プリンターの横に積みたくなる箱「DOCKET PAPERS BOX」

職場やホームオフィスで当たり前のように使う「プリンター」
パソコンから簡単に印刷できる便利な世の中ですが、その利便性と引き換えに、人類は新たな問題に悩まされることになりました。
それが「プリンターに入り切らないコピー用紙がごちゃごちゃしてる」問題です。

500枚の束になったA4コピー用紙は、包み紙を開けた瞬間は美しいオブジェのように紙が揃って重なっています。
しかし多くのプリンターには開封したA4コピー用紙がすべて収まりません。
開けた瞬間に「余り」が発生し、開封してぐちゃっとした紙袋の中で、まとまりを失ってしまいます。
整然としたオフィスを目指していたとしても「視覚的なノイズ」として居座ることになります。

そんな些細な問題が気になり続けた私は、この度創業から６０年を迎えるパッケージの老舗企業「タマパック株式会社」さんのお力を借りて、利便性と美しさを兼ね揃えた収納ボックス「DOCKET PAPERS BOX」を開発しました。

A4コピー用紙がスッと取り出せる引き出し式トレイ

A4コピー用紙を収められるボックスは、収納できるかどうかだけに限れば世の中にたくさん存在します。
しかしながら、A4コピー用紙５００枚の束の分厚さにジャストフィットし、取り出しやすくなおかつ、プリンターへの補充もスムーズなものとなるとなかなかありません。
まずは下の映像を見てください。
可能であれば音ありで見てみてください。
マグネットの音まで気持ちよく、スムーズにコピー用紙にアクセスできる。
そんな箱に仕上がっているのがおわかりいただけると思います。

DOCKET PAPERS BOXでは私自身が日々の業務の中でサンプルを使い込む中で、気になったポイントを一つずつ解決して形になっていきました。

DOCKET PAPERS BOXは外側のボックス構造と、内部のペーパートレイ構造を組み合わせることで成立しています。
ただの箱にA4コピー用紙を入れるだけでは、中の用紙を取り出すことが難しく、４辺を覆ってしまうようなよくあるトレイでは、引き出す際に指が引っかかりにくかったり、トレイの中の用紙を取り出す際にもスムーズさに欠けました。

結果として生まれたのが手前の１辺だけをフラップ式にした引き出し構造。
設置された丸穴に指を通して引っ張り出せば、A4の紙束にすぐにアプローチすることが可能となりました。

また、引き出しのサイズは一般的なクリアホルダーが収納できるサイズに設定されています。

クリアホルダーのストック場所としてはもちろん、大切な書類の保存や、郵便物の保管場所としてもご使用いただくことが可能です。

引き出し部分は外側のパーツとは別パーツになっていることも、利便性を高めてくれる工夫のひとつです。
底面に貼り付いてしまった最後の１枚も、引き出してしまえば簡単に取り外すことができますし、紙の配置を変えたいときには引き出しだけを入れ替えてしまうことができます。

マグネットの感触が癖になる開閉トビラ

A4コピー用紙へのスムーズなアクセスを極めるために今回採用したのがマグネット式の開閉トビラ。
マグネットを少しだけはみ出させるような形で飛び出させつつ、フタ側のブリキで受け止めるこの構造は、製品パッケージを数多く手掛ける老舗企業「株式会社タマパック」さんのノウハウからご提供いただいたもの。
ぜひこの開閉の気持ちよさも、音ありの映像で確認してみてください。

段ボール素材の箱のフタの開閉は、段ボールパーツを隙間に差し込むような摩擦を使用したものが多いですが、マグネット式の構造は開閉時の感触も気持ちよく、なおかつしっかりと閉まってくれます。

このトビラの機構によって、内部に入れた紙の種類や包み紙の色合いを気にせずに、整然とした積み重ねを味わっていたくことが可能となりました。
マグネットの少し飛び出た構造と感触は、毎日の使い心地を一段上に押し上げてくれます。

スタッキングしてもズレない、台形構造とツメ連結機能

DOCKET PAPERS BOXは２段から５段程度のスタッキングを想定しているため、独特な台形の形状をしています。
アメリカで配達業者に広く使われる「収納箱」の形状をイメージとして用いながら、積み重ねをした際に左右にズレにくい構造を実現しています。

底面には左右２個所の「ツメ」を備えており、必要に応じて使用できるようにミシン目で引き出せるようになっています。このツメはDOCKET PAPERS BOX同士を積み重ねた際、上部２箇所に設けられた穴にハマるように設計されています。

このツメがスタッキングを行った際に、上段のフタの開閉や内部トレイを引き出した際にもつられて引き出されてしまわないように踏ん張ってくれます。

さらに、「DOCKET PAPERS BOX」の天板上は、左右に仕切りのあるトレイのような形状になっているため、クリアホルダーやあとで整理したい書類など、ちょっとしたものを置いておいても便利に使用できます。

商品の仕様

DOCKET PAPERS BOXはホワイトとブラックの２色展開となっています。
内部引き出しのカラーは外側と統一してセッティングしております。
お使いになられるスペースの雰囲気に合わせて、お選びいただければと思います。

その他のスペックについては下記をご参照ください。

開発ストーリー

「DOCKET PAPERS BOX」は、A4コピー用紙を活用できる文具に強い執着を持つ文具店「ドケットストア」が、商品パッケージ作りの老舗会社である「タマパック株式会社」様とタッグを組んで開発を行いました。

大阪府箕面市に店舗を持つドケットストアでは、通常の文具だけでなく、A4コピー用紙の活用に着目した商品のセレクトや独自開発を行い、販売しています。
ブログサービスであるnoteの記事はA4コピー用紙活用文具の記事だけでも３０万PVを超えております。

ドケットストアのA4サイズへの愛情は国内に収まりきらず、2024年2月にはA4サイズ発祥の地であるドイツのベルリンに到達。
A4サイズの故郷で、日本で育ったA4コピー用紙活用文具の展示会まで開催。
ベルリンの人々と交流を行いました。

旅の様子はこちらのリンク先のnoteにてご覧いただけます

A4サイズ発祥の地「ドイツ　ベルリン」で『日本のA4文具の展示会』を開催します！
https://note.com/tyari/n/nd970dfb78764

日本の文具屋が１０日間、ドイツとスイスを１００ｋｍ歩いてきた話
https://note.com/tyari/n/ne9a8ca9e6293

そんなA4コピー用紙LOVERな店主が、ドイツの文具店でみかけた段ボールのパッケージをヒントに企画したのが「DOCKET PAPERS BOX」です。
実は過去にもオリジナルでコピー用紙を入れる箱を作ったり、廃盤になりそうな既製品のA4コピー用紙として活用できるポテンシャルを見出して販売させていただいたり、プリンターの横でコピー用紙をキレイに整えつつ、すぐ使えるというバランスのとれた道具を追い求めてきました。

ドイツから帰国した直後に、パッケージの老舗会社であるタマパック株式会社様と偶然が重なって出会い、ドイツで買って帰ってきた段ボール箱をもとに商品開発がスタートしました。
この商品の使い心地の核となっている「マグネット式開閉トビラ」をはじめとする細やかな配慮の数々は、担当いただいた「原田 康弘」さんの業務用パッケージで培われた経験なくしては生まれませんでした。

ぜひ私達のこだわりにこだわり抜いた「DOCKET PAPERS BOX」を手にとってご使用いただければ嬉しく思います。

リターン一覧

タイムライン

よくある質問

Q： A4コピー用紙以外も入れられますか？
A： 収納可能です。

A4コピー用紙の収納に特化して作成をしておりますが、A4サイズのクリアホルダー（縦31.0×横22.0cm）程度までの収納が可能なため、そのサイズまでのものであれば収納可能となっています。

Q： 屋外で使ったり、水に濡れても大丈夫ですか？
A： いいえ。屋内の水気のない場所でご利用ください。

「DOCKET PAPERS BOX」は段ボールを素材としているため、水濡れや屋外での仕様には向きません。また、極端な湿気や乾燥は変形やそりの原因になるので避けてください。

Q： クレジットカードを近づけても大丈夫ですか？
A： 磁気カードなど、磁気に影響を受けるものはトビラに近づけないで下さい。

トビラの部分にはマグネットを使用しております。
腕時計などの精密機器に近づけると故障の原因になる可能性がありますのでご注意ください。

Q： 重いものも収納できますか？
A： 極度に重たいものの収納は、推奨いたしません。

DOCKET PAPERS BOXは段ボールを素材としているため、極度に重いものの収納には適しません。
スタッキングした際、上段にもA4コピー用紙の束（500枚）を収納した際も、底部のたわみがトビラの開閉を阻害しないように構造を作っていますが、長期にわたる使用状況ではたわみがひどくなることも想定されます。
A4コピー用紙の開封前の束など重たいものは最下段に入れていただくことを推奨いたします。