音楽用語で「指使い」の意味を持つこのキーは

不特定多の人が触れる様々な共有部分を自分の手指の代わりに使えるアイテムです！

▲ドワテならサムターンが回せます！※実用新案申請中。

ウィルス問題からマスク着用・ソーシャルディスタンス等、新たなルールやエチケットが生まれました。ドワテはウィルスとこれからも共存していく事を前提に、長期的に使用してもらうための製品づくりを目指しました。

新しいアイテムだからこそ、恥ずかしくなく煩わしくないように。

いくつかの病院に寄贈させて頂き、使用感やアドバイスを頂きました。

▼アドバイスを元に修正を繰り返し、コンパクトながら機能的な設計が完成。

▲ドワテを使いなれてくると、普段は気にしていなかった共有箇所が多く存在していた事に気付かされます。

キーケースにも収まるサイズ感です。真鍮の色合いが革製品ともマッチしています。

大きすぎず、小さすぎず対象物に指が触れない絶妙なサイズ感です。

製造に携わった《有限会社伊藤彫刻所》の伊藤 正敏は彫刻屋十五代目であり、ジュエリー学校を卒業。現在は最新の機械で自動車の部品製造や、食品機器製造、またルアー製作等、幅広く製造をおこなっています。

古くより伝わる知識と新しい知識が混ざり合い、ドワテは生まれました。高精度な加工機器を揃えてもそれを操作し調整する職人の技が伴ってなければ高精度な金属加工はできません。

①設計 3DCADによる試作設計とサンプル製作を何度も繰り返し、現デザインに。

https://youtu.be/nGaz3X_1RqA

②切断 三菱電機製のファイバーレーザー加工機で銅と真鍮の6mm厚の切断加工が可能に。当初、コストを抑えるのであればと炭酸ガスレーザー加工による3mm厚のサンプルもつくりましたが、厚みが薄いと力をいれる際に指が痛く日常使いには不向きとわかり、6mm厚加工に至りました。

https://youtu.be/SoapOpc0wzo

③切削 外周部分には立形マシニングセンタを採用。ドワテには厚みがあるのでマシニングセンタで細やかな加工が可能に。バリや傷がでないので、通常行うバレル研磨やヘアライン加工といった後処理の必要がありません。

https://youtu.be/Z1eIHXR5ExE

機械の仕事かと思われるかもしれませんが、一点・一点、細やかに切削しています。

仕上げがいらないドワテですが、宝飾の仕事もしている伊藤氏は使い手のために、バフ研磨しています。これは主に指輪の加工でおこなう作業です。なめらかな指通りはとても気持ちが良いです。

プラスチックやアルミではなく銅素材にこだわったひとつの大きな理由は銅の高い抗菌性です。銅イオンの微量金属作用には細菌類の抗菌効果があります。

2008年米国環境保護庁（EPA)により「銅や超合金は人体に有害な細菌を抗菌し公衆衛生に効果がある」と法的に認可されました。EPAが公衆衛生上実際に効果があると固体材料は銅が初めてです。

ドワテは、一般社団法人日本銅センターのCu STAR（シーユースター）マーク使用認定商品です。
同センターでは、銅の抗菌性を生かした製品にCu STARというマークを付けて、銅製品の普及に努めております。米国環境保護庁（EPA）が認めた60質量%以上の銅を含有する銅および銅合金材料やそれを用いた製品などを対象としています。
ドワテで使用している銅板は、銅の含有量が99.90%以上のタフピッチ銅と、銅60％亜鉛40％でできている銅合金である真鍮を使用しています。

病院への寄贈がきまり、皆様にも正しく製品をお伝えすべくCu STARマーク申請しております。

●細菌類にもすぐれた抗菌パワーを発揮

ウィルスと細菌を混合されている方も少ないかと思いますが別物です。

これから気温と湿度が上がると増えてくる嫌な細菌類に対しても驚くべき研究結果が出ています。

その培養実験では銅では15分、真鍮では30分で抗菌作用がみられました。ステンレスではこの効果は見られませんでした。

『銅』は道具を使い始めた人類が最初に利用した金属と言われています。古来より耐食性の良さと加工性の良さ、そしてその美しさからお金や取っ手、食器等みじかな物や神社仏閣の屋根や近代建築に銅の色彩や光沢が巧みに取り入れられ高級感がある雰囲気が溢れています。

銅はさびにくい金属の代表格です。
沈没船の中から数百年前の貨幣が発見されるのは、この特徴のおかげです。

優しい温かみのある輝きが魅力の銅と真鍮。経年変化による深い色合いや重厚感をお楽しみ下さい。

製造業の私達にも何か出来る事はないかと始まったMakuakeでのドワテ製作。国内の大学病院への寄贈が決まりプロジェクトを進める中、アメリカへの寄贈も決まりました。ドワテを引き合わせてくれたのは製造者の伊藤の友人であるN.Y在住指揮者・伊藤 玲阿奈（れおな）氏です。

ニューヨーク市内在住の玲阿奈氏も20万人以上の新型ウィルス感染者が集中し、厳重なロックダウンが2ヶ月以上続く中、ドワテを愛用しながら無事に過ごした一人。その便利さを知ってもらおうと、ニューヨーク近郊の自治体イングルウッド市に寄贈。同市はニューヨークから20分程の距離にあり、日本人も多く住む街です。今回の寄贈は玲阿奈氏がイングルウッド市の市長のマイケル・ワイルズ氏（弁護士としても有名。ブラジルサッカー界の大スターであるペレやイギリス人歌手のサラ・ブライトマン、大統領夫人のメラニア夫人などのビザや永住権取得を手がけてきた。）と親しい友人であることから実現。市長となって現在は新型ウィルスと戦っているワイルズ氏を応援しようと寄贈を決めた。寄贈されたドワテは市内の病院や老人ホームのスタッフなどに配布される予定となっている。

今後もさらに、国内外への寄贈・協力関係を築き、変化するウィルスに負けないよう、ドワテも皆様の声によりこれからも進化変化していければと思っています。

銅製品は酸化しやすいので、真空パックで包装しています。真鍮製のリングと共にお届けいたします。（※銅の場合も真鍮リング付属になります。）

江戸時代、主に江戸幕府や大名お抱えの刀の鍔専門工として活躍した伊藤正長が率いる武州伊藤派という装剣金工一派がルーツです。
伊藤派は江戸、小田原の金工師達と交流を重ね研鑽されたその華麗で精巧な作風で江戸時代中期から末期にかけて大いに繁栄いたしました。

伊藤派九代目当主（正広）の分家である伊藤大次郎は、廃刀令で刀の鍔の需要が下がったのを受けその鉄を刻む匠の技で煙管、根付、簪、等の様々な刀装具以外の装身具を作るようになりました。 そこから伊藤派伝統の鉄を刻む匠の技を脈々と受け継ぎ今日まで15代目を数えました。現社長である伊藤正敏は伊藤大次郎の玄孫になります。

現在の有限会社伊藤彫刻所は受け継いだ匠の技と多数の最新機器を融合させ部品加工、金型、刻印などの精密彫刻分野で幅広い活動をしています。
また最近では加工だけではなく、3Dスキャナやプリンタ、3Dモデリングソフトなどを駆使し開発、設計、研究などの分野にも活動の幅を広げています。

温故知新をテーマに楽しめるものづくりを目指しています。この度のドワテ製作で最先端の加工機器、またその高精度な機器を扱える職人技を改めて知り教えて頂きました。家にいる時間がまだ少し多いかと思います。予定より多めに加工画像と動画を載せてみました。普段製造している物とは違えども、「こんなミクロ単位の仕事がされているんだ！」と驚きました。あえて詳細に技術を見せてくださった社長様方に感謝です。#プチ社会科見学

Q.色が変わってきたのが気になります。

A.ドワテは銅の抗菌性に重視していますのでメッキ加工やクリアコート加工をしていません。経年変化によるアンティークを楽しんでいただければと思いますが、気になる場合は専用クリーナーやお酢を使用して拭いて下さい。

Q.長く使用すると抗菌性は失われますか？

A.銅及び銅合金は比較的容易に酸化して変色しますが抗菌性能は維持されます。北里大学病院で、数年経過した銅及び銅合金表面で抗菌効果が持続されることが実証されています。

Q.銅の青サビって毒ですか？

A.毒はないです！昭和の時代の理科の教科書や辞典に「有害である」記載されていて長い間、誤解されていたそうです。1981年から国の研究として「緑青の有害性」に対する動物実験が実施され、1984年厚生労働省が緑青の無毒性を一般に公表しました。その審美性に目を向けると大阪城の屋根や自由の女神像等、多くの建築物にも使用されています。