はじめまして！　シェフの小曽根です。

2016年ナポリピッツァ　イタリアカップで日本人初の総合優勝をいただきました。そんな私が2017年７月に、六本木の飯倉で、大人が楽しめるイタリアンレストラン「リストランテ　ピッツェリア　ジャンカルロ　TOKYO」をオープンします。

  世界一のピッツァとともに、北はロンバルディア、南はソレントまで約10年間に及ぶイタリアでの経験を活かしたリストランテクオリティの料理を食べられるお店です。

  ピッツァ窯前のカウンター席をはじめ、友人宅のように落ち着く店内で、本場のようにレストランを楽しんで欲しいと考えています。

  東京タワーが目の前に見えるテラス席（予定）や、その日の目的に応じて自宅のように使っていってください。イタリアでは、テラス席から先にシートが埋まっていきます。この店も皆さんと一緒に、そんな本場感溢れるお店に育てていけたら嬉しいです。

総合優勝というのは、マルゲリータ部門での優勝というものではなく、その大会にエントリーした200人以上のナポリピッツァ職人の中でNo.1の職人に贈られる賞です。何を焼かせても間違いないというピッツァ職人のみが得ることのできる賞です。

そしてトロフィーを手にした時、日本でもっと本場イタリア人が楽しんでいるような、そんなレストランを作りたいという想いが湧き上がってきたのです。

それでは まず、世界一のピッツァについて少しお話させてください。

生地を作る過程を少しお話ししましょう。

私たちの練り上げるピッツァの生地は決まった配合がありません。その日の温度や湿度によって配合を決めていて、使う材料は生イースト、水、塩、粉だけなのです！

生イーストに活力を与えながら丹精込めて練り上げ、天候に左右されながら30時間以上かけてじっくり育っていきます。イースト菌に無理をさせずのびのび育った生地は、そのままでも食べたくなるくらいにふっくらしていて、小麦粉の香りを強く放ちます。そして、透けるくらいに伸ばしても破れることのない“生きた生地”に育つのです。このように生地は生きものなので、毎日作らないと美味しいピッツァにはならないのです。

ピッツァはただ薪窯にいれて焼くだけではないのです。最高のピッツァの味と食感は、職人の薪窯使い、調理する技にかかっています。

職人は、火の長さ、体感温度、明るさで温度を見極めて焼いていきます。およそ45秒間が勝負です。

ピッツァのふくらみ加減、裏側の焼き具合、ソースの沸き具合、耳の色付き具合を数秒ごとにたしかめ、ピッツァを回したり持ち上げて細かな調整を行い、最後に薪から出る火の先端でソースや生地に仕上げの火入れと香りづけをします。

こうして出来上がるピッツァは、薪の香りをしっかり放ち、軽くて、ふっくら、もっちもちの食感になるのです。

簡単そうに見えますが、実は職人技の集大成なのです。

　　約8年間に及ぶイタリア現地での経験をもとに私たちが作り上げる　　

　　こだわり抜いたイタリア料理の数々もぜひ堪能あれ！　

北はロンバルディア州、南はカンパーニャ州を8年間渡り歩き、友人のお母さん直伝の家庭料理を食べてきました。イタリア料理はこうした郷土料理の集合体です。各地で感動した料理をひとつひとつ再現することに、しっかりとこだわり続けていこうと思っています。

自家製のニョッキを作っているところ。

ボローニャ風トルテッリを作っているところです。

旬な魚！（イメージ写真）


それが旬で、一番美味しいですからね！

どう調理するかは、魚を見て決めましょう。生なのか、焼くのか、蒸すのか、煮るのか、揚げるのか。お客様が食べたいように調理しましょう！

ジャンカルロには、本場イタリアにはないイタリアンの魅力もあります。それは、島国育ちの私たちの知っている魚の旨さ！そして扱い方。それを最大限に引き出せる調理技術が備わっているからなのです。

 カツオの軽くあぶったメダッリョーニ！

イタリア人が学びに来る日本の魚料理の技術を使って、例えば南イタリア アマルフィ風鮮魚のレモンソテーなどいかがですか？　もしくは本日おすすめの魚介がふんだんに入った豪快なペスカトーレパスタなどはいかがでしょう？

メディテラーニャ　ペスカトーレ！！

いろいろなお肉を準備してます。

イタリアンで、ピッツァとパスタで終わるのは実は勿体無いのです。なぜ私たちがピッツェリアなのにレストランテを実現できるのか？それは長年本場の星付きレストランで培ってきた調理技術・食材選び・料理のクオリティー共に備わっているからなのです。

和牛、銘柄豚、乳のみ仔豚、鶏、羊、乳のみ仔羊、ウサギ、鴨、うずら、季節によってはイノシシ、鳩などの中から質の良いその日チョイスをテーブルにお持ちしましょう。

丸ごと焼き上げたジューシーなうずらに、卵を泡立てて作る濃厚なザバイオーネソースをかけたローストは実にイタリアらしい料理です（ピエモンテ地方料理です）。肉汁の滴る出来立てローストポークもおすすめですね！　ただし、イタリア料理は、旬を大事にするので、入荷したタイミングでしか召し上がれないものもあるので、その“縁”も楽しんでください。

（ウズラのローストザヴァイオ―ネソース）

火入れはお任せあれ！（出来立てローストポーク）

（時にはラム肉の王冠焼きなども登場）

私たちが実現したいレストランについて、イメージは湧いてきましたでしょうか？　不器用なため文章だけでは伝えたいことのごく一部しか書けていないので、是非お店に来ていただき、その舌で、その目で、その肌で「リストランテ　ピッツェリア　ジャンカルロ　TOKYO」を味わって欲しいです。

ジャンカルロ東京を出店するためイタリア製オーダーメイドの薪窯を輸入しなければならず、費用が大幅にかかってしまうのです。

このたびクラウドファンディングで皆様に応援を呼び掛けたいと考えています。
このプロジェクトに共感していただけた皆様と一緒にお店をオープンさせ。

最高に美味しくて居心地の良い最高なお店にしたいと思います！

どうぞよろしくお願いします。

※お一人8,000円（平均単価）お召し上がり頂いた場合、それが定額6,000円になるので、2,000円分お得になります。

 

リストランテ　ピッツェリア　ジャンカルロ　Tokyo

・住所　東京都港区麻布台3-4-14　麻布台マンション1F 102

・Tel　　お店が出来上がってないため未定

・定休日　日曜日 （予定）

・営業時間

平日　Lunch 11:30~15:00 ( Lo 14:00 )

    　　Dinner 18:00~23:30 (Lo 22:30 )

土　Lunch 12:00~15:30 ( Lo14:30 )

     　  Dinner 18:00~23:30 (Lo 22:30 )

ここからの記事はもう一歩踏み込んだジャンカルロ東京の魅力です。

世界一美味しいジャンカルロのピッツァは飲み物？の食べ方。

何といってもジューシーさ、軽い食感と耳の香ばしさを楽しむ！

１、まず初めにピッツァをお好みの大きさにカットします。
２、そして切ったピッツァの先を内側に折りたたみ。

３、もう一度両側を折って召し上がってみてください。口の中でほとばしるジューシーなソースそしてピッツァがまるでとろけてしまうような食感をお楽しみください。

これがおすすめなおいしいい食べ方です。どうぞたくさん召し上がってください。


トッピングへのこだわり。モッツァレッラチーズ

トッピングで使うモッツァレッラは、もちろんピッツァ専用ではありません。そのまま食べてもはっとするような、厳選された水牛のチーズを使用します。口どけの良いフレッシュなチーズは、ピッツァをより一層ジューシーにしてくれるのです。

春夏秋冬旬な食材と四季を感じさせる料理の数々。

料理を作るうえで必要なこと、それは旬なものを旬な時に使う。

私たちは天候や自然災害などに影響を受ける野菜は旬な時期でも出来はまちまちだと考えます。早くできすぎたり、なかなかできなかったり。私たちはまず自分たちが食べ、それぞれの舌でその食材の旬な時期を決めようと考えております。春夏秋冬変わりゆく私たちの料理を季節ごとにお楽しみくださいませ。

私たちのイタリア料理の原点であり。自信をもっておすすめする料理

パスタはクラシックペペロンチーノ。

まさにイタリア料理の原点ですね。

ペペロンチーノと言えばほとんどの方が「知っているよ！」っていわれるでしょう。

でもイタリア人の大好物クラシックスタイルはご存知ですか？

エキストラバージンオリーブオイルをたっぷり使い

（良質なエキストラバージンオリーブを使用するため、けして胸焼けするものではありません）

ニンニク、鷹の爪、ブロードだけで作るシンプルな一品なのですが。何にも具が入らないため、ごまかしが効かない料理なのですね。ニンニクの香ばしさ、良質なエキストラバージンオリーブオイルの甘味、そして乾麺の王様ともいわれる、グラニャーノパスタの強烈な粉の風味がまとまって生み出す美味しさは最もイタリアで愛されている一品なのです！

またこのようなベーシックな料理がおいしければ、なにを召し上がっていただいてもご満足していただけるのではないかと考えます。

ピッツァはオレガノとオリーブオイルの素焼き。

マルゲリータ、マリナーラ、マルゲリータビアンコ、クアトロフォルマッジョ、などなどございますが、まずは私たちの自慢のピッツァ生地を召し上がっていただきたいのです。何も乗せずに薪で焼き上げる軽く歯切れのよいピッツァを！ほんのり鼻に届く薪の香り、そして一口目にサクッと、二口目にもっちり、噛めばかむほど口の中に広がるしっかりした粉の甘味、そしてエキストラバージンとオレガノの爽やかな香り。それこそが私たちが焼き続けているピッツァの基本なのです。

アラカルトメニューの一部ご紹介
 

・前菜　　\680~1800 (税抜)

本日の前菜の盛り合わせ

本日のハムの盛り合わせ５種類

自家製コテキーノ

自家製サルシッチャ（イタリアンソーセージ）

チーズ盛り合わせ

本日の出来立てフリッタータ（イタリアンオムレツ）

出来立てローストポーク

鮮魚のカルパッチョ

A5和牛のカルパッチョ

など

・パスタ   \1500~1900（税抜）

エキストラバージンオイルで作るペペロンチーノクラシコ

ローマっ子のカーチョエペペ

トマトの王様サンマルツァーノトマトソース

すり鉢で作る出来立てジェノベーゼ

サルデーニャ産ボッタルガのペペロンチーノ　エ　ルッコラ

徳島県産濃密卵と熟成パンチェッタの濃厚カルボナーラ

など

・ピッツァ　\1500~1900 (税抜)

マルゲリータ

生ハムルッコラのマルゲリータビアンコ

リコッタチーズとモルタデッラハムの濃厚マルゲリータ

卵を乗せたマルゲリータ　アッラ　コッカ

自家製サルシッチャとキノコ、フレッシュトマトのボスカイオーラ

クアトロフォルマッジョ

カルツォーネ

カプリチョーザ

など

・メインディッシュ　\2200~3000 (税抜)

係りの者にお尋ねください

・ドルチェ　\680~1000 （税抜）

ティラミス

季節のタルト

ババナポレターナ　（イタリア風サヴァラン）

シチリアカンノーリ（シチリア人の大好物揚げたクッキー生地にリコッタを詰めたお菓子）

イタリアンジェラート　３種類

ソルベ　　３種類

など

（ディナータイムは、サービス料として3％別途頂戴いします。)

実行者紹介一言

実行者

小曽根　美佐夫

イタリア料理人歴18年

イタリア及びヨーロッパでイタリア料理、ナポリピッツァを作り続けてきました。

  ひとこと

最後まで読んでいただきありがとうございます。

まだまだ伝えたい事がたくさんございますが、一度お店でまず召し上がってみてください。

言葉じゃなくても伝わる料理の数々をご用意しスタッフ一同、心よりお待ち申し上げます。

そして大切な仲間やお友達の笑顔、笑い声を、私たちの作るイタリア料理と美味しいワインが少しでもお手伝いできれば価値のあるものになると信じています。

調理場でうろうろする私にも気軽にお声をおかけください。

直接「ありがとうございます」を私から言わせてください。

最後の最後までお読みいただき本当にありがとうございました。    Misao Ozone