『都会に住みながら、スマホ１台で農家と農園のオーナーに?！』

0.01%の特別な野菜を、あなたの農家が代わりに栽培。農家と消費者が支え合う、シェア農家サービスを始めたい！

こんにちは。FARM OWNERSの佐々木です。

突然「0.01%の野菜」と言ってもよくわからないですよね。すみません。

0.01%の野菜とは、昔ながらの野菜、固定種・在来種と呼ばれる野菜を、オーガニックや自然農で育てたものです。(京野菜が伝統野菜として有名ですが、その仲間と思ってもらうとわかりやすいです。)

そういった野菜は、一株一株に個性があるため、形もサイズもバラバラで個体差があり、味も見た目も育てる場所によって違ったりするのが特徴です。

国の発表では、有機野菜は市場の0.4%程度、さらにその中でもこれらの野菜と考えると、約0.01%しかない野菜になります。

味は濃くエグ味も少なく、子供でもピーマンやニンジンを喜んで生で食べて貰える位なのですが、無農薬なので虫や動物にもよくかじられます(_ _)

私はこんな野菜を食べるといつも思うことがありました。それは、

「小さい頃、ばあちゃんが育てた野菜はいつもこんな味がしてたのに、

なんでこんなに気軽に食べられなくなってしまったんだろう？」

ということ。

都会に住む友人からも、

『農薬や種の健康への問題を知り、子供への健康を考え、無農薬や在来種の野菜をスーパーで探してみるがなかなか手に入らない』

と言う話を聞き、なんとかもっと気軽に手に入れられるようにならないのか？と色々と調べ考えてみましたが、原因はたった３つの理由だったのです。

①特別な野菜を育ててもJAや市場には適正な値段では売れないこと。

②農家は野菜を作る職人さんで、ほとんどが70歳近く、自力で売り先を広げるのは難しいこと。

③農薬や化学肥料を使わないことで味は美味しく安心だが、成長が遅くなったり、育てることが難しくしばらくは収入が減ること。

たったこの３つのことだったのです。

「農家だけにはなんなよー。いいね、なんでもいいから他の仕事を選べな。」

小さい頃に、ひいばーちゃんから言われたことがありました。

大人になり農業を学びわかったのですが、ほとんどの農家は人や国を支える「食」をつくる仕事でありながら、流通の問題もあり、リスクや労働時間のわりに低所得になってしまう問題に苦しんでいます。現実に多くの農家の年収は２００万円ちょっと。

さらに、これらの野菜は、一株一株に個性があるため形もサイズもバラバラで、卸しても規格外になるため、ほとんど値段が付きません。

その上、自然に左右される不安定さもあり、これでは若い農家が増えないのも、こんな野菜が出回わらないのも、無理はありません。

この問題を解決するには、とてもとても大きな変化を起こす必要がありました。

何かを変える必要がある。いろいろと考えた結果、農家と消費者の関係を

「作った野菜を買ってもらう」から「食べたい野菜を農家に育ててもらう」

へ変えてみる事にしました。

栽培した野菜を買ってもらうのではなく、食べたい野菜を育てる、その行為自体をサービスとし、両者が支え合わなければこれらの問題は解決しないと考えたのです。

これが、私がFARM OWNER’Sプロジェクトを始めようと思ったキッカケでした。

みんなで農家をシェアして野菜を育ててもらう。

たったこれだけですが、自分自身が実験台の農家となり、数人の消費者を集め始めてみたことで、これまで気づかなかったたくさんの魅力が見つかりました。

消費者には、

・自分の農家さんが一生懸命勉強し、自分の欲しい野菜を種まきから収穫までしてくれる安心

・家族や友人と、普段出来ない農家や田舎での体験ができる楽しみ

・自分の住む都会で何かあっても、野菜を育てて送ってくれる人と人のつながり

農家には、

・売り先の心配をせず安心して農業に取り組める環境

・直接野菜を食べてくれる消費者と繋がれる事で、食べてくれる人の顔がわかり、味の感想や、感謝の言葉がもらえ栽培の苦労が報われる楽しみ

そしてどちらもが安心して美味しい野菜を手に入れられ、さらに大きな変化は、これまでの生産者と消費者という関係から、田舎と都会に住む家族のような関係へとなったのです。

詳しい仕組みを説明します。

①蕪（カブ）券を購入してオーナーに。

蕪（カブ）券を購入するとオーナーになれます。（蕪券の種類によって育ててくれる野菜の量が決まります。）

②野菜を選んで育ててもらう。

オーナーになると、農家から栽培する予定の約３０種類の野菜のリストが届きます。嫌いな野菜や、多めに欲しい野菜をチェックしてください。（他に育てて欲しい野菜のリクエストも３種類まで受け付けます！）

③野菜を食べたり、畑で遊んだり、蕪主総会に参加したり。

あとは農家が、種からオーナー様達の為に大切に野菜を育てます。育つ状況はfacebookグループとメールで配信されますので、自分達の畑の状態や、野菜が育つのを楽しみながら野菜が届くのをお待ち下さい。

野菜が育つと、あなたの農家さんから直接野菜が届きますので、家族や友人、恋人とあなたの畑の野菜を思う存分楽しんでください！

もちろん食べる以外にも、ちょっと遠いですが、お休みの日には種まきや収穫に遊びに来て頂けます！（今回の農園は山形県山形市吉野宿になりますが、正確な場所は蕪主様だけにお伝えします）

他にも田舎ならではの美味しいお店や、秘湯など紹介しますので、田舎生活を楽しんでみてください。

さらに、年に２回、都心で行われる蕪主総会にも是非ご参加ください！

・蕪券の発行　※写真は主要蕪主のイメージです。　　　　

蕪主以上になると蕪券が発行されます。カードになっていますので、蕪主総会や畑に遊びに来る際にお持ちください。他にも、合コンのネタや、友人への自慢にご利用いただけます。

・無肥料・無農薬のレモングラスティー

無肥料・無農薬で育てたレモングラスティーをお送りいたします。

自宅や会社で、アイスやホットでつかの間の休息にお飲みください。上級者になると、お料理にも使えます。（写真は１０００円のコースを瓶に移し替えた物になります。）　

・蕪主総会への参加権

「オーナーになっても畑にいけないよ」というオーナー様のためにも特別イベント「蕪主総会」を東京で開催します。

会社も学校も出身地も関係ないオーナー様同士と農家が、仲良くなれる飲み会を行い畑や野菜や農家ついて語り合います。友人や家族、恋人とご参加ください。

（畑で採れた野菜と山形の日本酒で、夏はBBQ、秋は芋煮会を東京で開催します！開催日時は開催日の約１ヶ月前にご案内致します。）

・あなたの野菜のお届け便（小）16L（80サイズ）※写真は１回分のイメージです。

例；ほうれん草、大根、紅芯大根、人参、里芋、など

年間約３０種を栽培。１回のお届けで、６〜１２種類程度。

固定種・在来種と呼ばれる野菜を、無農薬・無化学肥料で育てます。

希少な野菜が手に入ったと友人に自慢して、料理やスムージーを作り、ホームパーティーをしてもいいかもしれません。

・あなた野菜のお届け便（大）32L（100サイズ）※写真は１回分のイメージです。

例；ほうれん草、大根、紅芯大根、人参、里芋、赤カブ、ごぼう、じゃがいもなど

年間約３０種を栽培。１回のお届けで、６〜１５種類程度。

固定種・在来種と呼ばれる野菜を、無農薬・無化学肥料で育てます。

家族に是非食べてみてください！きっと、普段は野菜嫌いのお子さんでも喜んで食べてくれるかもしれません。

※リターンはカブ券の種類によって異なります

Q、栽培リストに無い野菜でもリクエストすれば、どんな野菜でも育ててくれるんですか？

A、がんばります！が、どうしても地域的に育たない野菜もありますし、自然に左右されるため栽培できても収穫できない場合もありますので、ご相談ください。その場合でお約束した回数分の「畑の野菜のお届け便」はお送りいたします。

リクエストは３種類まででお願いします。

また、リクエストされた野菜の固定・在来種の種が手に入らない場合は、一般的な種になります。ご了承ください。

Q、どんな野菜を育ててくれるんですか？

A、FARM OWNER’Sでは、在来種・固定種と呼ばれる野菜を種から少量多品目で育てます。（京野菜が伝統野菜として有名ですが、その仲間と思ってもらうとわかりやすいです。）種はまだまだ自家採取できている種類が少ないので、野口の種や、知り合いから購入したり、譲ってもらったりしています。

Q、どんな農法で育てくれるんですか？

A、農薬や除草剤、化学肥料はつかいません。腐葉土など植物性の肥料で、極力自然に近くなるような土作りをして頑張っています。

Q、畑に遊びにいきたいのですが、畑の場所はどこですか？

A、事前のご連絡を頂ければ、いつでも来てください！種まきや、収穫をしていただくことも可能です！今回の農園は、山形県山形市吉野宿になりますが、正確な場所は秘密になりますので、蕪主様にだけにお伝えします。数年後には、他の都道府県へも広げていく予定です！

Q、野菜以外にも育ててくれるんですか?

A、今はまだ提供できませんが、近い将来的には、ハーブや、米や、鶏や、魚、鹿肉、バターなどもご提供していく予定です！

Q、放射能検査はしていますか?

A、土壌の放射能検査をしております。最近は11月に行っており、今後も半年に１度ずつ行います。国の基準値はこちらをご覧ください。

集まったお金は

・ビニールハウスのレンタル費用

・FARM OWNER’Sのサイトやパンフレットの制作

に使わせて頂きます。

そしてもう一つ、今回の大事な理由に、

・農家と食の現状をより多くの人に知って欲しい

ということがあります。そして、この仕組みに共感し知ってもらう事で、これから先、多くの支援者とより多くの農家に繋がってもらいたいと思っています。

最後までご覧いただきありがとうございました。

気になるリターンはありましたでしょうか？組み合わせての支援も可能ですのでお好きな物をお選びください。

売ってる野菜を買うのではなく、農家をシェアして野菜を育ててもらう。なんだか馬鹿げた話に聞こえたかもしれません。

でも、このままでは、あなたが望む野菜どころか、国産の野菜すらなくなる可能性があります。先日発表された農家の人口はわずか1.8%、平均年齢は68歳。このままでは１０年後には日本には農家がいなくなるかもしれません。

もし、そんな時代になっても、あなたの農家は、あなたのために美味しい野菜を作ってくれている。そして、その野菜を食べて育つあなたの子供や家族が、また新しい農家とその家族・仲間を支えてくれる。 そんな新しいコミュニティと関係を作り育てたいと思います。

四季折々に違いを見せる野菜たちの成長と、旬の味わいを楽しみながら、

【FARM OWNERS】を共に育てる仲間になってくれることをお待ちしています！

FARM OWNERS代表&農家　佐々木康裕

１９８３年、山形県山形市生まれ。四代続く農家の家に生まれる。

地元の建設会社に就職し、その後、地元の在来野菜を使ったフレンチレストランのオーナーと出会い、かねてより気にかけていた農業の道へ進む事を決め、農業と経営の学校に通い学ぶ。

一般農業をしながら、オーガニックや自然農、種の世界を知り、固定種・在来種の野菜やハーブの栽培を、先輩方から厳しく指導を受けながらコツコツと育てる。

美味しい野菜を提供できる新たな仕組みをと思い、昨年より自ら実験台となり自分の農園でFARM OWNERSを始める。