品格ある佇まいに機能美をプラスした新しいタイプの長財布。

ワンタッチで開く『新感覚』に美しいフォルムを形成する『伝統』技術を混ぜ合せた新しいタイプの長財布です。

“がまぐち”の特徴でもある突起物（ゲンコ）がない“押し口”タイプ。握り心地にこだわり試作を繰り返しました。

視認性の高さ、革の持つ重厚感と気品にこだわり素材を選択、製作いたしました。

美しい扇形になる様に型紙を製作。片方のみにマチを付ける事で中身が見やすく、取り出しやすさも向上させました。

ロウが取れ、徐々に漆黒に育っていく楽しみのある革。

今年は緑のお財布が運気UPらしいですね。ロウが取れてくると濃緑が出てきます。

ブラッドオレンジの様な落ち着きのある上品なRED。

陰影のある品の良いGRAY。

ソフトでしっとり、肉厚で手触りの良い鹿革です。

男性、女性問わずにお使い頂けるニュピの“がまぐち”長財布。

小銭入れ部分のファスナーを排除し取り出しやすく、投げ入れやすくなっています。また、お財布を振っても中でこぼれない様に設計致しました。

内装の革はシュリンクの効いたライトグレーを使用しています。

小銭入れ部分には目を惹くGNUOYP（ニュピ）オリジナルテキスタイルを使用しています。起毛した触り心地のよい生地に自分の干支であり、今年の干支でもある虎をヒョウ柄と組み合わせたデザインしました。開けた時にチラッ見がテンション上がり、運気もUPしそうです！！

また、両サイドにはあると便利なマチ付きポケットｘ２（左側に1か所、右側に1か所）装備。

万が一に備え、紛失防止のグッズ Air Tagが入るポケットも付けました。

手持ちで歩きたくなる丁度良い肉厚感です。

徐々にロウが取れ、下の濃緑が出始めてきました。

グリーンの経年変化の記録は活動レポートやGNUOYP（ニュピ）公式インスタグラムなどにてUPしていきますので https://www.instagram.com/gnuoyp/ ぜひフォローお願いたします。

昔から縁起物とされてきた“がまぐち”

舞妓さんや芸妓さん名刺のかわりとして源氏名のはいった花名刺を渡すという習慣があります。この花名刺はお財布に貼ると、お金が舞い込む（舞妓む）と言われていてとても縁起の良いものとして人気があります。この花名刺を収納するのに使っていたのが天溝タイプの“がまぐち”なのです。帯の下にスっと入る様にマチが無くペタンコな形をしています。

この形をルーツに現代に落とし込んだニュピの“がまぐち”長財布です。

GNUOYP（ニュピ）の工房がある向島は江戸の時代から花街（料亭街）として栄えた土地です。今でも夕方になると芸者さんなどに会えたり、琴の練習などの音色が聞こえてきたりする情緒のある街並みです。

押し口の“がまぐち”に勝手にご縁を感じてしまいました。

【スッキリ薄い仕上がり！】

ファスナーが無い分スッキリと薄い仕上がりになります。

【開け方】

背胴側を押して開けるだけ！シンプルすぎて新鮮です。

① KANSABILカンサビル（GRAY)

ニュピの定番素材でもあるカンサビル。古びて神々しく見える。荘厳で神秘的である。という意味を持つ“神さびる”という古語をコンセプトにつくりあげた JAPAN MADEの革です。

カラーはGRAYでご用意いたしました。

革の表面をバフ掛けし起毛させた仕上げをしています。コンセプト通り、とにかく使っていくうちにどんどん良くなるこれぞ『THE 革』。と言っても過言ではないGNUOYP（ニュピ）の定番素材です。

生前の傷などを隠すのではなく敢えて際立たせる事で1点1点個性のあるWAILDでタフな革に仕上げているのですが、使い込んでいくうちにツヤが上がり気品漂う雰囲気に育つ革です。

②蝋引きされた発色の良い4色のイタリアンレザー “ALASKA" アラスカ

イタリアならでは発色の良さとしっかり鞣された上質で肉厚な仕上がりのアラスカ。革の表面にワックス（ロウ）を塗り込んだ仕上げ。どの部位を見ても同じ表情の無く、不均一で自然な風合いが特徴です。使っていくうちにワックスは取れていき艶が上がっていきます。

使う事でロウが取れ、使う人の手に馴染んでいきます。BLACKやGREENは初めの見た目とは大きく変化していきます。下に覗いている濃い部分が使う人の使い方によって徐々に出てくる楽しい革となっています。

是非じっくりと育てて頂きたいアラスカの４色展開です。【BLACK / GRAY / GREEN / RED】

③個体数調整の為、捕獲された「天然鹿」を有効活用。サスティナブルな天然皮革

食害による森林消失や農業獣害として日本の野山で捕獲された「天然の鹿」を使用しています。そのまま廃棄するのではなく革を鞣し有効活用したいと考え形にしました。鹿革は牛とは違う肌質で柔らかく何とも言えない風合いが特徴です。色はBLACKでご用意いたしました。

地球環境に配慮し鞣した天然鹿を使用しています。ミモザの枝や幹を粉砕した植物タンニンを使用している為、赤ちゃんや敏感肌の人でもご利用いただけますし、有害物質が流出することなく土に還すことのできる地球環境に配慮したサスティナブルな革です。

自然界の生態系バランスの維持などに自分の出来る事で微力ながら発信出来ればと考えこの素材を選びました。

この革の売上の一部が有害駆除ハンターのインセンティブとなり、森林維持に充てることで自然界と社会が共存し循環していくことを目指していきます。

ナチュラル製法で鞣しているため、通常の革よりも更に傷などが多く含まれています。ニュピでは、傷＝不良品とは捉えず個性として活かしております。届いたモノは個性のある1点モノとしてお使い頂け得ると幸いです。

＊また、こちらの鹿革に関しましては「ジビエ」ではなく、個体数調整で捕獲れる「天然鹿」の為、突然素材の在庫切れになる場合があり納期が遅れる場合もございます。その際は速やかにご連絡させていただきます。

組みあがった時にどの様な雰囲気で革の傷や血筋などが入るのか計算し１つ１つ丁寧に責任もって裁断しております。

この天溝タイプを作れる職人がとても希少です。

この溝にはめていく作業がとにかく難しいらしいです。流れる様にやっていくので一見そんな風には見えませんが奥が深いです。

また、口金をはめる職人とカード段など内側の作りを担当する職人は別になります。通常それぞれの職人の技術を組み合わせる事はあまりないですがこの形に関しましてはそれぞれ腕の立つ職人たちによるハイブリットな逸品となっております。

中作りは熟練のお財布職人が丁寧に作っています。カード段にはしっかりと念引きをしてあります。

画像では伝わりにくいのですが端にかけて段々薄く漉いてあります。伝わりにくいのは技術の証でもあります。ヘタな人がやると漉いた部分が色が変わり漉いた事が一目瞭然となります。製品の出来栄えは8割漉きで決まるともいいます。見る事のない裏側の下準備からこだわり使ってくれる人の事を考え製作しております。

使う人の手に馴染み、生活に溶け込む。

丁寧で心配りの効いた日本のモノ作りを残していけるよう、GNUOYP（ニュピ）はこれからもモノ作り（Mono Create）を続けます。

最後まで読んでいただきまして誠にありがとうございます。

集まったお金に関しましては新たな素材開発やサンプル製作、新しい技術の組み合わせや伝統技法の継続などに役に立て今後も展開、企画していきたいと思っております。

GNUOYP（ニュピ）公式インスタグラムなどにて最新情報などもUPしていきますので是非フォローお願いたします。

https://www.instagram.com/gnuoyp/

スケジュール

2022年3月24日 プロジェクト開始

2022年4月上旬頃より製作開始

2022年5月22日 プロジェクト終了

2022年5月23日～ 先着購入順より発送準備開始（色や組み合わせにより発送順が多少前後する場合もございます。）

発送完了時期 リターンページに記載

実行者紹介

オガワハルオ

1974年生まれ、東京都出身。

日本で初めてハンドバッグを製作した職人「重田なお」を曾祖母に持ち、3代に渡りレザーBAGなどを手掛ける家系に生まれる。二十歳の時に単身イタリア・ミラノに渡り職人としての技巧やテキスタイル・デザイン等の修行を積み帰国。帰国後には家業のBAGブランド Les sacs Adam に入社。10年間でデザイン、縫製、営業、生産などの経験を積み独立。2010年にレザーとテキスタイルを融合させた BAGブランド「ＧNUOYP(ニュピ）」を設立。TOKYO MADE にこだわった、シンプルで自然体なプロダクトを展開。