プロジェクト概要

井出醸造店 富士北麓蒸溜所のプロジェクトページへお越しいただき、ありがとうございます。

1700年（江戸中期）より醸造業を始め、江戸末期からは日本酒を醸している井出醸造店では昨年2020年より新たにウイスキーの製造免許を取得し、本年２期目のウイスキーの造りを行っております。井出醸造店/富士北麓蒸留所としての第一歩であるウイスキーを幅広いお客様に楽しんでいただくため、また将来的に増えていく樽の貯蔵庫の確保に加え、テイスティングルームなどの役割も担うことのできる貯蔵庫の建設費用調達のためクラウドファンディングを立ち上げました。

富士北麓エリアで造られる本格ウイスキー

ウイスキーはモルトウイスキーとグレーンウイスキーに大別できますが、富士北麓蒸留所ではどちらも100％自社で蒸留するウイスキーづくりを行っています。グレーンウイスキーは米を原料にしており、日本酒づくりの経験を最大限に活用しています。

創業1700年の日本酒蔵のウイスキーチャレンジ

1700年に創業した味噌・醤油醸造を前身とし、江戸末期より日本酒を醸し続けている日本酒酒蔵のウイスキーチャレンジです。長年の経験から熟知している清酒酵母を使用しウイスキーづくりを進めており、香りに着目したウイスキーを目指しています。

富士山の清冽な水でのウイスキーづくり

数十年の歳月をかけて磨かれた富士山の清冽な水を余すところなく活用し、ウイスキーづくりを行っています。

富士北麓を感じる

発酵から醸造、熟成まですべての工程が富士北麓の気候に育まれた、富士北麓蒸留所のウイスキー。富士山を駆け抜ける爽やかな風、すそ野に広がる大森林、日本酒酒蔵ならではの繊細さを体感して下さい。

ニューポットウイスキー

『富士五湖唯一の酒蔵』として親しまれてきた井出醸造店そして富士北麓蒸留所の第一歩に際しまして、ポットスチルで蒸留し、樽で熟成しきる前の【ニューポット】ウイスキーをリターンとして提供いたします。【ニューポット】とはポットスチルでの蒸留後、樽貯蔵をしていないウイスキーのことです。今回、短期貯蔵の未熟なものも便宜上ニューポットと呼んでおります。

ウイスキーは蒸留酒の代表格であり、キレイな琥珀色と奥深くまろやかな味わい・香りは長期の樽熟成を経て形成されていきます。そんなウイスキーも蒸留したてのニューポットは無色透明、アルコールの鋭さはありますがモルト由来の甘い香りは、将来の熟成に大きな希望を膨らませます。

①全くの樽貯蔵をしていない状態の無色透明なモルト原酒（59％）

②新樽にて4ヵ月熟成させたモルト原酒（59％）

③新樽にて13ヵ月熟成させたモルト原酒（56％）

④自社で発酵、蒸留した原酒をアメリカンホワイトオークの１空樽にて約3ヵ月貯蔵したグレーン原酒（47％）

樽で熟成させる前のいわばウイスキーの赤ちゃんともいえる【ニューポット】が熟成期間の差によっていかに変化していくのか、色づき方の違いと味わいがまろやかに変化していく様子をお楽しみください。熟成の経過による変化がわかりやすいように今回のニューポットはすべて【ノンピート】のモルトを使用しています。

グレーンウイスキーはモルトウイスキー程のふくよかな香りはありませんが落ち着いた優しい香りをぜひモルトのものと比べてお楽しみ下さい。

富士北麓蒸留所ハイボール

蒸留時のカットポイントの違い、貯蔵樽の種類や熟成年数の違い、その他さまざまな要素が絡み合い、その奥深さ故に人々を魅了するウイスキー。一方ではその手軽さや爽快感が人気なハイボールもあります。この度富士北麓蒸留所では本格ウイスキーを手軽に味わえるハイボールをご用意しました。

富士北麓蒸留所ではハイボールの開発にもこだわりと熱意を注いでおり、原料はウイスキーと水、炭酸のみ。ベースのウイスキーはいずれも自社蒸留のモルト原酒とグレーン原酒を絶妙にブレンドしたものです。すっきりとした味わいの中にモルトの華やかな香りが感じられる本格派向けハイボールとなっています。

ご自宅で熟成！ミニ樽

今回のウイスキープロジェクトは、手探りでの状況の中、試行錯誤の連続。スタッフもワクワク半分、ドキドキ半分でスタートしました。２期目の今ではワクワク感が大半を占めてきており、まさに我が子の成長を見守るような気持ちで日々ウイスキーに向き合っています。そんなワクワク、ウイスキーが育っていく様子を皆様にも味わっていただきたいと考え、ご自宅で日々熟成させ、成長具合を楽しんでいただけるミニ樽とニューポットウイスキーのセットをご用意いたしました。

※ミニ樽はアメリカンホワイトオークでチャーリングを施した本格的なものです。

※樽は小容量のものほど原酒の量に対して樽の面積が大きいため早く熟成し、エンジェルズシェアとも呼ばれる揮発・蒸散の割合も大きくなります。色の変化や木の香り等、短期間での変化を楽しみたい方は2Lを、より蒸留所での変化に近い形で楽しみたい方は5Lをお勧めいたします。

応援購入をご検討の方は本リターン詳細ページより必ず詳細のご確認をお願いいたします。

カスクオーナーズ

オーナーズカスクとは樽ごと購入していただきその樽のオーナーになっていただくというもの。自社貯蔵庫専用スペースにて管理・貯蔵させた後、ボトリングし、ラベルを貼ったものをお客様にお届けいたします。購入していただく樽は200L容量のアメリカンホワイトオークの新樽。富士北麓蒸留所の第一歩を共に踏み出す樽オーナーになりませんか？

※本リターンは一般的なリターンと大きく異なります。応援購入をご検討の方は下部リンクより必ず規約のご確認をお願いいたします。

富士北麓蒸留所 カスクオーナーズ 規約

オリジナルグラス・ジョッキ

富士北麓蒸留所、Fuji Hokuroku Distilleryの名入りオリジナルグラスです。

井出醸造店 富士北麓蒸留所について

井出醸造店

井出醸造店は、江戸中期（1700年頃）に始めた醤油醸造が前身です。江戸末期（1850年頃）に、当家16代の井出與五右衞門が、富士山の標高850ｍの冷涼な気候と、豊富に湧き出る清冽な富士山湧水に着目し、従来の醤油醸造に合わせて清酒の製造も始め、現在に至っております。江戸末期、皇女和宮の婚姻と同時期に製造を始めた為、それにちなんで「開運」と命名し、その後「開運正宗」として長期間親しまれてきましたが、昭和60年より「甲斐の開運」を正式名称としています。

現在は清酒のみの醸造になりましたが、時代の移り変わりとともに冷蔵設備を備えた貯蔵庫・酒蔵の立て直しや、スパークリング清酒や清酒をベースにした梅酒（リキュール）の製造、清酒造りの副産物として得られる酒粕を使用した商品開発など、手造りの部分はしっかり残しながらより良いものをとチャレンジを続けている酒蔵です。

井出醸造店WEBサイトhttps://www.kainokaiun.jp

富士北麓蒸留所

2020年より新たなチャレンジとしてウイスキーの製造免許を取得し、試行錯誤の中挑戦を続けています。日本酒づくりに関しては勿論ですが、ウイスキーの製造に関しても富士山の清冽な伏流水を使用し、富士北麓の冷涼な気候の中での製造・貯蔵を経て熟成していくウイスキーです。故に富士北麓蒸留所と名乗らせていただいております。

日本酒の製造には自信をもって臨んでいる私達ですが、ウイスキーの製造に関しては素人に毛が生えた程度というところからのスタートでした。日本酒では無い製造工程である蒸留は勿論のこと、蒸留前の発酵に関しても日本酒とは大きく異なり、まさに試行錯誤の連続の日々が続いております。

富士北麓蒸留所のウイスキーづくりにおける特徴としては、長い間造り続けてきた日本酒の技術、知識をふんだんに活かしていることが挙げられます。

富士北麓蒸留所ウイスキープロジェクト

富士山の北の麓、山梨県富士河口湖町にて江戸時代から手造りにこだわりを持ちながら醸し続けている清酒『甲斐の開運』。2020年、新たな挑戦として醸造酒である日本酒の弱みともいえる“長期貯蔵”が魅力のウイスキーづくりを開始しました。しかし酒蔵見学やPR等コロナ禍において積極的に動きずらい中で、クラウドファンディングにて今後展開予定の見学設備の資金調達をできればとこのプロジェクトを立ち上げました。

ウイスキーづくりのきっかけ

きっかけは一つの好奇心でした。

世界的にファンが多いウイスキーというアルコール飲料。富士北麓の気候で、富士山の伏流水で、そして清酒酵母を使ったらどんなウイスキーができるんだろうか？香りをテーマに日本酒を作り続けてきた酒蔵のウイスキーづくりへのチャレンジが始まりました。

富士北麓蒸留所が目指すウイスキー

香りをテーマに日本酒造りを続けてきた私たちは、ウイスキーでも香りを追求していきたいと考えています。富士北麓を抜ける爽やかな風、すそ野に広がる森の香り、日本酒酵母が造り出すふくよかな香り、長期貯蔵を経て複雑にからみ合う甘くスモーキーな香り。様々な香りから富士北麓の情景が思い出されるような、そんなウイスキーづくりを目指していきます。

富士北麓蒸留所のウイスキーとは

ウイスキーづくりでは、まず原料である乾燥麦芽を麦芽自身の持つ糖化酵素によって糖化させます（麦汁）。次にその甘い麦汁に酵母を添加しアルコール発酵させます。その後アルコールを含んだ麦汁を複数回蒸留することでアルコール度数が高い無色透明な原酒ができ、木樽で貯蔵熟成へと移っていきます。

ウイスキーのアルコール発酵においては一般的にはビール酵母やウイスキー酵母を使用しますが、富士北麓蒸留所では清酒酵母によって発酵させています。長年の知識経験により扱いに慣れているというメリット、“清酒酵母でウイスキーをつくるとどんなお酒になるんだろう”という好奇心から清酒酵母を選択しています。

お米が主原料のグレーンウイスキー

グレーンウイスキーとは麦芽以外の穀類を主原料としてつくられるウイスキーです。【ラウドスピリッツ】と呼ばれる主張の強いモルトウイスキーに比べ、おとなしいニュアンスを持ち合わせているため【サイレントスピリッツ】と呼ばれます。

富士北麓蒸留所では米を主原料としたグレーンウイスキーを製造しており、これは清酒酵母使用とともに珍しい取り組みと言えます。今後予定しているブレンデッドウイスキー、長期貯蔵を経たシングルグレーンウイスキーにおいても自社で蒸留したグレーンウイスキーのみを使用した商品展開を計画しています。

ウイスキープロジェクトの歩み

2020年7月にウイスキーの製造免許をいただき、富士北麓でのウイスキーの第一歩を踏み出しました。

始めての麦芽の破砕、この日から破砕具合の試行錯誤が続きます！

破砕後、醗酵が始まります。日本酒の醗酵とは期間も温度も違い、こちらも日々試行錯誤の連続です！

4日間の発酵後、初留（1度目の蒸留）を行います。

2回の蒸留を経たウイスキーは無色透明、ここから樽詰めをし、琥珀色のウイスキーへと熟成を重ねていきます。

資金の使い道

コロナ禍において現在は開催できていませんが、今後落ち着きを取り戻した後にはウイスキーの製造現場を皆様に見学していただけるような企画を考えております。ご支援いただいた資金は見学の際のテイスティングルームを備えた貯蔵庫の整備費用の一部に充てさせていただきます。

リターン一覧

① NEWPOT 180ml1種（ﾉﾝｴｲｼﾞﾝｸﾞ）

オリジナルグラス1脚

② NEWPOT 180ml 2種（ﾉﾝｴｲｼﾞﾝｸﾞ・４ヵ月樽貯蔵）

オリジナルグラス2脚

③ NEWPOT 180ml 3種（ﾉﾝｴｲｼﾞﾝｸﾞ・４ヵ月樽貯蔵・13ヵ月樽貯蔵）

オリジナルグラス2脚

④ NEWPOT 180ml 4種（ﾉﾝｴｲｼﾞﾝｸﾞ・４ヵ月樽貯蔵・13ヵ月樽貯蔵・グレーンウイスキー）

オリジナルグラス2脚

⑤ 富士北麓ハイボール缶（290ml）24本

オリジナルタンブラー1個

⑥ 富士北麓ハイボール缶（290ml）24本＋NEWPOT 180ml 4種

オリジナルタンブラー1個＋オリジナルグラス2脚

⑦ NEWPOT原酒720ml 3本＋ミニ樽2L

オリジナルグラス2脚

⑧ NEWPOT原酒720ml 7本＋ミニ樽5L

オリジナルグラス2脚

⑨ カスクオーナーズ

200L樽1本（内容量190L）

今後について

2020年よりウイスキーづくりを開始し、この10月で2期目の製造を完了しました。今後数年は冬場に日本酒を醸し、それ以外の期間でウイスキーづくりを行う予定です。日本酒もウイスキーも毎年毎年より良いものを目指して造り続けて参りますが、ウイスキーに関しては今後3年、５年、10年と穏やかな熟成を経たものが出来上がっていきます。また国産、県産の木材を原料とした樽の活用も検討しています。ご支援いただいた皆様にはチャレンジを続ける富士北麓蒸留所の姿を温かく見守っていただければ幸いです。