プロジェクト実行者
ストーリー
日本映画史上最も美しく水田風景を描き、最もリアルに現代の米作農家を描いた米作りエンタテイメントムービー「ごはん」。
この映画の2016年11月からの劇場公開に向け、上映に必要な費用を支援してくださるサポーターを募集いたします。
決して楽観的ではない日本の米作り。その中で必死に頑張るお百姓さんたちの心意気を謳いあげた本作。「拳銃と目玉焼」のヒロイン沙倉ゆうのさんを主演に迎え、日本一の斬られ役・福本清三さん、関西きっての実力派女優・紅壱子(萬子)さん、YK事務所の熟年ホープ・井上肇さんなど実力派が脇を固めます。
このような題材を扱った映画にありがちな「映像だけが美しい」「内容が暗く重苦しい」作品にならないよう心掛けました。
この作品をどうしても多くの皆さんに見てもらいたい。
前作「拳銃と目玉焼」の公開時には、キャストを同行しての舞台挨拶の遠征費や、劇場公開用データ形式への変換費用、広告費用などがプロモーション時の大変なネックとなりました。
そのような苦い経験から本作「ごはん」の劇場公開に際して、格別のご支援を賜りたくこのプロジェクトを立ち上げる事となりました。
何卒よろしくご検討くださいますようお願い申し上げます。
2012年に発表された総務省の家計調査ではお米の消費額がパンのそれに逆転されました。1キログラムあたりの値段はパンの半分にも満たない米。
就労者の平均年齢は65歳を超え、高齢化を高コストと引き換えに農作業の機械化で補っているのが日本のコメ作りの現状です。
この作品はそんな現状を背景に、やむにやまれぬ事情から30軒分もの田んぼを預かるコメ作り農家を継ぐ事になった若い女性の奮闘を描きます。
そこには牧歌的でのんびりした様子はなく、過酷な労働としての米作りがあります。
ずぶの素人だった女性がコメ作りの過程で経験する試練。彼女を助けてくれるのは昔の人が残してくれた米作りの知恵と、生命として様々な表情を見せる田んぼの美しさでした。
映画を観終わる頃、主人公と共に観客は気づくはずです。全ての田んぼが過去から現在に至るまで、農民たちが必死に知恵を絞り時に敗北を味わいながらも戦い続け残してくれた奇跡なのだと。
そんな風景に育まれた一杯のごはんへの感謝と慈しみを取り戻したい。
それがこの作品にこめた思いです。
父の突然の訃報を受け主人公ヒカリは派遣社員として働く東京から、実家のある京都へ向かった。
実家は京都らしい暑さの中に、喪服の親戚を集めていた。
ヒカリは顔に白い布をかぶせられた父のそばに座りこんだ。
そばには彼女が小学生の頃に早逝した母の写真がうっすらと埃を被っている。
「おやっさん!」足にギプスした若者が父に取りすがって号泣している。
彼は源八といいヒカリの父の米作りを手伝っていた。
父は付近の農家のコメ作りを30軒分請けおっている。
田植えから二か月を過ぎ、苗はすくすくと育っていた。
「今さら辞める事は出来んとです」
八方手を尽くしてみたが父の後を引き継いでくれる農家は見つからなかった。
途方に暮れるヒカリ。
しかし「お父さんがなんであんなに一生懸命やったか知りたないか?」と言う老農夫の言葉に、源八の足が治るまで田んぼの面倒を見ようと決意する。
ヒカリのコメ作りが始まる。彼女は自転車でほうぼうの田んぼをまわった。
田の水を調整するため、移動しては用水路の蓋を操作する作業を何日も繰り返した。
しかし炎天下のある日、ヒカリはとうとう倒れてしまう。
うなされて見た夢は母の死の記憶だった。
病院で母が臨終を迎える間際に田の水を見に行ってしまった父。
9歳のヒカリはたったひとりで母の死を見届けたのだ。
それから親子の間にギクシャクとしたしこりが残った。
「危なかったとです…。」目を覚ますと源八が言った。
ギプスの取れた彼が軽トラで応援に駆け付けた際、倒れていたヒカリを見つけ病院に運び込んだのだ。
源八の足も治り、東京へ戻ることにしたヒカリ。
京都駅に送られる途中で立ち寄った田んぼで、稲に穂が出ているのを見つけると、ふいに喜びがこみ上げた。
「私、秋まで頑張る」
ヒカリが田んぼに戻ってきた。
いよいよ穂を立たせ始めた稲を前に目を細めた。
「昔の人って凄いなぁ」亡き父に話しかけるうちに眠りに落ちる。
つけっぱなしのテレビからゲリラ豪雨の警報が流れていた。
翌朝田んぼにやってきたヒカリは絶句した。
広がっていたのは雨と風で稲が全部倒れてしまった光景だった。
「コシヒカリは胴が弱いので倒れやすいんです…。」
収穫が半減すると聞かされヒカリは数日ふさぎこんでしまう。
「ちょっと来てください」源八がやって来てヒカリを励まそうと田んぼに連れて行く。
稲穂を触るよう促されると、指先に確かなコメの感触があった。
黄金に輝く稲穂の草原。収穫の秋は間近に迫っていた。
稲刈りが始まった。父の自慢のコンバインがうなりを上げる。
収穫の喜びに歓声を上げたその矢先、
バキバキと猛烈な音を立ててコンバインから煙が上がった…。
(続きは本編をご覧ください)
本プロジェクトでご支援頂いた資金は「ごはん」の劇場公開にあたって次の用途に使わせて頂きます。
①劇場用フォーマットDCPへの変換作業費…20万円
②WEB媒体を中心とした各種メディアへの広告費用…60万円
③舞台挨拶遠征のための交通費と宿泊費の援助…40万円(東京・横浜・大阪・京都・福岡・各数名分)
④シネコン系劇場の上映諸経費…20万円
⑤地方劇場・ホールの上映の際の会場レンタル費用…10万円
2013年に自主制作された「拳銃と目玉焼」は2014年春から大阪、香川、京都のミニシアターで先行公開されると口コミで評判を呼び延長公開が相次いだ。
その高い娯楽性と映像のクオリティーを認められ同年秋より東映系シネコンで全国6都市のロードショーを実現。
観客の好評価がツイッターなどで常に話題となる。
新宿パルト9で「拳銃と目玉焼」を見たビデオメーカーの担当者が気に入り、翌年9月レンタルリリースされる。
全国のツタヤ・ゲオに3000枚に及ぶ配置を達成した。
2016年春からはインディーズ作品として非常に稀なHulu配信が始まりレイティングは5段階評価で4.5を達成。(工作員はもちろん無し)
本職は市井のビデオ撮影・製作業。幼稚園の発表会や企業ビデオなどを作り続けた。
10年程前から持前の器用さと費用対効果の高さを買われイベントの演出やプロデュース業も請け負う。
急に閃いて京都の四条木屋町で油そば専門手を開業。
実家の米作り農家を本格的に引き継ぐ過程にある中で「ごはん」の構想を得る。
1967年京都生まれ京都在住。
2014年「拳銃と目玉焼」が完成した後、その劇場公開の仕方がわからなかった安田は京都の小学校跡で行われていた映画の配給・宣伝の講座に通う。
大規模な娯楽作品はシネコン、小規模なアート系作品はミニシアターへと棲み分けが進む映画興行の現状。
「小規模な娯楽系作品」を標ぼうする安田は頭を抱える。
映画だからと言って特別に考える事はない。他の商売と同じように良い商品を作ってリピートしてくれる顧客を増やしていく通常の商売と同じやり方で良い。
そう思いついた安田は、未来映画社を設立。
自身の名前は二の次にして、大人から子供まで笑って泣いて楽しめる質の良い娯楽作品を生み出す映画会社として、未来映画社の信用を観客から得る事を第一に目指している。
とは言うもののこの規模で娯楽映画を製作し、宣伝し、上映し、回収してまた作ると言うサイクルの確立はビジネスのと言う点からは非常に困難。
儲けると言う観点をまずは捨て、大学生インターンのスタッフ受け入れなど低コストで制作する様々な試行錯誤を行いつつこのモデルの可能性を探っている。
劇場映画「拳銃と目玉焼」予告編 30秒
恋するフォーチュンクッキー/拳銃と目玉焼ver 3分25秒
拳銃と目玉焼 撮影の裏側
企業用映像
今井正之の陶芸 9分35秒
東映映画村企画展 山本八重の愛した京都
広島県竹原市ロケテスト
その他
短編映画「シークレットプラン」予告編 1分15秒
イベント用オープニング映像 10分
サポーターからの応援コメント
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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2016年10月28日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。
映画鑑賞券2枚+過去作限定配信
3,000円(税込)
(更新日:2017年05月04日)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券2枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
映画鑑賞券3枚+本編・過去作限定配信
6,000円(税込)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券3枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
映画鑑賞券6枚+本編・過去作限定配信+エンドロールにお名前掲載
12,000円(税込)
(更新日:2017年09月01日)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券6枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
また劇場公開時に本作のエンドロールにお名前を掲載
※ご希望のお名前を記載ください (6文字以内)
鑑賞券10枚+エンドロールにお名前掲載+完成DVD+サイン入りポスター・他
30,000円(税込)
(更新日:2017年09月01日)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券10枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
また劇場公開時に本作のエンドロールにお名前を掲載※ご希望のお名前を記載ください (6文字以内)
・本作完成版DVDと主要キャストのサイン入りポスターを進呈
(沙倉ゆうのさん・源八さん・井上肇さん・福本清三さん 予定)
鑑賞券15枚+関係者限定試写会招待+アフターパーティ招待・他
50,000円(税込)
(更新日:2017年09月01日)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券15枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
また劇場公開時に本作のエンドロールにお名前を掲載※ご希望のお名前を記載ください (6文字以内)
・本作完成版DVDと主要キャストのサイン入りポスターを進呈
(沙倉ゆうのさん・源八さん・井上肇さん・福本清三さん 予定)
・関係者限定の試写会にご招待(東京/大阪どちらか1回)アフターパーティにご招待します。
※アフターパーティーは別途5000円程度の参加費が必要です。
鑑賞券20枚+関係者限定試写会招待+アフターパーティペア招待・他
80,000円(税込)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券20枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
また劇場公開時に本作のエンドロールにお名前を掲載※ご希望のお名前を記載ください (6文字以内)
・本作完成版DVDと主要キャストのサイン入りポスターを進呈
(沙倉ゆうのさん・源八さん・井上肇さん・福本清三さん 予定)
・関係者限定の試写会にご招待(東京/大阪どちらか1回)アフターパーティにペアでご招待
※アフターパーティーはお一人様につき別途5000円程度の参加費が必要です。
企業向け協賛
200,000円(税込)
・映画冒頭に御社名を掲載
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券30枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
・劇場公開時に本作のエンドロールに御社名を掲載
・本作完成版DVDと主要キャストのサイン入りポスターを進呈
(沙倉ゆうのさん・源八さん・井上肇さん・福本清三さん 予定)
企業向け特別協賛
500,000円(税込)
・映画冒頭に御社名を大きく掲載(ロゴ使用)
・劇場公開時にお使いいただける本作の鑑賞券50枚を進呈
(7/3現在ロードショーが決定している劇場
新宿バルト9・梅田ブルク7・横浜ブルク13・Tジョイ京都・Tジョイ博多)
・主演沙倉ゆうのが出演し2007年の横浜映像天国で審査員賞と観客賞を受賞した「SECRET PLAN」(37分)を限定配信
・本作「ごはん」の限定配信
※ご支援者に限定の配信URLをお送り致します。
・劇場公開時に本作のエンドロールに御社名を掲載
・本作完成版DVDと主要キャストのサイン入りポスターを進呈
(沙倉ゆうのさん・源八さん・井上肇さん・福本清三さん 予定)
「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 映画・映像カテゴリの 「「拳銃と目玉焼」の監督が現代の米作り農家を描く映画「ごはん」を応援しよう!」プロジェクト詳細ページです。