ちょっと新しいメンマ「メンマチョ」出来ました

◆瀬戸内レモンをふんだんに使いオリーブオイルに漬けこんだ”ちょっと新しいメンマ”「メンマチョ わたしの瀬戸内レモン」と、

◆更なる"メンマの可能性をさぐる"べく生まれた「乳酸発酵生メンマ 調理用メンマチョ」（スクエア、ダイスカット、穂先の３形状）

の２種類をMakuakeにて先行発売いたします！

（メンマチョ わたしの瀬戸内レモン）

（調理用メンマチョ ３種：スクエア、ダイスカット、穂先）

メンマチョプロジェクトとは

皆さんこんにちは。

愛媛県にUターン移住し、鬱蒼としげる放置竹林を眺めながらメンマをつくることを決めた実行者の山中です。

少しだけこのプロジェクトの背景をお話しさせてください。

私が祖父母の家のある愛媛県西条市に引越したのは約２年前の2019年5月。

幼い頃に駆け回った「どこにでも当たり前にありそうな里山の風景」は少しずつ、そして確実に形を変えていました。

色々なものが減少していくこの社会の中で、一人一人が「自分にとって残したいもの」を選択し、そして「自分に出来るなにか」を小さくてもいいから行動として起こしてみる。そんなローカルなアクションがこの先の豊かな社会に繋がるのではないか、そんなことを考えるようになりました。

元来、里山は常に人の営みと共に手入れされ、その結果として美しい風景が担保されています。私が癒されていた風景は自然にそこにあるものではなく、「誰か」のおかげで享受できていたのだと、そんな当たり前のことも移住してから気づいたのです。

この風景に対して私に出来ることはなんだろう。
そんな小さな想いからこのプロジェクトは始まりました。

里山の風景と放置竹林

皆さんは「放置竹林」を知っていますか？

里山の風景を変えている役者の一人である「竹林」は、全国各地、津々浦々、ぐんぐんとその規模を拡大し、その強靭な成長力でエリアの生態系を破壊したり、土砂・土壌崩壊の危険性を高めていると言われています。

「荒廃した竹林」というという外観上の問題だけではなく、放置された竹林が引き起こす生態系の変化と獣害問題、それによる放棄地の拡大。そして里山からまた人の足が遠のいていく。そんな悪循環が起こっています。

一方で、竹林は私たちの身近にある有効な資源であり、筍は美味しい食べ物です。それを厄介者として扱うのか、それとも人気者として扱うのか。この竹林を人気者として活用することで里山に人の足が向くようになる、そんな商品をつくることを決めました。

みんなが参加できる竹林整備

当初、竹を使ったプロダクトとして、アルコールや抗菌スプレー、和紙などの製紙類、土壌改良材やコンポスト基材としての竹パウダーなども調べながらどのような製品にするか検討していました。

数ある竹林活用製品のうち、メンマを選んだ理由。それは、誰もが関わりやすいプロダクトであって欲しいという想いからです。

まず、筍のうちであれば危ない機材や難しい作業もなく、老若男女自分のペースで竹林整備に参加も出来る。そして、食べるだけなら都内で働いていたかつての私のような方でも参加できるかもしれない。ちょうど筍の収穫シーズンで大量の筍と戯れながら食べる竹林整備に想いを馳せていた昨年の４月。

そんな時に見つけた若竹を使ったメンマづくりの資料。

収穫や加工に関われて、食べることもできる。そして、"ちょっと新しいメンマ"というコンセプトを立て、新しいフレーバーづくりという開発側にも参加出来る余白を残したメンマプロジェクトがスタートしました。

竹林と食卓をつなぐニューヒーロー「メンマチョ」

この竹林整備のためのプロダクトという背景をどのように伝えていくか。

竹林整備は十数kgにも及ぶ成竹の伐採、搬出、時には斜面地での作業等、危険を伴う重労働です。私自身も月に一度の整備ボランティアに参加する中でその大変さがよく分かりました。

そこで誕生したのが、竹林問題をシリアス過ぎずキャッチーに、そして、力強く社会に伝えていくマッチョな覆面ヒーロー「メンマチョ」です。

「メンマチョ」というキャラクターに現場の想いを託し、楽しく参加できる"ちょっと新しいメンマ"の商品開発が進んでいきました。

こだわった瀬戸内レモン味

ここでいう「こだわった」というのは、レモンの風味を残すための加工に「こだわった」という意味と、初回のフレーバーをレモン味とすることに「こだわった」という２つの意味があります。

まず大前提、レモンの風味を残すというのは加熱する工業製品としては難易度が高いものだったようです。初めて加工場で瓶詰めの試作を行った時に食べた美味しくないレモンメンマを今でもよく覚えています。

その後色々な方にお話を聞き、論文や文献を読み漁りました。
そして、気づいたのです。どうやらレモン味というのは難しいらしいぞ、と。笑

それでも私はレモン味を実現したかった。

そもそものレモン味の登場は、かなり初期の雑談で「瀬戸内だしレモン味とかあったら面白そうじゃない？」という開発パートナーの一言が始まりだったのですが、こんなに面倒なフレーバーだとわかった後も最後まで諦めなかったのは、地元で調達できる食材という理由だけではなく、初期の雑談の通り「レモン」という筍にとって異質な素材を掛け合わせることで「ちょっと新しいメンマ」というコンセプトを表現したかったということが大きいです。

そんな想いを胸に抱きつづ、果汁の風味が飛ばないようにオイルに浸してみたり、加熱による風味劣化を減らすべく低温度帯での殺菌をパターン別に試作をしてみたりと地道な実験を重ね、そして最終的にレモンの皮を入れたとき、しっかりとレモンが香るメンマと出会うことが出来ました。
なので、お召し上がりになるときはレモンの香りを楽しんで頂けると嬉しいです！

それでは、メンマチョの活躍シーンをご紹介していきます。

メンマチョの活躍シーン

【「メンマチョ わたしの瀬戸内レモン」のオススメの使い方】

◆ おつまみとして食べる
そのまま食べるもよし、クリームチーズをのせたクラッカーとも相性抜群。アクセントにはちみつやピクルスなどをのせても美味しいです。
相性のいい飲み物：クラフトビール、白ワイン

（レモンメンマとクリームチーズのクラッカーのせ by niru）

◆ ラーメンにのせる
メンマの不動のポジションとも言える「オン・ザ・ラーメン」。メンマチョを乗せて頬張れば、しっかりすっかりレモンの香りが口いっぱいに広がります。
相性のいいラーメン：塩ラーメン、豚骨ラーメン

（メンマチョ オン・ザ・塩ラーメン）

◆ オイルも使う
レモンピールが入ったオイルはパスタソースやサラダのドレッシングに使うとレモンの爽やかな香りを楽しめます。ぜひ最後の一滴まで使ってください。レモンは加熱すると香りが飛んでしまうのでそこだけご注意ください！

【「調理用メンマチョ」のオススメの使い方】

◆ スクエア
歯ごたえがあり、しっかりとした存在感があります。
ピリッと辛いメンマから、カレーや山椒などのスパイスをきかせたメンマ、ワサビや生姜などの香味野菜を加えて自分のオリジナルメンマをお試しください。

◆ 穂先
若竹の先端の部位でスクエアよりも柔らかく、ソースを絡めるお料理やスープなどに入れて食べるのがおすすめです。
そして、是非試してもらいたいのがno1（ノイチ）さんが教えてくれたオーブン焼きです！美味しいお塩をパラリとかけてメンマそのもののお味を楽しんでください。

（メンマのカルボナーラ仕立て by niru）

（メンマのオーブン焼き by no1）

（トマトと玉子のメンマスープ）

◆ ダイスカット
開発中にご要望の多かった5mm前後のダイスカット。ドレッシングや餃子、肉団子などに入れたり、パラパラと直接サラダにかけたりして食感を楽しんでください。
地元のおじちゃん達はチャーハンに入れるのが鉄板だそうですよ！

（メンマ入りアルボンディガス（スペイン風ミートボール）by ふしおん）

（もりもりメンマのクリーミー生姜ドレッシング添え by PEACH!）

（メンマのタイ風オムレツ by no1）

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日本ではラーメンの上の役者としてのイメージが強いメンマですが、「発酵たけのこ」はアジア各地で保存食として親しまれてきました。

是非、普段の料理のアクセントとしてもメンマチョを使ってみてください。

※【お気持ちメンマチョ】以外のリターンをご購入の方に上記オリジナルレシピを同封いたします！

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いかがでしょうか？
食べたりつくったりしながら皆さんにも竹林整備を楽しんでもらえると嬉しいです！

さて、最後になりますが、メンマチョの今後のことについて少々。

メンマチョが見つめる「もっと竹林を食べる未来」

わたしとメンマチョのKPI

私はこのプロジェクトの目標を「３年後に10種類のメンマチョを各地の竹林整備を行う皆様と一緒に商品化すること」に設定しています。

なぜか。

この目標は、製造の観点からいくと効率化とは真逆の道を選んでいるのかもしれません。だけど、メンマチョプロジェクトは、その地域に見合った整備に繋がること、そして私のような自分にも出来るアクションを起こしたいと思う方々が参加できる仕組みであることを大切にしたいと思っています。

そして何より私自身が、各地で悪戦苦闘しながら整備にたずさわる皆様と新しいメンマチョをつくっていくことや、その先に広がる今は想像もできないアイディアが生まれる可能性にワクワクするのです。

ちなみに、この後に続く"ちょっと新しいメンマ"たちは、今回の「わたしの瀬戸内レモン」のようにその地にあったフレーバーでもいいし、激辛があったり、（美味しいのであれば）甘くても、はたまたどっしりと醤油味でもいい。形状はダイスカットでもいいし、穂先の大きいのでもいい。

そんな気概でメンマの可能性を広げる楽しいメンマチョ兄弟を増やしていきたいと思っていますので、面白い味があれば是非お知らせいただいて、新しいフレーバー開発へのご参加もお待ちしております！

竹林の明るい未来のために「私の挑戦」

最後の最後になりますが、応援してくださる皆様に投票のお願いです。

この先の竹林の未来のために「私のやってみたい挑戦」として下記の３つの選択肢を考えました。リターンを選ぶ際に質問がありますので、見てみたい「挑戦」に一票をお願いします。一番投票数の多かった「挑戦」を実行します！

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【01：京都の料亭を訪ねる】
「放置竹林から出来たメンマ」は老舗料亭で通用するのか

もし、メンマが高級食材として認められたらどうだろう。
あのシャキシャキの食感と乳酸発酵の深い酸味は競合のいない食材なのではないか、と期待しています。

【02：県知事に提案】
「県内たけのこ食べるデー」の制定により県内の筍は何本消費されるのか

筍を食べれば竹林問題の解決になると県知事が言ってくれたらどうなるだろう。そもそもそういうことを制定してもらうにはどうすればいいのかと合わせて発信していきます。

【03：農林水産省にプレゼン】
放置竹林の解決に「メンマチョプロジェクト」は有効か

食べることでどのくらいの解決に繋がるのか、そしてもっと何をしなければいけないのかの多角的な意見を伺いながらメンマチョプロジェクトのブラシュアップに繋げます。

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※得票数は活動レポートにて中間報告を行います

商品情報

◆メンマチョ わたしの瀬戸内レモン
・形状：瓶詰め
・原材料名：たけのこ（愛媛県産）、塩、オリーブオイル、レモン果汁（愛媛県産）、レモンピール（愛媛県産）、無添加コンソメ、白胡椒（原材料の一部に鶏肉を含む）
・内容量：95g（レモンオイルの重量を含む）

◆調理用メンマチョ ３種類（スクエア、穂先、ダイスカット）
※３種類は部位とカット形状が異なります
・形状：スタンドパウチ
・原材料名：たけのこ（愛媛県産）、塩
・内容量：90 g（NET）３種類共通（発酵液込み：約180g程度）

ー 全商品共通 ー
・賞味期限：製造日から60日
・保存方法：直射日光、高温多湿を避けて、保存してください
※開封後は冷蔵庫（10℃以下）で保管し、お早めにお召し上がりください
（「メンマチョ わたしの瀬戸内レモン」は冷蔵庫で保管するとオイルが凝固します。品質に問題はございませんがお召し上がりの際は常温に戻してください。）
・販売者：Hinel 山中裕加（愛媛県西条市大町1699-3 1F 紺屋町dein）

スケジュール

・３月下旬：商品開発終了

・４月初旬：製造開始

・４月中〜下旬：リターン発送開始

・５月初旬：一般販売開始（予定）

資金の使い道

商品開発費用／販売促進費用
150万円達成の場合、挑戦にかかる経費＆新しいフレーバーのメンマチョ開発費用として使用させていただきます！

開発・製造パートナー

【ネーミング／パッケージデザイン】株式会社クオーターバック
「メンマをつくりたい」というたわ言レベルの時代からお付き合い頂きました。何を信じてそれをどう伝えるのか、このチームのおかげで私もメンマチョもレベルが100くらい上がったはずです。この先のゴールがいくつかは分かりません。1億くらいなのかな。

【キャラクターデザイン】まつむらあきひろ
”メンマチョ"というネーミングが決まり登場したまつむらさん。イメージにぴったりの最高なキャラが生まれました。私はまつむらさんのLINEスタンプを愛用していますがメンマチョのLINEスタンプも登場するなんて夢のよう。

【製品開発アドバイス】

[ 食の総合コンサルタント 福田洋一郎 ]
瓶詰めの殺菌工程でレモンの風味が飛んだ美味しくないメンマに絶望する夏の日の山中に製品開発は科学であるということを教えてくれた福田さん。疑問や質問に丁寧にそしていつも科学的に答えてくださいました。アロハシャツ最高！笑

[ no1（ノイチ）]
ご家族で野宿をするのが趣味のノイチさんご夫婦。レモン以外のフレーバーの試作から、はたまた野菜やスパイスとたけのこの塩水発酵の試作まで、お忙しい中たくさんのご知見をいただき、そしてたくさんの変わった実験にもお付き合いいただきました。笑

【製造・製造管理】就労支援事業所あけぼの
製品開発の試作や脱気・殺菌工程の実験、発酵管理のアレコレまで一緒になって親身にトライして頂きました。カット作業から瓶詰めまで一つ一つ本当に丁寧に行ってくださる皆様をみて、私も頑張らねば！と力を頂いています。

【収穫協力】

[ 竹林をよくする会 ]
実行者山中も月一の竹林整備ボランティアとして参加している個性豊かなメンバーが集う会。メンバーから聞く竹にまつわるアレコレを毎回脳内にインプットしています！

[ 石鎚ふれあいの里と大保木地区の皆さま ]
メンマをつくりたいと思いついた私のお願いを快く受け入れ、軽トラ２往復分の山盛メンマを収穫していただきました！これがなければメンマチョの誕生はもっと後だったこと間違いなし。

レシピ提供者紹介

４つの飲食店さんにご協力いただき、７つのメンマチョレシピが出来ました。
【お気持ちメンマチョ】以外のリターンをご購入の方にオリジナルレシピを同封いたします！

◆レシピ一覧とレシピ提供者紹介

【レシピ一覧】
・メンマ入りアルボンディガス（スペイン風ミートボール） by ふしおん

・レモンメンマとクリームチーズのクラッカーのせ by niru
・メンマのカルボナーラ仕立て by niru
・もりもりメンマのクリーミー生姜ドレッシング by PEACH！
・メンマ入りタイ風オムレツ by no1
・メンマのオーブン焼き by no1
・トマトと玉子のメンマスープ

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【レシピ提供者紹介】

[ EHIME×スペイン料理 ふしおん ]
愛媛の食材を豊富に揃え、愛媛に特化したスペイン料理店。オープンテラスの開放的な空間も魅力です。
https://www.instagram.com/ehimefusion/

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[ niru ]
スパイスの効いた煮込み料理と自然派ワインのお店です。
https://www.instagram.com/niru_shibuya/

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[ PEACH！]
古着とカフェ。ヴィンテージ古着と美味しい色々！
https://www.instagram.com/peach.cafe.kiko.and.yvan/

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[ no1（ノイチ）]
製品開発アドバイザーとしても関わってくださったno1さん。西条市で世界の料理を提供する旅するレストラン
https://www.instagram.com/no1.saijo/?hl=ja

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