ひつまぶしに「恋」したことはありますか？

食べたくて、恋い焦がれたことありますか。初恋のときのような、キュンとするような、あなたの第六感を刺激するそんなひつまぶしをご提供します。

※閉店が前提の移転前最後のプロジェクトになります。今、食べることができないと麻布十番のお店では一生食べることができません。この機会に是非。閉店は2022年2月末日を予定しております。正確な日程は活動レポートにも記載させていただきます。

私達は麻布十番にて10年、鰻屋さんを営んできました。ピンポンを押さないと入れない意図しない隠れ家的なお店だったのですがありがたいことに長年愛されるお店になっております。突然ですがこの度、私達は店舗を移転します。正直、10年続けていたお店ですので本当に悲しいです。そういったきっかけで、今回は閉店特価のスペシャルコースをマクアケ限定でご用意しました。

ぜひ、この機会に本物の鰻を食べてみてください。

また今回のプロジェクトに参加された方には、新店舗で（麻布十番）企画している特別会員へ入会できるチャンスもあります。

はなぶさが提供する鰻には特徴がいくつかあります。ご紹介させていただきます。

1.焼き方について

弊社の鰻は「蒸さない」です。地焼きという手法で蒸さずに焼くため、脂の乗ったパリッとした香ばしさが特徴の鰻になります。加えて「100ペン返し」という焼き方で鰻の脂をまんべんなく塗り、小骨も砕ける製法で焼きます。

2.素材について

三河一色産のうなぎが特徴。また100年続く三河みりん、たまり醤油の濃厚なタレの旨味。そして山椒と清水産の鰹節で取った出汁もおすすめです。

3.隠れ家チックな店内

ピンポンを押さないと入れない意図しない隠れ家的なお店です。一階は通常の店舗なのですが、２階は限られたお客様だけが楽しめる特別な空間になっております。麻布十番の街を一望できますのでこの機会に是非体験してみてください。

▼個室について

赤を基調としたインテリアによって、生み出される大人の空間。
特別な夜に、特別な方と、特別な美食をご堪能下さい

まずは四等分にひつまぶしを分けます。

その後に下記4回に分けて食べていただくと良いかと思います。

①そのままお好みで山椒をかけて

②薬味をかけて

③出汁をかけてお茶漬けに

④お好みの食べ方で

愛知県で行列の出来る鰻屋さんを経営する友人に出店を懇願するも断られ、残念に思っていました。

そんな中、2011年の東日本大震災が起こりました。東京のみならず日本の心が真っ暗になった時に、私に何かできることはないかと考えたところ、自分が大好きなうなぎを提供することで、みんなを元気づけることができるのではないかと思い、麻布十番にひつまぶし『はなぶさ』を開店するに至りました。

この10年、入り口も分かりにくいビルの5階で様々な素晴らしい出会いを経験させて頂きました！開店してまもなくテレビ局が、「大震災があったが故にオープンした鰻屋がある」と取り上げてくださいました！その番組の放映4時間後に福島県からおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんの3人で、麻布十番はなぶさと書いたメモだけを頼りに訪ねて来て下さいました。

「自分たちの地元で引き起こした大災害を機に開店したという鰻屋さんにと、居てもたってもいられず来ました！」と言われ、これには本当に驚き、感動しました。食する事が与えてくれる影響の図りしれなさを知りました。

また、ガンで余命僅かなおばあちゃんが、ある時夜お一人でご来店されました。聞くと、病院から抜け出して食べに来たとの事。おばあちゃんは、泣きながらひつまぶしを完食して下さいました。その後、娘さんたちは、おばあちゃんの命日には来店されるようになりました。

若く美しい娘さんの手術を前に娘さんを元気づけるためにのご来店。大試合終了後、自分のご褒美にと、アスリートの方々。上場前の景気づけの若者達。美味しかったという理由だけで花を送ってくださったフランス人の方。

「十=プラス」の街、麻布十番。

この街で初めた鰻屋は、間違いなく多くの方々を元気にできたのではないかと思います。この麻布十番での十年間は私たちの宝物です。この発祥店の終演に、お客様から頂いた感動に感謝を込めて、お料理の提供を企画させて頂き、更なる「鰻登り」で新店舗へ想いを繋いで行きたいと思います。

どうか、麻布十番ひつまぶし「はなぶさ」を引き続き宜しくお願いします。

【店舗概要】
『はなぶさ 麻布十番』

住所：
東京都港区麻布十番2-8-8 ミレニアムタワー ５F

営業時間：
【昼】通常営業

11：30～15：00 (Lo 14:00)

【夜】通常営業

17：30～22：00（L.O.21:00）

定休日：
年末年始のみ