ジャパニーズウイスキーにならない

Nameless Distillery、「名もない蒸留所」 ウイスキーは、モルトだけを使い

国内の蒸留所で糖化・発酵、蒸留までを行ったウイスキーです。

輸入ウイスキー原酒は一切使わず

九州の洋酒樽職人が精魂を込めて北海道産ミズナラ材だけを使い手掛けた450L樽と

ミズナラ材（鏡板）で出来た4Lの樽で熟成した

樽出し数量限定「カスクストレングス」と「シングルカスク」の

シングルモルトウイスキーです。

ただし、熟成（貯蔵）期間は3年を満たしていません。

※「カスクストレングス」と「シングルカスク」とは

「カスクストレングス」・・樽から取り出された原酒のまま瓶詰めされたウイスキー

「シングルカスク」・・単一の樽で熟成されたウイスキー

熟成期間3年待たなくていいの？

なぜ3年を待たずにお披露目したのでしょうか？

本場ヨーロッパはもちろん、本来ジャパニーズウイスキーと呼ぶには

3年以上の熟成期間が必要ですが

早熟で少し強めのアルコール感と

ミズナラ樽が醸し出す特有の果実味、モルトの風味豊かな力強さを

ぜひ皆様にご賞味いただきたいとの思いから

マクアケにて先行販売いたします。

ミズナラは導管（どうかん）の数が、オーク材よりたくさんあり

水分を多く含んでいる木です。

日本特有の風土に沿った性質で出来ていますから

あえて3年待たなくても、ミズナラ特有の旨味をお楽しみいただけると思います。

市場に出回らないウイスキー

蒸留所名がなくても、ジャパニーズウイスキーと呼べなくても

至極のウイスキーを皆さまのお手元にお届けできることに気づきました。

その理由は次の通りです。

その①・・・ウイスキー樽が北海道産ミズナラ材である

ミズナラ樽は、国内のウイスキー樽製造職人さんの中でも

素材の性質を把握した熟練の人しか扱えない素材の樽です。

国内製造用ウイスキーの樽に使うミズナラ材は、3～5年もの乾燥が必要なのです。

その②・・・450L樽熟成 シングルカスクである

ウイスキーの世界では、シングルカスクというものは

単一の樽で熟成されたウイスキー原酒のみ

または、加水だけでボトリングしたウイスキーを指します。

当社の450リットル樽は胴体・鏡、すべてミズナラ材で作られた樽で

熟成原酒を一部取り出し、加水してアルコール度数43%にしたウイスキーです。

その③・・・4L樽熟成 カスクストレングスである

4リットル樽から取り出された時の度数のまま瓶詰めされた

なにも手を加えていないウイスキーです。

複数の４リットル樽を混ぜないで、一樽づつそのまま瓶詰めをしています。

今回ご案内する2種類のウイスキーは

どれも一樽ごとに取り出した原酒を使っています。

数量が限られておりますので、ぜひこの機会にお試しください。

名もない蒸留所ウイスキー 名称の由来

ウイスキーの世界では出身とストーリーが大事です。

だから、どこの蒸留所かを問われます。

ところが、販売者である当社は製造蒸留所と海外出資者との契約的な事情で

「蒸留所名」 を公開することが出来ません。

大変心苦しいのですが、蒸留所名は非公開とさせていただきます。

モルト原酒 (ニューポット) を供給してもらえるだけでありがたいのですが

その守秘義務を守るためにどう販売していくのかも課題でした。

そこで、辿り着いたのがありのままを表現する

「名もない蒸留所」ウイスキーと名乗ることでした。

しかし本格的なウイスキーなのに蒸留所を明かさず

希少価値の高いミズナラ樽を活かす販売方法には、まだ課題が残ったままでした。

ラベルで表現される「名もない蒸留所」のおいたち

ラベルに「名もない蒸留所」誕生までの経緯を世界観として表現しました。

それには、私自身が経験した様々な苦難や解決への道のりに関するエピソードを元に

ウイスキーの世界に疎いあひるが主人公となった物語を絵筆を用いて描いた絵の

中から一部を選んで今回のリターン商品ラベルに使用しています。

リターン商品のラベルには、こんな隠れたメッセージが込められています。

それは、夢を抱いて突き進み努力を重ねていく道のりに

苦しいこともたくさんあるけど、笑う日もあって

それでエネルギーが沸き起こり、また一縷の希望が生まれます。

そんなメッセージを込めた絵柄を選んでラベルに取り入れています。

４Lミズナラ樽熟成ウイスキー

カスクストレングス【限定96本】

４リットル樽熟成期間は1年です。

４リットル樽だけに3年間熟成しなくても8か月くらい経った頃から

十分にウイスキーになっていました。

今回の樽出しでは96本できました。

そのため96本限定となります。

色が濃いから味が濃いというわけでもなく、着色もしていません。

カスクストレングス樽出し原酒ですので、アルコール度数は59%

加水していない分、容量は350ml瓶の販売となりますが

樽出しの原酒として価値は十分あります。

4Lミズナラ樽熟成ウイスキー楽しみ方

アルコール度数が高いので、別にお水を用意して

少量のウイスキーとお水を交互に飲むようにお楽しみください。

モルト独自の風味とミズナラが相まって出来る奥深い薫りは

ウイスキーが好きな方にはたまらない味になっていると思います。

ミニ樽熟成ウイスキーは、国内で見かけることは難しいので

どんな味なのか是非試して頂きたいおもしろさがあります。

450Lミズナラ樽熟成ウイスキー

シングルカスク【限定182本】

450リットル樽熟成期間は約2年6か月です。

お手元に届くギリギリまで樽の中で熟成しています。

アルコール度数は43% 500ml瓶にしての出荷となります。

450リットル樽は、北海道で育った木を洋酒樽用に一枚一枚製造加工して

九州にある、ウイスキー用ミズナラ樽を製造している生産工房に運び

長い年月をかけて樽作りをしてきた職人さんの手で作られた樽胴体と

鏡板すべてがミズナラ材で出来ているウイスキー専用樽です。

この樽で熟成させるとモルトの薫りやミズナラのほどよい果実味と芳香が

とてもバランスの良いウイスキーになります。

同じミズナラ材で造られた樽でも樽ごとに味わいが微妙に異なります。

ミズナラ樽ウイスキーはハイボールでもおいしい

シングルモルトならではの柔らかい口当たりと滑らかさ。

ミズナラならではの薫りや果実味も楽しめます。

カスクストレングス・・・4L樽熟成

今回の出荷 (BATCH No. AHIRU-01)は、350mlで限定96本となります。

今回のリターン商品は、チャーリング仕立ての新樽で熟成したものですので

次に出荷する際の商品は、今回とはまた違った味をお楽しみいただけると思います。

ARIAKE MIZUNARA BARREL BATCH NO. AHIRU-01

シングルカスク・・・450L樽熟成

今回の出荷 (BATCH No. ANJO-001-1)は、500mlで限定182本となります。

450リットル樽熟成ウイスキーは、ひとつの樽から一部を抜き取った

ミズナラとモルトのハーモニーが特長的なウイスキーです。

樽からの抽出は、販売用として今回初めてとなります。

現時点での熟成状態の味を知ることで次回以降に出荷する商品との

味の違いや面白さをご賞味いただけましたら幸いです。

ARIAKE BARREL NO. 187023 BATCH NO. ANJO-001-1

※上記画像は熟成期間２年1か月のサンプル画像です。リターン販売する商品は熟成期間2年6か月のものとなります。

セット商品

リターン商品 一覧

弊社は製造者ではありませんが、自社が持つ樽で熟成したウイスキー

それもミズナラ樽熟成ウイスキーの味を是非知っていただきたく

今回マクアケ公開に至った次第です。

本業は物流企業ではありますが、10年ほど前に酒類販売免許を取得し

日本のお酒の魅力を海外に広げることにも力をいれてきました。

そこでミズナラ樽に出会い、その魅力と美味しさは

本場欧州にも引けをとらない存在だとほれ込み、樽の購入に踏み切りました。

ところが、ミズナラ樽というのは日本独特の素材なのに

なぜか多くの人がミズナラ樽で熟成されたウイスキーの本当の味を

知らないことに驚きました。

ナラといえばどんぐりを思い浮かべたり

子供の頃におやつ代わりに食べた事がある人もいると思いますが

ミズナラもそのナラの一種です。

物価が高騰しつつある中、お酒も例外ではありませんが

今回は、弊社から直接皆さまのお手元にお届けすることで

その魅力と美味しさをご賞味していただきたく

微力ながらマクアケ公開に挑みました。

ひとつの樽から一部を取り出し、商品化したウイスキーの味と奥深さを

たくさんの方々に知っていただきたいとの思いから

次回以降のプロジェクトも考えております。

ウイスキーの楽しみ方は人それぞれです。

市販のウイスキーも当然良さはありますが

クラフトウイスキーの独特の味と薫りの豊かさや奥深さも

体験していただければと思います。