2014年5月よりサービスを開始した、女同士のまじめな出会いを支援するFind f（ファインドエフ/パートナー探しに特化した戸籍上女性限定のマッチングサービス）が、 安心・安全に全ての利用者が出会えるサービスを目指し、サービスのフルリニューアルをいたします。

We are Japanese LGBT parties who produce and run a service "Find F", an app for lesbian, bisexual and queer women to meet new partners.
In this current year, we are going to take the app to the next level with "serious partner search function" to make more successful matches. In order to do that we started crowdfunding project. We sincerely ask for your cooperation. Thank you.

Find fを運営する開発集団LGBT-partyの代表ally（アリー）と申します。

わたしはセクシュアルマイノリティ（※1）当事者で、仕事の傍ら有志のメンバーとLGBT当事者向けのサービスをつくる活動をしています。

本職では、運営16年以上の歴史がある婚活サービスと、カジュアルな出会いサービスを生業としている結婚支援事業に従事しています。

この経験を生かして、異性愛者と同じようにふつうに出会い、パートナーを見つけることができる安全な場所を作ろうと、2014年5月にFind f（ファインドエフ）を立ち上げしました。

（現行アプリイメージ）

当事者とプロの結婚支援事業者の経験、二つの専門性を生かし誕生したFind fは、真剣に出会いを探す全国のセクシュアルマイノリティ女性が利用をしています。

完全に匿名で希望の条件のお相手と出会うことができるシンプルな仕組みのFind f、2014年5月のリリース以降順調に成長し、間もなく利用者数7,000人（述べ15,275アカウント ※5/24現在）を迎えます。

（昨年までのFind f利用者成長推移）

なぜ資金力のないチームが運営するサービスでも成長を続けられるのか…

それはLGBT当事者を取り巻く環境が起因しています。

セクシュアルマイノリティ当事者が恋人候補と出会う方法は、「友だちの紹介」や「バー、イベント」、そして「インターネット」と非LGBTの方と似ています。

中でもインターネットは、古くからアフィリエイトが目的で作られた本質が異なるサービスへの誘導や、アダルト広告に溢れたサイトが横行しており、若年層や冷やかし目的の利用者が入り込んだとしても管理が甘いという現状。安心して使えるサービスはとても希少な背景があります。

一方でポジティブな面もあり、誰もが使う巨大SNSやFind fのように有志の当事者が運営するSNSなどで友人を見つけられることもあります。そこから、かけがえのないパートナーに発展をするケースもあります。

あなたは「恋人が欲しい」と思ったことはありますか？
そして「将来を思い描ける相手」との出会いは、容易いと思えるでしょうか。

人口に対するLGBT層の比率は、7.6%（電通ダイバーシティ・ラボ/2015年調査結果）と言われており、母数の少ない当事者がパートナーと出会える可能性を最大限高めるには、同じ意識の人が集まる場が当たり前にあることだと思います。

※1…代表的な言葉で、LGBT…L（レズビアン）G（ゲイ）B（バイセクシャル）T（トランスジェンダー）の英語の頭文字をつないだ言葉、性的少数者（セクシュアルマイノリティ）を意味します。

活発化するサービスにうれしい悲鳴をあげる一方で、改善を求める声を抜本的に解決しなければならないタイミングが近づいています。

実のところ、これまで運営費用は有志メンバーの資金（一部イベント収益）で切り盛りしてきましたが、小さな資金では出来ることが限られています。

今回のプロジェクトによって、過去に実施した400人アンケートでニーズが高かった「自分に合う人を紹介して欲しい」という声を実現します。見落としがちな可能性の高いお相手と出会える仕組みを強化し、さらなるご縁結びを目指します。

また、Find fは立ち上げ当初から「アプリの動作が重い」という致命的な問題を抱えていました。
アプリストアには無料で使えるハイクオリティなアプリが無数にある時代、これを機に、サクサクと動く使って気持ちの良いアプリに一新し、ストレスフリーで出会いに集中できる環境を目指します。

（リニューアル版Find fアプリイメージ）

世界的に見れば、レズビアン・セクシュアルマイノリティ女性向けの出会い領域は活発になりつつあります。

イギリス発のレズビアンデーティングアプリ『Dattch』が100,000ユーロ（約1,300万円）の事業投資を調達し、中国発の『Lesdo』も額面は非公開とされていますが、ファンドから出資を獲得しサービスを展開しています。

同性のパートナーを持つ当事者の権利を認める動きが世界中で加速しています。

世界191カ国中のうち、同性婚が可能な国は22カ国、パートナーシップが可能な国も28カ国（2015年8月時点）。
日本でも、2015年10月の渋谷区を皮切りに、市区町村で同性パートナー証明を発行されるようになり、続々と声を上げる地域が増えています。

Q.Find fのコンセプト「将来のパートナーに繋がるまじめな出会い支援サービス（25歳以上推奨）」をどのように思いますか？

(Find f利用者の400人アンケートより)

Find fご利用者の声

30代前半/千葉
いつもお世話になっています。 セクシャリティ条件などが厳しくなく多様な人が居ておもしろいと感じています。 今の所パートナーは見つかっていませんが楽しい飲み友達ができ、そこからの縁もあり、とても感謝しています。今後もよろしくお願いします。

20代後半/東京都
マイノリティがつながるサービスが増えることは、マイノリティの生きやすさに直結していると思います。 今後とも運営を続けていってください。

20代前半/大阪府
とても安全な感じがして、若い子ばかりではなく、きちんと大人同士の出会いができてこのサイトにとても満足しています。 今後の活動に期待すると共に、運営者様を心から応援してます。 このようなサイトを作ってくださり、本当にありがとうございます。

40代/埼玉県
素敵なサイトを作っていただき、ありがとうございます。こんな風に相手の考え方やセクシャリティが明記してあると、出会いやすくてとても助かります。最近はFINDfさんにログインすることが一番ドキドキ する楽しみになっています。運営大変だと思いますが、お体に気をつけてがんばってください！感謝をこめて。

20代前半/愛知県
いろいろと悩んでいるときにこのアプリを知って使い始め、一歩いい方に進めたと感じています。 ありがとうございます。 更に使いやすく安心して使用できるアプリになってくれることを期待しています。

「小さいニーズかもしれない」という不安のある中のスタートでしたが、実行後はまじめな出会いの場を必要としてくれる切実な声を多く知ることができました。

それを受けて、Find fは「将来に繋がるパートナーとの出会い」を支援するスタンスを貫き、安全でポジティブな気持ちで活動できる唯一無二のサービスを目指します。

ご支援いただいた資金は、主に以下の用途で使わせていただきます。

・全リニューアルに伴うシステム入れ替え
・アプリの操作性向上のためのフルリニューアル
・読み物コンテンツ拡充

「その予算でできるの？」とお思いの方も多いかも知れません。

実のところ、必要な予算のうち最低限の目標を掲げております。…もし、もし大幅に上回ることができれば、予定していること以上の素晴らしいサービスに仕上げることができます！

このプロジェクトは、Find fを利用するセクシュアルマイノリティ当事者にとどまらず、アライ（※2）のみなさま、身近で私の活動を応援してくださるみなさま、偶然このページと出会ってしまったあなた、どなたでもご参加いただくことができます。

※2…自身はLGBT当事者ではないが、存在を知っていたり身近に当事者がいて理解と応援をしてくれる方を意味します。

どうか、暖かいご支援をお願いいたします。

●今後の展望

より良いサービスへリニューアルをした後は、対応地域を世界へ拡大するローカライズや、出会いのイベントの対応地域を地方にこそ拡大していきたい。
また、成就したカップルへのフォローも強化していきたいと思いっています。

幸せな声をどんどんピックアップし、永続的に循環をさせたいと考えています。

【団体名：開発集団LGBT-party（im party）】

渋谷区にあるIT系企業に勤めるallyが発足した、エンジニア・デザイナ・編集・ディレクターで構成するLGBT当事者向けサービス開発集団です。

【代表者：ally（アリー）】
婚活とカジュアルなマッチングの2サービスを横断してコミットした開発ディレクター。同社でも「LGBT当事者向けのサービスを作りたい」と声を挙げ、2014年8月に当事者も結婚祝い金を受け取れる「パートナー届け」や、「性指向による差別をしない」ことを盛り込んだ行動規範を作るなどLGBT支援活動を旗揚げした発起人。
Find fでは全体のディレクションと制作を担当しています。

【編集・ライター：kae（かえ）】
同社が運営する女性向けWebメディアにて活躍中の若手エディター。
社内でもカミングアウト済のLGBT当事者で、Find fの全体監修とコンテンツ編成を担当しています。

また、当団体に参加しているエンジニアやデザイナは、LGBT当事者ではないもののLGBTに関する知識を持つ理解のあるアライで構成されています。

Q1. Find f（ファインドエフ）とは？

A1. レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダーなど、セクシュアルマイノリティ女性向けの「将来を考えられるパートナー」を探している人を支援するまじめなマッチングサービスです。PCとスマートフォンで使えるweb版、iPhoneとAndroidで使えるアプリ版がございます。

Q2. LGBT当事者ではないけれど、支援できますか？

A2. はい。LGBT当事者の方、アライの方、LGBT支援をしている企業やこの記事からLGBTという存在を知った方、どなたでもご支援頂けます。詳しくはリターンをご確認ください。

Q3. 18歳未満でも支援をすることはできますか？

A3. 本サービスは、高校在学中の18歳以下はご利用いただくことができません。（出会い系規制法に則り、児童を保護し、児童の健全な育成に資する目的。※その他利用資格がございます）そのため、付随するサービス（出会いのパーティー、メールマガジン）をご提供することができません。
本プロジェクト終了後のご自身が有資格の年齢に達する際に、ご利用を心よりお待ちしております。また、身近な有資格の方にご紹介いただくなど応援をいただけますと幸いです。

Q4.LBTではないセクシュアルマイノリティも支援することはできますか？

A4.はい、ご支援いただけると幸いです。今後はイベントに参加できる対象範囲を拡大したり、セクシュアルマイノリティ男性向けのサービス構想もございますので、楽しみにお待ちください。