明治時代。まだ風呂敷が使われていた日本に、ヨーロッパから最先端の技巧を導入。日本製のバッグを初めて作ったのがＨＡＭＡＮＯです。

日本人女性が凛として華やかに見えるバッグは、皇室や王室からも高く評価され、多くの女性達の魅力を引き出してきました。

フォーマルバッグを研究しているＨＡＭＡＮＯだからこそ、日本の女性の日常にカラーフォーマルバッグを持ってほしい。私たちの願いです。

初めまして。濱野皮革工藝と申します。この度、持つだけで上品な佇まいと華やかさを演出できる、カラーフォーマルバッグをご紹介させていただきます。

「ＨＡＭＡＮＯ」のバッグは、時代や流行に左右されず、女性の美しい立ち振る舞いに寄り添うデザインを追求し作られています。

今回ご紹介するのは、エレガントで上品、どことなくクラシカルな印象が残るハンドバッグシリーズ「Grace Regio（グレースリージョ）」より、フォーマルにも日常使いにもお持ちいただける新色3種類です。

Grace Regio（グレースリージョ）は、女性がスニーカーからパンプスへと履き替える瞬間を思い浮かべて開発しました。

「自分と家族のための華やかな時間を演出」
「参観日や食事会などいつもより少しお洒落をした日に主役になった気分を味わってもらいたい」

そんな想いを込め職人が一つひとつ手作業で仕立て上げています。

「日本女性を美しく引き立てる」

江戸時代、刀のつばや鞘などを作っていた濱野家。

明治はじまりの日本では、和装から洋装へとちょうど人々の関心が移り変わり始めていました。それをいち早く察知し、海外からハンドバッグの技巧を持ち込み、独自の技巧を活かしつつヨーロッパの技巧を取り入れ、日本人向けのハンドバッグを作ったのがＨＡＭＡＮＯでした。

その後、3代目の濱野敬之が乗馬の腕前を見込まれ、皇室のポロ競技の指南役を拝命されたことがきっかけとなり、濱野皮革工藝の名が日本の皇室から海外の国賓に贈られるハンドバッグメーカーとして、知られることになりました。

140年以上経った現在も受け継がれる伝統精神を元に、世界に通用する日本の美を追求し、日本人女性を美しく引き立てるバッグ作りをテーマにデザインしています。

グレースリージョをお持ちいただくと、普段のあらゆるシーンで自分を華やかに演出できます！

今回追加で発売する新色は、オレンジ・グレージュ・ブラウンの3色。ＨＡＭＡＮＯらしい上品な色味を選びました。

落ち着いたカラーが和装や洋装どちらのコーディネートにも合わせすく、特別なシーン以外にも幅広い機会にお使いいただけます。

グレースリージョは、定番な台形の”ブカッティ”タイプのバッグ。

上品な見た目と上質なレザーの艶感が、ハレの日の装いに洗練された雰囲気を醸し出します。

“少し小さい”が女性らしさを引き立てるバッグ。

ＨＡＭＡＮＯでは、皮のなめし加工から、バッグの形状や持ち手の細さ、底面の角を丸くするなど、目に見えない細かな部分やパーツの一つひとつまで一切妥協しません。

継ぎ目もシワ一つもない美しい仕上がりは、代々受け継がれてきた職人だからこそなせる技。

ＨＡＭＡＮＯのこだわりである日本女性を美しく見せるシルエットは、皇室や王室でも愛用されるほど。

きちんと感のあるお洒落上級者を演出できるため、映画やドラマなどにも登場しています。

格式のある見栄えで、お子様の入学式や受験の面接にもおすすめ。

ＨＡＭＡＮＯではアフターケアも対応しております。

保管方法やお手入れ方法は公式ホームページに掲載。
革製品は丁寧にお使いいただくことで、一生ものとして長くお使い頂けます。

新色は、日本人の肌に馴染みやすいカラー3種類。

スーツやワンピース以外に、お着物に合わせていただいても、華やかさをプラスし洗練された雰囲気に。シーンによって複数の色を使い分けるのもおすすめ。

※画面上と実物では多少色味が異なって見える場合もございますので予めご了承ください。

グレースリージョは、上品さという見た目だけでなく機能面も充実。細かなところまで使う人の事を考えられた優秀なＨＡＭＡＮＯデザインをご紹介します。

パーツを組み合わせるとき、革の繊維の走り方を揃える、マチにも上質な革を使うなど、細部まで徹底的にこだわる。10年後も美しく持ち続けられるバッグ作りを目指す“ハマノイズム”です。

パーツ同士をつなぎ合わせるステッチは、バッグの見た目や印象にかかわる大事な作業。パーツと糸、革の凹凸に合わせて慎重に縫い合わせます。

ステッチが細かいほど上品で洗練された印象に。

ヘリ返しは、素材を貼り合わせる際に切り目を隠したりほつれを防止するための方法。表側の素材の縁を等幅で裏側へ折り返して糊付けか縫付けます。折りやすさや仕上がりの美しさは革を漉く幅と厚さの加減具合。ソフトで繊細な印象を与える役目もあります。

胴とマチ、胴と底を縫い合わせて表に返すと縫った糸が見えてしまうことも。縫い返し部分に玉皮を入れることで糸を隠すことができます。立体感が出て美しい仕上がりになるだけでなく、付けた部分の補強にも。

「なめし」は、動物から皮を剥いだ「生皮」に樹液や化学薬品を使って加工することをいいます。グレースリージョでは、短時間でなめし加工ができるクロムなめしという技法を使った革を使用。柔らかくて経年変化しにくく、傷が付きにくいのが特徴です。

持ちやすさを考えられた細身のハンドルは、職人が二人掛で革の状態を確かめながら芯を入れていく。シワ一つない仕上がりは熟練の技。

ＨＡＭＡＮＯのバッグの使いやすさと持ちやすさは、素材を吟味するところから始まります。また、デリケートな革を温度や湿度の変化が少ない軽井沢工場で寝かせることで、風合いが増してバッグ作りに適した上質なレザー素材へと変化します。

ＨＡＭＡＮＯでは、熟練した職人が丁寧に愛情を込めてお直しをしています。お気軽にご相談ください。

初めにお写真で状態を確認してから、おおよその見積と修理期間をお伝えしています。（約3ヵ月）

※状態、素材、製法によりお受けできないものもございます。
※修理対象は弊社の製品に限られます。ご了承ください。

天然皮革は製品になった後も呼吸し続けています。一般的に、革製品は10年で出来上がると言われていますが、使い方や保管方法によっては変色やカビの発生の原因にも。より長くお使いいただくための方法をお伝えします。

●日常のお手入れ方法

柔らかい布などでから拭きし、ホコリや汚れをこまめに落としてください。

防水スプレーやクリームなどは、バッグの素材によってはシミが出来たり、色落ちしたり、光沢がなくなるなど風合いが変わる可能性があります。お使いになる時は、必ずそのバッグに適切であるかをメーカーへ問い合わせてからご使用ください。

●水に濡れた場合

素早く布やティッシュで押さえるようにして水気を吸い取ってください。その後、風通しの良い場所で陰干しをして充分乾かして下さい。湿気が残ったままだとカビが発生する原因になります。また、革は高温に弱く、アイロンやドライヤーなどを使用して高温で乾かすと収縮・硬化の要因となります。一度変形してしまうと元には戻らないため、十分ご注意ください。

●カビが生えた場合

繊維の深くまでカビが浸食している場合は、完全に取り去る事は困難です。表面上に若干生えている程度のカビは、湿った布で拭き取り、陰干しすることで取り除く事ができます。

●保管方法

長期間使用しない場合は、汚れを落とし、製品に付属の不織袋に入れて低温低湿の場所で保管してください。

保管中は、カビや型くずれ、変色などのトラブルが考えられます。また、手紐をバッグ本体側へ倒したまま保管されますと、手紐の痕がバッグに付着してしまう恐れがあります。そのため次のような点にご注意ください。

・保管前に汚れやホコリをしっかり落とす
・陰干しをしてよく乾かす
・型を整え内部に詰め物などをして型くずれを防ぐ
・手紐は伸ばした状態でしまう（手紐が柔らかい場合は、手紐をバッグの内部にしまうとよい）
・保管場所は、風通しのよい、低温で湿気が無い場所を選ぶ
・不織袋に入れて光が当たらないところに置く
・保管中、天気が良い日に取り出して陰干しをする（月に1回程度）

“女性が普段使いできる、軽くて丈夫なバッグを作る”

皇室献上で知られているロイヤルモデルを製作しているＨＡＭＡＮＯ。

デリケートで繊細な天然皮革に優しい環境を求めて、昭和42年(1967年)に現在の工房である軽井沢工場を開設しました。

夏でも涼しく、適度に乾燥した軽井沢の気候のなかで大切に革を育てつつ、職人の技で一つひとつ愛情を込めながら、バッグや革製品をお作りしています。