プロジェクト実行者
ストーリー
- 浜名湖のある浜松市三ヶ日町。かつては多くの人々で賑わっていた湖が汚染や高齢化により衰退の危機。
- きれいな湖を取り戻し、20年後の町を元気にしようと地元中学生が立ち上がる!
- 成功の鍵を握るのは牡蠣。大きく育てておいしく食べよう!
日本列島のほぼ真ん中に位置する静岡県の浜名湖は海(遠州灘)と狭い出入り口(今切口という)で繋がった淡水と海水が混ざる汽水湖です。
この地形の特徴から、出入り口が狭いために水の循環が悪く、汚染の原因となるものが入ってしまうと、きれいな水に入れ替わるのに時間がかかってしまう。
浜名湖はもともと汚染されやすい環境にあります。
今回のプロジェクトの舞台となるのは浜名湖と北西部で僅かに繋がっている猪鼻湖です。猪鼻湖は浜名湖よりさらに閉鎖的な湖沼であることから、より汚染されやすい環境にある湖です。
それでも30年前くらいまでは、ボートやウインドサーフィンなどのマリンスポーツ、潮干狩りや遊覧船などが盛んで、毎年、夏になると海水浴場や海岸は子供達で賑わい、男の子が勇気を試される飛び込み台では大きな歓声があがっていました。
しかし近年では、小中学校にプールが整備されたことや、生活排水、工場排水、農業肥料などが浜名湖に流入したことにより深刻な水質汚染が広がり、いつしか湖でレジャーを楽しむ人の姿は消えてしまい、押し寄せる少子高齢化の波に飲まれるように三ヶ日の町から活気が失われつつあります。
そこで、「20年後の三ヶ日の活性化!」を旗印に地元・三ヶ日中学校の生徒たちが立ち上がりました。学校の先生や地元の環境保護団体、著名な専門家の力を結集した猪鼻湖の水質浄化活動が2012年から始まりました。
プロジェクトの成功の鍵を握るのは『牡蠣』。牡蠣などの二枚貝類は、海水をろ過し、プランクトンや有機懸濁物を餌とすることで海水を浄化する働きがあります。牡蠣は平均して1個1日あたり200リットルの水を浄化するといわれており、大きければ大きいほど浄化能力も高いとのこと。
生徒たちは毎月湖に出て水質や牡蠣の生育状況を観察してきました。さらに、「牡蠣の浄化能力を高めて20年後に間に合わせるにはどうすれば良いか?」と真剣に悩み、アレコレ試行錯誤を繰り返してきました。
アドバイスを求めたのは牡蠣の養殖技術に詳しい前・群馬工業高等専門学校副校長(現・前橋総合技術ビジネス専門学校校長)の小島先生です。
本プロジェクトをサポートする地元の環境保護団体「わらの会」との交流をきっかけに浜名湖浄化プロジェクトに賛同しいただき、共に活動しています。
そして今回、小島先生が考案した新型の牡蠣養殖デバイス『宝島BOX』を活用して牡蠣を飛躍的に成長させることにチャレンジすることになりました。
そこで、デバイス購入に必要な資金を募って「20年後の三ヶ日の活性化!」を目指す中学生の夢をみんなで叶えるのがこのプロジェクトです。
2012年ごろから現在まで、「わらの会」や小島先生の助けを借り、牡蠣の養殖をするためのデバイス(着卵材)を試作・改良しながら、牡蠣の育成が始まりました。
ホタテ貝を使った従来の養殖法では牡蠣の着卵を妨げるフジツボも付着することが課題でした。そこで、素材や形状による効果の違いを分析し、試作を繰り返してきました。ここでは炭・腐葉土・鉄が主な素材になり、牡蠣成長の大きな鍵を握ります。
また、月一回、牡蠣の成長の観察と、湖の「塩分濃度」・「透明度」・「水温」・「酸素濃度」を約2時間かけて調査しています。
水質調査は地元の環境保護ボランティア団体「わらの会」が30年ほど前から始めており、2018年に三ヶ日中学生に引き継がれました。自分たちの活動がどれだけ貢献できたかを数字で確認できるようにするとともに、20年後の三ヶ日の活性化のため、後輩たちにも確実に活動を引き継いでいきたいと考えています。
「20年後の三ヶ日の活性化」を目指す三ヶ日中学校の総合学習の活動については以下のHPをご覧ください。
三ヶ日中学校HP
http://www.city.hamamatsu-szo.ed.jp/mikkabi-j/sougou.html
総合学習のチームのひとつに水質浄化の役目を終え、収穫された牡蠣の有効利用を考えるチームもあります。こちらもやはり、三ヶ日の特産品を作って多くの人に喜んでもらい町を元気にするために三ヶ日らしさの感じられるレシピを考え試行錯誤を重ねています。
現在までに特産品第一弾として、燻製牡蠣が入った牡蠣カレーの試作に完成したので、ささやかですがこのプロジェクトを支援してくださった皆さま方にお送りさせていただきます。是非お召し上がりください。
『宝島BOX』により更に大きくなった牡蠣を利用してカレー以外の商品化の検討も進めています。湖の清掃活動や水質調査、広報活動、商品宣伝、商品販売などについて、中日本エクシス株式会社をはじめとするNEXCO中日本グループの皆さんと幅広く連携して進めています。
地域特産品を販売し、得られた収益から『宝島BOX』を追加購入し、大粒牡蠣の特産品を販売して更に収益を得て浜名湖浄化活動にあてていきたいと考えています。
将来的には自立した持続可能な「浜名湖浄化プロジェクト」を目指しています。
NEXCO中日本コーポレートサイト https://www.c-nexco.co.jp/corporate/
NEXCO中日本オンラインモール https://www.c-nexcomall.jp/
宝島BOXを牡蠣養殖イカダに吊り下げると、海水中の鉄濃度が高まり、牡蠣の餌になるプランクトンが増えることで成長を促す優れもの。日本各地での実証試験では牡蠣のむき身収量は20~30%多くなりました。
・メンバー 三ヶ日中学校
総合学習チーム「MKB」(牡蠣養殖担当)
総合学習チーム「A&K」(水質調査担当)
担 当 : 足立 成寿 教頭 Tel:053-525-0771
・サポーター 浜名湖環境保護ボランティア団体「わらの会」
代 表 : 前原 基二
事務局長 : 夏目 厚司 Tel:053-524-0017
・アドバイザー 小島 昭 (前橋総合技術ビジネス専門学校校長)
リスク&チャレンジ
天候等の影響でリターン品の内容が変更する可能性がございます。
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2020年02月25日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
【2000円コース】三ヶ日中マスコット缶バッジ・お礼状
2,000円(税込)
・三ヶ日中マスコット缶バッジ×1
・三ヶ日中学生からの直筆のお礼状
三ヶ日中学生が考案した三ヶ日のイメージキャラクターの缶バッジです。ちなみにキャラクターの頭の部分は三ヶ日名物みかんから。また、支援してくださった方お一人様につき一枚、中学生からの直筆のお礼状を同封いたします。※缶バッジデザインはイメージであり、実際とは異なる場合がございます。
【3000円コース】三中宝島BOXカキカレー2食分・お礼状
3,000円(税込)
・三中宝島BOXカキカレー ×2食分
・三ヶ日中学生からの直筆のお礼状
本プロジェクトで育て上げた牡蠣を三ヶ日中学生が地元事業者の方々と一緒になってレシピを考案した燻製牡蠣入りのカキカレーです。中学生考案のイメージキャラクターがパッケージに登場!
牡蠣カレー賞味期限:2021年3月
10000円コース 三中宝島BOXカキカレー4食分・みかんジュース1本・お礼状
10,000円(税込)
・三中宝島BOXカキカレー ×4食分
・三ヶ日みかんジュース720ml ×1本
・三ヶ日中学生からの直筆のお礼状
本プロジェクトで育て上げた牡蠣を三ヶ日中学生が地元事業者の方々と一緒になってレシピを考案した燻製牡蠣入りのカキカレーです。中学生考案のイメージキャラクターがパッケージに登場!
また、三ヶ日と言えばみかんということで、青島みかんの一番おいしい時期にジュースに加工した、絞りたて濃厚ジュースをお付けします。一つ一つ手で皮をむき絞り、添加物は一切いれていません。(原材料の収穫の状況によっては変更になる場合がございます)
牡蠣カレー賞味期限:2021年3月
三ヶ日みかんジュース賞味期限:製造日より2年間
【5000円コース】三中宝島BOXカキカレー2食分・みかんジュース1本・お礼状
5,000円(税込)
・三中宝島BOXカキカレー ×2食分
・三ヶ日みかんジュース720ml ×1本
・三ヶ日中学生からの直筆のお礼状
本プロジェクトで育て上げた牡蠣を三ヶ日中学生が地元事業者の方々と一緒になってレシピを考案した燻製牡蠣入りのカキカレーです。中学生考案のイメージキャラクターがパッケージに登場!
また、三ヶ日と言えばみかんということで、青島みかんの一番おいしい時期にジュースに加工した、絞りたて濃厚ジュースをお付けします。一つ一つ手で皮をむき絞り、添加物は一切いれていません。(原材料の収穫の状況によっては変更になる場合がございます)
牡蠣カレー賞味期限:2021年3月
三ヶ日みかんジュース賞味期限:製造日より2年間
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 社会貢献カテゴリの 「20年後の三ヶ日のために 中学生たちの挑戦! 浜名湖浄化プロジェクト」プロジェクト詳細ページです。