電車を支えてきた貫通ほろが、今度はあなたの毎日を支えるバッグに。

電車を繋ぐ重要な役割の貫通ほろ。電車を支えるだけあって、実は強度や耐久性に優れています。

役目を終えた貫通ほろが、その特徴を活かして、今度はバッグとなってあなたのオンオフの繋ぎ目を担い、ライフスタイルに寄り添います。

鉄道の引退後の行方、知っていますか？

初めて日本で鉄道開業された明治時代から、現在まで長く続く私たちの身近な交通手段の1つ「鉄道」。

鉄道の引退は、おおよそ15年～40年と各電車で異なってきます。
引退後は、解体し再生可能な場合はリサイクル、新型車両製造の際に再利用されます。また、鉄道会社による中古部品の販売なども行っております。

私たちの身近な交通機関として親しまれた電車が、この先の時間も共に駆け抜ける身近な商品として生まれ変わってほしいと思ったのがきっかけです。

引退後、業者によって解体される電車。例えば、神戸市交通局の西神・山手線1000形の場合、6両編成となり6両共が解体となります。各車両に約100個近くのつり革が付けられているとのことで、合計600個近くのつり革が一度に取り外されます。その後再生可能な場合はリサイクルや再利用、鉄道会社による中古部品の販売となりますが、一部部品を除いて廃棄処分となります。

近年耳にする機会が増えた、SDGsやアップサイクルに私たちは約10年ほど前から積極的に取り組んでおりました。その1つが規格外の消防用ホースです。
消防用ホースの規格は、とても厳しく製造過程で少しでも傷が付く・厚みが規格から外れた物は全て産業廃棄物となります。捨てられる予定の消防用ホースを使用し、とっても丈夫な素材を活かして、カバンや小物などを縫製しています。

取り外したつり革やもらい受けた素材、どれもまだまだ使えそうなものばかり･･･捨てるには勿体ない。
私たちは、約10年前から環境問題と向き合い続けてます。

2022年3月に、新たな取り組みとして開始したのが引退車両の廃棄部材を使用したカバンや小物のブランド「RAU-RAU-G HAITETSU (らうらうじ ハイテツ）」の企画・製造・販売を開始しました。

＊神戸市交通局＊（HP）　/　＊神戸市交通局沿線NAVIホームページ＊（HP）

日頃より『神戸市交通局』の運営するSNS・「神戸市交通局沿線NAVIホームページ」の掲載・イベント開催時にはポスターやチラシの配布物を置いて頂いたりと、私たちの取り組みをとても応援して頂いております。様々な面でご協力頂いております。

引退した神戸市交通局 《 西神・山手線1000形 / 12号車 》（1112F）
西神・山手線1000形は、1977年（昭和52年）の地下鉄開業当初より走り続けている、最も古株の車両です。

＊信利工業株式会社＊ （堺市西区）（HP）

今回のプロジェクトで使用している貫通ほろの分解は、再生可能な資源のリサイクル、リユース及び産業廃棄物処分業を行っていらっしゃる『信利工業株式会社』にお願いしております。

貫通ほろとは･･･？

あまり耳慣れない言葉かも知れませんが、電車の車両と車両を繋ぐ連結器のじゃばらの部分と言えば思いつく方もいらっしゃると思います。

貫通ほろは、連結した車両の貫通路を覆う防水布です。 車両間を渡る人を雨や風、砂埃等から守るのと、転落防止の役割を果たす重要な役目があります。

長年の手垢や雨風などの外からの汚れ、車内で発生したゴミやホコリなどをどの薬剤が各汚れに合うのかを試行錯誤しながら手作業で洗浄して、生地として使用が出来る状態となります。その成果は、お客様からも実際に『廃棄部材とは思えない。』『とても綺麗』とお声を頂くほどです。

バッグを使用の際に、万が一汚れた場合や雨が降って濡れた後は、サッっと乾いたタオルで優しく拭いて頂けます。

床置きのシルエット、ショルダーを持ったシルエット、手で持ったシルエットどんな持ち方でも、スタイリッシュに見えるように形状にもこだわっています。

どんなシチュエーションでも使える、持つだけで自分をワンランクアップさせてくれるアイテムです。

ファスナーが大きく開くので、中身が見やすくとり出しやすい。A4ファイルやノート、タブレットなどの持ち運びも出来るので、ビジネスバッグとしてもご使用いただけます。
雨・風にも負けない素材で出来きているから、毎日使う定番バッグとしてだけでなく、アウトドアやスポーツなどの場面でもご使用いただけます。

ショルダーの持ち手部分にナイロン素材を使用するなど、見た目だけじゃなくパーツ部分にもこだわったバッグです。ショルダーを引っ掛けるなどの付属パーツは、全て金属素材を使用することで更に高級感を持たせています。

◇ 他にはないカバンを使いたい。
◇ 汚れにくいカバンを探している。
◇ 水に強いカバンを探している。
◇ めずらしい素材を使いたい。
◇ アップサイクル・SDGsの活動に興味（参加）がある。
◇ 電車（電車グッズ）が好き・集めてる。
◇ 貫通ほろが好き。
◇ 兵庫県・神戸市が大好き。
◇ オンオフでも使えるカバンが欲しい。
◇ 特別なギフトを探している。

私たち『サンワード株式会社』（本社：大阪市天王寺区）は、カバン・袋物の縫製メーカーです。滋賀県野洲市に自社の縫製工場を持ち、企画・デザインから型紙・サンプル製品の作製・量産、そして販売まで社内で一貫して行うことができる体制となっています。熟練の職人の縫製技術と多種多様な設備の所有により様々な形状や素材を使用した商品でも柔軟な対応が可能です。
私たちのブランド「RAU-RAU-G HAITETSUシリーズ」を始めとしたファクトリーブランド製品のほとんどは自社工場にて作った日本製です。今回のプロジェクトであるストライプトートバッグも、自社工場で想いを込めて生産しています。

長年培った縫製技術

約10年前から産業廃棄物(消防用ホース、体育用マット、廃棄ラグビーボールなど)のアップサイクルをおこなっており、特殊な廃材を使用する製品において従来とは違う独自の縫い方を駆使することで丁寧な仕上がりと細部までこだわったオリジナリティー溢れるものづくりへと繋がっています。

貫通ほろだけじゃなく、座席シートの生地や日よけのロールカーテンなど様々な廃棄部材が縫えるのは、長年培った産業廃棄物をアップサイクルしてきた縫製技術の裏付けによるものです。

使いやすさや見た目など、デザイン性豊かな商品企画・製造を可能にしているのは、社内にて型紙の作成・縫製が出来る熟練の職人が所属し何度もこだわってブラッシュアップを行っているからです。

大阪府では、府内ものづくり中小企業の優れた技術に裏打ちされた創造力にあふれ製品を「大阪製ブランド製品」として知事が認定しています。
RAU-RAU-G HAITETSU（らうらうじ ハイテツ）は、2022年度（令和4年）の大阪製ブランド製品に認定されています。

皆さま、こんにちは！
私たち『サンワード株式会社』は、本社が大阪市天王寺区に、滋賀県野洲市に自社の縫製工場を持つカバン・袋物の縫製メーカーです。

主にカバンや・袋物を中心としたOEM生産と、"社会や皆様の役に立ちたい"、"笑顔にしたい"という強い想いから様々なコンセプトの自社ブランドの企画・製造・販売を行っています。

今回のプロジェクトは、《RAU-RAU-G HAITETSU（らうらうじ ハイテツ）シリーズ》第5弾として、より皆様に私たちが行っているアップサイクルを共感していただきたく、今回の企画が立ち上がりました。
本来捨てられる部材や産業廃棄物をアップサイクルし、他にはない物づくりを続けていくことは深刻な課題の1つ「ごみ問題」と向き合うことに繋がっていると信じています。日頃から身近な交通機関として親しまれる電車の引退した後の事、SDGsやアップサイクルについてなど、ほんの少しでも身近に感じて知って貰えるきっかけとなれば嬉しいです。

今回のプロジェクトがスタート出来るのも、私たちの取り組みを知って頂き協力してくださる「神戸市交通局」「信利工業株式会社」「Makuake」など様々な協力者がいらっしゃるからこそ行える企画です。

向き合うことは出来ても課題解決に繋がることは私たちだけの力では出来ません。
皆さまのご協力が必要です。
少しでも、プロジェクトを通して私たちが皆様に寄り添い、寄り添ってもらえる存在となり一緒に課題解決に繋がっていきたいです。