歯科用 絵カード

発達障がいの子を持ち、支援員としての経験も持つ現役歯科衛生士が作った”視覚支援のための「絵カード」”なので、伝わりやすく、治療内容に即したものになっています。

なぜ「絵カード」なのか

●「聞く」より「見る」ほうが分かりやすい

発達障がいの特性として、「耳で聞く」より「目で見る」ほうが伝わりやすい子がいます。そのため、福祉の世界では当たり前のように”視覚支援カード”が使われています。

落ち着いて治療に望めない子、極端に怖がる子、何度も治療内容を聞いてくる子･･･そんなお子さんが来院された経験を持つ歯科は多いのではないでしょうか。そのようなお子さんがスムーズに歯科治療を行うため、治療内容を絵で見せて伝える”絵カード”は効果的です。

●見通しが持てるので落ち着いて治療に望める

不安感の強いお子さんは、見通しを持たせてあげることが大切です。耳で聞いただけでは内容が伝わりにくいことも多いので、「絵」と「簡単な文章」で治療内容や流れを伝えることで、安心して治療に臨めることができるようになっていきます。

子どもも持ちやすいサイズ

子どもも持ちやすいはがきサイズ（154×210）

ラミネート加工されていますので、患者様ごとに清拭でき衛生的

利用方法

・診療前や歯科になれるための訓練の際に、「絵カード」を使い治療内容や歯科の道具、求められる動きを説明します。

・説明後はお子さんに渡します。

＊お子さんが手に持っていることで、治療中は自分で確認できるようになり、安心材料となります。

その他の活用方法

⚫ 次回の治療内容の説明に

⚫ 歯科未経験のスタッフへの育成ツールとして

治療で使う道具や流れを、イラストや簡単な文章で分かりやすく説明されているため、歯科治療の流れを理解しやすくなります。

FAQ

Q.発達障がいのお子さんなら、どの子にも有効ですか？

A.発達障がいといっても様々な特性を持つお子さんがいます。視覚優位なお子さんにとっては、目で見て伝える「絵カード」はとても有効的と言えます。

今回、発達障がいのお子さんの支援をされている「NPO法人Viewぷらす」のスタッフにもご協力いただき、専門的目線から見たアドバイスもいただきました。

Q.当院の治療の流れに即した「絵カード」の作成は可能ですか？

A.はい。ご依頼がありましたら、別途費用はかかりますが、貴院でお使いの器具をお知らせいただければ、イラストなどを作成しオリジナルの「絵カード」をお作りすることができます。

Q.対象は子どもだけですか？

A.視覚優位な発達障がいのお子さんにお使いいただくために開発されましたが、どなたにも分かりやすい治療内容の説明がされていますので、不安感の強い方や新人教育のためにもお使いいただければと思います。

スケジュール

2024年1月下旬　マクアケ掲載終了

2024年2月～　製造開始・順次発送

2024年4月末　お届け完了

リターンについて

・絵カード１セット（治療内容 8種類）オンラインセミナー付き

・オリジナル絵カード作成（治療内容3種類）　

・「絵カード」紹介ポストカード　（５枚）

・お礼メール

実行者について

・広島歯科衛生士専門学校を卒業し、小児歯科、一般歯科などで働き、現在はいくつかの歯科医院で歯のメンテナンスや診療補助をおこなっている。また、歯科衛生向けの「発達障がいについての基礎知識」のセミナー講師の経験もある。

・長女が発達障がいのため、将来を考えたときに”自立”のためにお世話になるであろう就労移行支援事業所に興味を持つ。どんな支援が行われているか知るため、実際に就労移行支援事業所で働いてみた。働く中で、親の願う支援を行うため、特性をもつお子さんの支援が行える事業所を立ち上げたいと思うようになった。娘が通っていた放課後デイサービスの代表に相談したところ、共に発達障がいのお子さんや、”自立”のためにサポートの必要な若者のための「フリースペースもなここ」を立ち上げることとなった。現在は歯科衛生士として働きつつ、「フリースペースもなここ」でも施設長として支援活動をおこなっている。

・子どもたちの支援に関わる仕事を始め、歯科にも支援が必要な子どもたちが来院することがあり、その子たちのために今の自分の立場でできることはないかと考え、今回の歯科視覚支援「絵カード」の製作を行うことにした。

・製作に当たっては、「かやしま歯科」様や、「あさの歯科」様、「NPO法人Viewぷらす」様など歯科医や心理士、作業療法士など様々な分野の方たちのご協力いただきました。