［ flames ］は名古屋にある鉄加工の会社が2018年に立ち上げたブランドです。
これまでもアイアン素材にこだわり、”炎を囲む団欒”を意識したBBQグリルを中心としたアイテム構成で展開してきました。この2020年夏、人と炎の関係をよりストイックに追求し、”炎と向き合う”ためのギア、flamesファイヤースタンドを開発しました。

L字型の新発想。ソロキャンパーの方へ自信をもってお渡ししたい収納便利な美しいflamesのファイヤースタンドをご紹介します。

ソロキャンパー向けの焚き火台

大きすぎず、小さすぎず、きちんと炎を楽しめる。

フラットじゃないけど、なるほど、収納には困らない。

flamesファイヤースタンドはキャンプの醍醐味である焚き火を過不足なく堪能するための焚き火台です。

プロジェクト詳細

コンパクトに収納できるアウトドアギアは数多くあり、焚き火台もその例外ではありません。多くは折り畳みや分解する事でフラットになるようになっています。その一方で熱による歪みが発生し、フラットであるがゆえにそれが目立ってしまう事がよくあります。シルエットが崩れてきたり、場合によってははめ込みがズレて性能が発揮できなくなることも。

flamesでは80年以上の鉄加工の経験を元に、近年のアウトドアシーンへの適応を踏まえ新しいコンセプトを提案します。

［ 収納性とLコンセプト］

「Lコンセプト」の「L」はflamesファイヤースタンドを収納した時の真横から見た形状、そして鉄板を「L」字に曲げることにより、最小限のパーツで立体的な焚火台を成立させる設計コンセプトを指しています。

フルセットには収納の際にこれら３つのパーツを束ねるためのバインダーついてきます。

車荷室のテトリス積載でも、隙間に難なくハマります。自然に位置が定まるせいか「不思議とフラットなモノよりも収まりが良く感じる」と評判です。

収納時一番薄い所は約5ミリ、トートバッグの厚みを入れても8ミリ程度。

*重量約2.6㎏

フルセットに含まれるパーツを束ねるバインダーは、組立後にゴトクとして活躍。クッカーや串を置いて焚き火料理が楽しめます。

［ デザイン ］

直線を基調としたシンプルなデザインは、炎の美しさをより引き立てます。外観から組立のための意図的な突起や穴が見えないのもポイント。炎を愛でるのに余分なディテールは排除しました。

＊写真は無垢仕様

組み立てた時のシルエットも当然こだわりましたが、焚き火は炎が主役。闇に炎が浮かぶような、自然や炎と調和する姿を目指してデザインしました。

使用時のサイズ感は少し小ぶりで、焚火台としてはSサイズ寄りになります。薪は短めの物か、切る、割って折る等、本体に収まる程度にして使います。

斜めに取り付ける脚パーツは本体を支えるだけでなく、薪や灰が横から落ちるのを防いでくれます。実はこの脚パーツ、熱変形対策にも一役買っています。金属で焚火台を作る以上、熱による変形を完全に防ぐことはできません。この脚パーツと本体は互いに押し合う事で全体が大きく変形するのを防いでくれます。

この形状により火種が本体中央に寄るので、両端部分の温度上昇を抑え強度を保つという役割もあります。この組み合わせ部分は空気の通り道にもなっており、火を起こしてから育てるまでは給気口として機能します。灰が溜まるとこの給気口はふさがりますが、火がある程度育つとその上のV字の谷間から新鮮な空気が流れ込みます。

［ カラーバリエーション ］

色はブラックと無垢の2パターンをご用意。

ブラックは黒染め加工と言われる表面処理で、鉄の表面を酸化被膜（四三酸化鉄）で覆うもの。塗装と違い鉄の地肌感があり、使い込む事で表情が変化していきます。

最初は濃いグレーのような色合い。火を入れると熱で酸化被膜が上書きされ、茶色や青黒い色、薄いグレーなど表情を変えていきます。

加熱により表れる虹色のテンパーカラーも魅力の一つ。

＊黒染めは無垢より少し錆に強くなりますが、”防錆仕様”ではありません。環境や使用に応じて錆が発生しますが、鉄の表情としての変化をお楽しみください。

無垢（鉄そのままの色）

グレーがかったシルバーのような色合い。工場での曲げ工程までを済ませたそのまま状態で、曲げ治具痕やキズなども残る姿は無骨そのもの。その分価格を抑えた仕様です。

切断面にはレーザーカットの切断痕と酸化被膜が見て取れます。モノづくり現場の空気感をまとったままのお届けとなります。

こちらも使い込むと下記の様に酸化被膜がついて表情が変わっていきます。

脚パーツは加熱されないので使用後の酸化被膜が付きません。その分錆びやすいですが野性味あふれる外観になっていきます。

ブラックはサンドブラスト加工をしてから黒染め処理をするので少しザラっとした表面、一方の無垢はつるっとした感触。それぞれの使用前と後を並べるとこのようになります。使用、保存の環境で色や錆の出方は変わり、一定ではありません。あなたの焚火ライフと共にあなただけのギアに育ててください。

［ 組立 ］

組立は本体に脚のパーツをはめるだけ。時間にしてせいぜい20秒程度。

ページ上部のイメージ動画の中で組立もしているので是非ご覧ください。

形状がシンプルなので掃除も楽々。灰がサッと落とせる形なのでお片付けも簡単です。

リターンについて

・色と付属品の組み合わせで3種類のアイテムがございます。3種すべて数量限定30個の早割品がございます。

■flamesファイヤースタンド ブラック フルセット

一般販売予定価格14,300円(消費税、送料込）

・ファイヤースタンドブラック本体

・バインダー兼ゴトク

・専用トートバッグ

■flamesファイヤースタンド ブラック 本体のみ

上記フルセットからゴトク兼バインダーを抜いた構成です。

■ flamesファイヤースタンド無垢（表面処理なし）フルセット

・バインダー兼ゴトク

・専用トート

【注意事項（応援購入いただく前に必ずお読みください】

＊製造、篏合検査の都合上、本体に少なからずキズが付く事がありますが、そのまま納品させていただきます。製品表面の傷に関しては不良としての返品対象にはできませんのでご了承ください。

※皆様の応援購入により量産効率が向上した場合、正規販売価格が販売予定価格より下がる可能性もございます。

※デザイン・仕様は変更になる可能性もございます。ご了承ください。

※ご注文状況、使用部材の供給状況、製造工程上の都合等により出荷時期が遅れる場合があります。

実行者紹介

flamesのプロジェクトを担当しております松永です。

［ flames ］は80年以上の歴史がある名古屋の製造業、「ナガサキ工業」が発信するブランド。3年前の立ち上げ当時から私が担当をしています。

ナガサキ工業は鉄の工業製品を製造する会社。工場では人力で持ち上がらない重さの鉄の塊がフォークリフトで往来し、火を噴く炉からオレンジ色に燃える鉄の棒が出てきたりと、とても迫力のある職場。

＊昭和40年ごろの工場の様子

現在の工場の様子。規模や設備が変わってもずっと「鉄」を扱ってきました。

自分たちの技術で一般の方に触れてもらえるアイテムを作りたい、当初はそんな思いから始まり、長年扱ってきた「鉄」という素材の相性からアイアンアウトドアギアの

flamesが始まりました。

私が料理好きだったこともあり、flamesの立ち上げはBBQグリルを中心としたアイテム構成で立ち上がりました。そのBBQグリルは屋外、屋内合わせてもこれ以上の調理器具はないのでは？と思えるほどの仕上がり。このBBQグリルを担ぎ色んなアウトドアイベントに参画させていただき、多くのお客様や業界関係者にお会いする事ができ本当に幸せな時間を過ごしてきました。

その一方で趣味であるアウトドアと仕事との境目があいまいになる感覚を少なからず感じていました。いつしか自分自身が純粋にアウトドアと向き合う時間が欲しい、と感じるようになり、そのためのギアとして「自分のための焚き火台」の妄想がスタート。

「自分が出かける時は車だから、ウルトラライトは不要。荷物としては小さくしたいけどすぐ歪むモノは嫌。当然カッコいい方がいいし、炎をきちんと楽しみたい。2次燃焼もいいけど、薪が燃える姿が好き。豪快な焚き火もやりたいけど、大量の薪を入手したり運ぶのも一苦労、小さすぎず、大きすぎず・・・」その他諸々。

同じ工場に勤める仲間や、協力業者の方々の快いご協力のおかげで「これはできる、あれはできない、それはやってみよう！！」といった試行錯誤がどんどんと進行。気が付いたらたった3枚の鉄板に想いのすべてが織り込まれ、新しい焚火台が組みあがりました。

flamesブランドとしては初めて、「携帯性」を意図したギアですが、いきなりの自信作です。是非、あなたのアウトドアライフのお供にしてください。