■おいしい素材を探し求めて

クラフトアイスクリーム「HiO ICE CREAM」は、2019年4月のオープンから日本各地のおいしい素材を探し求め、生産者の方の想いとともに素材そのもののおいしさを引き立てるアイスクリームを作ってきました。

これまでは国内の生産者の方より仕入れた素材で作ったフレーバーを提供してきましたが、どうしても国内では仕入れることができない素材があります。そのひとつがアイスクリームの 王道フレーバー『ピスタチオ』です。

国内と同様に、モノづくりに真摯に向き合う海外のピスタチオ農家さんを訪ね、農家さんの想いやこだわりとともに、ピスタチオのクラフトアイスクリームを作るために、海外での材料調達をクラウドファンディングでご支援いただきたいと考えました。ご支援いただいた方には、ピスタチオのアイスクリームをどこよりも先行してお届けします。

創業者 西尾の「クラフトアイスクリーム」に対する考え、そして海外での材料調達となるピスタチオのアイスクリームにトライしたいと考えた背景や想いを、以下にご紹介させていただきます。

■HiO ICE CREAMについて

こんにちは、クラフトアイスクリーム工房「HiO ICE CREAM」代表の西尾と申します。「HiO ICE CREAM」は、「MAKE HAPPY ICE CREAM MORE THAN EVER」をブランド ミッションに掲げ、2019年4月に東京・自由が丘に小さな工房を構えました。

素材本来の良さを引き出したシンプルなおいしさを追求すべく、産地へ赴いて作り手の想いを聞かせていただき、自分の目と舌で選んだ素材を使って少量ずつスモールバッチで「クラフトアイスクリーム」を作っています。ビールやコーヒー、チョコレートのクラフトの流れに通じるものがあるかもしれません。

僕たちのアイスクリームの特徴は、滑らかで口の中でふわっと溶けていくような軽い食感。スモールバッチで作っているので、フレーバーごとに素材本来のおいしさを表現できる製造方法を採用しているからです。

もうひとつ、クラフトアイスクリームを創る上で大切にしているキーワードがあります。それは「 FARM TO CUP 」です。生産地や作っている人の想いをカップに詰め込むこと、つまり、作り手の顔やストーリーが見えることです。

僕たちがアイスクリームを作っている様子が見えることや、素材の生産者、例えば牛乳だったら、どこにある牧場で、どのような方が、どのようなこだわりを持って生産しているのか、というところまでしっかり理解した上でアイスクリームを作ることに価値を置いています。

■FARM TO CUPの特徴

アイスクリームの材料はとてもシンプルで、牛乳や生クリーム、砂糖、そしてフルーツやチョコレートなどのフレーバーとなる素材を組み合わせて作ります。シンプルがゆえに、製造方法や素材の味がダイレクトに反映されます。素材の本来の良さや生産者の方のこだわりをそのまま活かすことを大切にしています。

また、工房では小ロットずつ製造しているため、素材やフレーバーごとに製造工程を変えることができる強みを活かし、エイジング時間の取り方やフレーバー素材を混ぜるタイミングを個別に調整するなど、それぞれ素材の特徴を引き立てる作り方を追求しています。

例えば、ミルクアイス。今2つのミルクアイスを作っていますがどちらも作り方が異なります。

1つ目は、北海道・美瑛町の牧場で作られた、軽やかなのに濃い牛乳を使った『美瑛シングルオリジンミルク』。軽やかさを引き立て、滑らかな口当たりを作るために生クリームを足しています。

そしてもう１つは『十勝シングルオリジンジャージーミルク』。北海道・十勝にある高田牧場さんの乳脂肪分の高いジャージー牛乳を使い、牛乳のうまみをそのままをシンプルに引き出しています。

同じミルクアイスでも、その牛乳の特徴を引き立てるためにレシピを少しずつ調整しています。
 

※写真 左：山梨のぶどう農家 丸山農園さん 右：西尾　栽培する上でのこだわりを伺いました。

また、実際に僕自身が生産地に赴き、生産者の方と対面で生産工程やこだわりを伺っています。僕たちのアイスクリーム作りに想いがあるのと同じように、生産者の方にも想い、そして物語があります。

顔が見えることの良さが FARM TO CUP なので、この想いをアイスクリームを召し上がってくださる方にも届けたいと考えています。WebサイトやSNS、そして店頭でのお客様との対話を通じて少しずつですがお伝えしています。

生産者の方が、どんな努力を重ね、どんな想いで作ったか。そのおいしさの背景を知ることで、その一口はさらにおいしくなっていくと信じています。

■これまでのフレーバー

4月にオープンしてから約3か月。大変ありがたいことに、良いご縁に恵まれ、僕たちの理念や考えに賛同してくださる生産者の方々と出会う機会に恵まれました。

そのひとつが『深蒸し金谷茶』で使用している煎茶を作られている「佐京園」さんです。抹茶のアイスクリームは世の中にたくさんあるのですが、煎茶のアイスクリームは見かけません。僕自身、静岡県富士市で生まれ育ち、幼いころからさわやかであっさりした煎茶に慣れ親しんできました。そして、静岡名産の煎茶でアイスクリームを作りたいと考え、創業を準備しはじめた昨年夏から自宅のキッチンで何度も試作してきました。

しかし、普通の煎茶だと渋みが出てしまい、なかなか表現したいさわやかな風味を出すことができませんでした。そんな時に、生産者の方のつながりで紹介していただいたのが佐京園さんでした。

佐京園さんは、江戸時代より300年に渡り自家農園で育成・収穫・製造の全てをなされています。自社製造だからこそ、茶畑ごとに実際の茶葉を目や手で確認しながら蒸し加減を調整し、新芽のさわやかな甘みをしっかりと煎茶に表現されています。

佐京園さんの煎茶の甘さが、僕たちの軽くて濃いアイスクリームベースととてもマッチし、まさに作りたかった煎茶のアイスクリームを作ることができました。

そして何よりも自分の家族も飲むものだから、と真摯にお茶作りに向き合っておられるその理念にも共感し、ご一緒することとなりました。佐京園さんとの出会いはまさに「ご縁」だと思っており、こうやって想いをもって、真摯にモノづくりに打ち込んでいる方たちとつながっていきたいと思っています。

■ピスタチオのアイスクリーム

とても幸運なことに煎茶は佐京園さんと出会うことができましたが、作りたいフレーバーでまだ出会えていない素材はたくさんあります。

その中でも、まず作ってみたいのはピスタチオのアイスクリーム。アイスクリームやジェラートでは王道のフレーバーで、アイスクリームといったらまずはピスタチオを召し上がる方もいらっしゃるほど人気のフレーバーです。

濃厚でクリーミーなピスタチオは、砂漠のようなカラッとした土壌で育ちます。地中海周辺の砂漠が原産で、イラン、イタリア、ギリシャやアメリカの一部地域で生産されており、日本では栽培されていません。

これまでは立ち上げ準備に奔走していたこともあり、国産を中心に産地を訪れ仕入れてきましたが、ピスタチオアイスクリームに挑戦するならば、海外の生産地へ訪れ、生産者の方の想いを直接伺った上で作りたい、と強く想いました。
 

そこで、今回のクラウドファンディングは海外でのピスタチオの調達にチャレンジすることにしました。ピスタチオは産地によって味の特徴が変わります。さっぱりしたものから、まろやかなもの、そして濃厚なものなど様々です。どの産地に行くかはまだ決めかねていますが、ピスタチオの生産者さんの想いとともに、僕たちらしくピスタチオの良さを最大限引き出すアイスクリームを作っていこうと思います。

ご支援いただいた方には、ピスタチオアイスクリームを先行してお届けします。そして、現地から生産者の想いやこだわりをご紹介するだけでなく、レシピ開発でどんどんと味が変化していく様子も一緒にお楽しみいただけたらと思います。

ぜひ僕たちと一緒にピスタチオのクラフトアイスクリームを作りましょう。そして、ピスタチオアイスクリームをHiO ICE CREAMを代表するフレーバーのひとつに育てていこうと思います。

■リターンのご紹介

1．Makuake先行販売『ピスタチオ』が入ったセット

海外調達にチャレンジする『ピスタチオ』のアイスクリームをご支援くださったみなさまに先行してお届けします。

ピスタチオは、濃厚でクリーミーなナッツです。HiO ICE CREAMのアイスクリームベースである『軽やかなのに濃い北海道美瑛町の牛乳』と合わせ、口の中でとけるような食感のピスタチオアイスクリームを作ります。

２．アイスクリームの定期購入『Pint Club』 のMakuake限定3か月プラン

パイントカップ（473ml）のアイスクリームが毎月2種類届く『Pint Club』。

初回お届けの際にMakuake先行販売の『ピスタチオ』ともう1種類のフレーバー、そして『HiO ICE CREAM オリジナルアイススクープ』を入れた3か月限定セットをご用意いたします。

パイントカップはスクープするサイズによって異なりますが、1カップで6～9スクープが目安です。毎週末食べても、友人に振る舞っても十分楽しめるたっぷりサイズです。Makuake先行販売の『ピスタチオ』をいち早くご堪能ください。また、2回目と3回目のお届けは、季節のフレーバーを2種類お届けいたします。

また初回のPint Club には、アイスクリームを綺麗に丸くすくうことができる、アイススクープをお付けします。このアイススクープは熱伝導の良いアルミ製で、掌の熱が伝わってアイスクリームをすくいやすくする構造になっており、HiO ICE CREAMのロゴでもあるアスタリスクのマークが入った限定のアイススクープです。

パイントカップのアイスクリームは、もちろんスプーンでもすくうことができますが、アイススクープがあるとお店やレストランのようにアイスクリームを丸くすくうことができ、いつものアイスクリームが少し特別に感じられます。アイススクープで毎月のPint Clubをお楽しみください。

※初回のPint Clubは2020年初旬に『ピスタチオ』のご用意ができ次第3か月お届けします。お届けのご都合の良い曜日と時間帯をご支援時にお伺いします。

自由が丘にあるアイスクリームの工房、アトリエでワークショップを開催いたします。
 

A：創業者と紐解く『牛乳』と『アイスクリーム』ワークショップ

シンプルな材料でできているアイスクリーム。特に牛乳は味を左右させます。今回は、わたしたちがベースに使っている『美瑛牛乳』をはじめ、様々な種類の牛乳の飲み比べや、アイスクリームの食べ比べを体験できます。

また、創業者の西尾がなぜ『美瑛牛乳』をベースの牛乳に採用したかなど、創業時のエピソードも一緒にお話させていただきます。

B：アイスクリーム作りワークショップ 

自由が丘の工房、アトリエでは素材の下ごしらえから、完成したアイスクリームをカップ詰めするところまで全ての製造工程を実施しています。ガラス張りで作っている様子もご覧いただけますが、もっと間近にアイスクリーム作りを体験いただけるワークショップをご用意しました。

HiO ICE CREAMのアイスクリーム工房で、アイスクリームの作り方を1から学んでいただけます。

最大4名様までご参加いただける枠となっておりますので、ご家族やご友人同士でお誘いあわせの上お越しくださいませ。ご支援いただきましたら、個別に日程の調整をさせていただきます。

※2019年10月または11月で予定しております。

＜リスク＆チャレンジ＞

アイスクリームが含まれるリターンについて

・ヤマト運輸のクール便（冷凍）でのお届けとなります。ご支援いただく際にお受け取りにご都合の良い曜日と時間帯をご指定いただきます。

リターンの用意ができましたらいただきました内容を元にして、お届け日時の調整をしましてご連絡いたしますので、もしもご都合が付かない場合はお知らせくださいませ。

※北東北（青森・秋田）、和歌山、中国地方（岡山・広島・山口・鳥取・島根）、四国（香川・徳島・愛媛・高知）、沖縄と離島お届けの場合、日時指定がご希望に添えない場合がございます。予めご了承ください。 

・商品写真はイメージです。実際の梱包とは異なる場合がございます。

ピスタチオのアイスクリームに関して

・ピスタチオを海外調達するため、商品のお届けが2020年初旬になる見込みです。最善を尽くさせていただきますが、原材料の調達・開発においてやむを得ない事情でお届け時期の遅れやお届け内容の変更が発生する場合がございます。予めご了承くださいますようお願いいたします。

■創業のストーリー

最後に、なぜクラフトアイスクリームを作り始めようと思ったのか。それは、とても忙しかった父との幼少の頃の想い出が強く影響しています。

僕は小さな頃から、とにかくお菓子が大好きで、毎週末の夜、父と二人で近所のお菓子屋さんへアイスクリームを買いに行き、家族みんなで取り分けて食べるのが僕の一番の楽しみでした。

※写真（上）西尾1歳9か月の時、この頃から毎週末に父親とアイスクリームを買いに出かけるのが一番の楽しみでした。

※写真（下）西尾2歳の誕生日　お菓子が大好きな少年でした。

35年が経って自分が父となり、子どもたちと一緒にアイスクリームを食べる時間がとても楽しみになりました。

そして、大好きなアイスクリームをシンプルに研ぎ澄ますことでもっと美味しくできないだろうか、シェアして食べる幸せを多くに人に届け、笑顔の輪を広げることはできないかと考え、2018年の夏に自宅のキッチンで試作を始めたのが、HiO ICE CREAMの原点です。

ピスタチオのアイスクリームも、生産者の方の想いや工夫を引き立てて笑顔の輪を広げていけると考えています。どうぞよろしくお願いいたします。