職人がひとつひとつ手作り。上質な金箔×革製品を手の届く価格で提供したい

日本の職人が手掛ける2つのこだわり素材、伝統工芸品の「金箔」と、希少な高級皮革「ワイルドボアレザー（猪革）」で作る、極上のカードケースをお届けします。

満足感の高いハイエンドなスペックながら手の届く価格帯を実現しています。

「金箔」は、金沢が誇る伝統工芸品です

藩政時代から450年もの歴史を持つ金箔。日光東照宮などの寺社仏閣、琳派の金屏風などの美術工芸などを彩る素材として好まれてきました。その洗練された輝きは、華やかながらも品格を感じさせ、日本における工芸美の極みともいえるものです。いまでも職人たちが一枚ずつ、丁寧に手作りしています。

欧州などで高く評価される「ワイルドボアレザー（猪革）」

ワイルドボアレザーは、日本ではなじみが薄いものの、欧州などでは品質が良く希少なレザーとして重宝されています。

このワイルドボアレザーは、農業保護などを目的に捕獲された日本の猪の革を用いています。現在、農業保護のため64万頭ものイノシシが捕獲されていますが、そのほとんどが廃棄されています。これを有効活用できないかと考え、今回の製品化に取り組みました。それは、大切な命を有効に使い、上質なレザーとその背景にある物語をもっと多くの方と共有することにもつながります。

職人による丁寧な手仕事を感じる上質なカードケース

すべての工程を日本の職人たちが担っています。上質な素材を使い、丁寧な手わざを施したハイエンドなスペックながら、日常使いはもちろん、大切な方への贈り物にも使える価格に抑えることにも挑戦しています。

サスティナブルなモノづくりという観点に加え、品質が良く、美しく、長く使えて実用的。満足度の高いカードケースです。

使うたびに金箔がきらめく心弾むデザイン

このカードケースを開くと美しい金箔が輝きを放ちます。

あえて内側に金箔をあしらうことで、上品で控えめながら、開くたびにその輝きを楽しめるよう演出しています。金箔には本物の金だけが持つ美しさがあります。月が太陽の光を受けて輝くように、金箔そのものが光を放つかのような輝きがその魅力です。カードを取り出す所作の中に金箔がまたたき、その瞬間、心が弾むような華やかさを感じさせます。

名刺入れとして使っていただく場合には、ビジネスシーンで初めてお会いする相手にも良い印象を与え、話題を作るきっかけにもなるでしょう。クレジットや交通系のICカードホルダーとしてお使いいただくのもおすすめです。

軽くて丈夫、手になじむワイルドボアレザー（猪革）のカードケース

ワイルドボアレザーは、欧州で古くから愛されてきたハイエンドのレザーです。

表面に三ツ星の毛穴があります。これが水分を素早く蒸発させ、さらりとした触感を保ちます。また、人の皮脂との相性がよいため、触れるたびに艶が増していきます。特別なお手入れをせずとも、日々使い込むことでレザーが育っていきます。

革繊維が太く密集しているため、摩擦やひっかき傷に強いことも特徴です。また、形崩れしにくいため、美しい状態を長期間にわたって保ちます。また、同様の理由から革を薄く加工しても強度を保てます。そのため、軽さも実現できます。

縁起のよい「金色」は贈り物にも

「金賞」や「金メダル」という言葉もあるように、「金」は優秀さの証明でもあり、成功を象徴する色でもあります。風水でも、金運を引き寄せる色と言われるほか、潜在能力を引き出して成功を引き寄せる色とされることもあります。本物の金の輝きには、美しさだけでなく人を元気づける力があります。仕事用としてはもちろん、贈り物としても最適です。

カードケースは、２種類の金箔のバリエーションがあります。

▲「本金4号箔」は、伝統的な黄金の金箔。琳派の金屏風などにも使われてきた、代表的な色彩です。優美さと力強さを兼ね備え、華やかさや幸運を連想させる、前向きな気持ちになれる色です。

▲「シャンパンゴールド箔」は、金に銀を配合することによって清楚な輝きをもった淡い金色。箔一のオリジナルカラーです。上品でエレガントな雰囲気を演出し、お洒落感を持ち合わせています。

リターンのご案内

5色の鮮やかな色彩に、イノシシが駆けた自然をデザイン

レザーは、きちんとした印象の定番色「ブラック」「ネイビー」の他に、鮮やかで、持っているだけでも元気になれそうな「レッド」、お洒落な「グリーン」「グレージュ」の5色を展開し、工夫を凝らした3種の金箔デザインをあしらいました。

職人が金箔を手貼りしていますので、箔の表情がひとつひとつ違うオンリーワンの仕上がりです。

Makuakeで応援してくださるみなさまには特別に、「ワイルドボアレザーの色」と「金箔デザイン」の組み合わせを自由にお選びいただけます。まずレザー色を選び、リターンに進んでいただくと箔デザインが選べるようになっています。

▲『風』刷毛で描いた時にできるかすれを生かし、里山に吹く風を軽やかにデザイン

▲『格子』左右上下に伸びる大胆な線で、自然とともにある人の営みをイメージしデザイン

▲『大地』薄く伸ばした金箔ならではの割れる性質を生かし、地層が作りだす造形の面白さをデザイン

サイズ、仕様

皮革素材：ワイルドボアレザー（猪革）、内側の一部に牛革使用

※ 長くお使いいただくために、縫い目のほつれやコバの剥がれなど修理を承ります。リターンに同封するしおりをご参照ください。

「金箔」の物語

金沢でおよそ450年に渡って受け継がれる、1万分の1ミリの輝き

▲ 世界中で金箔が作られていますが、日本の金箔はひときわ薄く高い品質を誇ります

▲伝統工芸士に認定された職人が、日々金箔づくりに向き合っています

国内では、金箔の98％以上が金沢で作られています。その歴史は、加賀藩の藩祖前田利家公が、豊臣秀吉の命を受けた1953年に遡ります。金箔づくりの工程は、金箔の品質を左右する和紙の仕込み、気候、そして卓越した職人技と、長い工程に向き合う根気強さが必要とされています。

約2gの金を畳1畳分の大きさまで延ばすと、その薄さは1万分の1ミリにまでなります。これは1000枚重ねてようやく千円札1枚分となる薄さです。この究極の薄さによって、箔は様々な素材と一体化し、素材のテクスチャーを活かしながら、優雅な輝きを放ちます。

柔らかなレザーに金箔をあしらう、世界に認められた技術

▲ 「ヤマハ銀座ビル」。箔一が金箔を施工し10年が経ちました

かつて金箔は、剥がれやすいことが弱点ともいわれてきました。

「貼る」技術を高めることによってこれを克服し、金箔の可能性を広げてきたのが箔一です。雨風にさらされる建築物の外壁や、高級車「LEXUS」の内装に採用されるなど、極めて高い水準を持っています。

レザーのようなやわらなかな素材に、しっかりと金箔をあしらい、強度を保つには高い技術が必要です。そのうえで、金箔ならではの煌めきを十分に発揮させるのが、箔一の技術です。ワイルドボアレザーカードケースには、創業から40年以上培った箔貼りの技術と経験が生かされています。

▲ 銀箔を平押し（箔を貼る技法のひとつ）しています

薄く延ばした金箔は、吐息でも飛んでしまうほど軽いものです。慣れない人は、触ることすらできません。ワイルドボアレザーカードケースでは、熟練の職人が、一枚ずつ細心の注意を払いながら金箔をあしらい、真綿で優しく撫でて模様を浮き上がらせていきます。職人が行うと簡単に見える所作ですが、実際にやってみると箔を持ち上げることすら難しく、箔を貼る色々な技法を習得するには数年を要します。

寺社仏閣を彩る材料だった「金箔」を日常生活の中で楽しめるものに

ワイルドボアレザーカードケースに使われている金箔は、日光東照宮など文化遺産の修復にも使用されています。

箔一では、技術革新を行うことで、金箔の様々な可能性を追求してきました。かつては、寺社仏閣や美術工芸品などに使われ、高貴な人たちのためのものだった金箔。いまでは、多くの人が日常生活の中でその輝きを楽しめるものになりました。

里山保全への願いを込めた「ワイルドボアレザー（猪革）」

自然の恵みを最上級の素材に仕上げる職人技

天然の猪の革のため、小さな傷のあとが見てとれます。そこには、野山を駆け抜け、厳しい自然を生きたイノシシの物語があります。ひとつひとつにそれぞれの個性を感じられることも、このワイルドボアレザーカードケースの魅力です。

▲レザーを染めるためのドラム

ワイルドボアレザーのようなジビエレザーは、皮脂の質などに大きな個体差があります。そのため、これらを上質なレザーとするには、高度な職人の経験と技術が求められます。ひとつひとつの革の個性を見極め、鮮やかな色彩に染め上げる職人「タンナー」の技がこの製品には活かされています。上質でありながら、均一でない製品ごとの深い味わいが天然皮革の魅力です。

ワイルドボアレザーが持つ、サスティナブルの可能性

農林水産省によると、駆除を目的に捕獲されたイノシシは年間64万頭を超えるとされています。現在は、これらのほとんどが廃棄されています。イノシシによる農作物の被害は甚大です。やむを得ない駆除とはいえ、奪ってしまった命を大切に活用し、社会に循環させようとする試みが広がっています。

イノシシが農村に頻出するようになったことの背景には、森林伐採の影響もあるといわれています。イノシシについて考えることは、里山を守り、人と自然の共生を考えること。子孫に美しい国土を残していくために、このカードケースを通じて、将来に向けた自然と人との持続可能な環境づくりへと繋げていきたいと考えています。