

Q：実際の製品を見てみたいのですが

A：期間限定で、自社店舗にて商品の展示を行なっております。
　《場所》なんばパークス（大阪府大阪市浪速区）5F『idsumiピクルス』内
　《時期》2019年6月3日（月）〜6月末ごろまでを予定
 

Q：3枚セット、５枚セットは同色同サイズになりますか？

A：３枚、５枚、それぞれの色とサイズをお選びいただけます。
 

Q：返品・交換はできますか

A：お客様のご都合による返品・交換は対応いたしかねます。なお、商品に欠陥があった場合は返品・交換の対応をいたしますので、ご連絡ください。
 

Q：海外への発送はできますか

A：現状、日本国内の発送のみとさせていただいております

お手入れについて

Q：洗濯時に注意することはありますか

A：通常の洗濯が可能です。ネット等も特に必須ではありませんが、ネットに入れることで、入れない場合と比較すると長く型を保持することができます。当社スタッフはもともとズボラが多いため、特にネット使用せずに洗濯を行なっておりましたが、目立った型崩れなどはございませんでした。
 

Q：洗濯により伸び縮みがありますか

A：生地はスムースというニット素材のため、初回の洗濯時に縮みが多少の縮みが発生いたします。（伸縮率5%程度）検証を重ね、特に、身丈について縮みが起こりやすいため、お届けの商品は通常のTシャツ等と比べると、身丈が長く感じられるかと思います。これは洗濯時の縮みを想定した仕様となります。
 

現在、商品開発の最終段階です。商品リリースに向けては活動レポートを順次更新させていただきます。
私たちは、「HONESTIES」という商品を通じて、忙しい現代人が生活の中で「いつも気にしなくてはいけなかったこと」を一つ減らし、そこに生まれる“新たな時間と心の余裕”を、本当に大切なことに向けてほしいと考えています。

目指すのは「いつか、肌着に裏表があったことを誰もが忘れている」世界。そんな未来を作るべく、開発を続けています。

ぜひ、皆さまのご支援をよろしくお願いします！