ごあいさつ

こんにちは！「Gekkeikan Studio（月桂冠スタジオ）」です。

我々は京都伏見の日本酒メーカー月桂冠の有志社員により、皆さまと共に新たな日本酒を創るプロジェクトとして始動しました。2021年11月に「Gekkeikan Studio no.1」をMakuakeで発売。2022年6月に「Gekkeikan Studio no.2」を月桂冠オンラインショップと月桂冠大倉記念館限定で発売しました。

そして、2022年夏。第三弾となる「Gekkeikan Studio no.3」を再びMakuakeにて先行発売します。パイナップルを思わせるトロピカルなテイストと、飲む温度によって香り・味わいが大きく変わるのが特徴の日本酒です。

日本酒イノベーションの最前線から、試作段階の日本酒を皆さまへお届けし、日本酒の新たな可能性を切り拓きます。

Gekkeikan Studio プロジェクトとは

研究開発により生み出される、誰も味わったことも体感したこともない日本酒を試作段階でお客様と共有、その声を商品開発に反映させることで、一緒に日本酒の未来を発見、進化させていく試みです。

プロジェクト開始後から大きな反響をいただき、no.1は予定の300本が5日間で完売、no.2も発売後1ヶ月で400本を完売しました。

Gekkeikan Studioは、日本酒を進化させる実験場であり、日本酒イノベーションの最前線です。

プロジェクト第三弾「Gekkeikan Studio no.3」

南国感ただよう甘い香りと、

きりっと引き締まる酸味のハーモニーはまるでパイナップル。

温度による変化も楽しめる日本酒。

口いっぱいに広がる、甘酸っぱくてトロピカルな味わい。

口に入れた瞬間、甘い香りが鼻から抜け、甘みや酸味がジュワっと広がります。まるで完熟パインを頬張ったような、幸福感のあるテイストをお楽しみください。

そのまま、冷やして、温めて。温度変化が魅せる新しい日本酒の一面。

常温で飲むとパイナップルのような味わいを楽しめるno.3。冷やして飲むとラズベリーのようなキリっと引き締まった酸味が顔をのぞかせます。温めると、オレンジピールのようにゆったりとした甘みとほろ苦いあと味が楽しめます。

味わいの変化で広がる日本酒体験

ホームパーティで共有する新鮮な驚き。

ゆっくり語らう夜のおともに。

気の合う仲間とキャンプで楽しむ味わいの変化。

「Gekkeikan Sudio no.3」が様々なシーンを彩ります。

味わいの変化を活かしたペアリング体験を。

それぞれの温度帯で合わせる料理を変えることで、より味わいの変化をお楽しみいただけます。

冷やしてカプレーゼとともに。

ラズベリーのような爽快な酸味とトマトの酸味が調和。モッツァレラチーズのクリーミーな味わいをお酒がそっと包み込みます。

常温（冷や）でロコモコとともに。

お酒の甘酸っぱい味わいがデミグラスソースのコクを引き立て、ジューシーな肉汁が口の中で複雑に絡み合う、トロピカルなペアリングです。

温めてティラミスとともに。

オレンジピールのようなほのかな苦味がカカオのビター感とマッチし、落ち着いた余韻を与えてくれます。

大人のフルーツポンチ風アレンジ。

グラスに注いだお酒にカットフルーツを浮かべて大人のフルーツポンチに。ややビターなテイストが加わり、上品な味わいに感じられます。

第三弾 開発秘話

吟醸香の多い日本酒は酸味が少ないことが一般的ですが、月桂冠の持つ香りと酸味に関する技術があれば、この定説を覆せるのではないか。目指したのは華やかで甘い香りと甘酸っぱい味わいが合わさった、南国フルーツを思わせるトロピカルなテイスト。吟醸酒の常識を疑うところから研究がスタートしました。

発酵によって香りや甘みを強めると酸味が沈んでしまい、甘酸っぱくトロピカルなテイストを実現することは至難の業でした。そこで、吟醸香の一つであるカプロン酸エチルを高生産する独自酵母を使用するとともに、研究所に蓄積された膨大なデータをもとに少量の仕込みを何度も繰り返して絶妙なバランスを探りました。

果物特有のキリっとした酸っぱさや、後にほんのりと残る渋み。これらを再現するために、酸味成分の種類にもこだわっています。

米由来の贅沢な甘さに加え、通常の日本酒にはあまり含まれない「クエン酸」を多く作る製法と、月桂冠独自酵母の使用により「パイナップルを想起させる香り」を高め、リアルな果実感を目指しました。

実際のパイナップルの風味に近いということがデータにも現れています。

通常は商品ごとにおすすめの飲み頃温度が設定されていますが、no.3は温度の違いによって味わいが大きく変わることも特徴です。

常温でパイナップル、キンキンに冷やしたりロックで飲むとラズベリーのようなキリっと引き締まるテイストに。少し温めると甘みとあと味のほろ苦さが相まってオレンジピールのような味わいが広がります。ぜひお好みの温度と味わいを探してみてください。

本プロジェクトに至る思い

月桂冠は、明治期に日本酒の研究所を設立して「酒を科学する」ことを始め、いち早く防腐剤なしの瓶詰め日本酒を世の中に普及させました。平成には現在の吟醸酒作りの根幹となる酵母（セルレニン耐性酵母）を発見し、育種して全国へ普及させたことなど、日本酒業界の技術革新をリードしてきました。

近年では、お酒の嗜好の幅も広がったことから、時代に合った多様な味わいを求めて、マーケティング、研究開発、実際の醸造部門が一体となって日々新たな日本酒の開発に取り組んでいます。

しかし、商品開発は世に出ないもののほうが多い仕事です。満足のいく味わいが実現できたとしても、全国津々浦々へ安定してお届けすることが出来ず、歯がゆい思いをすることも多々あります。そうした商品をどうにかしてお客様にお届けしたい。これは商品開発に関わる社員全員の思いでした。

また、変化の多い時代に新たな市場を切り拓いていくために、リアルタイムにお客様の生の声を聞き、商品開発に生かしていきたいという考えもありました。

そこで、プロトタイプの製品を直接皆さまにお届けし、感想やご意見などのフィードバックをもとにさらなる日本酒の可能性を追求する、そんなプロジェクトが立ち上がりました。

Gekkeikan Studioは、月桂冠社員の日本酒にかける思いから生まれたプロジェクトです。

プロジェクト名「Gekkeikan Studio」について

Studioという言葉には、「研究」や「工房」という意味があります。

科学技術を駆使し先進的でありながらも、親しみのあるものづくりを表現したいという思いから、このプロジェクト名を採用しました。

デザインについて

Gekkeikan Studioプロジェクトでは、シリーズ全体を通して、ラベルの正面を1枚のキャンバスに見立て、お酒の味わいをイメージしたデザインを描いています。

「no.3」ではパイナップルのような香りとテイストを、スライスしたパイナップルの果肉に見立ててビジュアル化しています。また、温度で変化するお酒の味わいを月の満ち欠けになぞらえてラベルに描きました。

第三弾の商品であることを示す「no.3」の文字は手書き風に表示しています。生まれたばかりの新しい日本酒のカタチについて、お客様が開発メンバーの一人として参加しているような雰囲気を楽しんでいただきたい、という意図を込めています。

これまでの「Gekkeikan Studio」

Gekkeikan Studio no.1

フレッシュフルーツのようなアロマが香る、スムースな口当たりの日本酒。

独自酵母の採用とにごり酒とのアッサンブラージュ（ブレンド）により、メロンの果肉を思わせるジューシーな味わいを実現。みずみずしいフルーティな香りと、熟した果実のような甘み、爽やかな酸味が特徴です。

今年の春に発売した、メロンのような香りと味わいを楽しめる果実のような新感覚日本酒「果月 メロン 720mL」の試作品的存在でもありました。

Gekkeikan Studio no.2

完熟したフルーツを思わせる芳醇な香り、濃密でとろりとした口当たりの日本酒。

お米からできていることを疑うほど、桃やプラムのような濃厚な香りと味わい、とろりとしたコクが身体を満たします。桃のコンポートのような複雑で深い余韻が特徴です。

「Gekkeikan Studio」今後の展開

Gekkeikan Studioプロジェクトでは、今後もこれまでにないテーマ設計や新たな技術の導入に取り組んだ、実験的な日本酒の試作品を定期的にリリースしていきます。大まかな方針は以下の3つです。

1. 日本酒の新たな可能性を探り、提起する

✓ 世の中の流れを見極め、その流れの一歩先を創るテーマ設計

✓ 新たな技術の導入による商品開発

2. 皆様からの試作品に対するフィードバックを生かす

✓ フィードバックを生かしたテーマ設計や、味わいの設計改善

3. 月桂冠にしかできないことを追求する

✓ 最新の研究開発成果の応用

✓ 過去の酵母ライブラリーや醸造記述の蓄積に基づく商品開発

Gekkeikan Studioプロジェクトでは、商品を購入いただいた方、試飲いただいた方を対象にアンケートを実施しています。アンケートの結果は、活動レポートのほか、公式noteにて公開します。noteでは商品ができるまでの様子や、ページには書ききれなかった裏話もお伝えしていきます。ぜひ合わせてご覧ください。

Gekkeikan Studio 公式noteはこちら

本プロジェクトは私たちだけでは完成しない実験的な試みです。ぜひ実際にブレインストーミングに参加しているような気持ちで、フィードバックをお寄せください。

リターンについて

プロジェクト実行にあたり、今回4種類のリターンをご用意しました。

価格 コース内容

1. ￥3,500 Gekkeikan Studio no.3 1本

2. ￥6,500 Gekkeikan Studio no.3 2本セット

3. ￥6,000 Gekkeikan Studio no.3 1本 ＋ 超特撰 鳳麟 純米大吟醸 1本

4. ￥8,000 Gekkeikan Studio no.3 1本 ＋ 果月 桃 / 葡萄 / メロン 各1本

超特撰 鳳麟 純米大吟醸 飲み比べセット

「超特撰 鳳麟 純米大吟醸 720mL」とセットになったリターンです。鳳麟は月桂冠におけるハイクラスの日本酒として、発売以降40年以上にわたり愛されてきました。ハレの日を彩る伝統的な味わいと、日本酒の新しい道を切り拓く「Gekkeikan Studio no.3」の味わいの違いをお楽しみいただけます。

Makuake限定セットとして、通常購入いただくよりもお得にお買い求めいただけます。

果月 飲み比べセット

もぎたての果実のような香りが楽しめる新感覚の日本酒「果月」3種とセットになったリターンです。葡萄、桃、メロンの3種類と、今回のパイナップルのようなテイストを持つ「Gekkeikan Studio no.3」とフルーティな香りの飲み比べをお楽しみいただけます。

Makuake限定セットとして、通常購入いただくよりもお得にお買い求めいただけます。

また、各リターンには月桂冠オンラインショップでの「Gekkeikan Studio no.3」発売時にご利用いただける500円OFFクーポンをお付けします。

会社概要

1637年（寛永14年）創業、京都伏見で最古の酒蔵、月桂冠。2022年に創業385年を迎えました。

明治時代には、日本酒メーカー初の研究所を創設し、酒造りに科学技術を導入。醸造技術に革新をもたらすとともに、事業を拡大して参りました。

基本理念である「QUALITY・CREATIVITY・HUMANITY」のもと、「健をめざし、酒（しゅ）を科学して、快を創る」というコーポレートブランドコンセプトに基づき事業活動を展開しています。