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祈りのために。光も愉しむ円い「光学ガラスのおりん」

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ストーリー

  1. 現代的な仏壇に似合う光のおりん。
  2. 光学ガラス独特の空気に溶け込むような音と響き。
  3. インテリアに馴染む祈りの道具、光と音色で場と心を清めます。

プロジェクトについて

このプロジェクトは、光学ガラスの特性を活かした音の響きを軸とした小さな祈りの道具をお届けします。


「FROM NOWHERE」は、2016年のブランド立ち上げ以来、光の神秘性と心のプロダクトをコンセプトに、祈りの道具の製品づくりを続けてきました。近年、光をテーマとした製品と平行に取り組んでいる音の製品「おりん」は、他に例を見ない光学ガラスの涼やかな音色で好評を得ています。今回、新たに小型で現代の祈りや供養に調和する「おりん」を企画しました。

「おりん」? ただのガラスの円盤 ?

直径7cm、厚さ2mmのガラス円盤です。素材は、合成石英の光学ガラス。表面に特殊なコートを施し、角度によって異なった色の光を反射するようになっています。一般的なおりんとはかけ離れた姿をしています。


これが「おりん」とは、不思議な感じがしますね。
どんな音がするのでしょうか?
まずは、動画を御覧ください。

この円い小さな円盤型のおりんを「円小鈴」(えんしょうれい)と名付けました。

核家族化が進み、仏壇のない家庭も多くなりました。ある調査によると一人暮らしを除いても6割の家庭には仏壇がないという結果がでています。昔のように仏壇があることが当たり前で、広い仏間に大きな仏壇が構えている眺めも遠い過去のことのように思えます。最近ではこのような家族や住空間の変化にともなって新しい小型で現代のインテリアに馴染む仏壇も登場しています。生活様式の変化に応じた供養のスタイルも必然的に変化してきているようです。


スタイルは変われど、供養の気持ち、祈りへの想いは変わることなく、現代の生活者の中にも息づいていることも同時にわかります。
この「円小鈴」は、非常に単純で基本的な形状をしているので、幅広く多種多様な現代的な仏壇に無理なく馴染み、自由なアレンジが可能です。また、その独特な軽やかな存在感と音で祈りの場に潤いを与えてくれます。

光学ガラスのおりんは一般的な金属のものとは、異なった繊細で透明感のある響きを持っています。力強いものではありませんが、すぅっと空気に溶け合うような音色は、神秘性や驚きが感じられます。

場を清め、想いを届け、心やすらかにするためには、音の良さが鍵になります。
音の良さとは何でしょうか? 少し科学的に読み解きながらその違いを見ていきましょう。

上の図は、おりんの音を視覚化したものです。横軸が周波数つまり音の高低です。縦軸が時間で、赤い三角のところが叩いた瞬間に当たります。
ガラスのおりんは、叩いた瞬間から1つの高さの音だけが伸びているのがわかります。それに対して金属のおりんは、叩いた瞬間からしばらく色々な高さの音が混じり合っているのがわかります。ガラスのおりんの音が清らかな印象を与えるのは、その音の構成の純粋さにあることがこの比較からもわかります。

次に、音量の変化を見ていきます。

今度は、横軸が時間。 縦軸が音圧レベル、つまり音の大きさです。どちらも叩いた瞬間からだんだん音が減衰してゆくことが示されています。ガラスのおりんは、独特な曲線を描き一本の線を描いているのに対して、金属のおりんは、音量を小刻みに上下させ唸り(うなり)を起こしながら減衰してゆくのがわかります。この図からも清らかな余韻の秘密が見えてきます。


今回、比較に使用した小型の金属のおりんは椀型の一般的なものですが、全ての金属のおりんに当てはまるのもではありません。また、音色は叩き方により変化します。


そもそも「おりん」は、なぜ必要なのか。

仏具の一つで一般的には金属製で椀型をしています。木魚や鐘など梵音具(ぼんおんぐ)という音を出す仏具のひとつです。もともとは禅宗で使われていたものですが、のちに他の宗派でも広く使われる様になりました。読経の時、音を鳴らすことで音程やリズムを合わせる役割を果たします。

日常で使われるおりんの場合は基本的に2つの役割があると言われています。

1.音を鳴らすことで場を清める。
澄みきった音がその空間に響き広がることで清らかになるということです。

2.音に乗せて供養の想いや祈りを届ける。
音を鳴らすことで今ここに「私」がいることを示し「想い」を向こう側の世界へ伝える役割です。

その他にも、ヨガや瞑想など使われるシーンはあると思います。

小さなおりんでも音は部屋全体に広がりますので、雰囲気を変えたり、耳を澄ますことで気分転換になるかもしれません。

ぜひ、音の消えゆく瞬間を聴いてみてください。
普段、音が鳴り始める瞬間に注意を向けたり、意識したりするのは普通だと思いますが、逆に音の消える瞬間など意識することは少ないと思います。音の消える瞬間は、最も小さな音を聴くことになり、意識が集中します。また、それだけ小さな音を聴くためには、周囲の音にも敏感になる必要があります。その様なことを通して、静かな場所と静かな心が作られてゆくかもしれません。それは、耳を通してのマインドフルネスとも言えます。

円と角柱。これ以上シンプルにならないほどの基本的な形態で、軽やかに宙に浮いているような不思議さもあります。


光学ガラスにはコートが施され、透過する光、反射する光に変化を与えます。
そのため見る角度によってガラス表面の色も変わります。


また、周囲の風景を写し込み鏡のようにインテリアに調和する存在です。その時々の光を反射させ思いもよらぬ色が現れることもあります。


静まり返った水面のような円い水平面を見ながら心を落ち着け、音に耳を澄まします。りん棒で叩かれた円盤は一度は大きく揺れますが、音が消えてゆくのと同じように揺れは次第におさまり平静と静寂が訪れます。


お手持ちの仏壇に合わせるのも良し、自分なりの供養と祈りの場を構成する要素として特徴的に取り入れるのも良いですね。

オリジナルアレンジの例 

オリジナルアレンジの例

現代的な仏壇に組み合わせた例

「FROM NOWHERE」は、日常の中にある神秘性に着眼して、供養と祈りの機会を日々の暮らしの中で増やし、場と心を清める道具をつくり、届けてゆきたいと思います。


商品構成は、3点からなります。
左から、りん棒、台座、ガラス円盤


台座とガラス板は、台座の上面についている吸盤によって円盤の中心に取り付けられます。


----------------------------------------------

商品名: 円小鈴 (えんしょうれい)
構成: 本体(台座+ガラス円盤)、りん棒
サイズ : 本体 W70 x D70 x H20(mm)
     リン棒 W65 x D10 x H10(mm)
素材: 光学ガラス、木材(カリン)、シリコン

実行者紹介

このプロジェクトは、光学ガラスの総合加工メーカーであるカドミ光学工業株式会社とデザインスタジオCLOUD DESIGNの出会いからスタートしました。
東京都主催のデザイン・事業提案コンペティション「東京ビジネスデザインアワード2014」で、CLOUD DESIGNが行ったカドミ光学工業株式会社への提案が2014年度の最優秀賞を受賞、それを機会にコラボレーションが始まり、翌年の2015年にブランド「FROM NOWHERE」を立ち上げ、2016年に初のプロダクトを発売しました。

左 : 竹内広之(カドミ光学工業 代表取締役)
右 : 三浦秀彦(クラウドデザイン デザイナー)

カドミ光学工業株式会社

東京都日野市に拠点を置き、光学ガラス部品の製造および販売、光学ガラスおよび光学結晶の研磨や接合加工、光学アッセンブリー等を行っています。

> カドミ光学工業株式会社 サイトへ

CLOUD DESIGN

“FROM NOWHERE”のブランドコンセプト、商品デザイン、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、Webデザイン、展示計画、展示スタンドデザイン、写真撮影、映像制作などブランディングとクリエイティブに関するすべてをCLOUD DESIGNが担当しています。多くの要素が有機的に連動し、コンセプトから商品デザイン、コミュニケーションのためのコンテンツに至るまで包括的に世界観を表現しています。


三浦秀彦
デザイナー。CLOUD DESIGN 代表。1966年岩手県宮古市生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒、同大学院修了 。ヤマハ株式会社デザイン研究所勤務後、1997年渡英、ロイヤル・カレッジオブアート(RCA) ID&Furniture(MA)コースでロン・アラッドやアンソニー・ダンに学ぶ。2000年クラウドデザイン設立 。 プロダクト、家具、空間、インタラクション等のデザインの実践と実験を行い、 日常の中にある創造性 や意識、モノと場と身体の関わりについて思考している。

www.clouddesign.com

リスク&チャレンジ

わたしたちは応援購入いただいた皆さまに長くお使いいただけるものづくりを目指しております。 そのためにプロダクト製作の過程において、写真のイメージとかけ離れない範囲で製品を改良する可能性があることをご容赦願います。 また、長く使用して不具合などが出た場合はご相談ください。 皆さまの応援購入を心よりお待ちしております。 ------------------------------------------------ ※使用感等に関する返品・返金はお受けいたしかねます。 ※応援購入の数が想定を上回った場合、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。また、量産体制を更に充実させることができた場合、一般販売価格が予定価格を下回る可能性がございます。 ※他社様の類似品の販売を防ぐことができない可能性がある点、ご了承願います。 ※本文中に記載させていただいたスケジュールは、あくまでプロジェクト公開時点の予定です。応援購入の性質上、配送遅延の恐れがございます。 ※原則として、配送遅延に伴う応援購入のキャンセルはできませんが、リターン配送予定月から3ヵ月を超えた場合には、希望者に限りキャンセルにて対応させていただきます。

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このプロジェクトはAll in型です。目標金額の達成に関わらず、プロジェクト終了日の2024年09月08日までに支払いを完了した時点で購入が成立します。

決済時に安心システム利用料として2.2%(税抜)がかかります。

インボイス(適格請求書):対応可

「Makuake(マクアケ)」は、実行者の想いを応援購入によって実現するアタラシイものやサービスのプラットフォームです。このページは、 プロダクトカテゴリの 「祈りのために。光も愉しむ円い「光学ガラスのおりん」」プロジェクト詳細ページです。

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