こんにちは！はじめまして。私たちは「別鶴(べっかく)」と申します。

兵庫県にある日本酒メーカー、白鶴酒造の20～30代の若手社員で構成される、商品開発プロジェクトチームです。

チームのメンバーは８名。研究・醸造・営業など、所属部署はみんなバラバラです。

チーム結成のきっかけは、若手から経営層への自主的な発案でした。

「自らの手でつくった日本酒で、日本酒に馴染みの薄い同世代の人たちと一緒に乾杯してみたい！」

「新しいチャレンジをして、日本酒業界を盛り上げたい！」

そんな熱い気持ちを思い切りぶつけてみたところ、経営層から「そこまで言うのなら、やってみなさい」と認められ、若手だけで取り組むプロジェクトとして発足することが決まりました。

そしてプロジェクトがスタート。どんな日本酒を目指すか議論を重ね、導き出した答えは・・・

日本酒に馴染みのない人には『新しいお酒』としての驚きを。

日本酒が好きな人には『今までにない日本酒』としての驚きを。

同じお酒を飲んで、どちらの立場の人からも『おいしい！』『新しい！』と言ってもらえるようなお酒をつくろう。

そうして完成したのが「別鶴」のお酒です。

コンセプトは「新しい日本酒の世界を覗こう」。今まで出会ったことのないような香りと味わいが、あなたを日本酒の新たな境地に連れていってくれます。

味わいのタイプは３種類。それぞれまったく異なる味わいに仕上げていますので、ぜひ飲みくらべてお好みの１本を見つけていただければと思います。

---木漏れ日のムシメガネ---

レモングラスのような香りと爽やかな酸味が特徴のお酒です。

天気の良い午後、柔らかな光が差し込む木陰に座って、ゆったり気分に乾杯！

――といったシーンにぴったりの味わいです。

---陽だまりのシュノーケル---

柑橘類の果皮のような香りとほろ苦さが特徴のお酒です。

燦々と降り注ぐ太陽と澄みわたる青空の下、開放的な気分に乾杯！

――といったシーンで飲んでほしい一杯です。

---黄昏のテレスコープ---

完熟した果実のような芳醇な香りとまったりとした甘味が特徴のお酒です。

茜色に染まった夕暮れ時、これから始まる夜宴に向けて早めに乾杯！

――といったシーンをイメージしてつくりました。

「別鶴」のお酒は上記のように３種類とも非常に個性的な香りと味わいですが、３種類すべて、米と水だけでつくった純米酒に分類されます。香料や酸味料等は、もちろん一切添加していません。

白鶴が独自に育種を行い蓄積してきた400以上の酵母ライブラリの中から、イメージに合う香味を醸し出してくれる酵母を選抜しました。それぞれの酵母が持つ香味の特徴はひとつひとつ実際にお酒をつくって確認していったため、テスト醸造は何百回にも及びました。

最終的に選んだのは、非常に個性的でフルーティーな香りを生産する３種類の酵母。いずれも実用化まで至らなかった、いわゆる"お蔵入り"していた酵母でした。

そんな"お蔵入り酵母"たちの個性的な香りを最大限に活かすべく、さらに試作を繰り返して味わいの調整を重ね、ようやく納得のいく香味を表現することができました。

隠し味として、できあがったお酒の一部を杉樽で短期間貯蔵し、再度、元のお酒にブレンドしています。ほのかにやさしい木の香りが、味わいに厚みと複雑さをもたらします。

【兵庫県産白鶴錦100%】

お米は兵庫県産100％にこだわりました。また品種も、白鶴酒造が10年もの歳月をかけて独自に開発した酒米「白鶴錦」を使用しています。

【六甲山の伏流水】

仕込みに使う水は"六甲おろし"で有名な六甲山の伏流水です。適度なミネラル分が、お酒にコクとキレをもたらします。

【兵庫県産杉で製造した樽】

「せっかくならとことん地元産で」と考え、杉樽に使う杉の産地も兵庫県産にこだわりました。

調査したところ、関西地方で杉樽といえば吉野杉でつくったものが圧倒的多数を占め、兵庫県産の杉で酒樽用として流通しているものは皆無に等しいことがわかりました。そのため、杉樽に適した県内産の原木を探索するところから始まりました。

杉樽の製造に適した原木には「節がない」「木目が詰まっている」「木が真っすぐに伸びている」など非常に厳しい条件があるため、条件に見合う原木に出会うまでに約1年もかかりました。

ようやく入手した兵庫県の杉はしっとりと落ち着いたやさしい香りが特徴。3種類の酵母のつくるフルーティーな香りと溶け合うことで、程良いアクセントになっています。

日本酒に馴染みのない方でも気軽に手に取れるよう、あえて日本酒らしくない商品名とパッケージデザインを採用しました。

各商品の中央に配置された「ムシメガネ」「シュノーケル」「テレスコープ」のアイコンには穴が開いており、そこから中を覗くと・・・？

ボトルの内側にどんなが世界が広がっているのか、ぜひあなた自身の目で確かめてみてください。

今回ご用意したリターンは以下の通りです。

【杉樽を再利用してつくったスツール】

杉樽はパーツの成形から組み立てまで、ほとんどが職人さんたちの手づくりで行われており、非常に手間がかかる製品です。

一方で、酒樽は使用回数に応じて徐々に香りが弱くなるため、多くても３回ほどしか利用しません。そして香りを出し切った樽は、そのほとんどが有効活用されることなく、廃棄処分されてしまいます。

私たちは兵庫県産の杉樽づくりに取り組む過程でそのことを知り、「職人さんたちがこんなに手間をかけてつくった樽を、簡単に廃棄してしまうのはもったいない。なんとか有効活用できないか？」と考え、その活用方法についても議論を重ねました。

その結果、日本酒を屋外で楽しむ際に一緒に使えるグッズとして生まれ変わらせるアイデアに至り、木工加工業者さんと協力して杉樽スツールを制作することができました。

このグッズを通し、杉樽を取り巻く現状を少しでも多くの方に知っていただきたいと考え、今回のスツールは杉樽そのものの形状をできるだけ残したデザインに仕上げました。

また、スツールにはご支援いただいた感謝の気持ちを込めて、「別鶴」のロゴの焼印を押させていただきます。

私たち「別鶴」のメンバーはみんな日本酒が大好きです。でも、私たちの友人・知人で、日本酒を普段から嗜んでいる人はごく少数です。

そのため、私たちは日頃から「気心の知れた友人たちと、日本酒を囲んでみんなでワイワイ楽しく過ごす機会がもっと増えたらいいなぁ」と思っていました。

「木漏れ日のムシメガネ」「陽だまりのシュノーケル」「黄昏のテレスコープ」は、そんな想いがきっかけとなって生まれた商品です。

今回のクラウドファンディングを通して、一人でも多くの方に日本酒に興味を持っていただき、そしてこの商品をきっかけにして日本酒の世界を覗いていただけますと本当に嬉しく思います。

みなさまの温かいご支援よろしくお願いいたします。

白鶴酒造の若手社員たちが自ら提案して発足した、若手の、若手による、若手のための商品開発プロジェクトです。メンバーは8名で、いずれも20～30代。研究・醸造・営業など、様々な部署から集まっています。通常業務の傍ら、終業後にミーティングを重ね、新たな日本酒の開発にチャレンジしてきました。

「別鶴」という名前には、「白鶴とは異なるタイプのお酒をつくる」「これまでにない別格のお酒をつくる」という２つの想いが込められています。

【配送について】

Q. 商品が送られてくるタイミングはいつ頃ですか？

A. 「木漏れ日のムシメガネ」「陽だまりのシュノーケル」「黄昏のテレスコープ」はそれぞれ、19年4月22日(月)～26日(金)ごろを予定しております。

Q. 配送時間帯の指定は可能ですか？

A. 指定可能です。下記のいずれかからお選びいただけます。

・時間帯：午前中/14時～16時/16時～18時/18時～20時/19時～21時

【お酒について】

Q. 容量はそれぞれどのくらいですか？

A. いずれも720mlです。

Q. 「木漏れ日のムシメガネ」「陽だまりのシュノーケル」「黄昏のテレスコープ」はそれぞれどんなスペックのお酒になる想定ですか？

A. 下記のようなスペックのお酒になる予定です。

Q. お酒が到着したあとの保管方法はどのようにすれば良いでしょうか？

A. 光や高温をさけ、冷暗所で保存してください。冷蔵庫での保管がベストです。また開栓後は冷蔵庫に保存し、なるべく早めにお飲みください。