地域の素材を使った”女性の時間ギフト”

「女子に戻る時間を与えるギフト」をコンセプトに開発した、八女茶にエディブルフラワー（食用花）を浮かばせて素敵なティータイムをお楽しみ頂ける「エディブルフラワー・ティー」のプロジェクトを立ち上げました。

はじめまして！「九州のお取り寄せサイト」という”九州の食”を紹介するサイトを運営しています店長の石井と申します。この仕事をはじめるまで、九州の食材に目を向けるきっかけがほとんどありませんでした。大学の頃に埼玉へいき、その時に九州の食べ物が美味しいというのは実感しましたが、それ以来、九州へ戻ってしまったため、九州の食の良さが日常となってしまい、食べ物に対しての良さを再認識するようになりました。

九州の食の美味しさを知ってもらうことをスローガンにサイトを運営していましたが、九州の食を伝えるということは、必ずしも既製の商品を九州外の方に紹介するだけではないなと考えるようになりました。

サイトの運営で九州の食にまつわる産業の方と接する機会が多くなり、その業界ごとの悩みやお困り事が見えて来ました。既存の商品を紹介するだけでなく、地域活性化を伴うような新しい商品を作り出すことも、九州の食の素晴らしさを広めることにきっとなるはず。そう考えるようになって、今回のプロジェクトをやってみようと思いました。

商品コンセプトは「女子に戻る時間を与えるギフト」です。日々仕事や子育ての忙しさの中、女性は男性のように力強く働くときもあり、母親として子供に集中することも多くあります。そんな働きマンや母親というマスクを外して「女子」になれるそんなひとときを持ってもらえたらと考えました。何より、私自身このお茶を飲んでひとときを取り戻したい！そう考えて今回この企画を立ち上げてみました。

わたしは「女性を”女子”にするのは男性」だといつも考えています。女性の女子力を上げる担い手は間違いなく男性です。男性からの「キレイだよ」「かわいいね」「似合うと思うよ」の言葉で、女性は「キレイになろう」「かわいくなろう」「似合う女性になろう」とするのだと思います。

”私が素敵な男性からプレゼントされたい！”そう思うギフトを作ってみました。

尊敬する奥さんや大事な彼女、頑張ってるなと思う友達に、女子に戻るきっかけをプレゼントして欲しいと思います。そして、ゆっくり過ごしてごらんよというメッセージを伝えてみてはいかがでしょうか。わたしだったら大変感激します！

女性としてのゆっくりしたい時間を持っていいんだよ。そう、伝えられる男性は本当に素晴らしいです。けど、ちょっと歯がゆくて言葉にできないときに、プレゼントしてほしいなと思います。「あなたらしくないプレゼントね」と言われたら勝ちです！

（１）ティーパックよりお茶を取り出し、熱湯で2分程度蒸らしてください。

（２）ティーパックを取り出し、エディブルフラワーを適量添えて完成です。

全て九州産
・エディブルフラワー：福岡県朝倉郡筑前町（農薬：栽培期間中不使用）
・ほうじ茶：福岡県八女産
・レモングラス：福岡県筑後市
・八女茶：福岡県八女産

・エディブルフラワーをはじめたきっかけ
鬼塚：「量販店に卸す『花の苗』の生産販売に携わった中で、花が咲いても売れなければ、ポットごと大量に捨ててしまう。そんな光景をみて『もったいない』そう思うところからエディブルフラワーの栽培を試みてみました。エディブルフラワーは手入れをすれば、咲き続けるんです。そのお手入れの時間でエディブルフラワーの単価が上がってしまうんですけど、手入れさえし続けていれば、苗を捨てることはありません。」

・農薬を使わないエディブルフラワー栽培
鬼塚：「食用花に使う農薬の規定がないことに大変苦労しました。天然成分の、例えば牛乳を使って農薬の変わりに試したりしました。けれど、結局農薬は使わずに栽培しているので、気温が上がると採取することが出来なくて販売期間は11月～５月のみになります。」

・今後エディブルフラワーを使った商品展開
鬼塚：「実はエディブルフラワーの栽培に取り組む企業というのは”植物工場”であったり”野菜農家”さんというのがほとんどなんです。なので、私は『花屋』がこのエディブルフラワーに取り組むことに意義があると思っています。花を見て楽しむ、育てて楽しむ、それに加えて食べて楽しむという、他社と違う振り幅の花の楽しみ方を提案ができるようになります。そういう提案の場をもっと広げて、エディブルフラワーが人の目に触れ、色んな所に出ていいって欲しいと考えます。だから、今回の企画はエディブルフラワーが人の目に触れるすごく良い機会だと思っています。」

・女性の働き方にも変化をもたらせるエディブルフラワー
鬼塚：「エディブルフラワーの栽培は実は内職として成立するんです。栽培方法をきちんと守って日々お手入れしてもらえれば、時間の融通のきく内職として女性の働き方のひとつとなります。エディブルフラワーの需要が高まって、生産が追いつかなくなったら、そういった内職の働き方を提案出来て行けたらいいなとおもいます。」

・茶業界に入ろうととしたきっかけ
 牛島：「きっかけというか、大人になったらお茶に携わる事になるだろうと
思ったのは、祖父でもあり2代目英次の影響が大きいですね。まだ、会社組織としてではなく一農家、お茶を小口販売していた頃は私は幼少期でした。2代目英次に連れられて催事イベントや地域のお祭りに出店。そこで『この孫が4代目の啓太です』とどこに行ってもお客さんに私を紹介してました。それは自然と自分は茶業を継ぐことになるのだろうと継ぐものだと考えるようになりました。ありがたいことに、牛島製茶は八女の山林を開墾し、茶園を築いていき、その意志は引き継がれもうすぐ100年を迎えることとなります。」

 
・八女茶に託す想い 
牛島：「八女茶、『茶』というもので多くのお客さんと繋がることが出来るのは大変嬉しいです。『八女茶』という農作物で国内外問わず色んな方に八女の地に足を運んで頂けるのは今後の茶業への大きなモチベーションにもなります。 会社を大きくしたいとか年商どのくらいまでしたいという目標より八女茶を通じてどれだけ多くの方と繋がれるか八女茶を通じて八女に興味をもっていただき、どれだけの方に八女に足を運んでいただけるか？ そして当たり前のことですがこれまでもこれからの重要な繋がりのためには、いつも『八女茶は美味しい』でなくてはならないと思ってます。近年の気候変動により農作物の安定栽培が非常に難しい中でも「いつも八女茶は美味しい」のために努力は続けていきます。
  
・八女茶の特徴として
牛島：「全国有数の高級茶『玉露』の産地であり全国の品評会においては八女の玉露は全国一位を十数年連続で獲得しており昨年度2017年も八女は玉露の部は八女が受賞しております。その旨みの強いお茶「玉露」の栽培方法の応用により八女茶は全体的に「青々しい緑のお茶の色と旨みがあるお茶」が多いのが特徴です。

 
 ・「牛島製茶」で出来ない取り組みをこの企画で実現
 共に考えていきたいと思っていたことの１つとしてその「茶」と「消費者のニーズ」の間を考える。その「間」をどう見るか視点角度に非常に興味がありその具現化に期待している部分が大きいです。私たちは、お茶＝緑茶＝八女茶を販売してきた中で八女茶以外のものを創りにくい伝統的に足枷は無いようでまだまだあります。もちろん伝統的は昔ながらがあるので今の八女茶もあります。老舗お茶屋ならではの、お茶の外装の色、お茶のパッケージはこうでなくてはならないという縛りから脱却する形を期待してます。温故知新という言葉を大切に、新しい茶の間の楽しみ方を、共に考えていきたいと考えてます。

パッケージ、シール・ラベルの製造企業として、わたしたちが地域や社会に貢献できることはなんだろうと考えたとき、地元企業とタッグを組んで、地域の色を発信していけるような商品に関わり、魅力的なパッケージやシールを提供することだと思いました。それを元に考えた今回の商品シリーズは「NANAIRO」と名付けました。

地域に埋もれた素晴らしい”食”に対して、わたしたちがどこまでその”良さ”をパッケージで伝えていけるかどうか、それがわたし達パッケージ業界の課題です。
ただ、生産するだけでなく、商品の魅力を伝える企画を出来るかに主題をおいて考えていきたいと考えました。

今回は、パッケージはもちろんのこと、それ以外でも商品企画や販促についても一歩踏み出したところです。わたしが店長をしている「九州お取り寄せ本舗」でも、弊社の本業であるパッケージと切り離して地域活性化に貢献できる販売窓口をと考えて創設したものです。

地域に育ててもらった私たちは地域にどう貢献できるのか、これからも新しい取り組みを行っていきたいと考えます。

9月より　順次発送開始