まだ食べられるのに捨てられる予定だったパンから生まれたクラフトピルスナー。

シンガポールのフードテクノロジー企業CRUSTグループのピルスナーが日本初上陸！日本国内のフードロスパンを使用したサステイナブルなピルスナーの先行販売となります。豊かな香りと軽やかで香ばしい後味が特徴です。日本アルプスの天然水を使用したこのピルスナーは美味しいだけではなく、飲む事でSDGsに貢献することができます！

写真のラベルデザインは変更予定です。 今回日本で初ローンチするにあたり、日本版オリジナルラベルを作っております！

現在、世界では生産される食料のうち、約3分の1が廃棄されています。廃棄は食品の無駄になるだけではなく、食品廃棄・フードロスによって温室効果ガスが排出されます。食べ物を無駄にするという事は、食品を作るために使ったエネルギーを無駄にするだけでなく、廃棄するためにさらにエネルギーを使い、温室効果ガスを排出し、地球の温暖化を促進することにも繋がっているという事なのです。日本国内に目を向けるとその量は年間約33億トンと言われており、中国、アメリカについで3番目に多いことになります。

環境省によると日本では、食品ロスが年間1900万トン排出されています。それだけではなく驚くことに、その内の900万トンが消費期限前に破棄されているのです。

このように日本でもかなり深刻な問題となっているフードロス。特に廃棄されるパンは多く、日本でも年間かなりの量の「まだ食べられるパン」が廃棄されている現状があります。CRUST PILSNERは日本国内の工場から出るパンの端材を原料にして作られました。 世界中の多くのパン工場からは、今日もまだ食べることができるパンの中から製造工程でロスが出ています。このようにロスとみなされたパンは主に燃料にされたり、肥料にされたり、廃棄されています（ダウンサイクル）。

CRUSTは独自の技術により、このようなパンをダウンサイクルするのではなく、おいしいピルスナーに変えることで、食品ロスを減らし、”もったいないを価値に”変えること（アップサイクル）ができます。

CRUST PILSNERを手に取っていただく事でみなさんそれぞれがSDGsに貢献することができます！フードロスと気候変動に対して、みんなで具体的な行動を起こすこと、それがこのプロジェクトの目的です。

CRUSTはシンガポールを拠点とする食品ロスをアップサイクルするフードテック企業です。2019年に設立され、2030年までに世界の食品廃棄物を1%削減することをミッションとしています。まだ食べられるのに捨てられる予定だった食材をおいしい商品に変換することで、循環を推進し、持続可能性を高めることを目指しています。

シンガポールではフードロスのカボチャやキノアからエールビール、バゲットからピルスナービール、みかんやパイナップルから炭酸飲料等の様々な余剰食材のアップサイクル商品を生み出し続けています。

食品廃棄物を減らすこと。そして、それらをビールやサイダーなどのおいしい商品にアップサイクルすることの両方を責務としています！

私たちのSDGsアクションは、#2（飢餓をゼロに）、#12(つくる責任 つかう責任)、#13(気候変動に具体的な対策を)、#17(パートナーシップで目標を達成しよう)です。

写真のラベルデザインは変更予定です。 今回日本で初ローンチするにあたり、日本版オリジナルラベルを作っております！

創業者のトラヴィンは、利益を得るだけでなく、資源を有効に活用し、食品の無駄や損失の解決策を見つけることに主眼を置いた、価値ある会社を作りたいと思っていました。これは、彼の母が夕食の残り物を翌日の食事に取り入れていたことから、無駄を抑えるという考え方を持っていたことに由来しています。

トラヴィンはしばらくの間、ビールを自家醸造し、ビールの起源について多くの研究をしました。パンの使用がビールを作る最も古い製法の一つであることを知り、さらにパン屋やスーパー、小売店が余ったパンや食べられるパンを毎日捨てていることも知りました。これがエウレカの瞬間でした。トヴィンは自宅でさらパンビールを試作したり、カリフォルニアの醸造所を研究訪問し、2019年4月にCRUSTグループを立ち上げました。

初期の段階では、パン屋さんやスーパーにCRUSTのアイデアに賛同してもらうのが難しく、20以上のパン屋さんにメールを送って、返事があったのは1社だけでした。また、CRUSTグループを立ち上げたとき、人々は私たちが何をしているのかを理解するのが難しかったようです。食品廃棄と食品ロスを混同していて、他の人が消費したり使用したりした食品をビールに変えていると思っていました。実際には、使われず、売られずに余ったパンをビールにしていたのです。

今では少しずつこのような活動が認知され、多くの生産者や工場、ホテル、スーパーマーケットなどと協力して活動の幅を広げています。2021年現在、シンガポール、日本、ベトナムの３つの国の14人のチームメンバーが力を合わせてSDGsへの貢献に取り組んでいます。

今回のピルスナーのプロジェクトには70キログラムのフードロスパンを使用します。 3キログラムの食品ロスからは23キログラムの温室効果ガスが発生し、地球温暖化の大きな原因の一つになっているので、今回ご用意するリターンがすべて応援購入いただければ約537キログラムの温室効果ガスを削減することになります。地球温暖化は今、私たちの環境が直面している非常に深刻な問題なので、これは非常に大きなことです。

2020年より日本でもフードロスを無くす為の活動を始めたCRUSTが、商品の開発以外の方法でもフードロスについて知ってもらうために、東京の「坂乃裏路地亭 やさいと」にてゼロウェイスト・レストランというイベントを行いました。CRUST PILSNERや廃棄されてしまうはずだった食材でのフルコースによる1日限定のスペシャルイベントの様子をご覧ください！

左から株式会社CRUST JAPANのGeneral Managerの吉田 紘規、DirectorのJim Huang、ゼロウェイストレストランにご協力頂いた(旧)「坂乃裏路地亭 やさいと」を運営する鈴木規之総料理長。

2020年12月に行われたゼロウェイスト・レストランのビデオ↓

https://drive.google.com/file/d/1sckqFoca6c-Pma4e_9UuxQiYP9c8tT-g/view?usp=sharing

今回のCRUST PILSNERだけではなく、日本国内のまだ食べられるのに捨てられる予定のみかんやパイナップルから生まれるフレッシュな炭酸飲料や、ビールを作った後の麦芽の搾り粕から生まれるパンケーキミックス等の様々な美味しくて環境に優しいアップサイクル商品が登場する予定ですので、乞うご期待下さい！

今回ご支援いただいた資金は、日本国内のフードロスをより多くのアップサイクル食品、飲料にしていく為の設備購入資金に割り当てさせていただきます。

これからも、ビールだけではなく、炭酸飲料やパンケーキミックスなどの様々な商品を国内のフードロスから生み出していく予定です。おいしいとSDGsへの貢献を両立した商品の誕生にご期待頂けるととても嬉しく思います。

2030年までに世界の食品ロスを1％削減するという私たちの使命に、ぜひご参加ください！

www.crust-group.com