雄大な牧之原台地と駿河湾に囲まれた静岡県牧之原市（旧相良町）にて、190年以上続く醤油の製造販売を行っています。地域の人々に愛され、今もなお変わらぬ味にこだわって丹念に製造しています。

商品数を敢えて増やさず、「本醸造醤油」と「昔ながらのお醤油」「つゆの素」だけの生産とし頑なまでに味にこだわってきました。

今回皆様にお届けするのは、伝統の深みと私たちのストーリーが融合した、究極の味わい「晴レノ日ノ醤油」です。厳選された材料から生まれ、一滴に込められた豊かな風味と芳醇な香りが、あらゆる料理を特別な一皿へと昇華させます。ぜひご賞味いただけると幸いです。

私たちは代々醤油醸造を受け継いできましたが、先の戦争により地方の中小醸造所は市場を失い疲弊し、多くの醸造所が蔵を閉じ協業化を進めました。弊社も例外ではなく西暦1975年に共同で設立した工場で近代的な醸造をすることになりました。

2021年3月、蔵を閉じてからの45年の時間を取り戻そうと決意し、選りすぐりの材料を使い伝統的な技法で試験醸造を始めました。

自社醸造の復活に向けて歩き始めた矢先の2021年5月1日夕刻、突如として襲い掛かった竜巻は私たちが守ってきた蔵を容赦なく破壊しました。私たちの挑戦は一瞬にして頓挫したかに思えました。

壊滅的な状況の中で私たちはただ立ち尽くし、何世代にもわたる努力が瓦礫の山へと変わってしまった光景に心が折れかけましたが、先人の苦労をここで無にする訳にはいかない！前に進むしかない！という気持ちが心の奥底にありました。
そして再建への気持ちを後押ししてくださったのは地域の方々や各地から支援に駆けつけてくださった災害ボランティア様たちでした。「負けないでくださいね」「またお醤油作りましょう」と明るい応援の声や、山のような瓦礫がみるみる片付いていく様子にどれだけ励まされたことでしょう。

再建に向け困難な状況ではありましたが、希望は必ずどこかに残されています。私たちの場合、それは倒壊した蔵の中から見つかった、45年前の醸造当時の諸味でした。この古い諸味から、生き残っていた奇跡の酵母菌が発見され、私たちの心に再び光が差し込みました。

これは単なる偶然ではなく、私たちの祖先が私たちに託したメッセージと信じています。伝統に立ち返り、失われたと思われた歴史を取り戻す決意を新たにしました。

この奇跡がもたらした新たな希望と決意を胸に、私たちは「晴レノ日ノ醤油」の製造に取り組みました。倒壊した蔵の再建と破損した木桶の修繕を行い、厳選した素材「丹波黒大豆」、「国産小麦ゆめちから」、「沖縄の海水塩」、「富士山の天然水」、私たちの祖先から受け継いだ奇跡的に発見された酵母を使用し伝統的な木桶天然醸造で丹念に醤油を醸造しました。

この醸造は単に商品を作るという以上の意味を持ち、私たちの社員やその家族にとって、希望の光となりました。新しい「晴レノ日ノ醤油」は、ただの醤油ではなく、失われたものへの敬意の表れでもあり、再生のシンボルなのです。

「晴レノ日ノ醤油」が他と一線を画す理由は、その製造過程と厳選された素材、そして奇跡の酵母が生み出す唯一無二を目指した風味にあります。

私たちの醤油作りは、最上級の「丹波黒大豆」、「国産小麦ゆめちから」、「沖縄の海水塩」、「富士山の天然水」から始まります。市場には同様の豆を使用した醤油は存在しますが、我々が全ての素材に徹底的にこだわることで、この醤油の質は保証されています。特に私たちは塩水量を減らし十水仕込とすることで、素材の持つ濃厚な旨味とまろやかさを活かしています。さらに倒壊した蔵から発見された奇跡の酵母が独特の風味と香りを生み出し、これがハチマル独自の魅力となっています。

丹波黒大豆の甘みと旨味、そしてゆめちから小麦の豊かなタンパク質は、この醤油に深みと複雑さを与えます。さらに、沖縄の海水塩のやわらかな塩味と富士山の天然水の甘さが絶妙なバランスを生み出し、一般のお醤油に比べ約20%少ない塩水で仕込むことで、自然な甘みと濃厚な旨味を引き出しています。

「晴レノ日ノ醤油」は、薄めてもその豊かな味わいを失いません。特に冷奴にかけた際、豆腐から自然に出る水分で薄まっても、醤油の旨味がしっかりと残ります。また、含まれる糖分が一般的な醤油に比べ30%※も多いため、甘味があります。この甘さが、磯部餅や焼きモロコシにも適しており、みたらし風の香りと甘塩っぱい味わいが食欲を刺激します。　　※比較対象：K社醤油

我々はこのプロジェクトを通じて、この特別な醤油をより多くの皆様の食卓に届けたいと考えています。集まった資金は、主に事業の再建と伝統的木桶仕込みの継承に向けて使用されます。突風によって受けたダメージは甚大で、その復興は容易なものではありません。しかし、皆様の応援購入によって、我々は伝統を守り、品質の高い製品を提供し続けることができます。

具体的には、いただいた資金で設備の修復や改善、原材料の調達、そして職人たちの雇用に充てられます。これにより、私たちは安定した環境で、より専念して醸造に取り組むことができます。

「晴レノ日ノ醤油」を通じて、私たちはただ製品を提供するのではなく、この文化自体を守っていきたいと考えています。

　(https://aoshimaoketen.com/)

毎度ありがとうございます。

ハチマル様に仕込み用の大桶（木桶）を納めさせていただいた青島桶店です。

まず、醤油づくりで木桶を使うこと自体、苦労が多いことをよく知っています。醤油蔵の木桶に根ずいた菌を生かすことでハチマル様独自の味が出るんですよね。

被災した後でも使える桶材を利用して、桶着きの菌を生かすことを選択なさいました。最初に出来上がった醤油をいただいたのですが、とてもいい味でした。桶を作り直すにあたって、古桶を分解して木材を1本１本洗い、大きさに合った、長さ・角度に削り直してまた組み上げる。新桶を作るより、作業工程が多く手間賃が高くなる為、割高になります。それをご承知の上で古桶を使う信念・チャレンジには尊敬すらおぼえます。

これから、多くの人にハチマル様の醤油が届くように応援させていただきます。

こんにちは。富士正酒造社長の大谷です。

今回45年ぶりに復活されました、ハチマルさんのこだわりの醤油の原料に 弊社（富士山に一番近い酒蔵）の仕込み水を使用していただき大変光栄に思っております。

竜巻による災害にも見舞われながらも「醤油造りの伝統を残していきたい」という鈴木さんの気持ちに共感しました。

今夜は、晩酌のおつまみにハチマルさんのお醤油を付けて、キュッと一杯です!(^^)!

これからも応援させて頂きます。

ハチマル醤油さんとの出会いはSBSテレビ『静岡発そこしり』のディレクターさんからのご紹介でした。

ラーメンの醤油を探していたところハチマル醤油さんの木桶醤油の話を伺い、それから醤油蔵の見学をさせて頂く事になりました！見学をして実際に醤油の木桶での仕込みや、圧搾している搾り立ての生揚げ醤油を試飲させて頂きました。

衝撃の旨味とふくよかな味わいに驚愕して今ラーメンこころではハチマル醤油さんのお醤油を使わせて頂いております！

鈴木社長の簡単な道と険しい道を選ぶなら険しい道を選ぶと言う言葉に感銘を受けました。材料にこだわり、製法にこだわり、一つの醤油を作るのに熱意が伝わりました。静岡県にこんなに美味しい醤油があるんだぞ！とお客様に知って頂ける様に僕もお手伝い出来ればと思っております。

生産者さんの顔が見えて思いが伝わる事が僕らがお客様にとって安心出来る美味しい醤油を胸を張っておすすめする事が出来ると思っております。

微力ながらお力になれればと思います！

素材にこだわり試行錯誤され出来たハチマル様の「晴レノ日ノ醤油」。

この醤油には、当社の職人が良質の素材を選び抜き、心を込めて一粒一粒伝統の手撰りで仕上げた「兵庫県産丹波黒」が使用されています。

香り高くまろやかで自然な甘みを感じられる「晴レノ日ノ醤油」は、濃厚な味わいですが塩角がなく、どんな食材にも合う非常に使いやすい醤油です。

高級な素材を使用され、ハチマル様の強い思いが詰まった「晴レノ日ノ醤油」を是非お試しください。

代表取締役　小田垣　昇

料理人として数多くの醤油を味見したが中々気に入るものがない。ご縁のあったハチマルさんから４０年の空白を経て竜巻災害を乗り越えて醸造された黒豆醤油の評価をすることになった。若い未経験な後継社長が果敢に挑戦した醤油がどんなものか。味見して驚いた。何と素性の良い醤油なんだろう。柔らかな香り、味は芳醇でなおかつ後味が素晴らしい。我々料理人は料理の味付けはもとより後味の良さに拘る。この黒大豆醤油の後味の良さは特筆に値する。豆腐のようなシンプルな素材で味わうと醤油の良否がはっきりと分かる。口にした味わい、食した後に残る風味の心地よさ。厳選した素材を手間暇を惜しまず丁寧な仕事をした証がそこにある。

本物の持つ味わいを是非ご家庭で味わって頂きたい。食卓での付け醤油として奴豆腐、湯豆腐、刺し身、卵かけご飯などシンプルな料理ほどこの醤油の良さを味わっていただける。和食に一生をかけた料理人として自信を持ってお勧めする。

料理長　西堀高市

名称：こいくちしょうゆ（本醸造）
原材料名：大豆（兵庫県産丹波黒大豆）、小麦（北海道産ゆめちから）、
　　　　　食塩（沖縄県産海水塩）、水（取水地：静岡県富士宮市）
内容量：150ml
保存方法：直射日光を避け常温に保管してください

栄養成分表示（100mlあたり）
エネルギー：91Kcal
タンパク質：８ｇ
脂質：０.5ｇ
炭水化物：13.5g
食塩相当量：16.0ｇ

弊社は醤油・つゆたれの製造と電子部品の製造を行う一風変わった会社です。
江戸末期創業の醤油屋が異業種への多角化を進めて来た結果として現在に至っております。

醤油と電子部品では業種も業態も全く異なりますが、地域で長きにわたってご愛顧いただいている老舗として愚直にお客様と向き合ってきた社風は双方に色濃く反映しています。 最新の技術と熟練の技の融合、品質の良さには自信があり、お客様から高い評価を頂いています。

静岡の豊かな海の幸山の幸と共に永くご愛顧いただいております弊社の醤油・つゆたれをご賞味いただければ幸いです。

代表取締役社長　鈴木義丸