まず初めにお伝えします。

今回のプロジェクトは一人のアメリカ人、Ｂａｌａによる個人的なプロジェクトです。私は長年時計が好きで、日本の時計は基より、多くの時計を購入してきました。そんな中、自分でデザインするとすれば…と考えていた中で形となった第一号の時計です。様々な製作会社や知人・友人の力を借りここまで到達することができました。

時計好きならば、このギミックに必ずや共感してくださるはずです。

値は張りますがぜひ、この時計を手に取ってみてください。

Ganymede 2018年設立。創業者Bala Radharamanan。

私は子供のころから腕時計に魅了されてきました。工学を勉強し、日々の時計に対する情熱は加速していきました。同様にメカニック好きであることでテクノロジーに対する関心も人一倍強く、今回この時計をデザインする大きなきっかけとなっています。 Series 01の発表で、時計に対する私の情熱を日本の皆様と共有できることを願っています。

※なお、この時計のクラウドファンディングは海外のクラウドファンディングサイト「キックスターター」の終了後に行われています。代理店であるEverything Incにとってこのプロジェクトの感想は

Bala自身が「会社として腕時計を販売する」よりも

「個人的にすごく良い時計ができたから他の人に紹介したい」

という趣に共感し、応援したいと思ったからです。

ぜひ、この熱い男の夢を応援してみてください。

※画像はイメージです。

ガニメデ（GANYMEDE）をご存知ですか？

ガニメデは、氷の海に覆われた木星の衛星です。太陽系の衛星の中では最大の大きさを持つ衛星です。この惑星の発見は1610年とかなり昔になりますが、現在においてもこの惑星の探索は行なわれています。この過酷な環境を探索するには、最先端の技術が必要になります。

この時計は、未知で過酷な環境を探索するための技術の未来を表現しようとしておりますが、デザインはあくまで過去の探査技術、潜水艇、宇宙船からオマージュされています。シリーズ０１は、未来を見据え、過去を重んじます。

Ganymede watches（ガニメデ ウォッチ）は米国ジョージア州に拠点を置く独立した時計ブランド。

このシリーズ01はガニメデの初めての時計となります。

2つのコアとなるアイデアの融合

Series 01には、「歴史が証明する技術の進化へのオマージュ」と「時間がどのように測定され、経験されるのか」という概念この２つから考え出されました。

この時計の着想は、セイコーとカシオを代表する1980年代のデジタル時計の技術にインスパイアされ、また蒸気機関、潜水艦、宇宙船などの各時代にその時を沸かせた様々なプロダクトデザインの影響を受けています。こういった過去の画期的なアイデアや、過去の人類の英知に敬意を表そうとしています。

Series 01では一般的な機械式時計のムーブメントを使用しておりますが、腕時計には通常見られない方法で時刻を表しています。

シリーズ01は、なんと時針しかありません。大まかな時間は時針で時間を分けて読み取ることしかできないのです。

なぜでしょう？

社会が進歩し、日々の締め切りとストレスに追われる世界に反して、シリーズ01は、時間の表示をあやふやにすることで、少しだけスローライフについて考えるゆとりを与えようとしているのです。

正確さと精密さに拘り、過酷な環境にも耐えられるように設計されながらも、ヴィンテージスタイルを貫いています。シリーズ01にはデザイン的要素だけでなく機能性にも特化しました。そのため、構成されている部品はその外観の美しさだけでなく、正確な時間を伝えながら、過酷な環境でも使用できるようにしました。

シリーズ01のケースは古いタイプの潜水艦に使われていた銅の帽子とポッド型のダイビングヘルメットから着想を得ています。

シリーズ０１には、耐久性と長寿性のためにセイコーのNH35Aムーブメントを使用しています。 NH35Aはコートドジュネーブ装飾が施されたローターで41時間のパワーリザーブが可能で、1日当たり-20〜+ 40秒の精度を誇ります（時間設定時に秒針規制）。シリーズ０１を身に着けている間は自動的にパワーリザーブし、リューズを巻くことでのパワーリザーブも可能です。

耐久性があり、環境に対して頑丈であるよう構想を練った結果、３１６Lステンレススチールを使用するという結論に達しました。そのケースにブロンズのPVD加工を施し、様々な研磨加工を行っております。近い将来、新色を加えることができるかもしれません。

※上記写真はイメージです。

着脱を容易にするためディプロイヤントバックルを使用しております。

ストラップには高級レザーを使用し、クロスステッチを施しています。カラーや素材オプションについては現状1色・1種類のみです。

近年中価格帯の時計によく見られるクイックリリース式のストラップは使用しておりません。あのタイプは確かに着脱を容易にしていますが、その分耐久性に問題があると読み取ったからです。

ヴィンテージマシンの堅牢性と耐水性にインスピレーションを得て、シリーズ01も同様にどんな場所にも持っていける「タフネス」を追求しました。その結果、シリーズ０１は100mの耐水性を完備し、その為にねじ込み式リューズをセットしています。

反射防止加工を両面のサファイアガラスに施しました。ご存知のようにサファイアガラスは耐久性と耐傷性に優れ、高級時計によく見られる装備です。

肝心なのは時間の読み方。この時計は時間にゆとりを得るために少し特殊な時刻の読み方をします。

特別に考え出された4つの時針があります。それが潜水艦の窓から順番に現れ、大まかな時間を示しているのです。時針の色とダイヤルテキストの色は対応しており、時間を見る手助けとなっております。下記の表を参考に時刻の読み取り方を確認してください。

30分ごとにしか刻まれていない時刻を読み取ります。文字盤に記載されている色と、時針の色が対応しているその辺りが現在時刻です。

ボヤっとした時間の図り方で心にゆとりを設けてください。

キックスターターの本生産が１０月に行われるため、順調にいけば2019年11月に時計の発送が可能となりますが、おそらく12月～1月にずれ込むかと予想されます。

購入から2年間の製造保証がついております。しかし、お客様の過失における交換は受け付けておりませんのでご了承ください。また、修理に伴う商品の発送料はお客様のご負担となります。