プロジェクト実行者
ストーリー
アート・デザイン・テクノロジー・サイエンスなど、幅広い分野の人たちが集うモノづくりの拠点 『Good Job!(グッド ジョブ) センター』 を2016年8月に設立します。
奈良県香芝市に拠点をおき、障害のある人たちとともに、新しいはたらき方や未来のしごとづくりに挑戦します。
そのために必要な機材を購入するためMakuakeでプロジェクトを立ち上げました。
「香芝(かしば)市」は、奈良県北西部に位置しており、大阪府に接しています。
約7万8千人が住んでいる市で、『日本の将来人口推計』(平成18年刊)によると奈良県の市町村で唯一、2050年の人口が2006年と比べて増加している市として注目されています。
隣接する奈良県中南部は、靴下をはじめ、多くの地場産業がさかんな地域です。地域に根ざした産業の発展が求められている今、Good Job!センターは、香芝に拠点をおきながら福祉とさまざまな分野をつなぐ役割を担います。
Good Job!センターは、分野・障害・性別・国籍を超えた人たちが出会い、協働するための場所になります。
協働の目的は、障害のある人の存在や表現から生まれる新しいモノづくりやサービスデザインの挑戦、そして、はたらく環境の変革です。
個性豊かで魅力的な人とともに創りだす新たなしごとは、社会そのもののはたらき方を変えることにもなります。
そこには、地域住民・アーティスト・デザイナ・エンジニア・学生・研究者といった個人から、企業・行政・学校・研究機関といった団体まで、さまざまな人たちが集まることを想定しています。
そうすることで、一人ひとりの可能性に目をむけ、多様なしごとやはたらき方を生みだすことができる拠点をめざします。
Good Job! センターには、大きく分けて7つのスペースがあります。
・工房 (ファブスペース)
・アトリエ (アートスペース)
・ショップ & ギャラリー
・ストック & ロジスティクス (倉庫と物流)
・ホール (ダンスや演劇など)
・カフェ
・オフィス
Good Job! センターは、103組の提案のなかから選ばれた大西麻貴+百田有希(o+h/建築家)+中畠敦広構造設計一級建築士事務所が設計を担当しています。
「様々な場所が同時に存在している状態」をイメージしながら、多様な人たちを受けいれ、新しいしごとをつくりだす創造的な空間をめざします。
表現やモノづくりに関心のある人は誰でも参加できる場です。その場にいる人たちと自由な発想でモノづくりに取り組みます。
新しいモノ・しごとづくりに挑戦する場所にするため、工房(ファブスペース)には手作業に使う工具だけでなく、デジタル工作機械も設置します。
使用できる設備、利用時間、料金は下記を予定しています。
【設置設備】
●レーザーカッター
●刺繍ミシン
●3Dプリンタ
【オープン】
10:00 ~ 17:00 (毎週 土曜・日曜)
【利用料金】
2時間 1,500円~
※ 別途材料費がかかります。
※ 利用する前に、工作機械の講習会を受講していただきます。
この場所に幅広い分野の人たちが集い、新しいモノづくりやしごとづくりの実験と挑戦が始まります。
ここで、Good Job! センターを運営するプロジェクト実行者について、これまで行ってきたことを通じて紹介させていただきます。
Good Job! センターは「社会福祉法人わたぼうしの会」が運営します。
これまで「一般財団法人たんぽぽの家」 と共同し、障害のある人の活動に文化や芸術を取り入れ、展覧会や地域のアートプロジェクト、セミナーやワークショップなどを開催しながら、障害のある人の社会参加を進めてきました。
また、アートとケアの視点から、障害のある人を含む、すべての人たちが生きいきとした暮らしや仕事づくりを40年以上にわたって模索してきました。
障害のある人の活動に文化や芸術を取り入れながら、表現することやモノづくりを通して交流が生まれる場をつくっています。
たとえば、「奈良県芸術祭 HAPPY SPOT NARA」は、障害の有無にかかわらず障害のある人のアート作品を楽しめる様々なプログラムを持つ地域プロジェクトです。
主催は奈良県で、企画はたんぽぽの家が行い、他の福祉団体やアート関係者等からなる運営委員会を設けて、地域で役割を担う人々と一緒に取り組んでいます。
また、障害のある人たちのアートを仕事にできる環境づくりを目的に、障害のあるアーティストの著作権使用の窓口となり、広告や商品のデザインに使用したい企業との橋渡しを担う 「エイブルアート・カンパニー」 を2007年に設立しました。
例えば、奈良県は日本一の靴下生産地で、Good Job!センターが建つ香芝市に隣接する北葛城郡広陵町も生産地のひとつです。
そこに商品研究・物流の拠点がある「タビオ株式会社(本社:大阪)」 と、アートを靴下の柄に使用することによって障害のある人たちの表現と仕事の幅を広げてきました。
さらに、障害のある人の就労や生活の現場から生まれる“新たなしごと・はたらき方”を発見し紹介する「Good Job!展」を2013年度から開催してきました(助成:日本財団)。
地域の活性や地場産業の発展にアートが寄与することができるように、Good Job!センターでは障害のある人とともにアートの可能性をさらに社会にひろげていきます。
そして最近の事例では、奈良の新郷土玩具「鹿コロコロ」があります。これは、享保元年(1716)奈良の地で創業された「中川政七商店」とたんぽぽの家との協働で生まれました。
中川政七商店は、手績み手織りの麻織物をあつかい続けており、近年は工芸をベースに事業を展開しています。300周年を迎える2016年を機に「新郷土玩具プロジェクト」をはじめました。
地域の文化に結びつく郷土色豊かな玩具たちは、職人の高齢化や後継者不足などにより徐々になくなりつつあります。「なくなっていくなら、自分たちで生み出そう!」という思いから、「今から100年後に残る郷土玩具」に挑戦しています。
実はこの製造プロセスには、「昔のよいところは生かしながら、いろんな人が作りやすくなる方法」を模索した結果、3Dプリンターで樹脂製の張子(はりこ)型をつくっています。
3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機械は、一人ひとりの感性をカタチにすることができ、創造性を高めるものとして期待されています。
その中でも、レーザーカッターは、光で素材を裁断したり、焼印をいれたり、穴をあけたり、彫刻をしたり、さまざまな加工を行う機械です。
平面であれば木材・アクリル・紙・布・革・石など、非常に幅ひろい素材を加工することができます。
私たちも、このレーザーカッターを使って、障害のある人がフリーハンドで描いたかたちを活かしたプロダクトをつくったり、さまざまな人たちがイメージを形にすることを助けることができ、表現の可能性をさらにひろげたモノづくりに挑戦しています。
Makuakeでは、レーザー彫刻システム(レーザーカッター)を設置するための資金を募っています。
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■ Makuake(マクアケ)による資金 100万円
■ 自己資金 162万円
機能性も高く、使い勝手もよく、安定して使用できる機種を選定しています。
≪機種≫
TROTEC Speedy100 C30 (加工範囲610 x 305mm)
・空冷30W DCサーボモータ 1.5インチ集光レンス 単相100V
≪金額≫
262万円
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Good Job!センターが、幅広いひとたちが集うモノづくり拠点として、一人ひとりの表現の多様さを活かし、創造性を高めるものとして、このデジタル工作機械(レーザーカッター)が必要だと確信しています。
新しいモノづくりに挑戦するため、そして、はたらき方の可能性をひろげる動きを今まさに始めています。
障害のある人の表現のように、多様で豊かなはたらき方を社会に提案していくのがこのセンターの目標です。
みなさまのご支援、そしてGood Job! を社会に提案していくための協働やプロジェクトへの参加をお待ちしています。
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Good Job! センター [助成:日本財団]
【住所】
奈良県香芝市下田西2丁目393番地5ほか
【アクセス】
① JR 香芝(かしば)駅から、徒歩3分程度
② 近鉄大阪線 下田(しもだ)駅から、徒歩5分程度
【問い合わせ先(2016年8月まで)】
TEL : 0742-43-7055 (たんぽぽの家)
FAX : 0742-49-5501
Mail : goodjob@popo.or.jp
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2016年03月25日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
お礼のメッセージ
2,000円(税込)
●アーティストの中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
【中村真由美】
1985年生まれ。奈良県在住。
2004年よりたんぽぽの家アートセンターHANA所属。
エイブルアート・カンパニー登録作家。
3才の時にテレビ番組でながれていた「くれよんの歌」をまねして絵を描きはじめた。小学2年生の時から現在までつづいている絵日記には、毎日が克明に記されている。アートセンターのアトリエでは、人の口まねをしたり笑ったりしながら、のびのびと表現している。
http://ableartcom.jp/prof/nakamura_mayumi.html
ホームページにお名前を掲載
5,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
かわいいイラスト入りカップ 1個
8,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●障害のある人たちのイラストをデザインしたカップをお送りします。
サイズ:口径102mm×高さ81mm下底76mm 満水時400cc
※お送りできる絵柄は在庫状況により異なりますので、後日お選びいただける柄についてご連絡さしあげます
Tabio × Able Art Company 限定ソックス 1足
10,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します。
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●数量限定生産のタビオ×エイブルアート・カンパニーコラボソックス1足をお送りします。
サイズは2種類からお選びください。
Sサイズ(23cm ~ 25cm)
Mサイズ(25cm ~ 27cm)
お送りできる柄は在庫状況により異なりますので、後日お選びいただける柄についてご連絡さしあげます。
奈良の厄除鬼(やくよけおに)
10,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●かわいく睨みを効かした鬼の土鈴1個と、同色のストラップ型土鈴1個をお送りします
【厄除鬼】
奈良・元興寺(がんごうじ)の節分祭にて毎年販売される厄除鬼です。元興寺にはその昔、元興神(がごぜ)という鬼がいて悪者を退治したといわれています。鬼は人間のもつ煩悩の象徴とされています。
赤は「貪欲」、青は「怒り」、黄は「我を通す」、黒は「愚痴」、緑は「不摂生」を表すと言われています。
カラーは、赤、青、黄、黒、緑の5色からお選びください
土鈴のサイズは大・小からお選びください
大(幅9cm × 高さ10cm × 奥行7cm)
小(幅6.5cm × 高さ7cm × 奥行5.5cm)
DRAWING MIRROR (ゆるやかに描かれた鏡)
30,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●TOMORROW IS TODAY の DRAWING MIRROR(ドローイング・ミラー)を1個お送りします。
フリーハンドでゆるやかに描かれたかたちのなミラー。パーツを組み合わせて、自由に使える吊りさげ式。
サイズ: W360×D35×H350mm
形状: 3種類
革ひもカラー: 3種類
お送りできる柄は在庫状況により異なりますので、後日お選びいただける柄についてご連絡さしあげます
※TOMORROW IS TODAYとは
デザイナー(原田祐馬・吉行良平)と障害のある人が協働し、明日の生活と未来のしごとをつくり出す小さなブランドです。だれもが扱いやすい素材でワークショップを実施。ゆるやかなルールのもと、生まれ出る表現からつくり方・はたらき方を探る。
手づくりのハリポテ
50,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します。
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●中村真由美さんが手づくりでつくった愛らしい動物がモチーフの張子(はりこ)を1体お送りします。
【張子(はりこ)】
動物などの形を粘土/木型/新聞紙などで型つくり、それに紙を重ねてはり、糊(のり)がかわいてから、型を抜きとったもの。 中が空洞になっているので、見かけと違って軽いのが特徴。
※お送りできるハリポテは在庫状況により異なりますので、後日お選びいただける種類についてご連絡さしあげます。
樹里文字(じゅりもじ)
80,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します。
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●アーティストの伊藤樹里さんが、オーダーメイドで文字を書きます。
あなたの名前や店舗名などをデジタルデータとオリジナルをお渡しします。
名刺や表札、看板などにお使いいただきます。
【伊藤樹里】
1977年生まれ。奈良県在住。
たんぽぽの家アートセンターHANA所属。
エイブルアート・カンパニー登録作家。
日常的に“鉛筆”で書いていた新聞の文字を“筆”で書くことを発見してから、書が最も好きな仕事となる。漢字をたくさん書く「漢字シリーズ」、日常の出来事をつづった「新聞シリーズ」、人の名前など、身近なところから題材をみつける。
http://ableartcom.jp/prof/ito_juri.html
*加工が必要な場合には、別途相談に応じます(費用がかかります)。
*販売する商品になる場合には、別途ロイヤリティが発生いたしますので、ご連絡ください。
アート・ファブリックパネル 1枚
100,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します。
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●障害のあるアーティストによって描かれた作品を、ファブリックパネルにしてお送りします。
サイズ F12号(606×500)
※後日、作家、作品をお選びいただくために、複数回やりとりをさせていただきます。
個別レクチャー開催
150,000円(税込)
●中村真由美さんが描いたイラスト付きのメッセージカードをお送りします。
●たんぽぽの家のホームページにお名前を掲載します
(ホームページのイメージ http://tanpoponoye.org/)
●アートやデザインを通した多様なしごと/障害のある人のはたらき方に関する情報を個別レクチャー形式でお伝えします。
※レクチャーについて
日時: 2016年9月~2017年3月の中から応相談
場所: ご指定ください(Good Job!センターの利用も可)
全国出張可能です(旅費交通費は別途ちょうだいします)
人数: 任意
レクチャーのテーマ例
『インクルーシブビジネスとダイバーシティマネジメント』
『福祉と企業の協働から生まれる地域ブランディング』
『障害のある人たちのアートと多様なしごづくり』
『これからのはたらき方と仕組みを考える』
『福祉とデザインの関わりかた』
『IoT & FAB による仕事革命』など
※詳細に関しましては実行者よりご連絡させて頂きます。
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 スタートアップカテゴリの 「奈良発!新しいはたらき方と未来のしごとをつくる『Good Job! センター』」プロジェクト詳細ページです。