桐箱の老舗「増田桐箱店」から、日々の桐箱製造で生まれる端材を活かした木製オセロ、その名も「haco toy osero」が登場！

桐箱の製造技術を小さなピースに詰め込んだ、四角いコマが特徴の「 Square 」に、デコボコの盤面が他に類を見ない「 DecoBoco 」

２つのデザインには、理由を聞けば納得！桐箱製造工程ならではのマル秘ワザが込められています。

旧友とお酒を片手に打つも良し、親子で向き合うきっかけにも良し。スマホにばかり視線を落としがちがちな現代だからこそ、楽しんでいただきたいオセロ。

それが「haco toy osero」です。

選べる２デザイン、

あなたはどっち？

今回のMakuakeプロジェクトでご用意したのは「Square (スクエア) 」と「DecoBoco (デコボコ) 」の２つのデザイン。

桐箱の製造、そして木の取り扱いが強みの私たち増田桐箱店では、桐の他にも杉やヒノキ、ウォールナットなど沢山の樹種を扱っており、「haco toy osero」にはそれらをふんだんに使用しています。

・桐：箱に使われており、軽くて柔らかく、あたたかみがあります

・ウォールナット：コマの黒い部分に使われており、落ち着いた色味にツヤ感が映える樹種です

・ヒノキ： コマの白い部分に使われており、芳香剤に使われるほど香りが良く、嗅ぐと気持ちも癒されます

・杉：DecoBocoボード面の凹み部分に使われており、赤みを帯びた木目が美しい樹種です

オセロのコマの白黒も、木の色の違いで表現しています。

好みによって選べる「Square 」と「DecoBoco 」の特徴を、それぞれご紹介していきます！

[ haco toy osero - Square ]

まずは「Square」から。見慣れたボードゲームの形の中に、様々な工夫を詰め込んでいます！

① コマケース

最初に蓋をあけると顔を出すプレート。実はこれ、ゲームの相手と分け合えばスマートなコマケースに早変わり！

コマをケースから取り出しやすいだけでなく、残りの持ちコマがどれだけ残っているのかも把握しやすくなっています。

② ゲーム盤

蓋にはレーザー彫刻で碁盤の目が印されており、そのままゲーム盤として使える優れもの！

箱の内部に黒い下地を敷くことで、コマの色がはっきりと見やすいようにしているのも隠れたこだわりです。

③ 丸じゃない、四角い?! コマ

チョコレートやクッキーのような印象のコマ。

オセロは丸いものが一般的ですが、桐箱店として四角いものを多く作っている私達。そのこだわりとして、あえて四角いコマにしています。

でもせっかく四角くするのなら私たちの技術を存分に活かしたいと、全部で１０種類ある面取り技術のうち、この小さなピースに３種類もの加工を施しています！

a. 一番大きい面取りは、トレーからの拾いやすさ・コマを白黒ひっくり返す時の動作などを考えて。

b. 四つ角にはぎゅっと握った時に痛くないための丸みを。

c. そして残り全ての辺は細かいサンディングをして “ささくれ” が起きないように整えています。

オセロで対戦中、相手が考え込んでいる間や次の一手を考える時などに、よく手の中で無意識にコマを回したりしますよね。

遊びながら手で触れる時、感触がランダムで面白くなるように、という意図も込めています。

蓋を開けた時にふわっと香るヒノキの匂いも感じていただけたら嬉しいです。

[ haco toy osero - DecoBoco ]

お次は箱の表情が面白い「 DecoBoco 」の出番。こちらにも、「 Square 」とは一味違う工夫があります！

① ケース

一番の特徴は何と言ってもこのケース表面のデコボコ。

飛び出ているところには桐を、へこんでいるところには杉を使用しています。

コマを入れていたケースがそのままゲーム盤になるように設計しており、こちらもスマート。

フラットではないゲーム盤とはなかなか珍しいですが、これにもちゃんとした理由があるのです。

工場で木材を加工する際、寸法をきっちり合わせるために必ず裁断や削ったりなどしているのですが、工場に入荷される桐は9mm・杉は7mmの厚さで、ここからなるべく削る部分を少なくしようと、それぞれたった1mmだけ削った状態がこのようにデコボコになるのです。

もちろん桐と杉の両方を削って6mmに揃えることもできますが、敢えてフラットにしていないのは、最近身の回りのスマホやゲーム等なんでもフラット化が進む中でのちょっとした対抗意識から。

触った時の触感、ヒノキの香り、シャープな面取りや角の丸みなどなど、五感で感じられるものが減って来ているからこそ、敢えてここにはデコボコを残しています。

一見使いにくそうに見えますが、引っかかることで返しやすいというのは私達自身驚きの発見でした。

② 八角形のコマ

末広がりで縁起の良いとされる八角形のコマ。「 Square 」よりも小ぶりで持ちやすい上に、もちろん全ての角はサンディングで整え済み◎

コマケースの中敷は１個ずつでも取り出しやすい高さに設定しており、ここぞというゲームの局面でもすっと取り出してパチっと打つことが可能です。

「この端材って何かに生まれ変われないかな」

から始まった、

端材をムダなく活かす木製オセロ。

ところで皆さんは、ものづくりのプロセスをご存知でしょうか？

ざっくりですが、①こんなデザインのものを作りたいから → ②材料を発注して工場で製造するという流れですよね。

でも「haco toy osero」は違います。

ものづくりにおける発想の順番が “通常と逆、製造現場からスタート” というのが、実は、今回一番注目いただきたいポイントなのです。

「増田桐箱店」というお店の名前の通り桐箱を製造する私達は、

① 日々の製造で発生する端材たちを焼却処分せずになんとか活かしたい！

② 端材から安定して切り出して使える “30mm程の小さいピース状” のものは無いか？

という発想から、「オセロのコマを作る」というアイデアに辿り着いたのです。

最近いろんな場所で耳にするようになった「SDGs」「サステナブル」という言葉。

ゴミを減らしたり、リサイクルによる再利用など取り組みの方法は様々ですが、木材を扱う私達にとってエシカルなものづくりとは、捨てられてしまうハズの端材を活かして新しいものを生み出すことなのではないか？と捉えています。

少し堅い話になってしまいましたが、「限られた資源だからこそ、最後まで大切に使いたい。」シンプルにそれに尽きます！

30mmという制限の中で作られるコマのサイズ。コマの入れ物やケース全体のサイズ感はそこから計算して無駄のないようにデザインしています。

親子で遊ぼう

オセロのいいところは、大人子供関係なく遊べるところ。

程よい距離感で向かい合いながら、お子さんと一緒に遊んでみませんか？

「 haco toy osero 」に使われている様々な木の種類を知ること、指で触れて感触や匂いの違いを知ることは木育につながります。

また、遊んだ後にお片付けすることでそれが飾れる、しかも家族みんな見て褒めてくれる！そこまでひっくるめた体験ができるのは理想の知育玩具と言えます。

親しい友人と、お酒を片手に。

大人同士でお酒を片手にしっぽり打つのも乙なもの。

ビールを片手にパチ パチ と打ちながら、互いの近況報告するのもいいですよね。

おやすみ前に、「オフ」のオセロ

現代人は忙しい。

仕事のトラブル、明日の会議の資料、翌朝のお弁当の献立どうしよう……

いろんなこと頭の中にあるけど……。

おやすみ前に、一度オフしませんか？

次の一手だけに集中して、煩雑な頭を一度リセットする。1日の終わりに、そんなひとときがあってもいいかもしれません。

プラスチックのパチンッ！という音より、パチ。と落ち着いた木の音が部屋に優しく響きます。

しまうことで “飾れる” オセロ

遊んだ後は片付けられるのがゲームやおもちゃのあるべき姿。

こだわって作ったのに、テレビ台の引き出しやおもちゃ箱にしまわれちゃう（そしていつの間にか忘れられる…）のは、あまりにも悲しい！

しまって終わりではなく、片付ける行為そのものをクリエイティブに出来て、人に見せたくなる。そんなアイデアはないか……？そうして行き着いたのが「額装」というアイデアでした。

作者として自分のイニシャルもよし、人気の市松模様もよし。幾何学模様にお花模様などパターンは十人十色！自分だけのセンスを存分に発揮してください！

もちろん立てかけられるように蓋の裏にはマグネットがついており、衝撃を与えてせっかくの作品が崩れてしまう心配も無用！

今回リターンにもセットでご用意している「Book House Nest (ブックハウスネスト) 」と合わせれば、ナチュラルでおしゃれなインテリアの完成です!

遊ばないときはインテリアとして飾り、ひとしきり遊んだ後はまた作品を作って飾ろう。

そんなサイクルを夢見ています。

大切な人への贈り物に

ひとと被らない

「オセロ」という新提案

新築祝いや結婚・出産祝い。食器セットや調理器具、タオルやぬいぐるみなど、人と被らないネタを探すのは至難のワザ。

そこで提案したいのが「 haco toy osero 」という新回答。

人と被らないギフトで、遊べて、飾れて、木育まで◎

贈られるヒトと、地球のこと。

自分の買ったものがミライに繋がる、三方良しのハッピーな贈り物です。

もちろん、遠方の方にも送りやすいサイズ感。手持ちで持っていっても邪魔にならないのが嬉しいポイントです。

開発ストーリー

知られてなくて、悔しかった。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

ここからは、この商品「 haco toy osero (ハコ トイ オセロ) 」の開発に至るまでをちょっと砕けた僕自信 ( 増田桐箱店 3代目 : 藤井 博文 )の言葉で皆さんにお伝えしたいと思います。

僕の生まれた福岡県古賀市にある増田桐箱店はその名の通りお着物や茶道の茶碗などを入れる「桐箱」を作るメーカーで、創業昭和4年より約90年以上もの歴史があります。

9年前、25歳の時に祖父から事業を継いだ時、身近な知り合いに仕事の話をするのですが、僕が思っていた以上に桐箱のことを知ってたり使ってるよって方がいなくて。

桐箱製造に関わる人間としては、やっぱり悔しかったですね。

最近では着物を着たりお茶などで桐箱を日常的に使う人が減ってきているのであれば、じゃぁ僕らもその生活様式に合わせるべきだよね？と思い立ち、数年前からデザイナーさんと組んで新しいものを作ったり国内の様々なデザインコンペなどに挑戦してきました。

先にご紹介してきた「 haco toy osero 」も、桐箱を知ってもらいたいという想いで取り組んでいるアクションの一環です。

モノを購入する時に、「日本の伝統技術だから」買うのではなく、

「お洒落で使いやすそうなキッチン・インテリア製品を買ったら、それがたまたま桐箱の技術で作られていた」くらいの、もっと生活に浸透したかたちを目指しています。

そうやって身近に僕たちの製品があることで、

ひいては将来の桐箱のファンになってもらえれば、それ以上嬉しいことはないです！

ミライへの投資。

「 haco toy osero 」は、端材が出発点となって生まれたプロダクトです、とお伝えしてきましたが、そもそもの「木を切って、箱を作って」という行為自体、もしかしたら環境に悪いかも？と思う時があります。なのでせめて、無駄なく最後まで使い切りたいなと。

他の卸先様用に買った材料の端材が、それ以外の人のためになる。

一見、せこいように思われそうですが、この細い端材で箱を作れない以上焼却するしかないと考えると、どちらの方が幸せな選択か？を考えてみれば自ずと答えは出てきます。

そこで生まれたのが「 haco toy osero 」です。

例えば、贈り物として買ったのに、それが喜んでもらえて、木育になって、さらにサステナブル・環境問題解決の一旦に繋がる。それってめちゃめちゃハッピーでミライのあるアクションであると感じています。

ご支援いただく皆様へ

さいごに、少し余談にはなりますが、一見海外発のゲームに思えるオセロ、実は日本発祥なのだそうです！ とてもシンプルなルールだから小さいお子さんでも遊べるし、国境も言葉の壁も越えられる、とてもピースフルなゲームです。

このMakuakeプロジェクトを成功させられたら、次は海外にも挑戦することで日本の桐箱技術をオセロとともに世界に広められるよう頑張りたいと思っておりますので、ご支援のほど宜しくお願い致します！

リターンについて

[ haco toy osero Square ]

箱サイズ：全長 縦 278mm × 横 278mm × 高さ34mm

コマのサイズ：縦30mm × 横30mm × 厚み 10mm

重量：995g

材質：箱/桐、フタ/アクリル、コマ/ヒノキ・ウォールナット

仕上げ：蜜蝋

[ haco toy osero DecoBoco ]

箱サイズ：全長 縦 120mm × 横 240mm × 高さ64mm

コマのサイズ：縦22mm × 横22mm × 厚み 8mm

重量：460g

材質：箱/桐・杉、コマ/ヒノキ・ウォールナット

仕上げ：蜜蝋

[ Book House Nest ]

桐の調湿性と防虫性を生かした桐のブックエンドです。

３サイズが１まとめになっており、薄い雑誌や重い本に対応できるようブックエンドの中に本を収納することもできます。桐のやさしい風合いで、本や小物、もちろん「haco toy osero 」もインテリアとして綺麗に見せるお手伝いをします！

サイズ ：

大 w178*h410*d240mm 645g

中 w158*h310*d190mm 387g

小 w138*h250*d150mm 262g

総重量：1290g

材質：桐