突然ですが皆さまは、最近何かを「祈った」ことがありますか？

努力が実りますように、大切な人にいいことがありますように…宗教や信心のかたちを問わず「祈る」ことはもっと原始的で、人に欠かせない切実な心の働きです。見えない祈りを目に見える形に変えて、今を生きる人の支えにできたら…そんな思いから、108ブレス「一品（ひとしな）」は生まれました。

紀元前の昔から、日本をふくむアジア諸国では祈りに用いる念珠の玉数を「108」とされてきました。

長い歴史に育まれた祈りの文化を、いつも身に着けていられるように。「念珠そのものを身につける」発想で、正式念珠と同じ108玉のブレスレットを多彩なバリエーションでシリーズ化したのが、「一品（ひとしな）」です。

煩悩の数を表す「108」という数字を横に寝かせると、「一品（ひとしな）」「いっぴん」とも読めます。

日々の思い入れを受けて育つ自分だけの「ひとしな」、品質にこだわる老舗だからこそお届けできる「いっぴん」、そんな二つの想いを込めて命名いたしました。

私たち安田念珠店は、今年で創業335年目となる京都の念珠専門店です。

江戸前期の1683年から10代目の今日にいたるまで、職人の技と質にこだわったお念珠を作り続けるなかで、日本ならではの精神文化を今を生きる人にこそ活かしてほしいとたどり着いたのが「念珠そのものを纏う」コンセプトの108ブレス「一品」です。

一品は従来の腕輪にはない正式な形の再現にこだわり、玉数だけでなく玉の配列も本式の念珠と同じに仕上げられています。（※シリーズの中には、四天玉のないシンプルなタイプもございます）

見ると勇気がわいたり、手に触れると安心したり。いつも身に着けて自分の想いと向き合えるような「生きた」念珠を感じていただくため、デザインや素材を何度も吟味して作り上げました。

もちろん、見た目の美しさにもこだわっています。

上質な天然素材をベースに、これまでにない配色やポップな色合わせなど、相性のいい貴石を選び抜いてデザインしました。なにげなく身に着けてもどこか垢ぬけた雰囲気を醸してくれる仕上がりになっています。

軽やかさとクラシカルさをそなえた雰囲気は多重巻のロングブレスならでは。

繊細な小玉が連なる二重巻きは、男女問わず腕回りの上品なアクセントになります。

常に身に着けていただけるよう、どんなシーンにも馴染む様に、ミニマルで飽きのこないデザインとサイズ感にこだわりました。

女性のお手回りにはエレガントな揺れ感を、男性のお手回りにはピッタリ馴染むサイズで、カジュアルやビジネスなどどんなファッションにもきれいに似合うバランスでお仕立てしています。（※サイズはアイテムごとに異なりますので、ご確認のうえお申し込みください）

控えめで知的な小粒デザインは、ビジネススーツとも好相性です。

常に身につけて長く使っていただきたいから、品質にも妥協しません。

主となる木玉はすべて国内加工、そろばん玉で有名な播州や近江八幡で材質を知り尽くしたメーカーが吟味し、丁寧に加工した玉を使い、京都の熟練職人が一つ一つ手作業でつなぎ上げています。

本場の加工で細やかに仕上げられた玉。丁寧な面取りでゴムも長持ちします。

一つ一つ熟練職人の手で丁寧に仕立てられています。

ポイントにあしらう天然石も、お数珠と同じ上質な玉でお仕立てしています。主玉とのコントラストで、石の表情がぐっと引き立つデザインです。

木や実でできたアイテムは、味わい深いエイジングも楽しみのひとつ。使い込むほど身になじむ喜びを感じていただけるよう、芯からこだわった素材を使っています。

たとえば、星月菩提樹。

一般に安く売られているものは、漂白で見目を揃え、中の油が抜けて組織がもろくなってしいまっているものがほとんどです。このような状態の菩提樹は、長く使ってもきれいな色艶が出ず、強度も落ちて割れやすくなっています。

一方、一品の星月菩提樹は漂白をせず丁寧に選定した実だけを使っていますので、丈夫で油分が多く、使い込むほどに美しい飴色に変化してゆきます。

その他にも、シンプルな黒檀や味のあるシャム柿など丈夫で加工の良い玉を使っていますので、変化する風合いを楽しみながら愛着を深めていただけます。

カップルやご夫婦、お友達とおそろいの組み合わせを楽しんでいただけるよう、バリエーションも工夫しました。気分やファッションで付け替えていただけるように、カジュアルなお値段からご用意しています。

ペア着用にもぴったり。男女問わず似合うデザインをチョイスしています。

デザイン違いを重ね付けしてもカッコよく決まります。色や質感、サイズ感の違いで、自分らしい個性の演出を楽しんでください。

まあるい数珠のかたちをなぞった、専用の化粧箱に収めてお届けいたします。

角度によって違う色を見せるホログラム押しのロゴは、持つ人によって違う表情を見せる「一品」の可能性を表現しています。

品のあるパッケージで大切な方への贈りものにもぴったりです。

歴史をひもとけば、念珠は紀元前の誕生からずっと人がより良く「生きる」ための道具でした。それがいつの間にか念珠＝「喪」を連想されるようになった現代のあり方に、私たちはずっと疑問を感じてきました。

自分のため、誰かのために祈ることは、人にとって至極自然なこと。

本来念珠が担っていた豊かな心の文化や、自分の想いと静かに向き合う瞬間を、今を生きる皆さまの生活にとり戻していただきたいと願いを込めたのが、108シリーズ「一品」です。

今回のプロジェクトを通じ、皆さまからまたその先の皆さまへと、ひとりでも多くの方に念珠の心が伝わってゆけば、この上なくうれしく思います。

マットな素挽き仕上げがモダンな黒檀。ビビットなトルコ石とピーモンタイトが映えてアートな雰囲気です。

味のある木目が魅力のシャム柿。渋みのある木肌と爽やかな色水晶のバランスが目を引きます。

ほのかに香る白檀に、ラピスやアクアマリン※などワンランク上の貴石を合わせた限定シリーズ。繊細な小玉が趣のある一連です。（※アクアマリン入は親玉のみで四天玉のないデザインとなります）

使い込むほどに色艶を増す上質な星月。ミカン玉のボリューム感が絶妙です。本翡翠、アメジスト、ガーネットなどハイクラスの天然石をあしらった、ラグジュアリーな非売品シリーズです。

ＡＡＡクラスのハイグレードな紫水晶。甲府研磨の特上品を2連限定でお届けするスペシャル企画です。

上記のアイテムに、親玉への文字彫りサービスをご用意しています。（※正規販売では行わないＭＡＫＵＡＫＥ限定サービスです）

イニシャルや縁のあるナンバーを入れてみたり、カスタマイズで世界に一つの「一品」を楽しんでください。

アルファベットは上品な筆記体（金文字）で彫らせていただきます。

※一部文字彫対応をしていないアイテムがございます。

※文字色・書体はご指定いただけませんのでご了承ください。

ご協賛いただいた資金は、「一品（ひとしな）」のバリエーションを増やし、より多くの方が自分らしく楽しめるシリーズへ成長させるために充てさせていただきます。手にしてくださった方が、満ち足りた気持ちで日々のくらしを楽しまれることを心より願っています。

株式会社　安田念珠店（代表：安田容造）

1683年（天和三年）、現住所の京都市中京区寺町六角にて藤屋宗次郎が創業。屋号は山に藤。現社長で10代目を数える。全国各総本山から御用達の鑑札を受け伝統に寄与しつつ、今を生きる人のための念珠のあり方を模索し続けている。

〒604-8072 京都市中京区六角通麩屋町東入ル八百屋町118

営業時間 : 10：00～19：00（年内無休）

TEL : 075-221-3735　www.yasuda-nenju.com