【プロジェクト概要】

讃岐うどん職人の伝統技を世の中に知らしめたい。

その起爆剤として、全国を旅しながら出張讃岐うどんを提供する日本で唯一の男、「うどんアーティスト 白麺士」を、アメリカに送り込む。

日本の伝統技に、アメリカの大衆は沸くのか？うどんパフォーマンスは世界に通用するのか？

日本の侍が魂を世界に見せつける様を皆様ご覧ください。

【背景・現状】

香川県の特産品として皆さんご存知「讃岐うどん」があります。70年代、80年代、2000年代といくつものブームを越えて、今では日本に知らない人はいないほど有名な特産品になりました。

讃岐うどん専門店は香川県内に約700店舗ほど存在していますが、その中でも職人が手打ちでやっているところは5-10%しかいないと言われています。

現在、うどん業界に限らず多くの食は、機械化と科学の進歩で職人でなくとも美味しい物が作れるようになりました。

讃岐うどん職人になるためには、3-5年の厳しい修業期間を乗り越えなければなりません。

しかし乗り越えた先には、チェーン店による低単価の助長、機械と技術革新により、讃岐うどん職人の価値が減少し、目指す若者が少ないという現状です。
 

「伝統の消失」が見える時代

国としての歴史が最も長い日本だからこそ培ってきた、外国に賞賛され誇れる文化であるはずの「職人技」が。日本独自の技を失う事は国力の低下、世界から見た日本においてゆゆしき事態だと思っています。

日本に生まれ育ち、日本を愛するからこそ、これを何とかしたいと思いました。

そこで「現代におけるの職人の新しい生き方」を自らが実践していけば、職人のライフスタイルや働き方をより現代流に変革でき、ひいては「職人になる事が夢」という若者を増やせるのではないか？それにより伝統技を守る事ができるんじゃないか？

これまでのように、職人になりたい若者をただ募るだけの正攻法だけではなく、職人が伝統技を携え、一歩現代社会に近づかなければならない時なんじゃないだろうか？

僕はそう考えて行動を始め、もっと活動を知ってもらうために、このプロジェクトをスタートさせました。
 

【小野ウどんとは】

新宿の「慎」や水天宮の「谷や」など讃岐うどん店で3年の修業を経て、2016年5月、フリーランスで「出張手打ちうどんの専門サービス」を開始。

月に6000人前、合計22万人前の麺を提供、讃岐うどんの製麺技術と実務実績を得た四国出身のうどん職人。
 

主に出張で大小問わずあらゆるイベントに出向き、手打ち技を駆使した「UDON is ROCK」をテーマとしたライブパフォーマンスを行い、その場でその出来たてうどんを提供。

讃岐うどんとはダシもさる事ながら、麺に特徴があるうどん。「麺を主体」とした麺を追求した生地を作り、さながら魚の刺し身をイメージした醤油のみで麺を召し上がっていただく「うどん刺し」をメインで提供。

これまでにパーティイベントは120本以上をこなし、延べ2200人以上に提供。

3月には池袋で行なわれた日本伝統文化フェスタの野外ステージでパフォーマンスを行い、同月変わった生き方と考え方に着目されたのか「新しい働き方と暮らし方(エイ出版社)」にも掲載。

★2分でわかる讃岐うどん職人 PV

【NY市街、そしてトランプタワーの前でうどんを打つ理由】

讃岐うどんは、日本では知らない人がいないくらい有名になり過ぎました。しかし、その一方で職人の技や努力「伝統」としての認識については日本人はほとんど知りません。その例として「本場の讃岐うどんは15分以上茹でないといけない」という事を知る人は少ないでしょう。

麺類の一種という「食べ物」から、うどん職人という「人」へ焦点を移すためには大きなインパクトが必要だと考えました。

それが、パフォーマンスの聖地、NYで行う「うどんパフォーマンス」なのです。

ニューヨーク

日本人は外国人の反応を見て初めて、自国にある誇れる宝に気づく事が多々あると思います。「水道水飲めるってすごい事なんだ」、「生卵が食べられるってすごい事なんだ」って。

小野ウどんは、讃岐うどんの伝統技のベースを残しつつもスタイリッシュな魅せ方を日々続けています。しかし、ただ日本でやり続けても人々の意識を職人に向けられる程の衝撃は生まれません。

そこでパフォーマンスに対しシビアですが公正に判断と評価してくれる“NY”という街で、もし小野ウどんによるパフォーマンスで讃岐うどんの技を認めてもらえたならば、それは「讃岐うどんが世界に誇れる技である」ことの証明になります。

讃岐うどんの技が世界に認められたら、日本人の皆さんも讃岐うどんを見直すキッカケになる。僕はそう信じています。

【なぜクラウドファンディングするのか】

「讃岐うどんの伝統技を知ってもらう」
この活動のために、小野は3年修行を続けたうどん屋を辞めました。

安定を捨て、家を捨て、中古の車にうどん機材と少しの生活用品だけを積んで生活しています。家賃を払う必要がなくなったので、その分、生活のために必要なアルバイトをすべて削り、とにかく讃岐うどん職人の技を一人でも多くの人に見せるためだけに車を走らせ続けています。

正直、生活費はギリギリで、稼ぐような活動をしていないのでお金も貯まりません。それでも「大事を成し遂げるために皆さんの力をお借りし、少しでも多くの人に活動を知ってもらいたい」という思いに至り、クラウドファンディングを実行しようと思いました。

【支援の使い道】

渡航費、サイズ超過荷物費（特注包丁）、滞在費、移動費、現地機材調達費（打ち台など）手数料など。

【計画と内容】

9月に一週間、NYに滞在し、パフォーマーがいる市内各所・路上にて、オリジナルBGMをスピーカーから流しながら、1日2〜3枚、うどんパフォーマンスを行う。（1枚は10人前ほど）

茹でる場所があれば、現地の人にうどんを無料提供する。

現在、現地協力者に調査依頼中
現地協力者は他にも募集中

実際にNYのどこで打っていくかなど(一部内容が変更になる場合がございます)
詳細は随時活動レポートにて更新します。

※セントラルパーク、クインズスクエア、ブロードウェイ、グランドゼロ、トランプタワー前など、路上パフォーマンスなのでどこまでできるかわかりませんが、許される限りNYを代表する様々なスポットでのパフォーマンスを試みたいと思っています。