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幸せになる濃厚と強さ。崩壊前のトンネルで生まれた紅はるか焼き芋 | 能登いろは芋

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ストーリー

  1. ねっとりとしたさつまいもの至福の肉感、蜜のように一口ごとにさつまいもの濃厚な甘みがあふれだす
  2. 震災で失われてしまった天然の貯蔵トンネル。もう2度と同じ焼き芋は生まれない
  3. 石川で生まれた食の企業「ハチバン」が手掛ける、地域ブランド開発プロジェクト。再起をかけた挑戦

自然の力でじっくりと寝かせた、さつまいもの強い味。濃厚かつ奥深い香味、軽やかな後味。芋を超えた焼き芋『いろは芋』です。

能登半島の粘土質の強い土壌でたくましく栄養豊富に育った紅はるかを使用。

貯蔵庫は「のと鉄道能登線トンネル」(現在は廃線)。珠洲の宗玄酒造さんが日本酒の貯蔵庫として利用していましたが、2024年の能登半島地震でトンネルが崩れてしまい、今は使うことができなくなりました。

自然の力だけで、さつまいもを熟成させます。(年間通して気温12度、湿度90%の環境)

じんわりと低温で焼いて、さらに一晩置くことで、むっちりとした食感と甘いだけではない熟成された濃厚な味が生まれました。

現在、貯蔵庫のトンネルは存在しません。今回ご提供する290kgの焼き芋はもう二度と再現できない自然の環境で熟成された最後の芋です。

はじめまして。株式会社ハチバンと申します。当社は1971年の設立以来、石川県金沢市を拠点に「8番らーめん」を中心にラーメンチェーン店を運営しています。

私たちは地域企業として、地元の食材を活用した商品開発に力を入れています。2019年、能登の生産者や酒蔵の方々と共同で「地域ブランド開発プロジェクト」を立ち上げました。

このプロジェクトは、食の担い手が協力し合い、新たなおいしさを創造するという、当社の理念に合致する取り組みです。

長年培ってきた食品開発の知見と、地元の豊かな食材・食文化を大切にして、変わらない価値を提案することを目指しています。

ハチバングループが長年継続しているのが「食を通じた地域との対話」です。2020年、コロナ禍で飲食店の来客が激減する中、農家さんの食材を活用するために地元産の野菜を調理した惣菜を販売するデリを始めました。※『道の駅めぐみ白山』のレストランに併設(現在は閉店)。

きっかけは地元の五郎島金時を使った大学芋でした。季節限定メニューだったのですが、大好評を博し、レギュラー惣菜に。常に一番人気でした。

キッチンカー事業のために開発した「ほぼいも」は、生地の72%が五郎島金時で構成されており、もっちりドーナツのような新食感で大人気に。さつまいもに可能性を感じた私たちは、農産物直売所などを巡り、五郎島金時に引けを取らない名芋探しを敢行!そして、能登・志賀町の道の駅で、私たちが求めていた理想のさつまいもと出会うことができたのです。

私たちが能登の紅はるかに驚いたのは豊かな土の味わいでした。畑作りは良い土作りからと言われますが、まさに能登は豊穣な土地です。

能登はやさしや、土までも」と言われるような、自然のままに保たれた栄養豊かな土壌は、さつまいも作りに最適だと分かりました。

その食味は、今流行の糖度が高いさつまいもとは一線を画しています。志賀町の紅はるかは海と山がもたらす自然の恵みを生かした濃厚で強い風味が特徴です。

素材のすごい力に圧倒されました。志賀町でさつまいも栽培に取り組む5軒の農家さんとの出会いがこのプロジェクトを大きく前進させてくれました。

山海の恵みをもたらす能登の豊かな土壌。JA志賀さんを通じて、この地で育まれる作物とつながっているおいしさの意味について、思いを巡らすことになりました。

30年以上の歴史を持つJA志賀さんのさつまいも栽培。様々な品種に挑戦する中で、2021年にはじめた紅はるかに私たちは惚れ込みます。

農家さんのいい作物を育てる情熱に心を動かされ、志賀町のさつまいもの魅力をもっと多くの人に知っていただきたいという想いにつながっていきます。

ハチバンの原点は、野菜という身近な素材を生かしたラーメンです。創業当時、野菜をどうやって食べるとおいしいかを探求し、野菜と麺のシンプルな組み合わせを思いつき、今も同じ味わいを守り続けています。

素材を生かした味にこそ、おいしさの真理は宿っていると私たちは考えています。

志賀町の紅はるかと、ハチバンが培った商品開発技術で何かできないかと考え、生まれたのが焼き芋です。

おいしいものは本来素朴であり、ベーシックです。そしてそういうものこそ、ずっと残っていきます。長く愛されています。

今回、志賀町の紅はるかを商品化する際に私たちが最も重視したのは、農家の方々が日常的に楽しむ素材本来のおいしさをそのまま届けたいということでした。

余計なことはせず、素材そのものを、土を味わう。それをどうやってお届けするか。

芋のおいしさを一番感じられる調理法として、焼き芋を選びました。

粘質系の紅はるかは、焼くことで甘くしっとりとした食感が引き出されます。ホクホクとした粉質系の芋は焼きたて時の再現が難しい一方、粘質系のしっとり感は冷凍することで、こっくりと甘く濃厚になり、フレッシュ感も持続しやすいのです。

志賀町のさつまいもは、砂丘地と海から5キロほど離れた山間地の畑で作られています。5軒の農家さんのうち、3軒が砂丘地、2軒が山間地に畑があります。

両方の焼き芋を試すと、山間地の芋がしっとりしていることが分かりました。水はけのよい砂丘地(海側)の芋は、甘みが強く、ホクホクな食感になる傾向があり、有機物と水分が豊富な山間地(山側)の土は、みずみずしくしっとりとした食感になる傾向があります

志賀町の山間地は海から5キロ足らず。山間地の土ですが、純粋な赤土ではなく、山砂も混ざっています。海と山の土壌を兼ね備えるハイブリッドな土が、突き抜けたしっとり感を持つ焼き芋を生み出しました!

地元生産者の「地元の食を守ってほしい」との声からはじまったさつまいものプロジェクト。おいしい食を届けるために何ができるかを考え、キッチンカーへの取り組みに広がりました。

何度も作りは食べて、甘み、旨み、香りに、納得がいくものを目指して、やっと生まれた「いろは芋」。

おいもブランドのキッチンカー「おいもとレモネード」のメニューとして提供したところ、たくさんお褒めの言葉をいただいています!


お届けは冷凍便です。自然解凍後電子レンジで30秒ほど温めてお召し上がりください。※冷蔵解凍された場合は2日以内にお召し上がりください。

温めると、ほっとする甘さ。

アレンジレシピで簡単に特別な一品に!解凍した芋をカットし、とろけるチーズをのせ、オーブンで2〜3分焼き上げる(チーズに焦げ目がつく位)。はちみつをかけた上に、ブラックペッパー軽く振る。

今回のさつまいもプロジェクトを推進した、株式会社ハチバンの商品開発・安川です。志賀産紅はるか焼き芋の魅力についてご紹介します!

安川 明日香/8番らーめんのヒット商品「野菜トマトらーめん」をはじめ、14年間で200品以上の商品開発に携わる。社内でいも姉と呼ばれるほどの芋好き。

ある日農家さんからいただいた焼き芋がはじまりでした。口に入れた瞬間、とろけるような食感と深い甘み。これが本当のさつまいもだったのかと驚きました。

今回目指したのは、ねっとりとした干し芋のような濃厚さと焼き芋のフレッシュ感の両立です。低温でじっくりと焼き上げて、そして試行錯誤を繰り返し、一晩寝かせることで私が夢見ていた究極の食感と味わいが実現したのです。

そもそもねっとり系の紅はるかですが、この焼き芋のねっとり感は普通の焼き芋では感じられないレベルです。甘さ、食感、香りが絶妙な志賀町の紅はるか焼き芋を通じて、多くの人々にさつまいもの魅力を知っていただければうれしいです。

今回のプロジェクトは、志賀町で育てたさつまいもを遠く離れた珠洲市の天然貯蔵庫で熟成させる能登半島を横断する取り組みとしてはじまりました。

能登半島の真ん中にある志賀町は、降水量と日照時間のバランスが良く、農作物の栽培がさかんです。さつまいも産地として30年以上の経験とノウハウを持っています。

宗玄酒造は奥能登最古の酒蔵として250年以上の歴史を持ちます。日本四大杜氏に数えられる能登杜氏発祥の蔵と言われています。

収穫後、50日間熟成させた能登志賀町産の紅はるかを、150℃でじっくり2時間焼いて、一晩寝かせることで、甘さとフレッシュさを両立させることができました。紅はるか本来の甘みと旨味を最大限に引き出したおいしさをご家庭にお届けします。


志賀町で育ち、珠洲市で熟成させた私たちの紅はるか。

2024年元旦に発生した能登半島地震によって、芋の貯蔵蔵として使用していた宗玄酒造さんのトンネルが崩れてしまいました。

JA志賀さんの紅はるかのプロジェクトを開始したのは2021年でした。

2022年にテスト販売を開始。

2023年10月、2シーズン目の販売に向け、宗玄酒造さん所有のトンネルでさつまいもの貯蔵・熟成を開始。12月、貯蔵したさつまいもを運び出しました。

その直後に能登半島地震が発生します。

2005年3月に廃線となった「のと鉄道能登線トンネル」。宗玄酒造さんが15年ほど前にのと鉄道から取得し、日本酒を熟成させる貯蔵庫として利用してきました。

昔の農家は、土を掘って芋を貯蔵していました。昔ながらの滋味豊富で強いさつまいもを目指していた私たちにとって、自然そのままのトンネルの環境は、素材の味を引き出すために最適な方法だったのです。

しかし、もう2度と同じ環境で焼き芋を作ることはできません。皆様にご提供する焼き芋は、トンネルで熟成したラストの芋です。

ぜひ、じっくりと味わっていただければ幸いです。

発送は冷凍便でお届けします。

【先行特典!早割10%オフ】能登志賀町さつまいも『いろは芋』冷凍焼き芋 1キロ

能登志賀町さつまいも『いろは芋』冷凍焼き芋 1キロ

私たちは創業者の言葉「人類の幸福な生活に貢献する」を、「『食』と『おもてなしの心』で人やまちを笑顔に、元気に。」と表現し、ハチバングループで働くすべての人が、この実現に向かい邁進しています。

思いがけない巡り合わせでさつまいもと出会い、新しいさつまいものブランドを作っていこう!あの頃の情熱と決意は、今も私たちの原動力となっています。

のと鉄道の能登線が走っていた当時、車掌らは一つ一つのトンネルを「イ」「ロ」「ハ」と、“いろはにほへと”で呼んでいたそうです。これにちなんで、「いろは芋」と名付けました。

「粘土質の強い土は排水が悪く、畑として扱いにくい。砂丘地の方がよほど作業性はいいけど、山で作った芋は肥料が豊富でできたものはおいしい」。志賀町の農家さんは教えてくれました。

焼き芋をはじめて食べていただいたとき、「自分たちの芋がこんなにおいしくなるのか」と農家さんは驚いてくれました。子どもが満面の笑みで食べてくれました。

今回のMakuakeプロジェクトでさつまいも事業は一時休止となりますが、私たちは必ず再起を図ります。

野菜から始まった私たちの地域への次のバトンはさつまいもです。

より多くのMakuakeユーザーの皆様に食べていただき、たくさんのお声をお聞かせいただければうれしいです。このプロジェクトを通して、皆様との新しいつながりができることを心から楽しみにしています!

能登・志賀町の豊かな大地で育った「いろは芋」は、JA志賀様、宗玄酒造様、株式会社オハラ様をはじめ、多くの方々のご尽力によって誕生しました。この場をお借りして、皆様に心より深い感謝を申し上げます。私たちは、これからも地域と連携した食のプロジェクトを推進して参ります。

リスク&チャレンジ

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