はじめまして、指揮者の藤田淳平です。このプロジェクトは、私が主催しておりますアートファミリア協会所属のクラシック演奏家による、早朝の演奏活動を通じて、1日の始まりに癒しと活力を提供するためのプロジェクトです。

(音楽ニュース)指揮者コンクールで入賞したサラリーマン指揮者・藤田淳平

《アートファミリア協会について》

2014年末に、私の呼びかけにより集まった若手演奏家を中心に設立しました。私が指揮する公演で演奏する事はもちろん、フランス、オーストリア等ヨーロッパ各地での演奏会も開催予定です。当初は私含め3名でスタートしましたが、若手を中心に所属演奏家が増えて来ています。「クラシック音楽を媒体にした大人のためのコミュニティ提供」を基本活動コンセプトにしています。

所属演奏家は、20～30代中心で東京都内もしくは関東近郊在住。男女比は3:7くらいです。音大卒業後演奏活動を中心に、フリーで活動している人や講師業をしている人など、活動の幅は様々です。

《アートファミリア協会のこれまでの活動》

2014年末の活動開始から現在までは、料理とクラシック音楽のコラボレーションを進めて来ました。美味しく食べて頂きながら演奏を楽しみ、さらにお客様同士、音楽家とも気軽に交流をできる雰囲気づくりにこだわっています。

南麻布「天現寺カフェ」での生演奏つきディナーコースの提供

演奏する作品のテーマに合わせ、季節ごとのコース料理と生演奏をお客様にご提供。日本では珍しい、オーストリアワインをクラシック音楽の本場ウィーンより輸入し、楽しんで頂きました。このイベントは月に2～3回、平日の夜に開催しています。

西麻布イタリアンレストラン「プロメッサ」での生演奏つきディナーコースの提供

オーナーの地元北海道より、白老牛など新鮮な素材を仕入れての生演奏付ディナーコースを毎週月曜日にご提供。本格的なクラシック曲はもちろん、映画、ポップスなど有名な作品を中心に幅広く選曲して、楽しんで頂いています。

《平日早朝にクラシック音楽を！》

これまで演奏会といえば夕方以降の時間でした。しかし、お仕事前、殺伐とした通勤時間に演奏会があっても良いのではないかと考えています。むしろ、満員電車を避けて早めに都内に出ていらっしゃるような人々や、リタイア世代の皆様に対して、早朝にクラシック音楽を楽しんで頂く事が、気持ちに余裕を生み、1日の活力になるのではないか・・・と考えています。サラリーマン経験もある私にとって、通勤時間の大変さは痛いほどよく解ります。

《午前7時から始まるクラシック演奏会》

世界一早く始まる演奏会。長い長いクラシック音楽の歴史上、初めての試みです。

午前7時に開演し、8時には終了するコンパクトな演奏会。ピアノやバイオリン、フルートなど、若手女性演奏家を中心にした小編成で爽やかに、そして時にお客様とコミュニケ―ションさせて頂きながら朝の時間を彩ります。来場者にはコーヒーもしくは紅茶を1杯サービス致します。通勤電車内、イヤホンでクラシック音楽を聴く人は多いとききますが、そういう方々にとって、早朝の生演奏はとびきり有意義な体験になるはずです。

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2015年9月～　毎週水曜日　7時開演

会場　天現寺TJスクエア　５Fラウンジ(予定・交渉中)

全席自由　コーヒーまたは紅茶一杯つき

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前例のない試みという事で、このプロジェクトを必要としている多くの人たちへ情報が伝わり、定着するまでに時間がかかることが予想されます。私はその期間を半年とみています。仮にお客様が少なくても、最初のうちは続ける事に意味があります。その間、安定的に演奏家への対価と制作費を確保するために、クラウドファンディングを通じてこの企画に賛同いただける皆様のお力をお借りしたいのです。

《クラシック音楽を仕事にするという事》

クラシック音楽家は、演奏技量の習得、維持向上のため人生の大半の時間を費やします。特にヴァイオリンのような弦楽器は、幼少期から体の方を楽器の方に合わなければならない程、過酷な訓練を要します。そして20年以上訓練を積んだ1人前の演奏家でも、60分の演奏を提供するために、およそ10倍程度の準備時間が必要です。

日本では高度な専門教育によって、充分な能力を持ち合わせた数多くの演奏家が存在しています。ただ、その多くが「演奏のクオリティを上げる」ことはできても、「それをどうやって楽しんでもらうか」というところまで考えが至らずに、それまでの莫大な投資を払い捨てて音楽の道をあきらめていきます。これは非常にもったいない事です。

私は指揮者として、自分がライトを浴びて指揮台に立つだけでなく、裏方として演奏家とお客様を結び付ける事も大事な仕事だと考えています。このプロジェクトもその一環です。どうぞ趣旨をご理解いただき、お力を貸してください。お願いいたします。