1937年創業の革製造会社「栃木レザー株式会社」。創業当時から「革本来の風合い」を守る昔ながらの製法で世界から高い評価を得ています。

革を知り尽くした職人が遺したい“もう一つの革”があります。
それは、これまで製品化されず廃棄されてきた“生きた証”とされる「傷やシミがある皮革」。

「革にキズや、シワが残るからこそ自然に作った証。自然が一番現れている革が一番自慢の革。」という栃木レザー株式会社遅澤代表のメッセージに、栃木県から遠く離れた宮城県で共鳴したクラフトマンが手を組み個性を持つ革を楽しむブランド「HANUI LEATHER」が誕生しました。

HANUI leather 第一弾のプロダクトは次の3商品となります。

■ランプシェード

２枚の円形の革に切り込みを入れ、水を使いふんわりと膨らませたランプシェード。木材のベースとの相性も良く、波紋状のスリットから漏れる光が空間を温かく演出してくれます。サイズはMサイズ、Sサイズの2種類からお選びいただけます。
＜電球ソケットサイズ＞
ランプシェードMサイズ→電球ソケットE26サイズ用
ランプシェードSサイズ→電球ソケットE17サイズ用

革特有の柔らかい波紋状のスリットが空間を穏やかに和ませてくれます。

ソケットの周りの部分は、宮城県の欅材を使用しております。
欅材特有の硬さでシェードの強度を保ちつつ、職人さんが一枚一枚木工轆轤で挽いて仕上げた優しく美しいフォルムも是非ご覧ください。

レザー部分の質感はもちろん、職人さんが一枚一枚ミシンで縫っているきれいな縫い目からも温かみを感じていただけます。

今回は、ソケット周辺の木材部分とレザーシェード部分がセットとなっております。
電球ソケットは付いておりませんのでご注意ください。
※推奨する電球ソケットについては仕様欄に記載しておりますのでご確認のほどよろしくお願いします。

■ハンガー

堅牢なヌメ革を積み重ねて形成した革のハンガー。

厚く積み重ねられたコバ（切り口）は丁寧に磨き上げ艶を出している。オリジナルの真鍮製フックは一つ一つ槌目が付けられ優しい光沢を放ち、革と共に経年変化を楽しませてくれる。

滑らかな曲線は肩の当たりも良く、お気に入りの一着を飾って欲しい。

※濡れた衣類はかけないでください。

滑らかな肩の曲線が手にも衣服にも馴染みます。

シンプルなデザインの為、シャツからアウターまで幅広くご使用いただけます。

滑革を職人が一枚一枚切り出して成形しております。

贅沢にヌメ革を重ねることでハンガーの強度を保っています。
またフック部分にはレザーと相性の良い真鍮材を使用しております。

■コースター

２ピースの革が魅せるコースター。

パターンは３種用意しており緩やかな曲線により繋がれた２ピースの革は同じ素材であれ全く異なる表情を持ち、どの組み合わせも一点モノである。

※応援購入の際、コースターのパターン（模様）の組み合わせはランダムとなります。

デザインがシンプルな為、幅広いシチュエーションにてご利用いただけます。

それぞれが持つ個性に、使うことで生まれる経年変化が加わり自分だけのコースターを楽しむことができます。
※水に濡れた場合は乾拭きし平らな状態で自然乾燥してください。

弾かれた、もう一つの革が自慢の「証」。

「出来上がった革よりも、作る為の “工程” にこだわりがある。」という遅澤代表の言葉の通り、昔ながらの自然由来の鞣し剤を継ぎ足し、手作業による製造方法に拘り続ける栃木レザー株式会社。その結果「革本来が持っている繊維層などを壊さずに自然の風合いが保たれたまま丈夫な革」として世界中から高い評価を得ている。

「職人が自慢する鞣した革の証として、革に生前残したシワやキズがある。」
このシワや、キズは栃木レザー株式会社だからこそ残せる技術なのだ。
しかしながら、シワやキズが付いた革は規格外品として弾かれてしまい廃棄されてしまう現状がありました。

キズ、シワが入った為、製品にならず弾かれた革。職人が自慢を持って鞣す革の証。

シワ、キズの入った滑革が積み重なり廃棄を待つ。

“栃木レザーの自慢の証” をどうにか活用できないものか。

この課題を機に栃木から遠く離れた宮城の地で「HANUI LEATHER」プロジェクトが発足します。

メンバーは、家具屋、建設会社、革細工職人、デザイン事務所とそれぞれ。
各業界のプロフェッショナルが知見を活かし意見交換を重ねながら第一弾プロダクトを検討しました。

暮らしの中で身近にレザーを感じられる商品として、ランプシェード、ハンガー、コースターという3つのプロダクトの制作が決定しました。どのプロダクトも暮らしの中で使用頻度が高く、レザーの経年変化を楽しんで頂ける仕様となっており、設計から試作を繰り返し今回初めてのお披露目となります。
今回HANUI leatherプロジェクトでは廃棄されてしまう様な床革と腹部分のベリー革、傷やシミ、シワなどの目立つ規格外のヌメ革を使用しています。

HANUI leatherプロジェクトメンバー顔合わせ

遅澤代表から皮革についてレクチャーを受けている様子。

HANUI leatherプロジェクトメンバーによる栃木レザー株式会社視察の様子。

本プロジェクトのクライアントでもある日本を代表する革の製造メーカー「栃木レザー株式会社（栃木県栃木市）」。

栃木レザーの“匠”が丹精込めて作る高級皮革

かつてヌメ革は、「固くてとても商品にならない」と言われていました。そのヌメ革を栃木レザーの職人達が試行錯誤を重ねた結果、柔らかく堅牢性のあるヌメ革を実現しました。独自の色艶や、使い込むことで深まる飴色の色合いなど、革が本来持つ肌目のきれいなヌメ革は、今では国内はもちろん、海外の一流アパレルブランドや自動車メーカーからオーダーが来るほど、世界中から評価をいただいています。

創業当時から受け継ぐ自然を配慮した製造工程

創業当時から革に負担をかけないように有害な薬品は一切使用せず、工場の近隣を流れる日光の豊富な雪解け水や、ミモザの樹液など自然由来の鞣し剤で、職人が一枚一枚受け継がれる20にも及ぶ作業工程をゆっくり手間も時間もかけて「皮」から「革」へと鞣していきます。

塩漬けされた原皮を水洗いする巨大な木造のドラム。

160もの濃度が違うタンニンのプール（ビット槽）。

約10日間自然乾燥中のヌメ革。

「HANUI LEATHER」プロジェクトは、ブランディング＆デザイン事務所「ブルーファーム株式会社（宮城県大崎市）」が、世界に誇る革の製造メーカー「栃木レザー株式会社（栃木県栃木市）」の抱える課題を「Local to Local」というテーマで宮城県内にて活躍するクラフトマンの技術を組み合わせた新たな価値を世界へ発信するプロジェクト。それぞれの用途で使われた端切れで一着の着物を仕立てる端縫いのように、エリア、業種を飛び越えて1つの想いを叶えるのが「HANUI LEATHER」です。

今回、第一弾「ランプシェード」「ハンガー」「コースター」については、以下メンバーにて担当します。

■統括・プロデュース
　ブルーファーム株式会社（https://bluefarm.co.jp/）

■ランプシェード、ハンガー、コースター設計＆制作
　Leather Lab. hi-hi（https://hihi-l-l.tumblr.com/）

■ランプシェード設計＆制作
　工房とみはり（http://kobotomihari.com/）

SEASON.１のプロダクトは以下のクラフトマンが担当しました。

leather lab.hi-hi（宮城県岩沼市）

（URL）https://hihi-l-l.tumblr.com/

ランプシェード、ハンガー、カップコースターの製鞄担当

（左）平間 麻里／Mari Hirama、（右）平間 博之／Hiroyuki Hirama

工房とみはり（宮城県大崎市鳴子）

（URL）http://kobotomihari.com/

ランプシェードソケット部分の木材シェード製造。

富張 菜々子／Nanako Tomihari

■ランプシェード

＜Mサイズ＞（写真右側）
　直径　約266mm（革部分）
　　　　※革の広がり具合により厚みはどちらも個体差があります。
　重さ　約193g（革部分約117g、木部分約76g）
　ソケット穴直径　約42mm（木材部分）
　材質　栃木レザーヌメ革、宮城県産欅材
　ソケット　別売り
　推奨ソケット　m&s ペンダントライト 真鍮ソケット 裸電球 日本製 E26 ターンスイッチ PSE適合
　電球　　　別売り（LED電球推奨）　
　　　　　　※白熱電球ですと接地面が熱くなり割れや焦げの原因になります。

＜Sサイズ＞（写真左側）
　直径　約230mm
　　　　※革の広がり具合により厚みはどちらも個体差があります。
　重さ　約133g（革部分約98g、木部分約35g）
　ソケット穴直径　約28mm（木材部分）
　材質　栃木レザーヌメ革、宮城県産欅材
　ソケット　別売り
　推奨ソケット　m&s ペンダントライト 真鍮ソケット 裸電球 日本製 E17 PSE適合
　電球　　　別売り（LED電球推奨）　
　　　　　　※白熱電球ですと接地面が熱くなり割れや焦げの原因になります。

■ハンガー

＜サイズ＞
　幅約415x高さ約70x厚さ約18(mm)　※フック部分の金具除く
　重さ　約277g
　材質　（本体）栃木レザーヌメ革、（フック）真鍮

■コースター

＜サイズ＞
　縦約89x横約89x厚さ約5(mm)　
　重さ　約25g
　材質　（本体）栃木レザーヌメ革

FAQ

Q.　商品の発送はいつぐらいになりますか？
A.　超早割コース、早割コースは2023年8月発送予定、Makuake割コースについては10月発送予定となります。活動記録にて順次ご報告致します。

Q.　壊れてしまった場合はどうしたらいいですか？
A.　商品発送に伴う破損については修理の対象としますが、商品受け取り後の修理に関しては対応しかねますのでご了承ください。

2023年6月21日（水）　Makuakeチャレンジ開始

2023年7月30日（日）　Makuakeチャレンジ終了

2023年8月中旬〜　　　 商品発送予定
※Makuake割コースについては2023年10月発送予定となります。
※生産状況により商品のお届けに遅れが生じる可能性がございます。

このブランドシンボルのデザインは、最初は1枚であった革の一部が端切れとして四方八方へと旅立っていく様子を「H」をモチーフに設計。そしてもう一度新たな命を吹き込むために1つの場所「HANUI LEATHER」に戻ってくる様子を「逆再生」として表現し、それが左向きの矢印として見えてきます。また、ロゴタイプは物を大切に使う文化「端縫い」に倣い、「とめ・はね・はらい」という日本の文字文化と重ね、これから世界に向けて日本の文化を発信する象徴としました。