おいしい空気を深呼吸する。その「あたりまえ」が愛おしい今。

昨年秋Makuakeでデビューした植物染料染めのブランド「エシヌesinu」は、おかげさまで大変ご好評をいただき、天然繊維・天然染料の心地よさを多くの方々にお届けすることができました。応援してくださった皆様方に心から御礼申し上げます。

全てのリターンを発送し終え、春の芽吹きが感じられる頃、久々の外出で、村内に昨夏オープンしたクラフトビール工房「グットウルフ麦酒」に立ち寄った時のこと。美味しいビールをグッと一杯、そして深呼吸。目の前には雨上がりの山郷の景色が広がっている。冬の寒さに凍てついた心が解けてゆく。この空気感。この気持ちよさ。遠い街で暮らす友人達の顔が浮かんできました。そうだ、みんなにこの空気を届けられたら！

この澄み切った空気と開放感を、ビールとマスクに込めてお届けします。

早速グットウルフ麦酒の石井夫妻にコラボの提案をすると、「いいですね！やりましょう！」と快諾をいただいて、企画がスタートしました。

「ビールの原料に使われている吉野杉と柚子でマスクを染めてみようか」「じゃあ、こっちは特別醸造のビールを作りましょう！」試作が始まりました。杉皮で何色か濃淡を染めて、優しい杉色をチョイス。柚子は枝や葉で染めてみましたが、なかなか色は染まらない。それならばと、柚子のビール「ゆずビー」を絞った後の皮をいただいて染めてみたら、爽やかな柚子の香りとともに、ほんのり、少しだけ柚子の黄色が染め付きました。

この村で育った植物で染めた、特別なマスクです。

▲立派に実った東吉野村産の柚子。柚子染めにはこの実の皮を使います。

▲柚子染めはほんのり柚子色。

▲柚子の果汁たっぷりの「ゆずビー」製作中の工場長補佐。この柚子の皮をいただいて染めることに。

▲「良狼」にも使用されている吉野杉。杉染めはこの間伐材の内皮を煎じたものを染料とします。

▲杉染めしたマスク。やさしい杉の皮色です。

グットウルフ麦酒のフラッグシップビール「良狼」の特別醸造麦酒が誕生します。

【コラボレーションwithグットウルフ麦酒 特別醸造】
〜グットウルフ麦酒からのメッセージ〜

グットウルフ麦酒では、吉野杉のウッドチップをつけ込んだイングリッシュ・ペールエール「良狼」、東吉野村の柚子をつかったベルジャンホワイト「ゆずビー」、小規模ながらも手をかけて育てた地元のお茶を使ったほうじ茶スタウト「黒ウルフ」、深吉野の番茶IPA「MIPA」など定番４種類に加え限定醸造で地域と連携したコラボレーションビールなどを醸造しています。

そして今回のコラボレーションのために、賛同者の方へのお届け物としてグットウルフ麦酒のフラッグシップビールである「良狼」を特別醸造いたします。暑い夏、汗をかいた後に美味しい１杯をグッと飲んでいただけたらと思います。飲みやすさと優しい吉野杉の香りをお届けします。

▲「良狼」特別醸造麦酒

エシヌ×東吉野村グットウルフ麦酒★コラボセット★

A.グットウルフ麦酒のクラフトビール３本＋杉または柚子染マスク2枚set

B.グットウルフ麦酒のクラフトビール6本＋杉または柚子染マスク2枚set

他では手に入らない、私たちの心のこもった、そして何よりもこの東吉野村の美しい空気と水で醸したお酒と染め上げたマスクです。

ご自分へのご褒美に、大切な方への贈りものとしても、きっと喜んでいただけると思います。ぜひご利用ください。

行きたいところに自由に行ける日がきたら、この空気を一緒に楽しみたいから。

「エシヌを染めてビールを飲もう！」体験企画

そしてもう一つ、長引く自粛生活の中で今はなかなか行きたいところにも行けないけれど、自由に動ける日が来たら、ぜひこの村にきてもらいたい！ 村のみんなとも一緒に楽しみたい！という思いで「エシヌを染めてビールを飲もう！」を企画。グットウルフ麦酒工房の前庭でみんなでわいわいマスクやストールを染め、その後グットウルフ麦酒のビールで乾杯！という体験企画です。

国内の状況を考慮しつつ、2021年8月〜2022年1月数回開催します（状況によっては期間延長もあり）。ご都合の良い回を選んで優先的に参加していただける参加券をご用意しました。

「エシヌを染めてビールを飲もう！」「ビールを飲んだらマスクをしよう！」

▲もうしばらく「お互いを守り合うマスク」の着用は必要です。少しでも楽しい気分で、優しい気持ちでマスク生活を過ごしたいから。そんな願いを込めて、世界に一つだけのマスクを染めます。

▲マスクを染めた後は、グッとビールを。 グットウルフ麦酒 飲みくらべ４種セット。季節のビールもお楽しみいただけます。

▲ドライバーや未成年の方のためにソフトドリンクもご用意しています。

▲ビール屋ですが、時々小さなお客様も。手作りジュースも冷えてます。

ご家族で、ご友人と、お一人でも！ぜひご参加ください。

エシヌの夏色は、藍の葉からこぼれた雫の色。この夏を、少しでも快適に。藍の生葉が「心地いい」をお手伝いします。

ご好評いただいたエシヌのマスクとストールの夏バージョンをお作りしました。

夏といえば、藍。夏だけ染めることのできる、藍の生葉をベースに、キハダや紅花といった染料をかけて、爽やかな夏色を染めます。

▲藍の葉。この葉を摘んでその汁で水浅黄（みずあさぎ）＝水色を染めます。

▲黄檗（キハダ）の樹皮で黄色が染まります。藍の葉で染めた水色にかけて鶸萌黄（ひわもえぎ）＝フレッシュなグリーンを染めます。

▲紅花（ベニバナ）の花弁で紅色を染めます。かつて紅花は「呉の藍（くれのあい）」と呼ばれていました。藍染めの水色にかけて、二藍（ふたあい）を染めます。

エシヌの夏色3色

写真中：藍の葉で染めた水浅葱（みずあさぎ）

東吉野村の清流のような、明るい水色です。

写真右：藍の葉×キハダで染めた鶸萌黄（ひわもえぎ）

萌える木々の緑の中でも、一際明るい新芽の色です。

写真左：藍の葉×紅花で染めた二藍（ふたあい）

平安時代、夜の灯りに寄ってくる虫の羽の色に似ていることから
「夏虫色」とも呼ばれた淡い紫色です。

生地も少しだけ薄手の夏仕様に。

好評だった裏のガーゼポケットはそのまま、汗をかいても息がしやすいマスクを目指しました。

サイズも大人サイズを３サイズに。

よりお顔にフィットするマスクをお選びいただけるようになりました。

前回、少なからぬ女性のお客様から「 Mサイズでは少し小さすぎるんだけど、Lでは大きすぎて」といったお声をいただき、また男性のお客様もLサイズは若干大きすぎたり、Lでも小さすぎたり。アジャスターで調整できるとはいえ、お顔にジャストフィットするマスクは使い心地の良いものです。そこで、夏のエシヌでは、サイズ展開を大人の3サイズに変更しました（お子様用は今回はございません。ティーンエイジャーの方はSサイズをご利用ください）。

「夏のエシヌ」新サイズ展開

S（小さめ女性用） ※こちらが前回のMサイズです！

M（大きめ女性用、小さめ男性用） ※前回のMとLの中間の大きさ

L（男性用）の３サイズ展開 ※前回Lよりわずかに大きめ

ご好評いただいた本革のアジャスター、今回も一つひとつ手作りしてもらいました。

「耳の痛くならないマスク」のために、一人一人違うお顔のサイズに合わせて耳ゴムを調整していただける天然の革素材のアジャスター。肌に優しいのにぴったりくると好評でした。今回も、この革のアジャスターが活躍します。

前回同様、東吉野村の革職人、長崎大地さんが一つずつ手作りで製作してくれます。

ストールは従来のシルク100％に加えて、汗をかいてもサラサラのコットン＋シルクを採用。日除けとしても活躍します。

色は各素材とも2種類。藍の葉の水色をベースに、夏の夢のような淡いグラデーションに染め上げました。

A：シルクストール / 色：水浅葱（みずあさぎ）〜鶸萌黄（ひわもえぎ）

素材：国産シルク100% サイズ：77×190cm

横糸に極細の絹紡糸（けんぼうし）を使用し、柔らかな風合いと絹特有の艶が人気の大判ストールです。

B：コットン×シルクストール / 色：水浅葱（みずあさぎ）〜二藍（ふたあい）

素材：コットン84％ シルク16％ サイズ：75×200cm

肌触りのいいコットンと透けるシルクがストライプを作り、こちらも巻き方によって様々な表情を見せてくれ、使い勝手の良い大判ストールです。

A-1：シルクストール 色：水浅葱（みずあさぎ）〜鶸萌黄（ひわもえぎ）

A-2：シルクストール 色：水浅葱（みずあさぎ）〜二藍（ふたあい）

B-1：コットン×シルクストール 色：水浅葱（みずあさぎ）〜鶸萌黄（ひわもえぎ）

B-2：コットン×シルクストール 色：水浅葱（みずあさぎ）〜二藍（ふたあい）

ストール＋マスクのセットも特別価格でご用意しました。ぜひカラーコーディネイトしてお楽しみください。

ストール は素材２種×２色＝４種から、マスクは3色×３サイズ＝６種からお選びいただけます。

【コーディネイト例】

ストールA-1：水浅葱（みずあさぎ）〜鶸萌黄（ひわもえぎ）と マスク：鶸萌黄（ひわもえぎ）

ストールA-2：水浅葱（みずあさぎ）〜二藍（ふたあい）とマスク：二藍（ふたあい）

ストールB-1：水浅葱（みずあさぎ）〜鶸萌黄（ひわもえぎ）と マスク：水浅葱（みずあさぎ）

ストールB-2:：水浅葱（みずあさぎ）〜二藍（ふたあい）と マスク：水浅葱（みずあさぎ）

スケジュール

2021年6月中旬プロジェクトスタート
2021年6月下旬 生産スタート
2021年７月中旬 プロジェクト終了
2021年７月下旬 〜８月下旬 商品のお届け

リターンについて

Makuake ２０２１年「夏のエシヌ」リターン一覧

■エシヌ×東吉野村グットウルフ麦酒コラボセット

グットウルフ麦酒のクラフトビール３本＋杉染または柚子染マスク2枚set 7,000円

グットウルフ麦酒のクラフトビール6本＋杉染または柚子染マスク2枚set 8,800円

■「エシヌを染めてビールを飲もう！」参加券

染色体験＋お好きなクラフトビール2杯または飲みくらべセット6,000円

■夏色のエシヌ マスク＆ストール

マスク1枚コース 2,800円（1枚当たり価格2,800円）

マスク3枚コース 7,560円（1枚当たり価格2,520円:10%OFF）

マスク5枚コース 11,200円（1枚当たり価格2,240円:20%OFF）

ストール（国産シルク100%） 12,000円

ストール（コットン／シルク） 8,000円

ストール（国産シルク100%）＋マスクset 13,320円（通常価格14,800円の10%OFF）

ストール（コットン／シルク）＋マスクset 9,720円（通常価格10,800円の10%OFF）

資金の使い道

原材料の購入と試作等の費用に充てさせていただきます。

実行者紹介

「心地いい」と「楽しい」を染織を通じて共有したい。人も森も豊かに。

◇「エシヌ」ブランド開発者／染め人： 染織工房空蝉 宇都宮弘子

25年にわたる映画の配給・プロデュース業を経て、愛媛県の野村シルク博物館で染織を学び、現在の東吉野村に工房を開いて３年半になります。東吉野村の中でも一番奥まった麦谷地区にある工房で、ひとり染めたり織ったり、それもまた心安らぐ日々ではあるのですが、この３年半の間に少し考え方が変わりました。山の暮らしは決して一人では成り立ちません。みんなでそれぞれ違うチカラや知識を持ち寄って、支え合って生きている。「お裾分け」と「おかげさま」がいつも飛び交っている。それがとても心地いいのが、この東吉野村です。

今回お声をかけてコラボ企画が実現することになったグットウルフ麦酒の石井さん夫妻はそんな村を愛してやまない移住者仲間。一昨年、村のチャレンジショップでオープンした「染織カフェ綺羅with東吉野麦酒」に私を引っ張り出してくれ、村の方々に私のことを知っていただくきっかけを作ってくれました。そして何よりも、彼らのつくるクラフトビールは、とびっきり美味しいのです！

四季折々、圧倒的に美しい表情を見せる東吉野の山と川。この大きな自然の循環の中で、人とともに暮らし、長く愛されるモノを作り、人も森も美しく豊かにするお手伝いができたら。そんな思いを胸に、「心地いい」「楽しい」コトやモノを考えていきたいと思っています。

笑顔のために！山と川の村、東吉野村で醸す地ビールを

◇「グットウルフ麦酒」石井啓順・石井朋子

グットウルフ麦酒は去年の夏に東吉野村に誕生した地ビール醸造所です。
代表の石井啓順（いしい ひろゆき）は地域おこし協力隊として3年前に東吉野村に妻・朋子と移り住み、ビール作りの準備をしてきました。以前はランニングショップRUN-WALK Styleのスタッフとして、トレイルランニングで全国の山々を駆け巡っていました。東吉野村の明神平に登ったのがこの村との出会いでした。奥深い山あいで人々の営みを目にし山の暮らしに憧れを持ちます。そしてアメリカでの走り旅で出会ったクラフトビールに衝撃を受けすぐさまビールに夢中になりました。それは次第に自分でビールを作って人が喜んでもらえたらどんなに良いだろうと、ものづくりの道に進む決心をします。さあ、どこで作るのかと頭に浮かんだのは水と空気の美味しい東吉野村。自然だけでなく住んでる人たちも素敵な村でビール造りを思い描きながらビール作りのトレーニングを行ってきました。そして様々な人たちのお力添えをいただき「グットウルフ麦酒」を起ちあげました。

現在は吉野杉のウッドチップをつけ込んだイングリッシュ・ペールエール「良狼」、東吉野村の柚子をつかったベルジャンホワイト「ゆずビー」、小規模ながらも手をかけて育てた地元のお茶を使ったほうじ茶スタウト「黒ウルフ」、深吉野の番茶IPA「MIPA」など定番４種類に加え限定醸造で地域と連携したコラボレーションビールなどを醸造しています。

東吉野村はかつては日本でも数少ない人工美林の里で吉野林業と言われるとても質の良い杉・檜の産地です。村の97％が山林を占め限られた土地に昔ながらの生活と伝統の残る素晴らしい土地です。かつての賑わいは失われてもここで暮らす人々の気持ちはとても素敵です。この地で新しいチャレンジをして頑張ってる人たちも支え合って頑張っているおかげで東吉野村がいい地域になれるように思います。私たち夫婦は地域にとても支えられてます。

宇都宮弘子さんとはこの村で出会い、染織という草木のもつ力や気持ち良さやを伝えてくれ東吉野村にとても爽やかな風を運んでいます。

今回のプロジェクトに声をかけてくれた宇都宮さんの「エシヌ」は人々の暮らしを豊かにそして生活に喜びを届けたいという思いが詰まっています。私たちグットウルフ麦酒も今回このプロジェクトに共感し、ものづくり・手仕事を通じてこの東吉野村を感じていただけたらと願ってます。

また私たちのチャレンジが村の人たちに明るい火を灯せるよう頑張っていきたいです。