filtango、フィルタンゴと申します。

丹後より、上質なピュアシルクの、ご家庭で水洗いできるフィルタンゴストール。

マクアケ２回目のプロジェクトは、丹後の機屋さんに眠っていた、昭和のレトロモダン柄を再現。

秋冬の洋服にも合うシルクの素材を、フィルタンゴオリジナルで作りました。

【バラ格子柄】ローズピンク、ワイン、

早期割引分11月お届け、その他は1月のお届け

長さ１９０cm、幅４１cm。

【幾何柄】ネイビー、カーキ。

早期割引分11月お届け、その他は1月のお届け

長さが２００cm、幅４１cm。メンズ対応を考えて長めに仕上げてあります。

【春待ち桜柄】サックスブルー、サクラピンク　

こちらは全て1月のお届け。

長さ１９０cm、幅４１cm

もちろん、フィルタンゴストール はどの柄も全てご家庭で水洗い可能。

シルクの生地、着物の生地なのに洗えます！

電車の中や暖房が効いている場所で汗をかいても、ご家庭でさっと手洗いOK。

※水洗いできるようにするための特殊な加工、溶剤などは一切使用しておりません。

＊水洗い試験、洗濯後の縮率は３％以内が合格ライン。

＊色の洗濯試験、３級以上が合格ライン

2018年８月、公的検査機関による試験結果。

フィルタンゴストール は、ピュアシルクなので、ウールのようにチクチクすることがなく肌触り抜群！

保温性、通気性があり、汗をかいても乾きやすいのでいつもサラサラ。

暑がりでウールのマフラーが苦手な方、肌の弱い方に特にお勧めです。

季節を問わず一年中使用していただけます。

丹後で昔から反物を包む、八反文庫、と呼ばれる包み紙に包んでお届け、

幾何柄のネイビーとカーキは、右側のネイビーの紐でお包みします。

包んだ状態の大きさは、４４cm×１９cm。

気軽に持ち歩いて頂ける大きさ、軽い、かさばらない。

海外の方へのプレゼントにも最適です。

この八反文庫（ハッタンブンコ）、丹後で作られています。

なぜ八反文庫という名前なのか、もう今は誰に聞いてもわかりません。

きっと江戸時代から反物を包むために使われていたと思います。

丹後ちりめんの周りで、ほんの数人の手仕事でひそかに受け継がれてきた、とても素敵な紙のものづくり、

たくさんの方の手にとっていただき、未来に繋げていければと思います。

フィルタンゴストールは、男性、女性、若い方からご年配の方まで、 　　　　　

幅広い年代の方に身につけて頂けるよう、柄や色のバリエーションを揃えました。

シルク素材は艶があるので、光によって色の濃淡や色味が微妙に変わります。

こちらの商品紹介の画像は柔らかい自然光の中で写真を撮り、できるだけ色を合わせてあります。

10月30日〜11月27日まで伊勢丹新宿本店2階にて展示して頂きました。

【オリジナルカードケース】

12月初旬のお届け

今回、リターン商品にフィルタンゴのオリジナルカードケースをご用意しました。

生地はもちろんフィルタンゴだけの、シルク１００％の丹後ちりめん。

高級感があるので、カジュアルな使い方だけでなく、

ビジネスシーンや改まったシーン、和装などでも使用していただけます。

色は全部で5色展開、お好きな色をお選びください。

ネイビーとカーキは今回のストールと同じ幾何柄、

コーラルピンク、ラベンダーピンク、イエローは西洋更紗柄です。

ネイビーとカーキの内側は落ち着いた雰囲気のブラックのグログランの生地を使用。

その他の色は、中を開けるたびにちょっと嬉しくなる、きれいな色のグログランの生地を使用。

※内側は耐久性のあるポリエステル１００％のグログラン生地を使用。

名刺は約３０枚入ります。

クレジットカードや診察券など厚みのあるカードも１０枚以上の収納力。

このように小銭を入れてコインケースにも！

たくさんの荷物を持ちたくない時の財布や、

海外で最小限の小銭とカードを持ち歩くときに、とても便利！

ポケットや着物の襟元に入れてもかさばりません。

こちらのカードケースのリターン商品のお届けは１２月初旬、

このようにラッピングしてお届けします。

ご家族や友人へのクリスマスプレゼントや、お世話になった方へのお礼の品、そしてもちろん海外の方へのプレゼントとして。

ネイビーとカーキはネイビーのリボン、その他の色はコーラルピンクのリボンのラッピングです。

カードケースは、京都のがま口の専門店「 AYANOKOJI 」制作工房である、

秀和がま口製作所様で作っていただきました。

こちらは京都市内にある工場、現代の名工に認定された職人さんをはじめ、たくさんの職人さんが、日本製、京都製のものづくりを支えていらっしゃいます。

実は日本一年間湿度が高い丹後地方。

蒸し暑い西表島とは湿度は同じレベル、ただ違うのは丹後は冬の湿度が特に高くて、ひんやり冷たくて寒い冬が長く続きます。

そしてこの湿度の高い気候風土が丹後ちりめんの美しい布を作り上げるのです。

2017年気象庁のデータ、丹後は豊岡、舞鶴のデータより。

京都市内からとても遠く、冬には雪が積もる日本海沿いの丹後地域ですが、昭和４０年代に丹後ちりめんの産業は興盛を極めました。

街には人が溢れて賑やか、何万人もの人が織物業にたずさわり、がちゃまん景気と言われるバブルのような時代だったそうです。

６０年代後半に建てられた丹後織物工業組合の建物は、当時最先端のミッドセンチェリースタイルのモダンなデザイン、新しい文化もたくさん入ってきました。

丹後ちりめんは多くの工程や人の手で作り上げられていく、”産業”です。

３００年前から、たくさんの人によって作り出された生産背景や高度な技術は、かけがえのないもの、

そしてそこで生まれてくる美しい絹織物は間違いなく世界最高レベルの織物なのです。

今回のフィルタンゴストール、昭和の時代に流行ったレトロモダン柄をさらに際立たせるため、

そしてウールなどの秋冬素材の洋服に合う素材感にするために、同じシルクでも種類の違うシルク素材を使いました。

シルクには家蚕と野蚕があります。

家蚕（かさん）は家の中で桑の葉を与えられて大切に育った蚕。

野蚕（やさん）は外の自然の中で育った蚕

こちらが繭（まゆ）の写真、この繭の部分が糸になります。

糸にすると家蚕の方は真っ白！混ざり物もなく、ツルツルの糸ができます。

野蚕の方は少しベージュ色、少しふんわりとした張りのある糸になります。

丹後ちりめんのの着物のほとんどは家蚕からできた、家蚕（生糸）のみを使用しますが、

今回フィルタンゴストールはあえて野蚕の糸（柞蚕糸、サクサン糸）を加えて織り上げました。

野蚕の糸を使用すると、染めた後に柄がはっきり浮き上がって見えます。

【野蚕糸の特徴】

肌触りが暖かくなる。

ちょうど良いハリ感も出て、まるで空気を纏うようなふわっとした素材感。

艶は控えめで秋冬から春にかけての素材感と相性が良い。

filtango フィルタンゴは、丹後ちりめんの一番重要な個性の”糸”をブランド名に使用しました。

fil＝＝＝フランス語で糸の意味

tango＝＝＝丹後

こんなにも美しい絹の布が、この先作れなくなってしまうかもしれない、

一部の人だけの高価な着物だけではなくて、

普段身に着けやすいアイテムで、手の届きやすい価格のものを世の中に出したい、という思いでブランドをスタート。

そして3月に初めてのクラウドファンディングMakuakeにトライしました。

そして今回の２回目のクラウドファンディングでは、オリジナルの素材開発で、

今までにない素材感のシルクストールを、丹後の職人さんと一緒に作り上げました。

ホームページ　　filtango.com

インスタグラム　https://instagram.com/filtango_kyoto

フェイスブック　https://m.facebook.com/filtango/

最近は、物に囲まれて、たくさん消費しながら暮らす時代ではなくなりつつあります。

丁寧に作られた、価値のあるものを大切に長く使っていく、未来のライフスタイルに合った商品を作っていきたいと思います。

丹後の絹織物は糸から織り、染めに到るまで、多くの方の手によってつくられています。

柄を考え、描き、織るまでのデータ作成を仕上げる多田さん。

とても几帳面で、細かい作業を得意とされる織り職人の小林さん

色の細かいリクエストをきいてもらい、丁寧で正確に染めて頂いている糸井さん。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

前回のマクアケ の支援者様から頂いた嬉しいコメントや、

実際にフィルタンゴストール を見て触って頂いた方に、”きれい〜！”と自然に声に出してもらって、とても勇気を頂いています。

今、丹後では他の地域と同様、人材不足がとても深刻で、技術の継承やクオリティを保つのが難しい時代になりつつあります。

少しでもたくさんの方にこの丹後の美しい絹織物で作った商品をお届けし、未来に繋いでいけたらと思っております。

頂いた支援金は今後の商品開発と、販路開拓のために使用させて頂きます。

どうぞよろしくお願いいたします。

filtango代表　山根ちさと