夫婦の思いの詰まった経堂発のクラフトビールを喉越しそのままにお届けしたい！！
 

こんにちは。後藤醸造（ごとうじょうぞう）の後藤健朗（ごとうけんろう）です。

東京農業大学のOBの私は、同じくOGである妻と夫婦二人で2016年7月、東京都世田谷区経堂に小さなクラフトビール専門のビアバーを立ち上げました！クラフトは直訳すると「手造り」。職人が小規模で精魂込めて造るビールをクラフトビールと呼んでいます。

小田急線経堂駅徒歩3分の路地裏にビアバー後藤醸造をオープンしてから1年半。たくさんのお客様が足を運んでくださいました。

後藤醸造では隣の工房で造った自家製ビール『経堂エール』を中心に、国産のクラフトビールを常に4種類ご用意。入店しやすい雰囲気を出したくて、内装は白と木を基調にしました。

そんな中、お客様から直接いただいた「家で飲みたい」という声。帰省のお土産にしたい、子どもが小さくゆっくり飲みたい、ホームパーティーで話題の種にしたい…など様々でした。「瓶ビールはないの？」と聞かれる度、お客様に自分の造ったビールが認められた！と嬉しい気持ちになり、ますますお客様の希望をかなえたいという強い思いが生まれました。

今回のプロジェクトは後藤醸造のビールを瓶でお届けするために立ち上げました！瓶ビールがあればお客様をもっと笑顔にすることができる！

現状後藤醸造の工房は既に仕込設備やタンクでいっぱいで、新たに大きな設備を導入するのは困難。どうしたらお客様に私の造るビールの美味しさをお届けできるのか。

もんもんと悩み続けましたが、とうとう一つの可能性が生まれました。

工房に配置できる機械を見付けたのです！

他の醸造所に委託し、一度に沢山の瓶ビールを詰めることも検討しました。でも私が大切にしたいのは「お客様との繋がり」です。自分が造った店舗で飲める樽生ビールと同じものを、1本1本丁寧に詰めてお渡ししたいのです。

更に言えば、シンプルな機械ですのでお客様ご自身での瓶詰めも実現可能に！ご自身で詰めた特別な瓶ビールをお持ち帰りいただける楽しみも生まれます。
 

食を土から勉強した後藤健朗が造る、経堂エールとは

経堂エールは「経堂で造られたエールビールという種類のビール」という意味で、甘味、香り、コク、苦みのバランスにこだわっています。

私は幼少期の頃から食に対する好奇心が強く、食に関する仕事に就きたいと考えておりました。東京農業大学農学部へ進学し、育種学、工作作物などを勉強。その頃ビールの道に進むことは考えていませんでしたが、図らずもビールの原料であるホップや麦の生育実習に取り組んだこともありました。4年間で学んだことは、今ビールを造る上での基礎となっています。常に美味しい食事を楽しみにしている私が目指したのは、乾杯から最後の締めまでお楽しみいただけるような、オーソドックスなビール。ふと思い出してまた飲みたくなるように、その中に手造りならではの美味しさを表現するよう努めています。このこだわりを瓶ビールにすることでもっとたくさんの方に飲んでもらえるようにしたいのです！

そして実は経堂エールは応援（エール）という意味合いも兼ねています。瓶ビールが地域の皆様の活気に繋がる一つのツールとなれば嬉しいです。

ビール好きの私が作るビール好きの為のおつまみ！

後藤醸造にはフードメニューもあります。特製トマトソース半熟目玉焼き(税込580円)やポテトサラダ(税込380円)をはじめ、週替わり限定フードを含め20種類以上ご用意しています。

困難の連続の果てに生まれた待望の『経堂エール』

2016年に掲げた夢「自分の手で最高に美味しいビールを造る！」には、酒類製造免許の取得が最難関で、取得まで山あり谷ありの1年半の月日がかかりました。その間は自家醸造ビールを楽しみにしているお客様のために一日でも早く免許を取得したいのに…と歯がゆい思いをしました。

2017年7月に晴れて免許を取得し、様々な人に手助けしてもらいながらも自分の手で造った初めてのクラフトビールを『経堂エール』と名付け、毎日毎日試飲をしていました。雑菌混入がないか、設定温度に狂いはないか、欠かさずチェックをします。発酵、熟成を経て徐々に、徐々にビールになっていくのは緊張であり、楽しみであり...そして、2ヶ月後の9月から満を持しての樽生でのご提供を開始！ずっと応援、心待ちにしてくださっていた地元の方やクラフトビールファンの皆様に飲んでいただくことができました！もちろん、お褒めの言葉だけでなく激励のお声もありました。それら全て今の経堂エールに活かされています。

経堂や家族に支えられて

開店準備、工房設営、後藤醸造オープン、免許取得、そしてビール製造…本当にたくさんの人に支えられてきました。地域の方々、農大関係者、家族、友人、同業者の方々。自前の工房で安定してビールを造れるようになってきた今こそ、この御恩を手に取りやすい瓶ビールでお返しする時なのです。

ご家庭のお料理にも合わせてやすい経堂エール。瓶ビールにすることで、引き立て役に徹し、支える役目を担い、もっともっと経堂を盛り上げていきたい！皆さんのご家族やご友人が経堂に立ち寄った時に、地元で造られているクラフトビールがあってね、ここでしか造られていないクラフトビールでね…と自慢できるようにしていきたいです。

クラフトビールの魅力と後藤醸造

クラフトビールの魅力は、私は寛容さと多種多様性であるといつも思います。世界には何百種類というビールの種類があって一つ一つが特徴をもっています。この寛容さと多様性こそが、昨今叫ばれているビール離れを食い止め支える重要なポイントだと考えています。私そして後藤醸造はビール業界復調の役割を担いたいのです。

具体的には、他の地域と経堂を結びつける役割を担います。先日醸造した『かおり生姜のジンジャーエール』は高知県水田農園さんの生姜、『ストレンジアンバーエール（仮）』は新潟県のストレンジブルーイングさん（農大OBが醸造士を務めています）の酵母を原料に使いました。皆さんには、これをビールにしたらどんなものが出来るのだろう？と想像してみて欲しいのです。それが例えば、自宅の庭になっているけど食べきれない柑橘類の果実だって良いのです。それらをビールにし瓶ビールに詰めてお届けできたら…と夢見ています。出来上がりまでのワクワク、ハラハラドキドキを一緒に体験しませんか？

飲めば飲むほど、好みに合うビールに出会えるその楽しさを体験して欲しいと願っています。

最後に…

クラフトビールは正に『クラフト』、手づくりの味わいが身上です。造り手の人となりが素直に現れます。同じ種類のビールでも使われているホップの種類、投入するタイミング、果てはその日の温度で様々に変化します。是非、ビールの奥深さを飲み込んでみてください。

最後の最後に…

各醸造所はそれぞれが理想のビールを追い求めています。定番を磨き続ける。あえて定石を外す。自らで新しいビールを開発するのも良い。後藤醸造では、定番の経堂エールをこれからもずっと磨き続けると誓います！皆様のご要望にお応えしたい気持ちから立ち上げた当プロジェクト。季節に合わせ、飲む方を思い醸造を重ね、瓶ビールに託して皆様にお届けすることを目標に！これからも邁進してまいります。

応援のお気持ちありがとうございます。

後藤醸造　後藤健朗

店舗情報

■主な掲載情報
2018年3月・4月 ラジオゆめのたね放送局「あなたの笑顔を見守り隊」出演
2018年3月 TVテレビ朝日「じゅん散歩」出演
2017年8月 雑誌「もっと知りたい！クラフトビール」掲載
2017年7月 雑誌 地域密着型マガジン「世田谷ライフ」No.62経堂特集掲載
2017年2月 ファン会員限定WEBマガジンRADWINMPS武田祐介さん「ときどきボクチン」掲載
2016年7月 WEB 日本ビアジャーナリスト協会記事掲載

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