ターミナルボードは、３つの磁石を内蔵したボールペンと金属製の専用ボードからなる携帯筆記ボードです。磁力でボールペンと一体になったボードを本や手帳・ノートに挟んで携帯、開いてペンを取り出しサッと書き始めることができます。コンパクト設計でどのようなものにも相性が良く、さまざまな情報の中継地＝ターミナルとしての役割を担う、デジタル時代の新しい携帯筆記ボードです。

デジタル化は私たちが日頃使っている生活道具にも変化をもたらします。デジタルに取って替わるものは姿を消し、そうでないものはデジタル時代にふさわしい形へと進化していきます。キーワードは、3S〔スリム・スマート・スムーズ〕。ミニマルライフへ繋がる新しい筆記具が誕生しました。

ペンとボードが一体になるターミナルボードは、挟むだけでスマートに持ち歩くことができるので、素早く取り出してサッと書くことができます。ノートや手帳だけでなく、辞書で調べた言葉をメモしたり、旅のガイドブックからピックアップした情報をリストアップしたり、読んでいる本の気になるところを書き留めたりと使い方は自由自在、さまざまなシーンでフレキシブルに機能を発揮します。

▼ ① ノート → サッと引き出しペンスタンドに
Ａ５サイズのリングノート。上部に収納したターミナルボードを上へ引き出し、キャップを下にしてボード上で自立させるとペンスタンドとして使うことができます。

▼ ② FLEXNOTE → ToDoリストを横に置いて
フレックスノートはアルミのディスクで用紙を綴じる、ディスクバインド方式のノートです。このノートでは筆記の際の綴じ金具の煩わしさを考えて横使いを提案しています。ターミナルボードはこのように横幅が18cm以上であれば、横にして挟むことも可能です。この例ではターミナルボードをToDoリスト用として使用しています。

▼ ③ 手帳 → 綴じ金具の煩わしさを解消
バイブルサイズの手帳。ターミナルボード上で書いて手帳へファイリングしていけば、手帳にありがちなリング金具の煩わしさから解放されます。

▼ ④ 辞書 → 調べた言葉をメモする

▼ ⑤ ガイドブック → 情報をリストアップ

▼ ⑥ 本 → 気になるところを書き留める

この製品のために考案した、独自の構造を持つボールペンと金属製の専用ボードの組み合わせで、書くことをより快適にする８つ機能を実現しました。

▼ ① キャプの着脱が簡単に
キャップの中の磁石と、ペン先のパーツが自然に吸着するので、ねじったり、押し込んだりすることなく、スムーズにキャップを着けることができます。

▼ ② 全長をのばして書きやすくする
キャップをはずすと全長88ミリのボールペン は、キャップをペンの後ろ側に着けると114ミリに伸びて、より書きやすくなります。

キャップをペンの後ろ側へ吸着

全長114mmに

▼ ③ 一体になるから持ち運びが簡単に
ボードの上部の折れ曲がった部分にボールペンを着けると、ボールペンとボードは一体となり、スマートに携帯できます。

吸着テスト


▼ ④定位置に置いて機動性アップ
ボールペンの両端の磁石でボードの上で自立、キャップを下にしてボードに着けてペンスタンドにすれば、いつも定位置にペンを置いておくことができます。

▼ ⑤ ズレない・落ちない、転がらない
ペンの中の磁石でキャップとペンが用紙をおさえる役割をします。ボードを立てても用紙がズレたり落ちることがありません。ペンが転がり落ちる心配もありません。キャップの端面吸着で、一般的なコピー用紙で１０枚程度はズレることなく抑えることができます。

▼ ⑥ 重要な情報は貼り付けて見える化
ボールペンをボードの裏側へ着けると、ボードが立って小さな掲示板になります。重要な情報を貼り付けておけば、うっかり忘れる心配もありません。（縦使いも可能）

▼ ⑦ 吊り下げられるからなくさない
ボードを上にしてペンを吊り下げることも可能。置き場所に困るようなところ、例えば車の中のサンバイザーに差し込んでおけば、場所が明確になり紛失の心配がなくなります。

※写真は参考例です。車内でご利用になる際は危険がないか十分確認してください。運転中の操作は大変危険ですので絶体に行わないでください。


▼ ⑧ 場所をとらない、持ち物を減らす
挟んでおけるので余計な場所をとらない。ペンが一体になるので、別にペンケースを持つ必要もなく、持ち物を減らすことにもつながります。

※ご支援の数が想定を上回った場合や、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合がございます。
※デザインや仕様は今後の開発過程や生産状況により変更する場合もございます。
※製品の写真はできる限り実物の色に近づけるように加工しておりますが、お使いの情報端末により実際の商品と色味が異なる場合がございます。

予めご了承ください。

デジタル化の普及に伴い、情報管理や思考方法もさまざまに変化しています。ペーパーレス化が叫ばれるなか、ペンやノートの需要も横這いから減少傾向を余儀なくされているという現状もあります。しかし、デジタル化の加速とともに「紙に書く」という行為は、ますます重要度を増していき私たちの生活のなかにしっかりと根付いていくと考えています。 記録や告知といったものはデジタルにその役割を譲るとしても、書くことで特別な思いを伝えたり、気持ちや生活のリズムをコントロールしたり、紙に書くことで憶えたり、深く考えて自分の思いを客観視するといった、デジタルでは体験できないアナログならではの重要な役割を担っています。

この先「紙に書く」という行為が廃れてしまうことがないように、筆記具も旧態依然とした現状に留まることなく、デジタル化していく未来にふさわしいライティング・ツールへと進化させていきたいという思いで今回の「ターミナルボード」を開発しました。目標を達成して、多くの皆さんに使っていただける生活道具の一つとなれば大変嬉しいです。

弊社は２０年余りにわたる紙製品の企画開発、国内外でのバイヤーとしての経験を生かし、２００６年に筆記具を中心とするオリジナル製品の企画販売を主要業務としてスタートしました。現在は二つのブランド「MUCU」と「FLEXNOTE」を運営しています。いずれも小さなブランドではありますが、高感度のユーザー向けのオンライン販売と、国内外の高品質の製品を継続的に販売していただけるお店でお取り扱いをしていただいています。

２０１８年には、立ち上げ間もない FLEXNOTE で日本文具大賞（デザイン部門グランプリ）とグッドデザイン賞を受賞させていただきました。そして、２０１９年に初挑戦となる Makuake プロジェクトでは８００人以上の方々からのご支援をいただき目標達成することができました。

小さなメーカーではありますが、物づくりに対する強い思いを持って運営しています。今回のプロジェクトを成功させ、この製品を皆様にお届けするとともに、ここまでご支持いただいているユーザーのみなさんのご期待に応えられるように、ブランドの運営を維持していきたいと考えています。

応援、宜しくお願い致します。
K-DESIGN WORKS 代表：榎本一浩