嬉野温泉湯豆腐と有田焼のカップ＆レンゲスプーンセット

日本三大美肌の湯として知られる嬉野温泉の名物「温泉湯豆腐」と400年の歴史を誇る有田町の「有田焼」。この佐賀県由来のふたつをセットにしました。

やきものの原料である陶土を製造販売するフチノ・ポーセリン（淵野陶土）は、本社が嬉野市にあるということもあり、日ごろから嬉野温泉や温泉湯豆腐ともかかわりが強くありました。

このコロナ禍の中、普段は旅行客で賑わう温泉地の嬉野も、旅館など業務用の食器を主に扱う有田焼もともに大変な日々が続いています。

しかし、このような中でも佐賀県の食と器のすばらしさをお届けしたく、こだわりの豆腐づくりで地元でも人気の藤川豆腐店とタッグを組み、この嬉野温泉湯豆腐と有田焼のコラボプロジェクトが始まりました。

湯豆腐（鍋物）といえば取鉢ですが、おうち時間が増えた今、やっぱりおしゃれで使いやすく、機能的なものを！ということで、デザインから取り掛かりました。

弊社が約3年の年月をかけ、佐賀県窯業技術センターと共同開発した軽量強化磁器「fuccino / フッチーノ」。これまで難しいとされてきた軽さと強さを併せ持ち、加えて冷めにくいという特徴があります。しかも、その強度から薄い形状でも変形しにくく、スタイリッシュなデザインが実現。

鍋物の取鉢としてだけでなく、日常的にお使いいただきたいと考え、両サイドに取っ手をつけて、使いやすく様々なお料理にあうカタチを生み出しました。

レンゲスプーンも食べやすさを工夫

使いやすさにこだわったレンゲスプーン。口にあたる部分はすべて釉薬で覆いつるんとさせて、口当たりがよくなるように工夫しました。
さらに口に触れない部分に足を設け、自立しておくこともできます。
長さも16.5cmあり、軽くカーブした形状で持ちやすさも追求しました。

特許を取得した軽量強化磁器「fuccino / フッチーノ」

フチノ・ポーセリンの軽量強化磁器「fuccino / フッチーノ」は磁器の中に5ミクロン以下の気孔を形成させ多孔質にすることで、軽量化をを実現しました。
軽量化したうえで強度も高い独自の素材として、国内特許（特願2001-056210）も取得しています。

5ミクロン以下の気孔は保温性も高めました。
温かい料理は冷めにくく、冷たい料理は冷たさを持続します。
まさに、持つ器としての軽さと強さ、温さを保持することからと嬉野温泉湯豆腐にぴったりな素材なのです。

嬉野温泉豆腐とは

美肌の湯として知られる嬉野の温泉（調理水）で煮込む名物料理、それが「嬉野温泉湯豆腐」です。
通常の湯豆腐とは対照的に、温泉水で煮込むことで、豆腐が溶け出し、白濁したスープととろとろ、ぷるぷるの豆腐の食感を楽しめます。

嬉野温泉湯豆腐の主役、豆腐作りに欠かせないのが良質の大豆です。
藤川豆腐店では、「ふくゆたか」などの品種を主に使用し、程よい大きさで形の整ったものだけを選別して使われています。

大豆を丁寧に水洗いし、しっかりと長時間、水に浸します。
浸水時間は気温や水温、温度、大豆の状態などに合わせて細かく調整。
そしてや豆乳を造り、にがりを加えて仕上げていきます。
豆乳の温度に合わせかき混ぜるペースをかえ、ゆっくりと混ぜとろみを帯びてきたら、手を止めます。

そして、布を敷いた型箱に流し込み、豆腐の水分を抜き終えたら型箱から豆腐を取り出し、冷水にくぐらせて包丁を入れ完成となります。

煮込むうちに豆腐が溶け出すのは、嬉野の温泉（調理水）に含まれる絶妙なアルカリ成分が作用して豆腐のたんぱく質を分解、豆腐が再び豆乳化するためです。
つまり白濁したお汁は、もとの豆乳というわけです。

“とろとろ、ぷるぷる”の舌触り、ふわっとしたやさしいのど越し、大豆本来の豊かな風味とほのかな甘み。
また、湯豆腐を食べつくしたら、残った煮汁に野菜や魚介類を入れて豆乳鍋に。
また、ごはんを入れて雑炊にしても美味。
豆乳スープのクリーミーで濃厚な味わいをお楽しみください。

カップとレンゲスプーンのみのセットもご用意

今回の温泉湯豆腐セットのほかに、カップとレンゲスプーンの器のみのセットもご用意しました。
ご家族分欲しい方やお試しの方などご利用ください。
また、カラーはマットな質感のホワイトとブラックの2色からお選びいただけます。

カラフルなサラダやトマトリゾットなど、お料理が映えるホワイト。
渕の茶色いサビがナチュラルでカフェ風な雰囲気です。

スープやヨーグルトなど白っぽいお料理に◎。
即席スープもデザート系もおしゃれに盛り付けられます。

お申し込みから発送までのスケジュール

2022年 2月 プロジェクト開始
2022年 3月 プロジェクトお申し込み締め切り
2022年 4月上旬 リターン商品発送

リターン内容

【嬉野温泉湯豆腐＆カップ・レンゲセット】
・温泉湯豆腐 2丁
・調理水 2本
・ごまだれ 1個
・カップ 2個
サイズ：径12.5×取っ手まで17.0×高さ4.3cm
・レンゲ 2本
サイズ：幅5.0×長さ16.5cm
※カップ・レンゲはホワイトとブラックの2色からお選びいただけます。
※温泉湯豆腐製造元：藤川豆腐店（佐賀県嬉野市）
※賞味期限：発送日を含めて5日間
※特定原材料7品目 ：小麦（ごまだれ）

【カップ・レンゲスプーン ペアセット】
・カップ 2個
サイズ：径12.5×取っ手まで17.0×高さ4.3cm
・レンゲ 2本
サイズ：幅5.0×長さ16.5cm
※カップ・レンゲはホワイトとブラックの2色からお選びいただけます。

【カップ・レンゲスプーン セット】
・カップ 1個
サイズ：径12.5×取っ手まで17.0×高さ4.3cm
・レンゲ 1本
サイズ：幅5.0×長さ16.5cm
※カップ・レンゲはホワイトとブラックの2色からお選びいただけます。

ご注意

温泉湯豆腐は生ものです。賞味期限は発送日を含めて5日間となります。
リターン品到着後はすぐに冷蔵庫にて保存し、賞味期限内にお召し上がりください。

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ABOUT US

陶土製造から焼成までを一貫生産

Fuchino Porcelain / フチノ・ポーセリンは、昭和元 (1926) 年に創業した佐賀県嬉野市の淵野陶土が運営する製陶所です。

淵野陶土では、有田焼の主原料である天草陶石を用いた天然の磁器陶土の精製の他、近年の需要に応じて自社開発した機能性陶土を有田焼や波佐見焼の産地である肥前地区の窯業事業者に供給しています。

2015年には磁器製造の関連企業と連携し「陶都肥前ものづくり協同組合」を設立。

有田町内で生地の製造工場を稼働し、2018年に加飾や焼成を行う有田製陶所 / フチノ・ポーセリンにて、磁器の生産を開始しました。

分業制での製造が一般的な磁器の製造工程において、陶土から生地、さらに焼成までを社内にて一貫して行うことができる生産体制を構築することで、素材から加工まで多様なものづくりに対応しています。

充実した設備と職人の手仕事による多彩な焼き物づくり

Fuchino Porcelain / フチノ・ポーセリンでは、淵野陶土にて製造している陶土を原料とした磁器製品の開発が可能です。

生地の量産も排泥鋳込や圧力鋳込、さらにローラーマシンによる成形を行うことができ、多様な形状や生産ロットに対応できます。
手描き・スプレー吹き・転写などによる加飾の他、釉薬による色・質感の表現、研磨機などの新しい表面処理設備も有し、ご要望にお応えする多彩な商品の製造を目指しています。

職人の手仕事により一つ一つ丁寧に仕上げ、使い手の喜びを生むものづくりを志しています。