「自然栽培の原料 X 手作り味噌」いつもの日常にアクセントをもたらす、そんな究極のクラフト味噌です。朝食のお供に、夕食の引き立て役に、お味噌汁を召し上がりませんか？

ぜひ、やさしいMISO「稔」（みのり）を、一足先にご賞味ください。

自然栽培と聞いてピンと来ない方も多いのではないでしょうか。

なのでまず、お米の栽培方法について簡単に図で説明したいと思います。

※自然栽培・・・栽培期間中、農薬・肥料・除草剤不使用で栽培

自然栽培と他の栽培方法の違いはなに？

日本で広く行われている栽培方法が、農薬・肥料・除草剤を使い効率よく作物を育成する慣行栽培になります。

そして農薬・肥料・除草剤の使用を抑え、環境に配慮した育成方法が有機栽培です。

自然と農作物そのものの力を発揮させ育てるのが、自然栽培になります。

栽培方法によるお米の耕地面積について

日本でのお米の耕地面積は、約２３５万２０００haで、その内の約５０００haで有機栽培のお米が栽培されています。

なんと、有機栽培は耕地面積全体の、

約０.２％にすぎません。

自然栽培となると更に減り、

一般にはほぼ流通していないのが現状です。

（自然栽培の明確な耕地面積は分かりません）

自然栽培は、農薬、肥料、除草剤を栽培期間中使っていないため、非常に手間と人手を必要とします。

手間と人手を必要とし、育成期間も長いので必然的に価格も高くなります。

弊社がお届けする、やさしいMISO「稔」（みのり）は、貴重な自然栽培で育てた「米」と「大豆」で作った味噌になります。

自然栽培の農作物は、生きる力、生きようとする力が非常に強く、限られた栄養を必死で吸収し育っています。

煮え具合をみるために大豆を試食しますが、一般の大豆と比べ味が非常に濃厚で、大豆にまったく興味のない自分でも美味しいと感じます。

いろいろな生き物と共生する環境で育てられた、本当の自然の恵みを使ったやさしいMISO「稔」をぜひこの機会に味わって見てください。

やさしいMISO「稔」は、製造方法にもこだわっており、手作り製法で作られています。

現在の味噌作りは、ほぼすべての工程で機械を使って仕込まれています。最後の熟成に関しても加温して醸造を早めたりしている場合が多いです。

弊社では、農家の方が手塩にかけて育てた貴重な「米」と「大豆」を使わせて頂いているので、機械の使用は最小限にとどめています。

弊社の味噌づくり

弊社での機械使用工程は、

・米を蒸す

・麹をほぐす

・大豆を蒸し煮する

・材料をつぶす

の四つの工程のみにしています。

麹を作る際は、昔ながらの麹蓋を使い細かく配置を変えれるようにしています。場所により菌の繁殖度合が変わるので、均一にするためです。

そうすることで麹菌がムラなく繁殖し、より甘い麹が出来上がります。

熟成に関しても、１年間常温でじっくり熟成させています。

手造り味噌の基準

１.全量、伝統的な手作業による麹蓋方式により製麹された麹であること

２.加温により、醸造を促進していないこと

３.アルコールなどの添加物を使用していないこと

以上が手造り味噌の基準となっています。

伝統を守りつつ、変えるべき部分は変えていき、より良い製品になるように日々努力しています。

従来は、職人の経験や勘に頼っていた部分を科学的にアプローチし、より均一な製品になるようにしております。

例えば、麹を仕込む際、麹を仕込む室（むろ）の温度は管理しても、麹そのものの温度まではみていませんでした。

麹菌をまく温度、麹玉をほぐす温度、出麹の温度等々、重要な部分に温度計を使い、職人の感覚に頼っていた部分を科学的に分析し、それぞれの適切な温度で作業を行っています。

温度に関してはロットごとに管理し、上がりすぎや下がりすぎ等の異常があればスマホに通知が来るようになっています。

外の気温・湿度も関係してきますが、仕込み中の麹室はほぼ一定の温度湿度になっています。麹の温度からあえて上げ下げして調整いるときもあります。

やさしいMISO「稔」を作るきっかけとなったのは、２０２１年の２月SNS上に発信された、あるSOSのメッセージからでした。

「人手が足りません。どなたか手伝える方はいませんか？」

メッセージの主は、宇佐市で自然栽培を行っている高校の頃の同級生でした。

その当時の自分は、農業経験ゼロのただの中年の麹屋でしたが、同級生が困っているなら助けたいなという気持ちで

「夏場なら手伝えるよ」

と送ったところ、

「それなら、ぜひ」

という流れで、自然栽培のお手伝いが始まりました。

実際の作業に入ると、１５haを超える田んぼの草刈り、溝さらい、

３０００枚を超える苗はがしなど、予想を超えるハードな作業ばかりでしたが、他では得られない充実感がありました。

また、今では田舎でもなかなか見られない、ゲンゴロウ、ミズカマキリ、タイコウチなどの水生昆虫や、様々な野鳥、スッポンなども自然栽培の田んぼでは出会えます。

そんな自然栽培の田んぼに魅せられて、このお米を使って味噌を作りたいと思うようになりました。

自然栽培を行いたいと若い担い手も来てくれていますが、販路が確立されていないのも現実です。

そこで、味噌を使い自然栽培を少しでも知ってもらえればと思って、クラフト味噌を開発しました。

やさしいMISO「稔」を使ったおすすめ料理は、豚汁です。

店主が単純に好きだからというのもありますが、熟成された味噌の味わい、具材からでる味わい、そして出汁の味わい、全てが調和され日本人に一番馴染みの味、そして各家庭で入れる具材により変化のある味だと思うからです。

今回、「稔」と「自然栽培の野菜」のセットもご用意しておりますので、そちらを使い豚汁を作られてはいかがでしょう。

味噌汁に合うだし

かつおだし、昆布だし、煮干しだし・・・と、ご家庭や地域により使われるだしは色々あります。

味については好みが分かれますが、弊社がおすすめする「だし」は、「混合だし」です。

また、混合だしにも色々組み合わせがありますが、中でもおすすめなのが、「かつお x 宗田鰹 x さば」の削り節のだしが、味噌汁には一番おすすめです。

削り節からだしを取るのは・・・という方には、その３種類を混ぜた「だし粉」というのもありますので、そちらを使われると良いと思います。

勿論、普通のだしの素でも、美味しくお召し上がりいただけます。

今回リターンとして以下をご用意しました。

・やさしいＭＩＳＯ「稔」４００ｇ

・やさしいＭＩＳＯ「稔」４００ｇ ｘ １０個セット

・やさしいMISO「稔」４００ｇ + 自然栽培のお米の塩麹３００ｇ

・やさしいMISO「稔」４００ｇ + 自然栽培のお米の塩麹３００ｇ　各２個セット

・やさしいMISO「稔」４００ｇ + 自然栽培のお米の塩麹３００ｇ　各１０個セット

・やさしいMISO「稔」４００ｇ + 自然栽培の野菜

　野菜に関しては、発送時期に収穫できるものを同梱させて頂きます。

・やさしいＭＩＳＯ「稔」４００ｇｘ２ 化粧箱入り

・ご自宅で育てる味噌！

　お客様のお好みの配合で、自然栽培の「米」と「大豆」を使い味噌を仕込みお届けします。

　※自然栽培の「大麦」が手に入らないため、米味噌のみとなります。

資金の使い道

やさしいMISO「稔」の来シーズンの仕込み費用および、はちどり味噌の運転資金などに充てさせて頂きます。

実行者紹介

はちどり味噌

代表　服部　仁

１９７２年大分県宇佐市生まれ。モノを作ることが大好きで、趣味としてDIY・料理・バルーンアート・ミニ折り鶴・プログラミング等、常に何かを作ってきました。２０１８年前職を辞めたのを契機に、妻の実家の麹作りを手伝い始め、２０２１年には、自然栽培の手伝いも始めました。

２０２２年３月大分県宇佐市に、はちどり味噌を開業しました。”自然栽培の原料で作った味噌”をお届けすることで、自然栽培を周知してもらい、持続可能な自然栽培の農業を目指しています。そのために、妻の実家の古い工場をセルフリノベーションし、味噌工房として”新たな歴史の幕”が開かれました。