プロジェクトのコンセプト

車椅子利用者が介助して欲しいと思った時に、そのサインに周辺の方が気づくことで、介助頻度が劇的に向上されます。具体的には、車いすから発信された「気づきのサイン」が周辺の方のスマートフォンへ受信されることにより、車椅子利用者を介助する機会が増えます。

スマートフォンをお持ちでない車椅子利用者の方からの発信は、車椅子に搭載する発信機が必要です。よって、その開発は急務なのです。

クラウドファンディングに至った経緯

２０１３年に脳梗塞で倒れＩＣＵで４日間も生死をさまよい、一時は左半身が全く動かない状態を半月も経験しました。４か月間のリハビリ後に退院、既に車椅子生活にも慣れましたが、外出時に支援して欲しい折、介助してあげたい方との「間」が合わず、その結果ミスマッチ介助が起こります。そこで上手に取ることができないこの「間」を絶妙に捉えて、介助頻度を向上する機器とアプリを考案して試作まで行いました。次は、クラウドファンディングで資金調達をしながら、このシステムを製品化して大阪から全国へ広げたいと思います。

このプロジェクトを実現するには、スマートフォンアプリ、情報発信機器、データーサーバーが必要です。スマートフォンアプリは、自費で開発しておりデーターサーバーも準備できました。車椅子に搭載する情報発信機器の開発に、クラウドファンディングによる皆様の支援をお願いしたいと考えました。

プロジェクトの魅力
このプロジェクトの実現には、２年前に脳梗塞により車椅子利用者になった三木谷毅の想いが詰まっています。健常者であった頃には感じなかった不便を、日常生活で嫌というほど味わっているからです。その不便を周りの方にプロジェクトを通じて知って頂きたいと思います。そして最新のIT技術で多くの不便を人的介助により解消させたいものです。

魅力的な利用シーン

車椅子利用者は、階段や急な坂道、段差、狭いところ、ドアの開け閉め、高い所の物を取る、物を落とした時など、困った場面は多くあります。周りの健常者が気づいて介助が出来るスマートフォンアプリを多くの方がバンドルして、近くの困っている車椅子利用者の「助けて」のサインを受けて下さい。そのようにタイミング良く介助してあげられる社会を実現したいと思います。介助されるものは素直に助けを求め、介助するものは日頃から介助できる知識を蓄える。人々が、差別なく生活できる社会を実現したいものです。

具体的な利用方法は、下記の通りとなります。

１．車椅子利用者が外出時に困った時、デバイスのスイッチを入れます。

２．スマートフォンに今回のアプリ「ＬＭＫ」を入れている健常者の方が近くにいると、その方のスマートフォンが車椅子利用者の「困った！」のスイッチに反応します。

３．その反応を察知して、車椅子利用者のところに助けに行くことができます。

お金の使い道

情報発信機器の開発に掛かる調査、企画などの人件費にお金が必要です。

また購入する部品の費用や、製品化に掛かる費用も必要です。

実行者/チーム紹介

三木谷毅、中村拓也、株式会社ビジョンクリエイト

http://global-itnet.com/

http://www.vision-c.co.jp/vc_home/

FAQ（想定される質問と答え）

Q. 車椅子利用者にとっては有意義なシステムですが、健常者にとっては介助がしやすくなる以外に何かメリットがありますか？

A. 車椅子利用者にとって有意義なシステムは、ベビーカーやキャリーバック、キャリングケースにも有意義なシステムです。また、歳をとれば車椅子利用者になる可能性は誰にでもあります。それに、ご自身でなくとも家族が車椅子利用者になる可能性はありますので周りの方が助けてくれる社会の実現は、介助する側の負担を軽減することでしょう。

Q. 協力はしたいのですが、リターンのデバイス機器をもらっても使い道がありません。他に使い道は、ありますか？

A. ご親戚や知人、ご家族など車椅子を利用されている方に使って頂ければ幸いです。または、車椅子を保有している施設に寄贈されては如何でしょうか。