プロジェクト実行者
ストーリー
- Makuake限定 創業明治44年 5代目杜氏 25年目 10年越し二度目の大吟醸への挑戦
- 蔵人しか飲めない搾りたての「生」大吟醸をスペシャルラベル仕様ボトルでお届け
- 昔ながらの製法とこだわりの米や水が織りなす 米の旨味・香りを存分に楽しめる日本酒
日本酒 大吟醸への挑戦 一度目は、10年前
大吟醸への初挑戦、腕に自信があり知識も十分あると思っていた。自分が思い描く大吟醸ができるものだと信じていた。
しかし、それは思い描いた味ではなかった。
なぜ、そのようになってしまったのか・・・
その原因は、二つあると考えた。
一つ目は、私自身の力量不足。
二つ目は、私が愛している、地元滋賀県甲賀産の「山田錦」の品質。
原因がわかってもどうすることもできず、
10年前初挑戦した大吟醸は、ほとんどが文字通り「御蔵入り」となった。
それから七年経ち、ふと「御蔵入り」となった大吟醸が気になり試飲をおこなった。
それは、白ワインを彷彿させる酸味に加え、大吟醸の上品で香り高い後味を兼ね備えたものになっていた。
私はそこで気づいた、「造りのアプローチは間違いではなかった」と
ここから、大吟醸を世に出したいという思いが再挑戦へと私を動かした。
そこから、試行錯誤を重ね、大吟醸への思いを募らせていたが、「こんな小さな酒蔵で大吟醸なんて売れるんだろうか」という不安が残っていた。
そんな中、失敗の原因の一つ、滋賀県甲賀産「山田錦」の出来栄えが、今、一等米という最も優秀な等級へと辿り着いた。
だから、今年二度目の大吟醸の仕込みをおこなう
杜氏歴25年を迎え、今回10年越しの二度目の挑戦になります。
こだわり抜いた材料について
・米:地元滋賀県甲賀産「山田錦」
「山田錦」は、稈が高く風に倒れやすく作る時期が普通の食用米よりも一か月遅れるため、台風の影響を多く受け病気や害虫に弱い特性をもった作りにくい米です。
10年前、契約栽培農家の方に試しに栽培していただいた「山田錦」は、粒が大きく芯がしっかりとしていたため、胴割れが少なく醸造の際とても造りやすい大変品質が良いお米でした。しかし、10年前の品質では大吟醸を造ることはかないませんでした。
その契約栽培農家の方と共に、大吟醸に合う米を作るためにお互い切磋琢磨し現在では一等米の品質までになりました。
「山田錦」は本来兵庫県の米ですが、「地元滋賀県甲賀産」にこだわる理由として同じ水流系で栽培されており、自社地下水との相性がとても良く仕込みでの調整が上手くできるためです。
今回大吟醸を醸造するにあたって、精米歩合は47%としました。
・水:鈴鹿伏流水の自社地下水
この水は、創業当時から安定し金気などの不純物がなく、全硬度3.2の弱軟水で滋賀県甲賀産の「山田錦」で作られた麹の力が存分に発揮されるので、若干甘めながらスッキリとした味わいになり、飲みやすく米の風味を存分に感じられる日本酒になります。
こだわりの製法について
近年、この業界もほとんどの作業を機械でおこなう蔵が多くなってきています。しかし、私達の酒蔵は先代から受け継いだ道具を使用し手間暇をかけ醸造します。
たとえば、試桶(タメシ)です。
現在の主流は、手入れが安易で丈夫なステンレス製のものですが私達の酒蔵では、木製のものを使用しています。手入れが大変ですが先代から受け継いだものになりますので大切に使用しています。その他にも、資料館に展示されるようなものも現役で稼働していたりします。
大型な機械は、昭和中頃に製造されたものになり2点しかありません。
1つ目は、「ヤブタ式」と呼ばれる自動圧搾ろ過機になります。これがなければ一人で絞りができません。ですので人手が少ない私達の酒蔵にとっては、なくてはならない大切な機械です。
二つ目は、蒸煮原料冷却機になります。敷地が狭くどうしても自然冷却というわけにはいかないので使用しています。昔は、外にあった風車からの風を取り込む仕組みで使用していましたが、風味が悪くなる原因となりますので、現在は冷却機のみで蒸した米を冷やしています。
その他の機械はなく残りはすべて手作業で醸造をおこなっています。
ちょっとした温度の違いや米の具合はすべて手でしか感じることができません。米を洗った状態を感覚や目で見て加減し、米の冷まし具合を手からの情報を頼りに加減していくといった様々な工程をこれまでに培ってきた経験と感覚で醸造しています。
少量生産だからこそ丁寧な手作業で醸造が可能なのです。
たっぷりの愛情と人の感覚によって生み出される旨さ
これらを感じられる 希少価値が高い日本酒を 是非堪能していただければと心から思います。
明治44年(西暦1911年)創業
現在は、5代目 田中 重哉(タナカ シゲヤ)がオーナー杜氏をしております。
杜氏は雇わずにオーナー杜氏・家族・仲間達で営んでいる小さな酒造になります。
酒造の経営理念
「和醸良酒」
良酒は和を醸す・和は良酒を醸す
人の和を大切にして酒を造り、和をもって商いをしていきたいを経営理念としています。
私達夫妻だけでは、どうしても仕込みでは手が足りないのが現状です。アルバイトを雇うことも可能ですが、それはせず、地域の皆様に手伝っていただいています。
毎年、朝早くから日替わりで5人以上が手伝ってくれ、もうこの関係が10年以上あり慣れた人になると言わずとも予定を空けていてくれ作業もしっかりとやってくれています。仕込みが終わると地域の皆様と一緒に食事をするのが例年の楽しみでもあります。
その他にも、米を栽培している方も手伝ってくれたりと多くの方に支えていただきながらこの小さな酒蔵を営んでおります。
今回のMakuake様でのプロジェクトを通じて
新しい和ができることを楽しみにしております。
私達が造るお酒は、ほんのりと甘味がありながらスッキリとした味わいで日本酒の芳醇な香りが楽しめます。切子にキリッと冷やした冷酒を注いで食事に合わせたり、ぬる燗をワイングラスに注いで香りを楽しむといった呑み方がオススメです。
肴のオススメ
冷酒:刺身、関西風のおでんなどがオススメです。繊細な食事の味を引き出しながら日本酒のフルーティな香りをお楽しみいただけます。ぜひご体験を
ぬる燗:ワイングラスに注いでいただくと、芳醇な香りが強調されより一層お楽しみいただけます。そうなると、味が繊細な食事では味が負けてしまいますので、アヒージョやカルパッチョなどの旨味が強い食事とマッチします。舌だけではなく鼻でも満足いただけます。
人の和を大切にし、その和で作り上げた良酒を家族、友人など大切な方々と一緒にお楽しみください。
春乃峰(はるのみね):「生」大吟醸 720ml
アルコール度数:18度(予定)
味:未知数 呑んでのお楽しみになります。
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
田中酒造創業以来初となるであろう大吟醸酒 しかも蔵人しか呑めない「生酒」、
店頭での販売予定はありません 歴史的な一本をお楽しみください。
※生酒となりますので長期保存はできませんご了承ください。
春乃峰(はるのみね):「火入れ」大吟醸 720ml
アルコール度数:15度(予定)
味:未知数 「生」大吟醸よりは香りが弱くなります。
賞味期限:2021年6月
保存方法:直射日光を避けた冷暗所
生と飲み比べてみてはいかがでしょうか?
こちらは店頭での販売も予定しています。
幻の大吟醸:7年熟成古酒 720ml
味:大吟醸らしい上品な香りと古酒独特の酸味が特徴です。
賞味期限:2021年6月
保存方法:直射日光を避けた冷暗所
大吟醸 一度目の挑戦で販売しなかったものを7年熟成したものです。
二度目の挑戦で、重要なファクターとなっているこのお酒を少数ながら蔵出しします。
※ラベルは作成中になります。届いてからのお楽しみです。
【10組限定】酒蔵見学ツアー 田中酒店でのお食事と共に
小さな蔵ですが、該当するリターンをご購入していただいた方をご招待いたします。杜氏:田中 重哉 自ら酒蔵をご案内いたします。歴史を感じられる酒蔵をみることができる絶好の機会です。
田中酒店は、創業100年を記念し建てた建屋になります。普段は、日本酒の販売や酒粕を使った料理を提供する完全予約制カフェとなっております。
田中酒店でのお食事は、カフェで出しているものとは違いスペシャルメニューをご提供させていただきます。
御予約について
御予約方法:メッセージにてご案内させていただきます。
御予約期間:2020年6月~2020年12月まで
※2020年7月~8月については繁忙期になりますので御予約いただけません。ご了承ください。
住所
〒520-3433 滋賀県甲賀市甲賀町大原市場474
アクセス方法
車の場合
新名神高速道路下り方面からは、甲賀土山I.C.から約15分
新名神高速道路上り方面からは、甲南I.C.から約10分
電車の場合
JR草津線 甲賀駅から徒歩約10分
田中酒造株式会社 5代目 田中重哉(たなかしげや)
滋賀県甲賀市甲賀町の酒蔵「田中酒造株式会社」で生まれ 小学生~高校生までは酒蔵の長男として、 仕込みを手伝い学校へ行くのが日課だった。
平成4年4月 東京の酒類問屋に入社 入社後、利き酒師の資格を取得
平成8年4月 家業へつき、能登の山下杜氏と出会い仕込みを教わる。
平成11年1月 蔵入り直前に山下杜氏が胃がんのため倒れそのまま帰らぬ人に、 急遽杜氏のいなくなった蔵は大変な危機に立たされました。杜氏がいない中、試行錯誤し仕込みをおこなった結果、この年の日本酒が初めて造ったものとなりました。
平成12年1月 当時70歳は越えておられる能登の熟練 玉川杜氏に来てもらい杜氏になるための修行を2年間していただきました。
平成14年〜 杜氏に来てもらう事なく家内で仕込みをおこない
現在は妻と2人でオーナー杜氏として酒造りに取り組んでおります。
リスク&チャレンジ
今回、醸造させていただきます大吟醸はまだ世に出たことがないものとなります。 万全の準備と対策をおこなっておりますが、自然のものになりますので スケジュールの遅延及び配送の遅延が発生する可能性がございます。 出来上がり次第発送させていただきます。 もし、遅延等が発生した場合は、 活動レポートを通じて理由、変更点をご連絡させていただきます。 最悪の場合、大吟醸をお届けできないこともあります。 その際は、理由等を活動レポートでのご報告と 蔵一番人気の商品または古酒を代替品として送らせていただきます。 ラベルに関しても、開発中のものの為デザイン等を変更される可能性があります。 こちらも活動レポートにて、ご報告させていただきます。 ※未成年の飲酒は法律で禁止されております。 ※妊娠中・授乳期の飲酒はお控えください。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2020年06月08日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
日本酒:春乃峰「生」大吟醸 1本
6,000円(税込)
・日本酒:「生」大吟醸 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
箱入りでお届け致します。
※未成年者の方はご支援いただけませんのでご了承ください。
※2:「生」大吟醸は、長期保存できませんご了承ください。
「生」と「火入れ」呑み比べセット 各種1本
10,000円(税込)
・日本酒:「生」大吟醸 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
・日本酒:「火入れ」大吟醸 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:直射日光を避けた冷暗所
2本セットを1箱でお届け致します。
※1:未成年者の方はご支援いただけませんのでご了承ください。
※2:「生」大吟醸は、長期保存できませんご了承ください。
【限定30セット】「生」大吟醸 贈答用手書きラベル仕様と「火入れ」大吟醸セット
13,000円(税込)
・日本酒:「生」大吟醸 贈答用手書きラベル仕様 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
・日本酒:「火入れ」大吟醸 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:直射日光を避けた冷暗所
2本セットを1箱でお届け致します。
※1:未成年者の方はご支援いただけませんのでご了承ください。
※2:「生」大吟醸は、長期保存できませんご了承ください。
日本酒:春乃峰「生」大吟醸 3本セット
16,500円(税込)
・日本酒:「生」大吟醸 720ml ×3
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
3本セットを1箱でお届け致します。
※1:未成年者の方はご支援いただけませんのでご了承ください。
※2:「生」大吟醸は、長期保存できませんご了承ください。
幻の大吟醸セット 一度目の挑戦 大吟醸 7年熟成古酒 3種セット
17,000円(税込)
・日本酒:「生」大吟醸 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
・日本酒:「火入れ」大吟醸 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:直射日光を避けた冷暗所
・一度目の挑戦で醸造された大吟醸 7年熟成古酒 720ml ×1
賞味期限:2021年6月
保存方法:直射日光を避けた冷暗所
3本セットを1箱でお届け致します。
※1:未成年者の方はご支援いただけませんのでご了承ください。
※2:「生」大吟醸は、長期保存できませんご了承ください。
※3:7年熟成古酒について、ラベルは作成中になります。届いてからのお楽しみです。
日本酒:春乃峰「生」大吟醸 6本セット
32,250円(税込)
・日本酒:「生」大吟醸 720ml ×6
賞味期限:2021年6月
保存方法:要冷蔵
6本セットを1箱でお届け致します。
※1:未成年者の方はご支援いただけませんのでご了承ください。
※2:「生」大吟醸は、長期保存できませんご了承ください。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 フードカテゴリの 「「500本限定」 明治44年創業 甲賀の酒蔵 5代目 2度目の挑戦となる大吟醸」プロジェクト詳細ページです。