2022年5月、京都府福知山市の銀行跡地に、新たなクラフトビールブランド「CRAFT BANK（クラフトバンク）」 が誕生します。CRAFT BANKは、丹波地方の素材などを生かした、豊かなフレーバーが特徴のクラフトビール。

また、CRAFT BANKが醸造所として構える銀行跡地のビルには、たくさんの人たちが集う、ブリューパブやコワーキングスペースなどの併設を予定している。

創業者でブリュワーでもある、羽星大地と庄田健助の合言葉は「ビール片手に、なんかやろう。」オリジナリティ溢れるクラフトビールを片手に、新たな出会いや活動のキッカケづくりとなる空間を目指している。

※右：羽星大地（株式会社CraftBank CEO / Brewer）、左：庄田健助（株式会社CraftBank CFO / Brewer）

はじめまして。株式会社CraftBank の羽星大地です。「CRAFT BANK」は、私羽星大地と庄田健助の二人で立ち上げる、新たなクラフトビールブランドです。

私たちは、2019年からブランドの立ち上げ準備を進め、宮崎県の「ひでじビール」でのビール修行を経て、自分たちの手でゼロから銀行跡地をリノベーションをしながら、CRAFT BANKを作っています。そんな私たちの想いを、まずはお話しさせてください。

私たちが目指すのは、“DRUNKABILITY（ドランカビリティ）” なビール。この、“DRUNKABILITY” という言葉は、DRINKABILITY （飲みやすい）と DRUNK（酔っ払う） を組み合わせた、僕たちの造語です。

味の個性を楽しみながらも、何杯でも飲めてしまうクラフトビール。そんなビールを飲むことで、年齢や国籍や立場の壁を超え、みんなが打ち解け、新しい化学反応が起きたらいいなと思っています。この“DRUNKABILITY（ドランカビリティ）”という言葉には、私たちのそんな想いが込められています。

CRAFT BANKは、６種のクラフトビールの販売からスタートします。

本格王道の「LAZY IPA（レイジーアイピーエー）」の他、丹波栗を原料にした「KURI GOLD（栗ゴールド）」、大粒の丹波の黒枝豆を使った「KUROMAME BLACK（黒豆ブラック）」など、フレーバー豊かな商品ラインナップとなっています。

CRAFT BANKの特徴である、丹波地方の素材を活かしたビールづくりについてご紹介します。CRAFT BANKでは、原材料の一部に自家製ホップを使用したビールの製造も予定しています。この自家製のホップは、福知山の農家、ミヤサイさんの協力の元で作られます。私たちは、今後、ミヤサイさんとの共同農園で作られる「自家製ホップを摘むワークショップ」などのイベントも定期的に開催していきたいと考えています。

※写真：ミヤサイさん

CRAFT BANKの代表的商品である「KURI GOLD（栗ゴールド）」は丹波栗を使用します。丹波栗は、古くは朝廷や幕府に献上されていたほどのもので、現在でも市場で高く評価をされている栗の品種です。

※写真：奥田 友昭さん（くり社長）

「KUROMAME BLACK（黒豆ブラック）」に欠かせないのが、丹波黒枝豆。丹波特有の粘土質の肥沃な土壌と朝晩の霧に包まれて育つ黒豆は一級品です。この高級黒枝豆から作られる、KUROMAME BLACK（黒豆ブラック）は、濃厚でコクのある甘みのあるクラフトビールです。

※写真： 野村 幸司さん（京の丹波野村家）

CRAFT BANKのビールづくりは、地元の農家の方々のアドバイスやサポートによって、成り立っています。最初は限られた一部の素材や数量の扱いですが、CRAFT BANKの成長と共に、丹波地方の素材の魅力を活かしたビールづくりを目指しています。

理想のビール造りの技術を求めて、私たちが向かったのは、宮崎県延岡市にある、宮崎ひでじビール。宮崎ひでじビールは、ワールド・ビア・アワード2017で世界一位に評されるなど国内外の賞を多数受賞する、日本を代表するクラフトビールブランドです。

そんなクラフトビールの聖地で、私たちはビール修行を行いました。「酵母の自家培養技術」「煮沸効率の上がる設備設計」「分解洗浄や蒸気による徹底的な衛生管理」・・・。設備から手順まで、美味しく安定したビールを作るための方法の全てを、ここ宮崎ひでじビールで学んでいます。

宮崎ひでじビールで学んだのは、ビールの製造技術だけではありません。永野社長から地域コミュニティのあり方について、たくさんの指南をいただきました。「まちづくりを成功させるためにも、ビール屋を失敗してはならない。」そんな永野社長の言葉を胸に、僕らはビールづくりに励んでいます。

CRAFT BANKの施設は３階建てになっています。１階にはクラフトビール の醸造所に加えて、クラフトビールなどを楽しめる飲食店（ブリューパブ）を併設します。銀行時代に使われていたカウンターを再利用したバーカウンターや、金庫室を活用した個室のVIPルームなども計画しています。

※写真： 改装中の醸造所 / ブリューパブ

２階と３階は、コワーキングスペースやイベントスペースとして活用する予定です。集まった人たちが出会い、新たなビジネスやコミュニティが生まれる、そんな場づくりを目指しています。

※写真：現在改装中の CRAFT BANKの外観 / 内観

屋上からは、福知山市内が一望できる景色になっています。この屋上では、ビール片手にバーバキューをしたり、ビール片手に映画を見たり、そんな、みんなが集える場所にしたいと思っています。

Makuakeで支援いただいた資金は、新商品の商品開発や設備投資のために使いたいと考えています。そこで、最初につくる6種類のクラフトビール を、リターンとしてお届けします。商品は「KUROMAME BLACK（黒豆ブラック）」「LAZY IPA（レイジー アイピーエー）」「KURI GOLD（栗ゴールド）」「AZUKI RED（小豆レッド）」「YUZU PALE ALE（ゆずペールエール）」「BLUEBERRY SOUR（ブルーベリーサワー）」の６つ。

※賞味期限：製造より2ヶ月（直射日光を避け、10度以下で冷蔵保存）。

また、CRAFT BANKのキャラクターグッズも多数ご用意しています。キャラクターを描くのは、世界でも活躍するアーティストの大河原健太郎氏。キャラクターのモチーフは銀行強盗。これは、私たち２人がバールを持って銀行を解体している姿がまるで銀行強盗のようだったことに由来しています。

そんなオリジナルキャラクターがデザインに施された、Tシャツや貯金箱などのグッズはビールが苦手な方にも楽しんでいただけると思っています。

今回、Makuake支援者限定で販売開始より1年間、毎月CRAFT BANKのビールセットなどが届く、宝くじを実施いたします。購入リターンに「CRAFT BANK宝くじ」という、お得な抽選クジが含まれたプランを多数用意してます。当選者には、購入リターンに加え、ビールセットのお届けなど、お得なプレゼントの発送を予定しています。

※プレゼントの総額は、応援購入総額の2％相当を予定。

CRAFT BANKの醸造所には、ビール醸造に必要なタンクが設置されます。今回、Makuakeを通してご支援いただいた皆様全員のお名前をローマ字にてタンクに印字させていただきます。

※画像：印字イメージ

また、Makuakeでご支援者いただいた方々には、オープニングセレモニー（オンライン予定）にご招待いたします。僕たちの想いと共に、オープンしたてのCRAFT BANKの全貌をご紹介したいと思ってます。（クラウドファンディング終了後にMakuakeを通じてご連絡いたします。 / 2022年5月頃実施予定）

※「CRAFT BANK宝くじ」の当選者発表・詳細発表も、このオープニングセレモニーにて発表いたします。（当選者には、後日Makuakeを通じても別途ご連絡いたします。）

今回のプロジェクトを通じて頂いた資金を使って、私たちが本当に求める〝DRUNKABILITY（ドランカビリティ）の高いビールを醸すために必要不可欠な、大きく3つの取り組みを実現させたいと考えています。

まず「蒸気を使った衛生管理に必要な設備の導入」。そして「衛生的なラボ環境の整備」。最後に「酵母の自家培養に必要な設備の導入」することです。それぞれの取り組みの詳細については、以下ご説明いたします。

少し専門的な話ですが、ビールは、製造および流通過程において、様々な外的環境の影響を受けて風味が変わってしまう非常に繊細な飲み物です。

私たちは宮崎での修行の間、湿度が高く、空気中の細菌などの外的要因の影響を受けやすい日本で、安定して美味しく、フレッシュでDRUNKABILITY（ドランカビリティ）の高いビールを醸すためには、外的要因の影響を極力少なくすることと、ビール作りの肝となる酵母の働きをコントロールすることが必要不可欠だということを学びました。

そのために、私たちは、蒸気を使って製造ラインを高温にすることで衛生的な製造環境保ち、酵母を常に新鮮な状態に保つため、外的環境の影響を受けない場所で、酵母の自家培養に取り組みたいと考えております。

これらの取り組みをしなくても美味しいビールを作ることは充分可能なのですが、さらに一段階上の私たちが理想とするビールを皆様に楽しんでいただくためには、妥協はしたくありません。

しかし、そのためには一般的にビール作りに必要とされる施設・設備に加えて、様々な投資が必要となります。そこで、今回のプロジェクトを通じて皆様から頂いた資金を使ってこれらの取り組みを実現し、皆様に妥協のない、美味しいビールをお届けしたいと考えております。

尚、本プロジェクトでは、頂いた支援金額の総額が増えるほど、取り組む内容が増えるストレッチゴールを採用しています。最低目標を達成した場合でも、次のゴールに向けて、引き続き支援をお願いすることとなります。

私たち、羽星と庄田の出会いは2019年。それまで、二人は同じクラフトビールの想いを、東京と福知山という違う場所で思い描いてきました。

私 (羽星) は、20代の社会人生活の多くを日本IBMというIT企業で過ごしました。東京での仕事に充実感を感じながらも、少しづつクラフトビールへの想いが強めていました。仕事仲間と飲んだブリューパブ。そこで飲んだクラフトビールに、居酒屋でよく見かける “とりあえずビール” とは違った、自由で前向きな雰囲気を感じたことがキッカケでした。

ビール特有の人と人をつなぐ感覚。ビールを挟むことで、恥ずかしげなく目標や夢を話せる空気感。そして、自由な発想でどんどん生み出される、多種多様な風味もクラフトビールの魅力だと感じました。

クラフトビールを自らの手で作ると決意し、その場所として選んだのが、生まれ故郷の福知山です。「福知山で理想のクラフトビール をつくり、理想の場所を作る。」これが私の思い描いた第二の人生でした。

「ビール屋になりたい。」という夢。

もう一人のブリュワーである庄田健助は、地方再生の事業に約10年間携わってきた経歴を持っています。福知山などの様々な地域で、シャッター商店街に様々な個人商店を誘致し、多くのお店づくりをサポートしていました。

そんな日々を過ごす一方で、庄田には、ひとつの忘れられない夢があったと言います。それは、学生時代にひそかに想い描いていた「いつかビール屋になりたい」という夢。

庄田は、2019年にはクラフトビールを学びに、本場のサンディエゴとポートランドのブリューパブを巡る旅に出ました。

ビールやサワーなど多様性のあるビールカルチャー。コミュニティ作り出すブリュワリーの自由闊達な空間。ビールを片手に多種多様な人が、時に笑いながら、時に真剣に、語り合う雰囲気にエネルギーを感じ、庄田の中でも少しづつ、目指すべきブルワリーの輪郭が見え始めていました。

二人のブリュワーの出会い。

別の場所でクラフトビールの想いを強めていた私たちは、知人の紹介を介して2019年に出会いました。「美味しいクラフトビールを福知山で作りたい。」そして「クラフトビールを通して、新たなコミュニティを作りたい。」そんな共通した想いから、私たちはすぐに意気投合しました。そしてこの日から、二人の挑戦が始まりました。

そんな私たちの、ビール作り、コミュニティ作りを応援・ご支援していただけると嬉しいです。

片伯部智之さん（宮崎ひでじビール 醸造責任者）

羽星君・庄田君達が、ひでじビールに来社し、「僕達もクラフトビールで地元を盛り上げたい、地元京都でクラフトビールが造りたい」と、飲みながら語った時から、実現に向けて行動し、弊社ひでじビールに2ヶ月間という長い研修を受け、ビールの基礎となる事をしっかり学びました。そこから、いろんなブリュワリーに出向き、情報収集や勉強をし、得た知識を、しっかりと醸造に繋げ、美味しいビールが出来る事は、間違いないと思います！CRAFT BANKに、お客様がいっぱい居て、楽しそうにビールを飲んでいる姿が目に浮かびます！これからも、楽しみながら、美味しいビールを醸造して下さい。

羽星大地（株式会社CraftBank CEO / BREWER）

京都府福知山市生まれ。大学卒業後、日本IBMに入社。クラウド事業本部の営業として大手金融機関様を中心にDXの推進に従事。2020年にUターン移住し、自らの故郷で、クラフトビールをきっかけとして、前向きに何かに取り組んでいる人が集まる場所をつくるため、2021年にCraftBankを設立。ブリュワーの他、同社のCEOを務める。

庄田健助（株式会社CraftBank CFO / BREWER）

兵庫県尼崎市生まれ。北海道大学で建築及び都市計画を専攻。卒業後、大阪の都市計画シンクタンクに入社。福知山を含め関西圏の様々な都市で中心市街地シャッター商店街のリノベーションを行う。2015年に独立し、福知山で株式会社Localizeを創業。その他一般社団法人福知山ワンダーマーケットの代表理事などを務める。2021年に羽星とCraftBankを設立。ブリュワーの他、同社のCFOを務める。

CRAFT BANK 店舗情報

・住所：京都市福知山市南本町264-5

・アクセス：JR福知山駅より徒歩約5分

・営業時間：17:30 - 23:00