東京の左官屋の3代目　有限会社原田左官工業所の原田宗亮です。

おいしいかまど炊きのご飯で、日本の左官という技術を見直してみませんか？

お米は火で炊いてこそ、本来のうまみが引き出せます。

それは火力により、釜の中の水が対流し、炊き上がりがお米が立った状態になります。

このかまど炊きのご飯はびっくりするくらいおいしいです。

でもこのかまど、左官の技術で一つ一つ作っているんです。

おいしいかまど炊きのご飯を食べて、日本の左官という仕事を見直して欲しい

というのがこのプロジェクトの目的です。

使い方は自由。例えばこんな風に！

キャンプやイベントなどみんなが集まる時に。

いつもの食卓にかまどのご飯で彩りを。

版築かまどの使い方説明

版築かまど　色と仕様

色はアースカラー、アッシュレッド（赤+黒）、アッシュブラック（グレー+黒）の3種類。

仕様は1合炊き、2合炊き、3合炊きかまどの3種類になります。

版築かまどのサイズ毎の重量

1合炊き　重量約6.4ｋｇ　サイズ約260*260mm　高さ約240mm

2合炊き　重量約8.7ｋｇ　サイズ約260*260mm　高さ約240mm

3合炊き　重量約10ｋｇ　 サイズ約260*260mm　高さ約240mm

※手作りのため製品によりバラツキがあります。

使用方法は別途動画をご覧下さい。

使用する燃料は1合に付き固形燃料（30ｇ程度）を1つです。

（2合であれば固形燃料2ヶ、3合であれば固形燃料3ヶです。）

私たちは左官の技術で作る卓上の版築かまどというプロダクトをきっかけに、もう一度左官の素晴らしさを知ってもらいたいと思い、このプロジェクトを開始しました。

今、世の中から忘れられつつある日本の伝統技術「左官」。

左官業界は1975年頃、約30万人の左官職人が活躍していたのをピークに年々減少し、現在では5万人程度しかいないという、衰退の一途を辿っている業界です。

（2010年　厚生労働省　左官職人年齢別グラフ）

年齢層も60代以上が全体の60％を占め、若い人のなり手が少なく、今後もどんどん職人が減っていくことが予想されています。

（どこに行っても年配の左官屋しかいない・・・）

昔はどこの建築現場でも左官職人が活躍していましたが、今、左官の仕事を住宅、ビルなどで見ることは少なくなりました。

なぜ、そうなってしまったか？

本来、日本の建物は左官の技術無しには作れないものでした。

東京オリンピック以降、建築工法が簡素化され、元々は左官が鏝で塗って手仕事で仕上げていたものは、外壁はパネルを貼る、内壁はクロスを貼ることにどんどん切り替わっていき、左官の活躍する場所は少なくなりました。

しかし、最近になり、漆喰や土壁など左官の壁が持つ調湿効果や化学物質を吸着する機能などが注目され、シックハウス症候群の症状を軽減するもの、健康に良いものとして再注目されています。

それだけではなく、漆喰壁の持つ表情、土壁の暖かみなど左官本来の風合いの良さもまた、クローズアップされています。

しかし、まだまだ認知されていない

そのように左官が再度注目されていますが、まだまだ一部の方にしか知られていません。それ以上に職人の減少が著しく、このままでは左官業界がなくなってしまうのではないかと危機感を感じています。

せっかく世の中に認められつつあるのに、職人のなり手がいない・・・

まだまだ、左官の良さを知っている人が少ない・・・

そういったの現状を打破するためには、

・若手の左官職人を増やし、育成していく

・もっと左官をPRする

必要があります。

（左官見習い工の育成）

（過去行った一般の方向けの左官PRイベント）

左官の技術を使った商品を通して左官をPRしたい

（左官の技法の一つ　版築仕上げ）

そのため、左官の技術の一つである「版築」という技法を用い、卓上のかまどを作って、使っていただくことで、皆様に左官を身近に感じていただきたいと思っています。

左官というものが身近になることで若者が職業として選ぶ選択肢の一つに入るのではないかと思っています。

左官の技術を活かせば、こんなコンパクトなかまどを作ることだって出来ます。かまどで炊いたご飯はお米が立っていて電気釜とは比べ物にならないくらいおいしいです。

左官がつくったかまどを囲いながら、左官の技を手に触れて体感して頂きたいです。

左官が作る卓上かまどを広めることで日本の衣食住を見直すきっかけを作りたいと思っています。

当社では現在、左官のPR活動の一環として塗り壁体験会を定期的に開催しています。

東京で土壁に触れるというのは今では貴重な体験になっていて、毎回好評です。

壁を塗るというのは泥遊びの延長のようですが、やっているうちに皆さん夢中になり、

最後は皆さん、無心になって壁を塗っていることが多いです。

（過去の塗り壁体験教室の模様）

熱い思いはありますが、

まずは皆様においしいかまど炊きのご飯を食べてみていただきたい！

そう願っています。

皆様からの支援金は今回のプロジェクトの「卓上版築かまど」の製作費、お礼商品の製作費、商品発送代、左官のPRと左官職人の育成に使用させていただきます。


実行者/チーム紹介

今回の版築卓上かまどは原田左官のベテラン職人　中島文夫が考案したものです。「左官の良さを皆様に知ってもらいたい」という想いを込めて、何か皆様の手にとってもらえるようなものができないかと試行錯誤し、考え出しました。

皆様と共に、版築かまどと左官を広めていきたいと思います。

 

Q：版築かまどのセット内容を教えてください

A：かまど本体、羽釜、専用すのこです。

　　 固形燃料は別売りです。

Q：固形燃料はどんな大きさのもの使えばよいですか？

A：固形燃料は30ｇのものを使用してください。

　　ホームセンターやネットでも購入可能です。

Q：炊き上がり時間（食べられるまでに）はどれ位かかりますか？

A：火を点けてから40分くらいで食べられます。

　　（火をつけて10～20分くらいで火が消えます。20分程度蒸らして出来上がりです。）