24年の時を宿した
「牧水 貴醸酒 極貴」

創業150年を超える「武重本家酒造（たけしげほんけしゅぞう）」が、日本酒の仕込みに日本酒を使って醸した贅沢なお酒「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成（ぼくすい きじょうしゅ ごくき 24ねんじゅくせい）」（以下：極貴）を、24年という長い熟成を経てついに販売します。

以前販売した「牧水 貴醸酒 極貴」もお客様に高い評価をいただきました。しかし今回、Makuakeで初出する「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」は、かつてない長期熟成によってさらなる進化を遂げ、味わいの深みと複雑さが極限まで引き出されています。

熟すことで生まれたカラメルのような芳醇な香ばしさとともに鼻を抜ける複雑で深遠なアロマ。とろけるような甘味は口内に豊かな味わいの世界を広げ、しっかりとした酸味が爽やかな余韻を残します。

中山道の旧道沿いにある静かな集落に佇む「武重本家酒造」は、明治の初めから代々受け継がれてきた伝統の生酛（きもと）造りの技を守り続け、日本酒本来の旨味あふれる味わいを大切にしてきました。

「極貴」のベースとなった生酛造りによる純米酒「牧水 生酛純米生酛酒母四段（ぼくすい きもとじゅんまいきもとしゅぼよんだん）」（以下：酒母四段）は、長期熟成に耐えうる甘味と酸味を多く含み、絶妙なバランスの味わいに仕上げたもの。1999年から2000年にかけての世紀の夜明けに醸した酒は、24年熟したことで素晴らしい味わいに達しました。

このMakuakeプロジェクトでは、熟成の過程をお楽しみいただける「酒母四段」とセットのリターンもご用意しています。

「酒母四段」は、たっぷりの甘味を含みながらも、しっかりとした酸味があることで強すぎず丸みがあります。濃厚さとなめらかな質感を持ち合わせながら、喉を通る爽快感は、清新な味わいを演出します。

「貴醸酒（きじょうしゅ）」とは、国賓をもてなす晩餐会で日本酒の魅力を堪能していただくために、旧国税庁醸造試験所（現在の独立行政法人酒類総合研究所の前身の組織）で製法が考案された、特殊な製法の日本酒です。米由来の上品な甘みを存分に楽しめる、貴腐ワインの様な芳醇な香りと味わいが特徴です。

「極貴」もまた、大切な人への特別なギフトとしてふさわしい逸品です。「酒母四段」と飲み比べると、24年の熟成による変化の軌跡を感じることができることでしょう。記念日やお正月など、特別な日の一杯としてお愉しみいただければ幸いです。

長く熟したことで成った奥深い妙味

長期熟成の貴醸酒を開発すると決めた、20世紀の終焉。長く熟成させるためには、ベースとなるお酒の酒質が極めて重要でした。

1．こだわり続けた生酛造りのお酒

日本酒の醸造には、最初に多量の清酒酵母を育てる必要があります。多くの酒造では、雑菌の増殖を抑えるために、酒母造りの際に多くの乳酸を添加する方法を用いています（速醸酒母）。

しかし、武重本家酒造では、酒母造りの段階で乳酸菌を育てることで、自然に乳酸を増やし雑菌を殺していく生酛造りを守り続けています。乳酸菌を育てるには時間がかかり、品温を徐々に上げていく操作が必要なため、多大な労力を要します。

それでも古来続く日本酒の味わいを造るべく、生酛造りを貫き、コストを重視する普通酒にも生酛造りのお酒を混和しています。貴醸酒「極貴」のベースとなるのも、こうした生酛造りの純米酒です。

2．酒母四段の製法で長期熟成に耐えうる酒質に

長期熟成には豊かな甘味と酸味が欠かせません。そこで、生酛酒母に加え、搾る数日前にさらに生酛酒母を追加する"酒母四段"の製法を取り入れました。これにより、通常の日本酒の酸度は高くても2.0程度であるところ、当商品では4.9と非常に高くなっており、24年もの長期熟成に耐えうる酒質に為しえました。

「酒母四段」の味わいは、最初の一口でキリっとした酸味が口内に躍り込み、次いでまろやかな甘味が包みこみます。この酸味や甘味は酒母四段仕込みの証。生酛の力強い生命力そのものを感じさせます。

この「酒母四段」を1年熟成したのち、貴醸酒として仕込み、昔ながらの蔵の中でゆっくりと熟成させました。生酛造りの純米酒の仕込み水として「酒母四段」を使うことで、酸味とともに濃厚な甘味を有する貴醸酒が実現したのです。

3．長い熟成によって生まれた奥深い味わい

四半世紀近い熟成期間で育まれた「極貴」は、カラメルのような香ばしさととろけるような甘さ、それでいながら喉を洗い流すような爽やかな酸味を持ち合わせています。

杯を傾けるたびにその極上の香りと風味は変化を見せながらも、色褪せることなく深みを増し、杯を置いたあとも奥行きのある余韻が長く続きます。

四季の移ろいを閉じ込めたような情趣に富む味わいは、長い旅路を経て辿り着いた奥深さを物語ります。

4．飲み方とペアリング

「極貴」と「酒母四段」は、冷やでも燗でもおすすめです。特に「極貴」は、ぬる燗よりやや高めの温度にすると、爽やかな酸味が際立つため脂っこい料理との相性が抜群です。ポークリブなど口周りが気になる濃厚な料理にもぴったり。温度が下がるにつれ、酸味がすっと落ち着いた味わいの変化も楽しめます。
一方で「酒母四段」は、ぬる燗よりも温度を高くすれば、キリリとした酸味が感じられます。この酸味の強さは温度が下がっても持続します。

「極貴」は、濃厚な甘さがあるので食前酒やデザート酒としてはもちろんのこと、しっかりとした酸味があるので、幅広いペアリングが可能です。迷ったときには同様のテイストのものを検討することもおすすめです。

ここではオイスターソースや黒酢を使った「黒酢あんかけひき肉チャーハン」をご提案。熟成した香りと味わいの調和をお楽しみいただけます。詳しいレシピはこちらをご覧ください。

「酒母四段」は、強い酸味とそれをまろやかに包みこむ濃厚な甘味があるので、こちらもさまざまな料理と一緒に召し上がっていただけます。ここでは爽快感のある酸味に合わせた、「塩サーモンとゴルゴンゾーラの生春巻き　レモンソース添え」をご提案します。

レモンソースの風味と調和するとともに、ゴルゴンゾーラの第2のソースのような役割も担います。詳しいレシピはこちらをご覧ください。

武重本家酒造について

武重本家酒造は、中山道沿いにある望月宿と芦田宿の中間に位置した、静かな街並みに佇んでいます。明治元年に武重徳左衛門（武重家十二代当主）が開業して以来、伝統的な「生酛造り」の技を受け継ぎ守ってきました。

生酛造りは古くからある日本酒の製法ですが、多くの手間と時間を要するため、現代ではごくわずかの酒造でしか行われていません。しかし当社では、この製法によってのみ醸し出される奥深い味わいを尊重し、大事に継承してきました。

武重本家酒造の敷地内にある30棟の建造物は、国の登録有形文化財に指定されており、お酒はこの文化財の中で造り続けています。

今回は、長い歳月を経て磨かれた生酛造りの技の極みである「酒母四段」と、さらにその味を四半世紀近く熟成させた「極貴」をご紹介しました。連綿と続く伝統の味をこの機会にご賞味ください。

商品の詳細

「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」

商品情報
商品名：牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成（ぼくすい きじょうしゅ ごくき 24ねんじゅくせい）
内容量：200ml
アルコール分：13.3％
原材料名：米（国産）、米こうじ（国産米）、清酒

日本酒度：-56
酸度：4.9
アミノ酸度：3.8

保存方法：日光の当たらない冷暗所で保存してください。

「牧水 生酛純米生酛酒母四段」

商品情報
商品名：牧水 生酛純米生酛酒母四段（ぼくすい きもとじゅんまいきもとしゅぼよんだん）
内容量：200ml
アルコール分：17.8％
原材料名：米（国産）、米こうじ（国産米）
精米歩合：59％
　
日本酒度：-6
酸度：2.8
アミノ酸度：1.8

保存方法：日光の当たらない冷暗所で保存してください。

スケジュール

7月3日（水）　プロジェクト開始
7月24日（水）　プロジェクト終了
プロジェクト終了後、2024年10月までに発送完了予定です。

リターンについて

【超早割25％オフ】
「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」（1本）＋ 「牧水 生酛純米生酛酒母四段」（1本） 10,950円

【セット割15％オフ】
「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」（1本）＋ 「牧水 生酛純米生酛酒母四段」（1本） 12,410円

【早割】
「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」（1本）　9,900円

【セット割】
「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」（8本）　74,800円

【makuake先行販売】
「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」（1本） 11,000円

※沖縄・離島地域への配送は追加送料500円が必要となります。大変お手数をおかけしますが、該当地域にお住まいのお客さまは「追加送料」もご一緒にご購入ください。

（通常価格）
「牧水 貴醸酒 極貴 24年熟成」：11,000円
「牧水 生酛純米生酛酒母四段」： 3,600円