２億年の時が生み出す魅惑の色と味わい。オーストラリア最後の銘醸地ワインを日本に上陸させたい！

※　リターン品の配送が完了するまで、Granizo.LLCはSirromet Wines Australiaの日本における独占販売権を有する正規代理店です。詳細に関しては、ページ下部のリスク＆チャレンジをご確認ください。

オーストラリアの北東部に位置するクイーンズランド州。

クイーンズランド州はサンゴ礁で名高いグレートバリアリーフやサーファーに人気のゴールドコーストがあるため、常夏のビーチリゾートのイメージが強く、ワインの産地があると言われても信じがたいのではないでしょうか。

私たちが日本という国に初めて上陸させたワイン産地「グラニットベルト」はこのクイーンズランド州にあります。

この地域は2032年夏季五輪が開催される同州の経済の中心地ブリスベンから内陸に4時間ほどの距離にある小さな町です。

このグラニットベルトはグレードディバイディング山脈を内陸に入った、クイーンズランド州の中でも海抜が600~1000mと高いところにあります。昼間の気温は30度近く、夜は12度近くと、朝晩の気温差が激しく「1日に四季がある」と言われています。

この標高が高く急激な寒暖差によってブドウはゆっくり時間をかけて熟成され、その間に良質な糖と酸が保たれることで、上質なワインを生み出す事が出来るのです。

そこに今から150年ほど前に移民してきたイタリア人が辿り着き、彼らの手によって開拓されはじめました。彼らはその地の風土や土壌の特性に似合った物作りを試行錯誤し、現代では高品質な野菜や果物が育つ産地として知られています。

葡萄作りにおいては３代目にあたる方々が、先代の教えを実直に守りながら、この地に適した品種を直向きに作り続けています。

 この様な事情背景はオーストラリア国内でもまだ知られておらず、本来素晴らしいワインを作られる環境下におかれながらも、この産地は過小評価を受け続け１００年以上も暗黒の時代を過ごしながら今にいたります。

私たちはこの生産者達の熱意と情熱をそのまま伝え、確かな方法で日本という国に紹介するためグラニットベルトに特化した輸入事業を展開させていただいています。

今後この地に点在する多くの高品質ワインを輸入するため、先ずはその味を確かめていただきたく、この産地を知る上で入り口となる商品をMakuakeで紹介させていただきたいと思います。

Makuake限定での取り扱い商品も用意しておりますので、この機会にお試しいただけたら幸いです。

オーストラリア最後の　銘醸地グラニットベルトとは

特徴①　グラニットベルトの立地

標高６００ｍ～１０００ｍに位置するグラニット・ベルト地区。

リゾート色に濃く彩られるクィーンズランド州のイメージからかけ離れたこのワイン産地は、冬には雪が降り気温も零下を示す冷涼気候が特徴です。

加えてオーストラリアの沿岸部と内陸部を分ける大分水嶺山脈の内側に位置するために、海からの湿った空気からの直接の影響を免れています。

ブドウの長い生育期間をもたらす低い気温と、風味の強さに寄与する強い紫外線、そして病害リスクを減じる低湿度などの気候的な組み合わせを持つ産地が私たちが紹介するグラニット・ベルトの特徴です。

特徴②　グラニットベルトの土壌を形成する花崗岩（グラニット）

グラニット・ベルトという名の元となるのが産地の主な地質である花崗岩（グラニット＝Ｇｒａｎｉｔｅ）。２億年前に形成されたプライマリー・ロック（原生岩）の一種である花崗岩の大きな塊が、長い年月をかけて風化・浸食されてこの土地の土壌を作っています。

この砕屑物である荒い砂の様な土壌は水捌けが良く粘土が少ないために栄養素に乏しいという特徴があります。よって樹勢が抑制された葡萄は、より凝縮感が高い果実を付けるのです。

特徴③　花崗岩土壌で作られる葡萄の特徴とは

一般的に植物は土壌が肥えたところに植える事で良く育ちます。肥えた土壌で育つ葡萄は1本の木から7kgほど収穫できるといわれています。しかしグラニットベルトの土壌は痩せて肥沃土も低いため、多くとも2kg、場所によっては500g以下と、1本の木からごく僅かのブドウしか採れないという特徴があります。

通常1本の木から7kgに分散していく養分が、2kgから500gというごく少ない葡萄の実に集中していくため、葡萄ひと粒あたりの凝縮度が極めて高いのが特徴です。

またこの花崗岩土壌に根をはって生み出される葡萄で作られたワインは豊富なミネラルが感じられるのも特徴の一つです。

特徴④　グラニットベルト産ワインの特徴

気候が冷涼なため、繊細で新鮮な果実の風味を持つのは想像がつく事でしょう。そして海岸地方と異なる標高の高い内陸部の位置は、日中と夜間の大きい寒暖差を生み、それがよりメリハリのついた風味を作っているといえます。

そして何よりも高い標高は空気が薄く太陽から注ぐ紫外線量も増加するために、冷涼地域でありながらもブドウの果皮は厚くなると同時に色素も増し、ブドウの果皮中の香気成分も増します。よってアロマに満ちた酸味のキリリとしたワインを生み出します。

今回紹介させていただくグラニットベルトワインたち

１ 高地冷涼地が生み出す上質なメゾンを彷彿させるスパークリングワイン

これからクリスマスや年末に向けて多くの場面で目にするスパークリングワイン。
単にスパークリングワインといっても、使用する葡萄品種や製法もその国々やターゲットとするマーケットなどによって様々異なります。

スパークリングワインの代名詞とも呼ばれるワインに含まれる「泡」についても、発泡を加える作業には幾つか方法があります。
その中でも王道であり最も手間のかかる手法がシャンパン本来の製法で知られる「瓶内二次発酵」という製法で、1本の完成に至るまで３年〜５年の歳月を要します。
それは、一度酵母を加えてアルコール発酵をしてワインを作り、そのワインボトル1本1本の中に２回目の酵母を添加し発酵を施す事が出来るよう少量の糖度を加え、王冠と呼ばれる蓋をします。（下図参照）

およそ11ヶ月経つ頃には二次発酵から生まれた微小の粒の泡がそのボトルの中に充満するという仕組みです。その後、酵母（澱）とワインを3年〜5年もの間触れ合わせる事で厚みのある味わいを加える事が出来るのです。

ただしその３〜5年の間、人間はボトル内の澱が１箇所に停滞してしまわないよう、ボトルを少しづつ回転させるなどしながら、ゆっくりと丁寧にワインに触れさせる行為をし続けなければなりません。その間、室内の温度は一定に保たなければならず、生産者はただひたすらそれらの商品が市場に出せるまでその時を待ち続けなければなりません。

手間や時間はかかれど、この様に丁寧に時間をかけて作り上げた泡の性質は細かくシルクのような柔らかさと、滑らかな舌触りが味わえます。

これが意味する事として、強炭酸の様な刺激的な発泡の性質ではワインの味自体を消してしまいますが、瓶内二次発酵から作られた泡はワインの味わいを底上げしてくれる様な性質を持ちます。

今回ご紹介するオーストラリアグラニットベルト産のスパークリングワインについては、オーストラリアの中で最も標高の高い産地とあり、シャンパーニュ同様冷涼地で葡萄を育てています。
そのためスパークリングワインの味わいのバランスで必須とされる酸味が綺麗に整えられており、また南半球特有の果実味という名の重厚感も感じられ、全体的にボディのしっかりしたスパークリングワインが出来上がりました。

スパークリングワイン作りの裏側についてはこちらからご覧いただけます⬇︎

２ グラニットベルトの野生味溢れる、野生酵母によって作られる希少ワイン

次にご紹介させていただくグラニットベルト産白ワイン（ヴィオニエ種）と赤ワイン（シラーズ種）は一般的に消費されるテーブルワインと大きく異なる点があります。

それはこのワイン達が使用している酵母が人工的に培養されたものではなく、天然の野生のものであるという点です。
その意味を深掘りしてご案内します。

培養酵母と野生酵母の違い

ワイン作りの歴史において近代ワイン作りで取り入れるようになり、ワイン醸造技術に取り入れられ一般的な地位を築いてきた人の手による培養で作られた乾燥酵母。1950年以降この画期的なものが導入された事により現代ワイン作りの現場では葡萄ジュースの糖をリスクなくアルコールに変える事が出来るようになりました。

この培養酵母が登場する前、ワインの発酵は葡萄の果皮に付着する野生酵母の力でアルコールに変えるという事をしなければなりませんでした。

通常酵母はアルコール耐性に弱く、アルコール度数が上がるにつれて酵母は死に絶えていきます。

時に目的としたアルコールに達する前に発酵が止まってしまうというリスクが常に隣り合わせという状況になります。

しかし、この野生酵母という手段を選択し、イバラの道を経て出来上がったワインにはこの土着の野生酵母（非サッカロマイセス・セレビシエ属酵母）が、ワインに対して複雑性などを与えるというようなポジティブに寄与する事がワシントン州立大学の研究チームの結果によって発表されました。

また何よりも、その葡萄が育った環境の土着や風味をそのままダイレクトに詰め込む事が出来るため、オリジナリティーを追求するワイン生産者にとっては自分達の生産現場の誇りをお届けできる手段でもあります。

前述でお伝えした様に、葡萄を摘み取ってタンクに詰め込み、淡白な言い方ならば放置し、人間は葡萄の潜在能力を信じてアルコールになる手助けをするしかありません。それはいつ酵母が全滅するかもしれないといったリスクと隣り合わせの状態なのです。

野生酵母を使用した限定生産 Le SauvageシリーズをMakuakeでのみ提供

この過酷な道を経てワインへと変貌を遂げたものについては、通常のフルーツのキャラクターに例えられる風味に加え、その土地の大地が感じられる旨みのようなものや、培養酵母では感じられない複雑性も享受できるという大きなボーナスが付いてくるのです。

今回ご紹介させていただく白（ヴィオニエ種）、赤（シラーズ種）も区画の中で最も健康的な部分のものだけを採取して作られたものであり、生産本数が各１０樽以下となります。

何よりも、このクオリティーに達したヴィンテージしか生産出来ないという背景もあるため、毎年定期的に生産販売されるという約束はどこにもありません。

今回Makuakeを通じ、グラニットベルトの野生酵母で生まれたワインを日本で限定販売するためにご用意しました！

プロジェクトに関する情報
・プロジェクトの属性：輸入商品
・代理店によるサポート：代理店であるGranizo.LLCによる、日本語カスタマー対応、保証等
・プロジェクト実行者：日本
・製品者（国） ：オーストラリア
・製造者（国） ：オーストラリア

商品の詳細

世界が注目する豪州冷涼地産スパークリングワイン！
Signature Collection Sparkling Chardonnay Pinot Noir

葡萄品種：Chardonnay・Pinot Noir

ヴィンテージ：2016　アルコール度数：12.4％

ワインメーカー：SIRROMET WINES

商品の特徴：
輝きのあるレモンゴールドに混じるピノ由来のピンク色を帯びた色調。
勢いの良いアトラクティブな泡と繊細な泡が同居する外観。長期熟成によるブリオッシュ香に、白桃やリンゴのシロップ漬け、芳ばしいカシューナッツ、そして仄かに香るオレンジ・ブラッサム。
辛口で勢いのある泡と滑らかな触感が織りなす口中のコントラストが愉しく、トロピカル調果実の風味がオーストラリアらしさを示しながらも、グラニット・ベルトらしい花崗岩由来の柔らかい滋味が豊かに主張するユニークな個性。
柑橘系の皮の様な心地よい苦味が後味を引き締めます。
ボリューム感も高いので、白身の肉料理などともお楽しみいただけます。
果実味が豊富なので、冷やし気味で飲んだとしても美味しさを実感できる優れもの。

おすすめのお料理：サーモンカルパッチョなどとお楽しみください

野生酵母によるヴィオニエ特有のブーケの香りが開花する！
Le Sauvage Viognier

葡萄品種：Viognier（ヴィオニエ）

ヴィンテージ：2017　アルコール度数：12.8％

ワインメーカー：SIRROMET WINES

商品の特徴：
Sirromet社が持つ自社畑で栽培されているヴィオニエを１００％で使用した白ワイン。
北向きのなだらかな斜面に植えられたこの区画は標高が７００ｍ後半と他の区画に比べて比較的暖かな空気に包まれているため、味わい自体にフルーティーさと重厚感が上手く織り交ぜられている。
激しい寒暖差の生じる地域であるため、葡萄の生育がゆっくりと行われ結果としてしっかりとした酸味が感じられる。
醸造については全てが天然酵母で発酵し、その後新樽のフレンチオークで１３ヶ月熟成させたもの。
南半球特有の明るいトロピカルフルーツのバランスと丁寧に樽熟成を行った事で織り交ぜられる複雑みと長い余韻が特徴。

熟成による微かなドライフルーツのニュアンスも相まって、Sirromet社のフラグシップホワイトながら愛くるしい印象を与える。

おすすめのお料理：シーフードパスタなどとお楽しみください。

グラニットベルト150年の歴史の中でも最良のグレートヴィンテージ！
Le Sauvage Shiraz Viognier

葡萄品種：Shiraz Viognier（シラーズ・ヴィオニエ）

ヴィンテージ：2016　アルコール度数：13.8％

ワインメーカー：SIRROMET WINES

商品の特徴：
新鮮なブルーベリーと高い芳香、複雑な香辛味が特徴の、冷涼産地の個性と温暖地域の個性を併せ持つシラーズヴィオニエ。
その白胡椒の香りは八角やシナモンの様な甘いスパイスの香りと共に香辛味豊かな性格を作っています。加えて紫色のスミレの様な華やかな香り。 また温暖地域らしいシラーズらしいダークチョコレートやカシス・リキュール様の濃厚な香りと、なめし皮の個性。 熟成に用いたフレンチオーク樽由来のココナッツ調の甘いニュアンス。
高い酸味、細かく溶け込んだタンニン、ソフトな触感を持つミディアムーフル・ボディのこのシラーズは、地鶏焼きなど手軽な日本料理から、シシカバブやサテーなどエスニックな串焼き料理まで、様々なスタイルのお料理と合わせやすい、高い汎用性を持つワイン。

おすすめの料理：ローストビーフなどとお楽しみください

【Granite Beltの産地を堪能】
産地を存分に味わう贅沢６本セット

スパークリングレッドから本格的な白、赤、デザートワインまでグラニットベルトのテロワールを存分に楽しめる大変お得なセット！
年末に向けてのクリスマスなどパーティーシーンは勿論、贈答としてもお使いいただけます。

商品の紹介

１：Signature Collection スパークリングレッド　
品種：プティベルド　ヴィンテージ：2015　アルコール度数：14.5％

２：Le Sauvage ヴィオニエ
品種：ヴィオニエ　ヴィンテージ：2017　アルコール度数：12.8％

３：Le Sauvageシラーズ・ヴィオニエ
品種：シラーズ、ヴィオニエ　ヴィンテージ：2016　アルコール度数：13.8％

４：Vineyard Selectionピノグリージョ
品種：ピノグリージョ　ヴィンテージ：2019　アルコール度数：13.2％

５：Signature Collectionメルロー
品種：メルロー　ヴィンテージ：2018　アルコール度数：13％

６：Private Collectionレイトハーベスト・ピノグリ
品種：ピノグリ　ヴィンテージ：2018　アルコール度数：8.5％

【ワインバック】

リバティー生地使用オリジナルワインバックとスパークリングセット１本用
※７セット限定

【ワインバッグ詳細】

・リバティー生地使用、Granizoオリジナル
・水に強く丈夫なラミネート加工生地
・ワイン以外にも幅広くご使用いただけます。
・大きさ 縦31x横8xマチ8（cm)
・プロ洋裁師 ”Masaco” が一枚一枚丁寧にハンドメイドで縫製
・ワインとは別に、工房より直接お届け致します。
・クリスマスまでにお届けします。

リバティー生地使用オリジナルワインバック２本用とワイン２本セット
※７セット限定

【ワインバッグ詳細】

・リバティー生地使用、Granizoオリジナル
・水に強く丈夫なラミネート加工生地
・ワイン以外にも幅広くご使用いただけます。
・大きさ 縦33x横17xマチ8.5（cm)
・プロ洋裁師 ”Masaco” が一枚一枚丁寧にハンドメイドで縫製
・ワインとは別に、工房より直接お届け致します。
・クリスマスまでにお届けします。

【超早割特典】

スケジュール

2023年11月7日（火）Makuake開始

2023年12月15日（金）Makuake終了

プロジェクト終了後に順次発送開始

リターンについて

実行者紹介

はじめまして。
Granizo.LLC代表の佐藤と申します。
私は、2001年にオーストラリアに渡航して全くの未経験からこのクイーンズランド州のワイン産業に身を置き17年間お世話になりました。
そこで感じた事は、自分たちが懸命に取り組み生産するクイーンズランド州産ワインの認知度の低さからくる国内消費者の偏見でした。
この地で150年もの間真摯に葡萄作りや、ワイン作りに励む生産者はもっと評価されるべきであり、そうあるべきと考え、長年お世話になったワイン会社を退社しこの産地全体をプロモーションする輸入会社を立ち上げる事になりました。
日本国内では無数の国内外のワインが存在し販売競争などもありますが、私たちはしっかりとこの地の環境条件や関わる人などを紹介させていただいた上で、生産者達が真っ当に評価される方々のところにお届けしたいという望みを持ってMakuakeに参加させてもらっています。

今後のグラニットベルト産ワインの輸入事業拡大と認知向上のため皆様のお力添えをいただけたら嬉しく思います。